蒲田のお洒落お蕎麦屋さん。
お洒落系のお蕎麦屋さんもいろいろあれど、この可愛さは際立っている。
デートで連れてきたら女子ウケ間違いなしですよ〜♡
ってこんな蕎麦浸りオヤジな私に言われても説得力ないですね(笑)
でもホラ、めっちゃめっちゃカワイイでしょ!?
不思議の国のお蕎麦屋さん?
注文の多い蕎麦店?
南林間にあった頃のお店も可愛かったけど、この蒲田のお店は初めて。
ワクワクするなあ〜
艶のない素朴な木の質感に包まれるような空間。
そこに北欧調のヴィヴィッドなポイントカラーが効いている。
打ち場も一体感!すごい設計だなあー
そしてあの打ち場に置いてあるのは、もしやアレですね?
個人的にはどうしても、かつて湯島にあった「古式蕎麦」を思い出さずにはいられない、鰹節削り器!
この壁紙もめっちゃいい。
大胆オシャレがうまい♡
北欧柄ファブリックのスツールは、おしりに寄り添ってくれるカタチで座りやすい。
随所に研ぎ澄まされたお洒落心が感じられるテーブルコーディネート。
予約の電話がオートリザーブでの受付で面食らったが
メニューのオーダーも全てQRコードから。
手打ち蕎麦屋さんでは珍しい。
スマホ画面はこんな感じ。
オーダーはスマホからでも紙のメニューがあるのは助かる。
おつまみ類が楽しい〜センスいい〜
私はメニューを見た瞬間の把握力と決断力にだけは自信があるので(笑)
食べたいものはもう全部決まったぞ! (≧∇≦)
お蕎麦メニューも写真付き。
ぶっかけは自分でごんごん乗せるの?楽しいじゃないか!!♡
お酒も各種揃ってます。
日本酒は90ccとか100ccサイズなので「酒量だけは小鳥」の私向き?
「いちごと春菊の白和え」
いちごも春菊も白和えもトップクラスに大好物なので飛びついたメニュー。
結構甘めな味付けでお菓子みたい〜
「新ごぼうの天ぷら」
これが絶品!!
美味しいだろうなと期待はしていたが、目がかっ開くほどの鮮烈なごぼうの香りと衣の美味しさに感激。
この軽いけど香ばしくて味わいゆたかな衣、
いやーお見事!
「牡蠣の天ぷら」
運ばれてきた瞬間に嬉しくってジタバタしてしまいました。
写真では分かりづらいかと思いますが、これ、めっちゃめっちゃ大きくて立派な牡蠣なんです!
すっごーい! (♡∇♡)!
大きいから大味、ではなくクリーミーで味も濃厚、揚げ方も最高。んふふふ〜♡
楽しみ!!
お湯沈みタイプってこともあって香りはおとなしいけれど、
心を研ぎ澄ませて感じると素晴らしい青いフレッシュな香りがほわああ〜と漂ってきます。
質感は微粉でもちっねちっとしているけれどベタベタ感はなく、
なめらかなつるんとしたモチ感が、言葉の印象は良くないがちょっとガムみたいな珍しい質感。
この食感いいなあ〜♡
「もりそば」
おーっ
朱塗りの根来っぽい盆に、この笊。
やっぱりセンスがブチ抜けてます〜!
写真ではわかりづらいですがこの笊、かなり小さめで高台つき、そしてお椀のように深いんです。
蕎麦食べすぎて31年、それこそたくさんの笊を見てきたと思うが、こんなの初めて見ました。
食べ終わった後に横から写真撮りました。
風情も存在感も素晴らしい笊。
ああ世界に自慢したい景色。
笊が小さいのでそう見えないかもしれませんがかなりの細打ち。
香りはこれもおとなしめだけれど、とても綺麗な青い野生を感じます。
北海道蘭越や群馬赤城の蕎麦粉を使用とのことですが、ん〜これは赤城っぽいなあ〜♡
質感がまたとても良く、繊細な細打ちの束感が口中で心地よく、
ことさらではないやさしいギリギリのコシが絶妙!
香り同様味わいもすっきりめだが、この質感がとにかく素晴らしい。
蕎麦湯はなかなか濃厚でおいしい。
蕎麦粉の良さが感じられ、しみじみ浸るひととき。
オートリザーブとかスマホオーダーとか
昭和世代としてはその「新しさ」に落ち着かなさを感じなくもないが
蕎麦屋としてはユニークな、こんな手打ち蕎麦屋さんがあるのも、
素晴らしいことだと思う。
左のカップルはアプリで知り合って今日が初デートだそうだ。
可愛いお店を選んで大正解、楽しそうでよかったねえ〜(≧∇≦)
その横で、メニューのぶっかけ蕎麦の小さな写真の、具材ひとつひとつが知りたくてガン見する私(笑)。
蒲田の夜が、更けてゆく。
〈bd8s8〉