2022年01月19日

浅草「三代目 松月庵」


家の事情で小さい頃から浅草にどっぷりたっぷり
慣れ親しんできた私。


最近お気に入りのお店が増えましてね〜 (≧∇≦)

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その名も「三代目 松月庵」。
店名は劇画調だが店の佇まいはモダンで親しみやすい感じ。



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入り口左手の張り紙、
「茨城・神田山産の常陸秋そば使用」
「十割手打ち蕎麦」
の文字が眩しい〜〜〜 (≧∇≦)



まだ新しいだけに、明るく清潔感あふれる店内。
スクリーンをうまく使って
各テーブルが個室風になっているのがすごい。

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ここはとにかくメニューが盛り沢山で楽しい!

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町蕎麦屋だった松月庵を三代目が一昨年、十割手打ちの店として
スタートさせたというこちら。
お蕎麦は「常陸秋そば使用の十割手打ち」ながら
「初代のカレーライス」をはじめ
「かつ丼」「かつ重」「天重」「親子丼」
「二代目女将お手製 ぬか漬け」
など町蕎麦屋時代のお客さんを
大切にしているんだなあ〜と感じられるメニューも充実。
いいなあーこういうの!!


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それでいて
「からすみ蕎麦」や「湯葉とじせいろ」「彩り海鮮のアクアパッツァ」
なんていう、三代目のヤル気とセンスを感じる創作系メニューもあるのだからたまらない。


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もー、このからすみ蕎麦、
めっちゃ惹かれるんですけどー!! (≧∇≦)♡



お酒も充実しまくりなので目移りしたが
今夜は寒いので、熱燗でおすすめの「黒澤80」。

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ん〜〜〜っ!!いいですね〜っ
こういう野菜いっぱいの家庭的なお通し出してくれるところに
ワタクシめっぽう弱いです。
うれしいなあ〜


「牡蠣のオイル漬け」

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みっちりねっちりとした食感。
牡蠣の旨味が凝縮されて、お酒が進んじゃう〜



「ふわ出汁巻きたまご」

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名前に惹かれて注文したこちら。
ふっくら豊かで美しい〜♡
あれ?でも「出汁巻き」というには甘い、
東京の「玉子焼き」みたいな香りがしてる・・・?
と思ったらその通りしっかり甘くて「出汁巻き」というよりは
「玉子焼き」でした。(下町浅草ですから!(^^))
食感はジューシーで最高!!
私は断然「出汁巻き」派ではありますが
こういう甘い系の玉子焼きは
添えられたおろしにお醤油垂らして食べると
美味しいんですよね〜!おろしバンザイ (≧∇≦)
紫蘇もちぎって一緒に食べるとさらに美味♡


「桜海老のかき揚げ」
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うっひょー!美味しそう〜!!
お塩はすでにかかっているとのことなのでそのままぱくり。
うっまーーー!!
これ以上無理というくらい繊細なサクサク感。
お塩だけでなくお醤油で下味がついてるようなしっかりした味で
もうこのかき揚げだけでいくらでも飲めちゃいそう。
(注:酒量だけは小鳥です)
強いて言えば桜海老がちょっと少なく衣が多めなのだが
それでもこんなに美味しいって凄い!
これは次回も頼みたいなあ〜♡


そして、いよいよ・・・

私の胸を焦がすこの絶景をご覧ください。


「二種もり(せいろと田舎)」!!

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「せいろ」と「田舎」がある店はたくさんあるが
やっぱり二種もりにしてくれるとときめきが違うんですよねえ〜

どうです、この美しきコントラスト!!


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まずは「せいろ」から・・・

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目が覚める、濃厚なかぐわしさ!!
まず出会うのはムワワワ〜としたたくましさだが、
それが最後には豊かでバランスの良い、
まさに常陸秋そばらしい香りにおさまる感じ。
素晴らしいーー!おいしいーーー!!
(これだけ書いてまだ食べていないことにご注目(笑))
口に含むとしっかりはっきりした舌触り、やや硬めで強靭な食感。
しかしそれも食べ進むうちにだんだんと優しく食べやすくなった。
味わいも濃厚で、もうもうもうとにかく食べている間じゅう
しあわせ、恍惚!!



「田舎」
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箸先から寄せた香りは、黒くジワーッと低いイメージの香り。
華やかに香るこうばしさではないので
香りは「せいろ」より意外に地味な印象だ。
かなりの太打ちでネッチリしっかりした質感なので
もぐもぐ噛むお蕎麦なのだが
そこから溢れる味わいがとにかくすごい。
どこかで嗅いだことのあるめちゃくちゃ美味しい味わい・・・
と思ったら、なんとよもぎでした!!
よもぎっぽいお蕎麦は過去に食べた経験ありますが
この美味しさは凄いなあ〜


蕎麦汁は下町らしく?
がっつり甘い。
鰹の濃厚な旨味+甘味!!

特筆すべきはこの蕎麦湯。


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びっくりするほど濃厚なのだが、
濃厚なだけなじゃなく味が激うま!
上質なお蕎麦の味もするんですが、
なぜか樽酒のような香りがそれを包んでるんですよね〜
お櫃のごはんみたいな、日本の美しい香り♡


さー蕎麦湯も飲んでもうフィナーレ、かと思いきや、
このあと凄いデザート食べちゃうもんね〜


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ガマンできませんでした、「からすみ蕎麦」!
自家製のからすみが嬉しくて笑っちゃうほど贅沢にたっぷり。
添えられたオイルをかけて食べると・・・
こんなん美味しいに決まってるやろーーーーーー!! (≧∇≦)
もうなんというか、これはイタリアンですね。
でもボッタルガのパスタよりはすっきり粋な感じがあって
それはやはりこのお蕎麦の美味しさゆえだと思うんですよね〜
これだけ美味しいお蕎麦を種物で食べちゃうのはもったいない、
と心乱れつつ、でも今この逢瀬を精一杯楽しみたい、
と無我夢中で完食しました♡


この日はスクリーンを隔てた隣のテーブルの会話が面白すぎて
気分的にはかなりディープな浅草を体験したのですが笑笑
(某有名芸術系女子大学生二人がその日出会ったらしいアイドル好きのおじさんふたりに
キャバクラとガールズバーの違いを説明していました・・・)

私がこの店を好きな理由は、もちろんお蕎麦の美味しさもあるが、
家族が一丸となって、お客さんにとって居心地の良いお店を
一生懸命、謙虚に続けてきたのが伝わってくるから。

通いたくなっちゃうんだよなあー
こういうお店は・・・


冬のうちに、牡蠣蕎麦も食べに来なくっちゃー! (≧∇≦)





posted by aya at 22:27 | Comment(0) | 東京の蕎麦>台東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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