2014年05月03日

「達磨」高橋邦弘さんの蕎麦@逗子「手打蕎麦 おかむら」


今年に入ってますますお目にかかりづらくなっている
広島「達磨」の高橋邦弘さんの蕎麦。
昨年末にNHK「プロフェッショナル」に出演し
2014年で「達磨」を引退すると発表したせいもあって
以前以上に人が殺到しているらしい。
広島のお店には早朝から山の中に車行列が出来ているとか!!(〇o〇;)

高橋さんが全国を行脚し、各地で行われている「達磨の蕎麦会」も
ますます予約が取りづらくなっているわけだが
今日は素敵な方々のお仲間に入れていただき参加できることに。
うわーいありがとうございます〜♪*\(^o^)/*


今回の会場は高橋さんのお弟子さんである逗子「手打蕎麦おかむら」。

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逗子の山の上、高級住宅街にある「手打蕎麦おかむら」は
いつもはごく閑静な佇まいであるが今日はなにやらすごいことになっている。
入れ替え制の各予約時間になるとどこからともなく静かに、
車が人がウワ〜〜〜と集まってきては店に吸い込まれていく。


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これが若い人向けのイベントならかなり騒々しいのだろうが
みなさま上品知的な雰囲気の方ばかりで、終始静か。
しかしその全員の頭の中が蕎麦でウネウネいっぱいになっているかと思うと
勝手に可笑し嬉しくなっている私。




いつもはたくさんの美味しいメニューを取り揃えている「手打蕎麦おかむら」だが
本日は「達磨の蕎麦会」につきこの特別メニューのみ。

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今日の蕎麦会の固定コースである「蕎麦2枚+豆腐」に加えて追加注文したい人は
この中から選ぶことになる。


お蕎麦が来る前のセット。

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おおっ
今日のメニューは何もかも「達磨」仕様かと思いきや。
お豆腐は最近いつも「達磨の蕎麦会」で出されるアレではなく
これは「手打蕎麦 おかむら」通常メニューの「冷奴」ですね!?

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こうして出されると以前「達磨の蕎麦会」で出されていた
箱根の豆腐にも似ている気がしてくる「冷奴」。
豆の味が濃く、みっしりぎっしりした食感、
それでいて全体には非常にさっぱりとしている。
美味しいお豆腐だなあ〜〜



相変わらず美しい高橋さんの蕎麦打ち。

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私から見ても見惚れるほど美しく素早いが
蕎麦打ちする人にはそれ以上の物凄さらしく
感嘆の表情で動画を撮る人をどこの会場でも見かける。



というわけで、打ちあがりました一枚目。
やったぁーーー!

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昨年12月の練馬「達磨の会」以来、4ヶ月ぶりの高橋さんのお蕎麦。
その姿は、何度出会っても「何でもないような顔をしている」。

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ひとたぐりで、のけぞる!!!!!
目が覚める!!

本当に本当に、毎度のことながらヤラレる。

その姿は、のびのびと、おおらかに「何でもないような顔をしている」のだ。
しかしひと度たぐり上げると、おそろしいほど美しいかぐわしさが
はじけ飛ぶような勢いを持って私の鼻腔に飛び込んでくる。

毎日毎日あっちで一目惚れしてはこっちで浮気し、
ああかぐわしい、いい香りだ、素晴らしい蕎麦、と賛美に賛美を重ねている私だが
その全ての記憶がリセットされるような、
「かぐわしいとは、こういうことでした!!」
と平伏したくなるようなかぐわしさ。
とてつもなくフレッシュで、美しく、
香ばしさとたくましさと野性味と上品さとやさしさと
全てのバランスが調いすぎてそれが大きな円となって恍惚の雲の上に浮かぶような
私の脳が文章がかくもおかしく壊れるような、
そんなとんでもないかぐわしさなのだ。



しかもこれだけ長々書いておいてなんだが、
私はまだ食べてない。
香りだけで何十分でも酔っていられそうなほどではあるが
ついにドキドキと口に含むと

き、き、きました・・・

コレですコレです・・

それは、ぽーんと美味しさの海に投げ出されたような
うるさい形容詞を何も感じないような「おおらかな王道」で
最後にうれしくなるような弾むむっちりしたコシが受けとめてくれる蕎麦。
しかも、おー、今日はいつも以上にコシ強めかな?



2枚目
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同じ蕎麦なんだからいくら撮ったって同じじゃないか、
と言われればそうなんですけどね・・・
蕎麦以外の香りを避けるため汁や薬味を必死で遠ざけている
私の蕎麦犬ぶりでも見て笑っててくださいませ (* ̄∇ ̄*)

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しかーし!同じ蕎麦と思ったら大間違い、なところが面白いところ。
1枚目よりさらにかぐわしく、食感はちょっと優しくなっている!!
ご一緒の皆様も「一枚目と違う!」と口々におっしゃっております(^o^)
同じ人が打った蕎麦でも、茹で方が1秒以下でも違えば違ってくるんでしょうね〜〜
釜湯の濃さとかも関係あるのかなー?

ゆるぎなき王道の美味しさに身を委ねつつ
私の全身は一枚目からずっとこのかぐわしさに染まったままで
恍惚の雲の上から帰ってこられないまま・・
はにゃはにゃ・・・しあわせだー


二枚食べ終わり、幸せで意味なくニヤニヤニカニカしているところへ
スタッフが追加注文を取りに来た。
ご一緒の男性3人のうちお二人は3枚目を追加。
お一人は「やめておきます」と辞退され、
私もかなりお腹いっぱい胸いっぱいだったので迷ったのだが・・・


やっぱり「ハイッ」と手をあげちゃいましたぁ

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しあわせな会の後、葉山公園に行く。



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靴を脱いで砂浜を歩き


波の音の隙間に透き通る石を探して



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サングラスを落として


見つけて


たくさん笑って


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日が暮れるまで潮風の中に居た


湘南の一日。




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posted by aya at 22:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>神奈川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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