西の蕎麦の中でも特に大好きなお店が、和歌山にある。
オーシャンアロー号よ、
私を「そば切 徳」に連れてって!
ジャジャジャーン
屋形町の交差点裏にあるお店は、
普通の住宅を改造したさり気ない外観である。

ジャジャジャーン
飾り気のない店内は、工房のように地味である。

ジャジャジャーン
そして「そば切」は、もうどうにもこうにもたまらなく
素晴らしいのである!!


なんというかぐわしさ。
なんという恍惚の世界。
香りを寄せずとも、こんなにも香ばしく深く、美しく香ってくれることの嬉しさ。
口いっぱいにひろがる、もうもうもう、泣けるほどの味わい深さ。
ただただ、おいしい。
私はあなたに逢いにここに来たのだ。
偶然なのか、
何度来ても空いているのが驚きであるが
いかにも真面目そうな店主はいつでも忙しげに
製粉やら仕込みやらに集中している。
店内から厨房は見えないので
石臼の轟音?を聞きながら
蕎麦と二人きりになる夜。
私は何度でも、この蕎麦に逢いにここに来よう。

愚庵系のお店で出会える「そばせんべい」。
私は「そば切 徳」のが「特に」スキ!