2016年02月16日

群馬・沢渡温泉「よしのや」


こういう名店との出逢いには心の底から参ってしまう。

もちろん行きたくてわざわざ行ったのだから期待もしていたが
そんな期待もその前後のことも忘れてしまうくらい
ぐでんぐでんに癒されてしまう山の名店。



「草津の仕上げ湯」として古くから親しまれてきた沢渡温泉は
山道を標高600mまで登った奥にひっそりとある温泉街だ。

その温泉街の入口にある「よしのや」。
雪に埋れた外観も素朴そのもの。

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隣は「中之条町消防団」だ。
くーっ たまらん!!(≧∇≦)


店に入るとそこはもう素朴を通り越してディープというかリアルというか
昭和の香るすんばらしい風情!!


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うはははは・・・
隅の席では近所の方らしいちょっとダンディなお年寄りが
一杯・・いや大分やっている(^o^)
突然入ってきた私を少し珍しそうに見ている。
外はかなりの雪が降り始めた。


隅には製粉機あり、蕎麦粉の販売あり、
それに加えていろんな張り紙が賑やかだ。


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「蕎麦の八徳」も貼ってあります〜

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7番目まではウン♡ウン♡ウン♡と頷ける、正に私の毎日のような言葉ばかり。
そして一番好きなのは阿闍利様を思わせる8番目。



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あの「玉の肌豆腐」っていうのはなんだろう〜
温泉街らしいし美味しそうだなあ。
「手作りケーキはじめました チーズケーキ ガトーショコラ」
っていうのもこの店の昼下がりののんびりした時間が目に浮かんでほほえましい。
特にお腹は空いていなくとも温泉帰りにカフェのように立ち寄る人も多いのだろう。


メニューも手書きで素朴そのものだが
写真付きというところが大変に親切だ。
キャ〜〜写真いっこいっこ切ってありますよ〜〜(≧∇≦)!

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注文を取りに来たのは奥さん。
事前に営業確認の電話をした時の店主の対応から
感じの良いお店だなあとは思っていたが
店主夫妻は明るくにこやかでとても感じがいい。

注文するとハ〜イ!とふたりして厨房に消え
トントンコトコトと甲斐甲斐しく調理する音が聞こえてきて
やがてすべてのものを同時に仕上げて
二人で手をいっぱいにしていっぺんに持ってきてくれた。
すごい技、サービス!



「天ぷら盛り合わせ」
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見た目も味も家庭的な天ぷら盛り合わせ。
お店のお料理を家庭的と言ってしまうのは失礼かもしれないが
本当に家庭で食べるようなほっこりとした美味しさだった。
ふきのとうと、今日から出たというタラの芽が嬉しい。



「もつ煮」
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「煮肉」大好き、内蔵大好きな私はもつ煮を見つけたら絶対にスルーできません(≧∇≦)
ガツンとしたお酒に合いそうな濃いめの味つけ。
味噌味が美味しい。



「玉の肌豆腐」
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200円なのでもっとさり気ないものかと思っていたのに
こんもり大きな、とても綺麗なお豆腐が来てびっくり。
食べてまたまたびっくり。
お〜〜これは胡麻豆腐だったんですね??
しかもただの胡麻豆腐ではなくとろ〜んと独特の柔らかさで
ちょっと不思議なやさしい繊維感を含んでいる。
訊けばこれは葛粉と胡麻を入れた奥さんのオリジナルメニューだそうだ。
それにしても200円は安すぎますって!


そして・・・・

じゃーーーん

「ざるそば」
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うわあああああああ
ちょっとちょっと、これって相当美味しんじゃない!?

どどどうしよう、心の準備が・・・・


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( °o°)

( °o°)

( °o°)

蕎麦が、美味しすぎる!!!!
完全にゆるゆるリラックス、油断しまくりスキだらけ状態で出会ったこの美味しさ。
全身がびっくらこいていったいぜんたいなんじゃらほいと
頭がパーになるような衝撃とよろこびで顔のニヤニヤが止まらない!!
(皆さん見ないでください)

濃厚にまとった外皮の黒く香ばしい渋い香り+なんとも滋味深いたまらないかぐわしさ。
ザラッザラつぶつぶの肌は手作りこんにゃくのような舌触りで
いびつな素朴な輪郭線が口中を撫でるのがたまらなくいい。
舌触りは手作りこんにゃく風だが食感は手作りこんにゃくのようなプルプルではなくしっかり密。
噛みしめるとどうにもこうにも美味しすぎる蕎麦の味わいがジワァ〜と溢れてくる。
甘みはすっきり、どこまでも滋味深くかぐわしく
とにかくいくらでも食べたい美味しさ!!
地粉と福井のブレンド、二八。


恍惚ヘラヘラと蕎麦に耽溺する私がおかしかったのか
奥で酔っ払ってたダンディーおじいさんが突然声をかけてきた。

「失礼ですがあなたさんはどちらから?」
「この店の蕎麦をどう思われますか?」

私のような若輩蕎麦犬にもそんな丁寧な言葉を使ってくれることが新鮮であり
ダンディーおじいさんを余計ダンディーに見せた。
どうやらダンディーおじいさんはここの常連さんで家族のような付き合いをしているので
家族の評判を聞きたくなったらしい。
あまりの蕎麦の美味しさに宇宙へ旅立っていた私は
一生懸命人間に還りながら正しい人間語をしゃべろうと努力しながら
今も全身を染めている感激を言葉にし大絶賛した。
ダンディーじいさんは安心したようにそうですか、そうですかと
嬉しそうにさらに飲みまくっている。


私も一緒に暴走しもう一枚(≧∇≦)♡


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ウホホホホホ・・・
本当に笑いがとまらないくらい美味しい。
一枚めはややかためしっかりめの食感といびつな舌触りを楽しんだが
二枚めは食感も舌触りもちょっとやさしい感じ。
とにかくどっちも食べている間中いびつで素朴でおいしい。
店主も奥さんもニコニコして親切でとっても感じがいい。
こんな山の温泉街の片隅で私は今べらぼうに幸せだ。



ここは汁がかなり個性的であまり出会ったことのない味わい。
鰹出汁だそうだが鰹感は少なく
みりんの優しさと醤油が合わさったようなストレートな感じ。
相変わらず表現が下手くそだが不思議な美味しさの汁だった。



天ぷら盛り合わせのフキノトウが美味しかったのでダメモトでお願いしたら
今日は大丈夫とのことで追加オーダーできちゃいました♪

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さっきのより余計ふっくらさっくり柔らかく美味しい〜〜
早春、出たてのフキノトウはやっぱりいいなあ


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蕎麦湯もやたらめったら味わい深く美味しい。
蕎麦湯にホシが飛んでいるのも嬉しいし
粉がいいってこういうことなんだなあーと感じさせられる旨みだ。
湯桶に2杯たっぷり飲んじゃった人(* ̄∇ ̄*)いつもだけど(* ̄∇ ̄*)



店主夫妻の笑顔に華やかに見送られて外に出ると、ものすごい大雪!!!

えーっ
隣の消防団のシャッターが開いて消防車も出動するのか
赤いランプがガンガン点滅してるんですけど!!



私、帰れるのかな・・・(* ̄∇ ̄*)



とりあえず心残りはこの不思議な不思議なメニュー(^^)
次回要確認!!

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posted by aya at 23:37 | Comment(7) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
凄い!漫画アクションやゴルゴ13が置いてありそうなむせるぐらいの昭和臭のするこのお店でこの蕎麦とは!!

甘いものは得意じゃないけど「あんコーヒー」も怖いもの見たさで頼んでみたいです。
Posted by aiz at 2016年02月28日 08:40
高遠さんの、お蕎麦愛がひしひしと感じられる愉しいブログ、こちらもにやにやしながら拝読させていただきました(^^)♪
ぜひぜひ、このよしのやさんに行って私も美味しそうなお蕎麦をいただいてみたくなりました。(/ω\*)
Posted by ぽぽ at 2016年03月31日 13:03
aizさま
漫画アクションやゴルゴ13!昭和の象徴マンガなのですね〜(^o^)心にのこる素晴らしい夜でした♪

ぽぽさま
はじめまして、コメントありがとうございます。可愛らしいハンドルネームですね〜♪
にやにや嬉しいです!もっとにやにやしていただけるよう頑張って書きますね(^o^)
Posted by aya at 2016年04月02日 09:46
ヒャ〜ッ ここも加盟していたのか・・
壁の短冊?メニューに「長英そば」の文字が、 じゃがいもとそばを使った蕎麦 (吾妻路で聞いたのですが、どんな風に調理するかは各店まかせとのことでした) どんな蕎麦にしたててあるんだろう「長英そば」?
何となく気になるな・・・揚げたジャガイモをのせる、蕎麦粉に一緒に練り込む、温蕎麦の中にニョッキの如くのじゃがいも・・・・ 想像すると面白いな >^_^<
Posted by 而酔而老 at 2016年04月03日 13:03
而酔而老さま
私も気になってました!そして店内中をキョロキョロしたら入口脇の張り紙にじゃがいもを使った蕎麦とあったので郷土蕎麦なのかなあ、初めて聞いた!と思っていました。ほんと想像すると面白いですよねえ〜
Posted by aya at 2016年04月26日 07:22
牛丼は、、、、、
Posted by Z33 at 2016年04月26日 20:50
Z33さま
ん?牛丼があったのですか〜?
Posted by aya at 2016年04月27日 13:24
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