2015年06月11日

京都・伏見桃山「Müller(ミュラー)」


蕎麦屋界においては珍しいドイツ語の店名である。
「Müller(ミュラー)」
粉屋、粉挽き屋の意味。


観光客で賑わう伏見、竜馬通りの一角。

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蕎麦打ち場が少し覗けるだけのストイックな外観は
食べ物屋さんというよりアトリエか何かのような雰囲気だ。

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店内にはカウンターとテーブル席がいくつか。

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いろいろ美味しそうなおつまみもある♡

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と思ったら、夜の部でないと頼めないものが多く残念無念 (;o;)
お魚好き&食べ過ぎが祟って昨年アニサキスアレルギーデビューしてからは
オイルサーディンもにしんもダメで悲しすぎる・・(;o;)(;o;)(;o;)


でもいいのです、
私はMüller(ミュラー)のお蕎麦を食べに来たのです!


ずっとずっと、会いたかった。


「ざる」
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き、きた

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無数のホシが陽炎のように揺らめく肌。
細かく揺れる素朴な輪郭線が重なりあう様は
見入るほどに吸い込まれそうになるほど素敵すぎる。美しすぎる。

これはおいしいです
食べずとも分かります

あああ ときめきで胸が苦しい・・・!

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(>_<)

(>_<)

たまらない、最高のかぐわしさ!!
体も心も射抜かれるような、バランスのとれた超絶すんばらしい馥郁たる香りは
やはり思った通り茨城。
いつもは福井丸岡産の蕎麦を使用しているらしいが
たまたま今日は茨城だったらしい。
少しはらはらとした縮れたような輪郭線はかすかに硬さのある舌触りなのだが
噛みしめると硬さは微塵もなくやわらかなコシがやさしく受け止めてくれる。
端正な細切りの夢の中に潜むジャリジャリ感が楽しく、
噛みしめるほどにふくらむ香りも素晴らしい。

あ”あ”〜〜〜おいしいぃ〜〜〜〜
美味しいと期待してきたけどそれ以上においしいぃ〜〜〜!


お蕎麦が美味しすぎて案の定またまた一度も付けて食べることはできなかったが
汁はかなり甘め。和三盆を使用しているらしい。


ここでは何故か不意に
「お蕎麦好きなんですかー?」
店主に話しかけられてしまった。
お蕎麦をお蕎麦だけでムハムハ食べるという奇行を各地で繰り広げている不審人物なので
いつもなるべく目立たない席を選んでいる私なのだが
あまりに嬉しがりすぎていたのでやはりなにか挙動不審だったのだろう。


独自のセンスと行動力を持ちながら話し方は穏やかな店主と、
蕎麦の品種の話やこのあたり伏見の話などをし、楽しい気持ちになる。
(実は私のルーツの4分の1は伏見でして〜(^^))


帰り際に打ち場を覗くと、
店の大きさに対して打ち場のスペースがうんと広くとられていることに驚いた。
アトリエのよう、と感じた第一印象通りだ。


次回は是非予約のみの「田舎そば手挽き」を予約して
夜のみメニューの「そばがき」も食べたいなあああ!



posted by aya at 22:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちわ、以前、流山のすず季さんでお逢いした大橋です。12日に、北山のじん六さんにいきましたリニューアルされマンションの1階営業されきれいでした、高遠さんのブログ見てきましたと言いました、そばがき、三種もり、ニシンそば、鯖寿司、素晴らしかった&#10071;それにしても5月の会津も一日違いで同じ場所とは驚きました、これからも応援します。早くお寿司たべられますように。
Posted by 大橋 at 2015年06月14日 10:37
大橋さま
きゃー大橋さま、コメントすごくうれしいです〜〜!しかもじん六に行かれたとはうらやましい(>_<)私も早く行きたい〜〜
お魚は食べ(られ)なくなって10月で一年になるのでまた抗体検査したらちょっとはよくなってないかな・・と密かに期待していましたが,先日また微量でかなり反応してしまいました(;o;)(;o;)(;o;)道のりは遠いかも(;o;)(;o;)(;o;)
Posted by aya at 2015年07月10日 15:25
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