2014年05月16日
京都・丸太町「手打ちそば 花もも」
花ももさん
花ももさん
可愛らし名前やなぁ〜( ´▽`)♡
丸太町通沿い、御所の緑の風に揺れる暖簾。
店構えは純和風だが、店内は若い感性を感じる素朴なインテリア。
1階はテーブル席、2階は座敷席になっている。
1階は大きな木のテーブルがポンとひとつあるだけのシンプルさがいい。
ちょうどこの時、楚楚とした京美人が入ってきてスッと入り口の席に座った。
仕草も美しく、この店の景色にとてもよく似合っている。
この後も入れ替わり立ち替わり、若いカップルや 熟年カップル、
お洒落な帽子のお姉さんや常連らしいおじいさんがやってきた。
この木のテーブルの時間が、物語のように移っていく。
そして隅っこの私は、
あなたと二人の世界・・・・♪
「ざるそば」
おだやかなさざ波のような、やさしい表情。
ふわーっとただよう、さわやかで少しひねたような野性味のあるかぐわしさ。
口に含むと細切りの優しい輪郭線が心地よく、
噛みしめると意外にもぷにっと強靭なコシがある。
そこから深い味わいがじわわわ〜〜
しみわたる・・・・
「田舎そば」
ガツンと太打ちの「田舎そば」。
東京のお蕎麦屋さんは「田舎そば」と名づけても細いまま
田舎らしい雰囲気を出したりするところもあるが
関西のお蕎麦さんは田舎といえばしっかり太打ち!というところが多い気がする。
普通のお蕎麦との対比が際立って楽しいものだ。
色と肌からしてムンムンがっつりの香りかな?と思ったら
ほんのりと上品な香ばしさに迎えられ、私まで澄んだ気持ちになる。
さすがにこれだけ太いとモグモグすることになるが
これまた弾むような弾力があるのでモソモソなどは全くせず
噛みしめる食感を楽しむ。
味わいもすっきりとして、見た目以上にさわやかな「田舎そば」だ。
この汁器と蕎麦猪口もこの店らしい。
しみじみと愛でる。
少しオトメで少しモダンで、
でもこの空間の素朴な和の雰囲気からははみ出さない遊び心。
ランチ時には「おひるごはんセット」というのがあり(売り切れ次第終了)
お蕎麦プラス150円で
「そばの実ごはん」「焼みそ」「じゃこ山椒」「塩こぶ」
というセットにできる。
なんとも京都らしい趣深いセット、ええなぁ〜
二階の座敷は御所の緑を借景に、
またさらに素敵な雰囲気。
車通りが多い丸太町通りに面していても
正面が緑というのは本当に素敵なことだ。
一階の入り口からも緑の光が舞い込んでいる。
鴨なんばんも美味しそうだったなあ〜
(お向かいの人が食べてた(^^))
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一見、何のお店か解らない「屋号」は店主しか解り得ない!?
隠れたストーリーを想像してしまう・・密かな楽しみです。変?
> あなたと二人の世界・・・・♪
「あなた」ひさしぶりに出ましたね〜(笑
蕎麦猪口さん達のプツプツ模様、遊び心も楽しいのですが、
ツルっとした表面の蕎麦猪口を、うっかり落としかかったことがありまして
滑り止め効果も気になります・・
いつも蕎麦湯をいただくとき両手を添えるのは・・これが理由でもあります(笑
「おひるごはんセット」もいいな〜
お店の名前の由来は気になるところですよね〜!
花ももさんは、店主の「ももせ」さんが、花ももの木と名前に愛着を感じてつけたようです。
>いつも蕎麦湯をいただくとき両手を添えるのは
みっ 見習います・・私は武将みたいになっちゃってるので・・(^^;;)