2022年02月09日

外苑前「しろう」



外苑前駅と表参道駅の間くらい。

こーんなおしゃれエリアに、
突然ドンと現るこの景色。

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古き良き日本文化を愛する私としては
もうこれだけでシビレる!!
しかもそれが手打ち蕎麦屋さんだなんて
もう涙が出そうに素敵、素晴らしい、嬉しい!!(T_T)♡


植え込みの緑が効いてますよねえー
どこをどう突いてもカッコイイ外観。

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センス抜群。
幽霊みたいな「そば」って字がまたニクいなあ〜!



店内に入るといかにも古民家らしい階段がある。

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席は結構空いているようなのだが厨房は大忙しらしく
一人の店員さん(お店の奥さんかな?)が飛び回っている。



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私は扉の外で待つように言われ、
30分ほど待ってやっとカウンターに座ることができた。
(寒かった・・・ )

外でしっかりお勉強してきたので
もう頼むメニューは見なくても言えます! (≧∇≦)

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うふふふふーーー!!
「せいろ」と「十割せいろ」は絶対です♡
その他おつまみもいろいろ美味しそうなのでワックワク!!

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アルコールは日本酒をはじめ、ワイン、焼酎、ウイスキーなどなど。
日本酒は北から南まで揃っている。
飲んだことないものもあって気になる〜

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まずはメニューをみて一番に気になったこちら。

「出汁トマト」

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う、美しい・・・!
これはメニューそのものがいい、食べる前から大絶賛。
アイディアがよい、見せ方も巧い。
こんなの美味しいに決まってるーー!

案の定、澄み切った出汁と薄味が美味しい〜
スプーンで出汁を飲みながらみずみずしいトマトを食べる幸せ。
トマトの美味しさを最大限に美しくした感じ!!



「自家製そば豆腐」

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これまた、器と食材の色がぴったりと合わされて
完璧な調和、景色となっている。
綺麗だなあ〜
ただ味の方は、お蕎麦の味と香りがほぼしない。
実はそれはよくあることでもあり、
その代わりに胡麻とか豆乳っぽい味とかになっているものも多いのだが、
こちらはほとんど無味、無香。
冷たくてねっとり、やわらかくて、
私は普段「和の甘い味付け」が苦手なのだが
ここのそば豆腐に限っては甘辛タレと薬味の味で
美味しく食べられた。


「そばがき」

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1460円ですからなかなか高級なそばがき。
かすかに浮かぶ赤や褐色のホシに胸がときめきます〜♡


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まず出会う、素朴なかぐわしさ。
ちょっとネパールのディロ(そばがき)にも似た素朴感で、
よくあるムワァ〜とたくましいのとも違う、
すこし甘さも含んだ原始の穀物の香りのイメージ。
口に含むとねっちりねちょっとして粒感もあり
つき切れてないお餅のような食感がユニーク。
それでいてふっくらした軽さもあるのがいい。
味わいはじわっと濃くて美味しい!



「天せいろ」

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エリンギ、パプリカ、なす、かぼちゃ、さつまいも、大きな海老!
なんと言ってもこの海老が大きくてぷりっぷりで美味しい♡
衣は薄いけど結構油しっかりでボリューム感のある天ぷらだ。




これだけ美意識の高いお店なので
さぞかし美しいだろうなと期待はしていたが
やはり、その美しさは私の心を奪い去った。


「せいろ」
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あまりの美しさに寄ったり引いたりしつつ
激写せずにいられない。

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箸先から香りを寄せると、ごく淡く静かに、
シャープな野生とクリーミーなまろやかさが感じられた。
口に含むと驚くほどキンッキンに冷たくしめられていて
舌で感じるバッキバキのエッジ、輪郭線がすごい。
しかし味わいは意外にもしっかりと濃くて美味しく、
食感も時間が経つとすんなり食べやすくなった。
これ、あったかい蕎麦もいいかもな〜



「十割せいろ」
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おお〜
何度見ても痺れる景色(T_T)♡

完璧に整えられた蕎麦の美しさ、笊の美しさもさることながら
唐突な深紅の日本らしい美意識に痺れる!


大胆に散らされた大きめのホシが印象的。
こちらもかなりエッジが立っていそうですね〜

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ドキドキと香りを寄せると・・・
わあ〜 こちらは香りが濃い!
熟成の蕎麦によくあるちょっとナッティーな感じもありつつ、
あくまで澄んだ感じ。
食感はこちらもエッジぱっきり輪郭線くっきりだが
こちらの方が細いぶん、やや柔らかい。
食べ進むうちに香りも甘味もどんどん濃くなり
熟成っぽさが出てきたが嫌味のない、ほどよい感じ!
美味しい〜


店内を見回すと客層はさすがおしゃれエリア。
いつも私が慣れ親しみ染まりまくっている
おじさんのお客さんは見当たりません。
女性二人組とカップル多数!
しかもさすがみなさんオシャレな感じ。



こんなおしゃれエリアに、
こんな美しい古民家の手打ち蕎麦屋さんがあって
それがこんなふうに愛されているって素敵だなあー


大好きな人(お蕎麦)がみんなに愛されているのを目撃すると
嬉しくなってしまう私なのでありました (≧∇≦)






posted by aya at 12:10 | Comment(2) | 東京の蕎麦>渋谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
エッジ エッジ エッジ・・
豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ
 じゃなくて
蕎麦の角に口擦りつけて血を見そうなエッジ感
おしゃれな街をあの雰囲気のおかげでつい飲み過ぎて少々聞こし召し、虚ろな瞳、ドラキュラのごとく血の付いた唇で・・・・・
Posted by at 2022年02月10日 14:17
豆腐の角に〜って言葉は実に味わい深い、可笑しいお茶目な罵倒ですよねえ〜
蕎麦の角で口切るってのもすごい (≧∇≦)

>エッジ エッジ エッジ・・
>豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ
> じゃなくて
>蕎麦の角に口擦りつけて血を見そうなエッジ感
>おしゃれな街をあの雰囲気のおかげでつい飲み過ぎて少々聞こし召し、虚ろな瞳、ドラキュラのごとく血の付いた唇で・・・・・
>
Posted by aya at 2022年02月11日 07:00
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