日本思想史、特に武士道が専門の学者である私の父(小池喜明)が、
著作の一冊「幕末の武士道」でお世話になった出版社「敬文舎」さん。
そこから「蕎麦と山の本が出た」と聞いて、エッ私?と思ってしまいました(笑)。ジャンル被ってますよね〜石丸謙二郎さん!
正確には「山と蕎麦の本」ではなく「山の本」と「蕎麦の本」それぞれ一冊ずつ。
蕎麦本の方は、拙著「蕎麦こい日記(飛鳥新社)」のような偏った蕎麦愛爆発暴走系ではなく、
いろんな食べ物についての楽しいエッセイでした。
その中に「蕎麦好きに年配者が多いのは、蕎麦は美味しさを理解するのに時間がかかる食べ物」とあり、
人生の初期から蕎麦の香りに溺れ続けてきた私には、
そうか一般的には確かにそうなのかも、私はやっぱり蕎麦虫とか別の生き物なのかも、
とちょっと可笑しくなりました。
そしてお蕎麦のことを
「穏やかなスローモーションのように、気の長い催眠術をかけるように伝わってくる美味しさ」
というあたりは恋人を褒められているような、嬉しくなる名文と思いました〜(≧∇≦)
ちなみに本と一緒に写ってるのは、この間銀座のNAGANOで見かけて買ってみたお蕎麦。
今日ジムに行く前に食べる予定v