以前も手打ち蕎麦屋さんだった場所に、
去年生まれたお蕎麦屋さん。
店名の「柿の木」は、ここからすぐの地名からとったのだろう。
駅近、緑道沿いの気持ちのいい場所に
物語の始まりそうな階段がある。

この建物、この階段のデザインのせいで
なかなか良いムードがありますねえ〜
(ちなみにこのビルはその名もニューヨークコーナー! ( •̀ .̫ •́ )✧)
お店はこの階段を登った2階にある。

キリッと清々しい暖簾をくぐると、
入り口すぐ脇の蕎麦打ち場前に、心躍る張り紙が。


キャ♡
福井在来種だあ〜!
さてどっちかな? (≧∇≦)
開放感のある大きな窓のある空間。
緑道の緑にそのまま染まるような気分になる。
ご繁盛で窓を入れた全景は撮れなかったので
緑を背景にしたメニュー写真をお楽しみください。

おっほ〜!
昼からしっかり飲めちゃうー♡危険ー♡
しかし今日はこの後があるので
愛は蕎麦粉に集中させまして、
とりあえず「手作りそば豆腐」と〜

うふ。もちろん「せいろ」でお願いします!

「手作りそば豆腐」

見た瞬間、少ない・・・と思ってしまった蕎麦大食いの私 (^^;) 。
(今日は仲良しの蕎麦好きガールと来たので
お店の方であらかじめひとり分ずつ盛ってきてくれました)

量はちょっと寂しかったが
素朴な洗練を感じる姿が大変美しい。
見た目の通り、クリーミーな質感、
そしてナニコレおいしい〜!!
私は味覚の中でも苦味という味の成分が大好きなのだが
これはなんと結構苦味のある蕎麦豆腐。
韃靼蕎麦にも通じる苦味で
蕎麦の穀物らしい風味も感じられ
いやー、見た目からは想像しなかった美味しさでした〜♡
「せいろ」

ウワー・・・
美しさに思わず固まる私。
青絵描きの磁器、木の器、
そこに盛られた蕎麦の肌の美しいこと!!
自然光の下眺める蕎麦はいつも美しいが、
そこに緑があるとなおさら美しく見えるのは何故だろう。

粗挽きの震える輪郭線。
浅黒い素朴な肌は、
ちょっと熟成の蕎麦のような不思議な透明感がある。
箸先から香りを寄せると、
ムワァ〜〜とずっしりたくましい香りプラス、
笹とか畳のようなシャキッとさわやかな野生がある。
いいですねえーー!
噛み締めた質感はやや輪郭線硬めで
噛むとすこしネチッとした質感を感じる。
たくましさが強いので私の舌では福井らしさはあまり感じ取れなかったが
滋味深さもあり美味しい。
うん、このお蕎麦、意外とありそうでない、
見た目と味のバランスかも!
蕎麦汁はかなり甘めで、
酸味も出汁も強いもの。
例によってついお蕎麦に夢中になりすぎて
一度もつけて食べることができなかった大悪党の私だが
このガッツリした蕎麦汁は、ここのお蕎麦に合うんだろうなあ〜
おしゃれエリアの都会的なお蕎麦屋さんだが
気取った感じではなく自然な雰囲気なのがとてもいい。

夜、ポテサラと塩辛と牛すじ煮で一杯、ってのも楽しそう! (≧∇≦)
欲を言えば前やっていた
「柿の木混ぜ蕎麦」
是非復活させて欲しいなあ〜♡
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