西武新宿線と大江戸線が交わる「中井」駅から徒歩5分。
住宅街の小道をくねくねと奥に進み、
いくらなんでもこんなところにお店はないんじゃないかと不安になった頃
ほんのりとした明かりに出逢う。
あ、あれかな?
いや違うよね・・・やっぱりこれはお店じゃない。
と判断を下したのだが、
んー?
やっぱりこれなのかなあ???
うーん でも看板はどこなのか・・・と探すと、
こ、これですか!!
右下の白い小さなプレートに見えないくらい小さな字で
「green glass」と書いてある。
神田「眠庵」で修行し銀座「流石 凛」で腕を振るっていた店主がついに開店した期待の新店。
店のわかりにくさは「眠庵」に負けず劣らず。
なんだかドキドキですが入ってみましょう〜
玄関で靴を脱ぐスタイルはまるきり普通の民家のよう。
「いらっしゃいませ〜」と現れた店主は
サッカーチームのユニフォームを着ている。
聞いてはいたが面白い(^^)
考えてみればスポーツウェアはハードな厨房仕事にはぴったりなのだろう。
靴を脱いで入る店なので店主も足下は靴下だ。
なんだか本当にこの店主の家に遊びに来た気分になる。
店は奥に長く、入っていくと思いのほか広くて立派なスペースが現れる。
日本酒に詳しい店主だけにズラリとお酒の瓶が並んだ店内。
テーブル席は掘りごたつになっているので天井が高く感じられて広々。
他にカウンター席もある。
ここまでで十分意外性尽くしのユニークな店だが
メニューも相当面白い。
まず目を惹くのが「静岡おでん」。
静岡出身の店主だけにお蕎麦屋さんとしては珍しい本格的なおでんメニューだ。
さらに目が釘付けになるのは
私のようなお酒一年生でもそそられる日本酒メニューの品揃え。
そしてそして極めつけ、右下のおつまみメニューの美味しそうさはなんなんですか!
8つしかないけど8つ全部が美味しそうすぎるではないですか!
こんな「酒量だけは小鳥」の私ですら「飲みたいっ」と思ってしまうメニューばかりってすごい。
この日は3人で行ったのですがなんと
「おつまみ、上から下まで全部ください」
というばぶりーな頼み方をしてしまいました(≧∇≦)
というわけでまずはかんぱーい!
気になる静岡おでんはやっぱり名物「黒はんぺん」が気になるところ。
↓この手前のです・・おいしそうでしょ〜
でもね、お魚好きが祟ってアニサキスアレルギー発症1年半目の私は
下クチビルを噛んでガマンの子なんです(T_T)
イワシだーい好きなだけに超残念(T_T)
しかしお魚との長年の愛の生活を突然引き裂かれて以来
涙に暮れていた私を救ってくれたのは愛する「煮肉」様♡
本日も私はなりふり構わず欲望のまま暴走しました。
御覧下さい、この圧巻の景色を!!
どどーん
うはは・・・うははははは・・・・・
世界征服でもしたかのような気になってしまうほど、贅沢すぎるこの眺め!!
「牛すじ」「もつ」「大根」
大好物ばかりで嬉しすぎ美味しすぎ(≧∇≦)
だし汁はなしで代わりにだし粉と呼ばれる魚粉と青海苔の混ざったふりかけをかけて食べるのが
「静岡おでん」スタイル。
「わさび漬け」
なんと「喜久酔」の純米大吟醸の酒粕で作ったというわさび漬け。
生わさびのシャキッとした歯ごたえがフレッシュな印象でおいしい。
これはなんでしょう〜?
店主の「これはなんでしょうクイズ」、開店以来当てられた人はいないらしい。
店主がとっても楽しそうでなので書かないでおきます(^^)
「おひたし」
本日のおひたしは「モロヘイヤ」と「ほうれん草」。
おひたしの2種もりというのは珍しいし
上品な出汁が美味しい。
「チーズみそ漬」
カマンベールとクリームチーズ(赤みそ漬け&白みそ漬)。
どれもこっくりといい味に仕上がっていておいしい。
そしてお酒が欲しすぎる味。
うーーーん
これはやっぱりこうなりますよね〜?
うっはー
すっきり系なのに味は濃くてキュン♡
後味が透明なのがいい。
そして黒板メニューで見た時から目が釘付けになっていてこのメニュー。
ジビエ好きにはたまりません。
「鹿肉みそ漬炙り」
鹿肉をしかも味噌漬けなんてメニューそのものが素晴らしすぎる。
思ったよりやわらかくやさしい感じの鹿肉で
噛みしめると旨みがジワ〜。
これは素晴らしいおつまみですね〜〜〜
「フルーツトマト」
北海道のフルーツトマト。
みんなの話が可笑しくてゲラゲラ笑いながらパクッと口に入れたら
あまりの美味しさにビックリしてしまいました。
酸味、旨み、甘みのバランスが最高で食感はパリッとした
私の理想のフルーツトマト!コレ美味しい〜〜〜!
ちょいかけのオリーブオイルも相当高級品なのではないかと思われる素晴らしい香り。
「出汁巻玉子」
敢えて厚みを出さずに平たく広く焼かれた姿が
なんだかスタイリッシュな出汁巻玉子。
甘くはうんと抑えめで出汁と玉子の旨みが際立った、理想的な美味しさ。
これを焼く店主のあまりの手早さに一同びっくりしていました(^o^)
今夜は全員やる気満々、楽しむ気満々で来たので
まだまだドンドコ参ります!
「臥龍梅」
「もつ煮」
なんとこれは終了予定という幻のメニュー。
煮肉愛好会会長としてはもつ煮も大好物なので実に惜しい。
ここのは生姜が効いて美味しいのになあ〜〜
そしてテーブルに置かれた瞬間
歓声が上がったこの眺め!!
「鴨モモ・ロース煮」
キャ〜〜〜(≧∇≦)
美味しそうにもほどがあるっちゅーの!!
手前がモモで奥がロース。
柔らかいだけでなく弾力がしっかりあって、脂の旨味が濃いのに全然しつこくない。
う〜〜〜〜〜ん おいしい〜〜おいしいよう〜〜〜私こんなにお肉好きだったっけ?
できる事なら一皿独り占めしたい。(ジャイアンか)
てか毎日食べたい!
「ナカセンナリのすり流し」
これまたユニークなメニュー。
希少品種大豆「ナカセンナリ」の旨みをいかすべく
調理も味付けも最低限にしたらしい、ストイックな味わい。
今日はややはしゃぎ過ぎてここまでで相当食べてしまったが
もちろん本題はここから。
いよいよ主役の登場であります・・・!
1枚目「富山・南砺在来種」
正方形のお皿の真ん中にこんもりと盛られた、
これまたスタイリッシュな演出。
(と思ったら開店直後につき注文した笊がまだ届かないらしい(^^))
そして何より、このめちゃくちゃ香りそうな肌が嬉しすぎる・・・
ぶわっっっ
ナンデスカこの濃厚なかぐわしさはー!!
冷水で締め過ぎずかなり水分を残した蕎麦は
ぬったりと生ぬるくみずみずしい個性的な印象。
端正な超極細の肌は「細かい粗さ」を全体に感じるビスクドールの肌のような質感で
噛みしめると儚いまでにやさしいコシにハッとさせられる。
何年か熟成させた蕎麦のような儚さだ。
ジワジワ〜〜と深い香ばしさ、味わい深さがたまらなく美味しい!!
甘みはあまりなくスッキリとしているだけに
繊細なのに男性的な印象の蕎麦。
ここでわたくし、突然自分の危機的に状況に気づいてしまいました。
「どうしよう、一枚目を食べた時点でお腹いっぱいかも!!」 (>人<;)
で、店主に言ってみると、なんと一枚目は
私だけ他の方より大盛りにしてくださっていたことが判明しました(* ̄∇ ̄*)
いやいや・・・とてもありがたいのですが・・・
私の蕎麦愛は宇宙のように大きいですが
私のお腹は特に大きくないのですよ・・・(* ̄∇ ̄*)
というわけで、2枚目以降は少なめで♪
2枚目「栃木・益子」
おお〜〜
さっきの南砺よりやや白め、太めでふっくらした印象?
見た目はこんなに優しいのにガツンと香る、
野生的なかぐわしさと香ばしさが嬉しすぎる!!
こちらも一枚目同様、冷水で締めすぎず水分も残した
ぬったり生ぬるくみずみずしい印象。
見た目の通りむっちりふっくらした食感だが
肌そのものは一枚目に似てビスクドール的細かな粗さと優しさがある。
香ばしさもすごいが噛み締めた旨みもたくましく濃厚で
一枚目よりこちらのほうが在来種のような印象を受けるほど。
3枚目「栃木・古賀志町」
水分を残しぬったりみずみずしく重なる姿。
1枚目も2枚目もあまりに味香りとも濃厚すぎて
段々トランス状態になってきたがこちらも香りが素晴らしい。
香ばしさ、甘さ、滋味深さ、全てのバランスが完璧と言っていい
素晴らしい香りと味わいで、しかもそれが濃厚。
美味しいなあ〜〜
4枚目「千葉・成田」
わーい、あの方が育てた、在来種だ〜〜(≧∇≦)/
おお〜〜〜
これはさらに水分を残したような印象。
まず出会う濃厚なかぐわしさに嬉しくなるが
それがスーッと透明に澄んでいくところにさらに微笑んでしまう。
綺麗な在来種だなあー!
ぬったりみずみずしく、食感はむっちりとしている。
もう相当お腹いっぱい過ぎなのだが
「グリーングラス」のスペシャリテというべきこの食べ方を体験せずには帰れません!
「釜揚げ蕎麦」♡
「釜揚げうどん」はよく見かけるが「釜揚げ蕎麦」というのはあまり見かけない。
私は「あつもり」は大好物だが「釜揚げ蕎麦」はあまり出会ったことがないので
ワクワク〜〜
5枚目・釜揚げ蕎麦「栃木・古賀志町」
蓋付きの器でやってきた「釜揚げ蕎麦」。
蓋を開けた時の香りが楽しみ・・・♡
もはぁーーーっ
さすがのかぐわしさ!
かぐわしい湯気に包まれて口に含むと
むっちりふっくら、ねちっとした食感で
味わいも甘みも濃厚。
そばがきのようなお蕎麦〜♪
6枚目・釜揚げ蕎麦「千葉・千葉在来種」
この器の色、実にいいですねえ〜
お蕎麦が夢のように美しく見える。
わあ〜
こちらは打って変わって甘みなくスッキリと香ばしい香り。
噛みしめるとモチモチとした食感から優しい野生と甘みがじわわわ〜と伝わってくる。
汁はついてきたけど結局5枚の中で一回も使えなかった・・・(* ̄∇ ̄*)
ちょっと今日という今日は食べ過ぎてしまった私・・
スカートのウエストが苦しくて前傾姿勢になってみたりふんぞり返ってみたり。
お腹は苦しかったけどみんなで過ごした美味しい夜が楽しすぎて
ずっと笑いっぱなしでした(≧∇≦)
まだまだこれからの展開が楽しみな「グリーングラス」。
次回は食べすぎないように気を付けます〜〜♪
うっはー
すっきり系なのに味は濃くてキュン♡
後味が透明なのがいい。
そして黒板メニューで見た時から目が釘付けになっていてこのメニュー。
ジビエ好きにはたまりません。
「鹿肉みそ漬炙り」
鹿肉をしかも味噌漬けなんてメニューそのものが素晴らしすぎる。
思ったよりやわらかくやさしい感じの鹿肉で
噛みしめると旨みがジワ〜。
これは素晴らしいおつまみですね〜〜〜
「フルーツトマト」
北海道のフルーツトマト。
みんなの話が可笑しくてゲラゲラ笑いながらパクッと口に入れたら
あまりの美味しさにビックリしてしまいました。
酸味、旨み、甘みのバランスが最高で食感はパリッとした
私の理想のフルーツトマト!コレ美味しい〜〜〜!
ちょいかけのオリーブオイルも相当高級品なのではないかと思われる素晴らしい香り。
「出汁巻玉子」
敢えて厚みを出さずに平たく広く焼かれた姿が
なんだかスタイリッシュな出汁巻玉子。
甘くはうんと抑えめで出汁と玉子の旨みが際立った、理想的な美味しさ。
これを焼く店主のあまりの手早さに一同びっくりしていました(^o^)
今夜は全員やる気満々、楽しむ気満々で来たので
まだまだドンドコ参ります!
「臥龍梅」
「もつ煮」
なんとこれは終了予定という幻のメニュー。
煮肉愛好会会長としてはもつ煮も大好物なので実に惜しい。
ここのは生姜が効いて美味しいのになあ〜〜
そしてテーブルに置かれた瞬間
歓声が上がったこの眺め!!
「鴨モモ・ロース煮」
キャ〜〜〜(≧∇≦)
美味しそうにもほどがあるっちゅーの!!
手前がモモで奥がロース。
柔らかいだけでなく弾力がしっかりあって、脂の旨味が濃いのに全然しつこくない。
う〜〜〜〜〜ん おいしい〜〜おいしいよう〜〜〜私こんなにお肉好きだったっけ?
できる事なら一皿独り占めしたい。(ジャイアンか)
てか毎日食べたい!
「ナカセンナリのすり流し」
これまたユニークなメニュー。
希少品種大豆「ナカセンナリ」の旨みをいかすべく
調理も味付けも最低限にしたらしい、ストイックな味わい。
今日はややはしゃぎ過ぎてここまでで相当食べてしまったが
もちろん本題はここから。
いよいよ主役の登場であります・・・!
1枚目「富山・南砺在来種」
正方形のお皿の真ん中にこんもりと盛られた、
これまたスタイリッシュな演出。
(と思ったら開店直後につき注文した笊がまだ届かないらしい(^^))
そして何より、このめちゃくちゃ香りそうな肌が嬉しすぎる・・・
ぶわっっっ
ナンデスカこの濃厚なかぐわしさはー!!
冷水で締め過ぎずかなり水分を残した蕎麦は
ぬったりと生ぬるくみずみずしい個性的な印象。
端正な超極細の肌は「細かい粗さ」を全体に感じるビスクドールの肌のような質感で
噛みしめると儚いまでにやさしいコシにハッとさせられる。
何年か熟成させた蕎麦のような儚さだ。
ジワジワ〜〜と深い香ばしさ、味わい深さがたまらなく美味しい!!
甘みはあまりなくスッキリとしているだけに
繊細なのに男性的な印象の蕎麦。
ここでわたくし、突然自分の危機的に状況に気づいてしまいました。
「どうしよう、一枚目を食べた時点でお腹いっぱいかも!!」 (>人<;)
で、店主に言ってみると、なんと一枚目は
私だけ他の方より大盛りにしてくださっていたことが判明しました(* ̄∇ ̄*)
いやいや・・・とてもありがたいのですが・・・
私の蕎麦愛は宇宙のように大きいですが
私のお腹は特に大きくないのですよ・・・(* ̄∇ ̄*)
というわけで、2枚目以降は少なめで♪
2枚目「栃木・益子」
おお〜〜
さっきの南砺よりやや白め、太めでふっくらした印象?
見た目はこんなに優しいのにガツンと香る、
野生的なかぐわしさと香ばしさが嬉しすぎる!!
こちらも一枚目同様、冷水で締めすぎず水分も残した
ぬったり生ぬるくみずみずしい印象。
見た目の通りむっちりふっくらした食感だが
肌そのものは一枚目に似てビスクドール的細かな粗さと優しさがある。
香ばしさもすごいが噛み締めた旨みもたくましく濃厚で
一枚目よりこちらのほうが在来種のような印象を受けるほど。
3枚目「栃木・古賀志町」
水分を残しぬったりみずみずしく重なる姿。
1枚目も2枚目もあまりに味香りとも濃厚すぎて
段々トランス状態になってきたがこちらも香りが素晴らしい。
香ばしさ、甘さ、滋味深さ、全てのバランスが完璧と言っていい
素晴らしい香りと味わいで、しかもそれが濃厚。
美味しいなあ〜〜
4枚目「千葉・成田」
わーい、あの方が育てた、在来種だ〜〜(≧∇≦)/
おお〜〜〜
これはさらに水分を残したような印象。
まず出会う濃厚なかぐわしさに嬉しくなるが
それがスーッと透明に澄んでいくところにさらに微笑んでしまう。
綺麗な在来種だなあー!
ぬったりみずみずしく、食感はむっちりとしている。
もう相当お腹いっぱい過ぎなのだが
「グリーングラス」のスペシャリテというべきこの食べ方を体験せずには帰れません!
「釜揚げ蕎麦」♡
「釜揚げうどん」はよく見かけるが「釜揚げ蕎麦」というのはあまり見かけない。
私は「あつもり」は大好物だが「釜揚げ蕎麦」はあまり出会ったことがないので
ワクワク〜〜
5枚目・釜揚げ蕎麦「栃木・古賀志町」
蓋付きの器でやってきた「釜揚げ蕎麦」。
蓋を開けた時の香りが楽しみ・・・♡
もはぁーーーっ
さすがのかぐわしさ!
かぐわしい湯気に包まれて口に含むと
むっちりふっくら、ねちっとした食感で
味わいも甘みも濃厚。
そばがきのようなお蕎麦〜♪
6枚目・釜揚げ蕎麦「千葉・千葉在来種」
この器の色、実にいいですねえ〜
お蕎麦が夢のように美しく見える。
わあ〜
こちらは打って変わって甘みなくスッキリと香ばしい香り。
噛みしめるとモチモチとした食感から優しい野生と甘みがじわわわ〜と伝わってくる。
汁はついてきたけど結局5枚の中で一回も使えなかった・・・(* ̄∇ ̄*)
ちょっと今日という今日は食べ過ぎてしまった私・・
スカートのウエストが苦しくて前傾姿勢になってみたりふんぞり返ってみたり。
お腹は苦しかったけどみんなで過ごした美味しい夜が楽しすぎて
ずっと笑いっぱなしでした(≧∇≦)
まだまだこれからの展開が楽しみな「グリーングラス」。
次回は食べすぎないように気を付けます〜〜♪