住宅街にあるお店は、昼と夜とで表情が違う。
昼間はご近所の庭木や洗濯物を通り過ぎ、
子供たちの元気な声に追い越されながら店に着くという
のんびりした雰囲気。
夜はひっそりと暗闇にその姿を見つけることになる。


小上がりもある店内。

一人お酒とお蕎麦を楽しむダンディーな初老の男性。
おしゃべりに花咲く奥様グループ。
先程から熱燗をちびちびやっているキャリアウーマン風女性など
それぞれがそれぞれにこの店を楽しんでいる。
この店は「自家製豆腐」「自家製温豆腐」というメニューがある。
豆腐好きは当然両方行きますよ!
「自家製豆腐」は「一人前 200円」と書いてあり
小さな器にデザートのようにやって来る。

表面にプリンのようなツヤがあるほどのなめらかさ。
某有名人気なめらか豆腐にも似た、
なめらかさと豆の甘さがおいしいお豆腐。
そして打って変わって、
「自家製温豆腐」はどーん!とやってくる。

鍋に入っているのはまだサラサラの豆乳で、
テーブルで火を入れ固まるのを待つスタイル。
火が消えるまで待っていると・・・

出来上がり〜!
出来上がってもとろ〜り柔らかいほんわか温豆腐。
温かいとやはり豆の味わいが濃く感じられて美味しいので
「温豆腐」の方が私は好み♪
演出も楽しくてとてもいい。
「夜の部限定 旬菜の一品」というメニューより
「うるいと蛤のおひたし」

うるいが大変に美味しい。
はきはきとした食感、静かな山の味わい。
店の奥さんが野菜ソムリエと聞くとますます納得してしまう美味しさだ。
蛤の味わいは思ったより淡かったが
それだけに全体にすっきり薄味で上品。
それもこれも出汁が美味しいからこそだろう。
これはいいもの食べたなあぁ〜
同じく「夜の部限定 旬菜の一品」メニューより
「鰆の刺身 香味野菜のせ」

刺身と書いてあったが炙りが入っていてタタキになっていた。
炙りの香ばしい香りに大変弱いので嬉しい!
ふっくらジューシーな鰆といっぱいの香味野菜で大満足。
「鴨つくね焼」(夜の部のみのメニュー)

写真では伝わらない気がするのだが
これ、一個がゴロンとかなり大きいのだ!
小さな三つにせず、大きなゴロン二つというのがなんとも可愛らしい。
甘辛いタレの香りがテーブル中にひろがり、
ハンバーグにむしゃぶりつく感じに近い。
そして「松むら」において絶対にハズせないのがこちら!!
「そばがき」

うっぴゃ〜〜
美味しそうすぎる!!
この思いっきり香ってくれそうな肌・・・
たまりませぬ!!!

(>_<)
おおおおおおいしいぃ〜〜〜〜〜〜〜〜
濃厚に香る、墨のように渋い野性味。
ぽってりと箸に取り口に含むと
ざっくりとした粗挽きながらモチッとして、どろ〜として
ふわっとエアリー感もあって最高の美味しさ!!
甘みは潔いほどなく、それがまた渋い滋味をストイックに深める。
ううう 香りといい食感といい・・・美味しすぎる・・・
「ざるそば」

これまた深く香ってくれそうな、ストイックな印象の肌・・・

黒っぽい肌に浮かぶ、無数のホシ。
キンと氷水でしめられた肌からは最初は冷気のみが伝わってきたが
だんだんに、濃厚なかぐわしさが伝わってきた。
先刻のそばがきの墨っぽい渋さにくわえ
野性的なたくましさがあるのが素晴らしい。
噛みしめるとジャリッとした刺激が、ほんのごく微かであるところがニクイ。
実はこの蕎麦もそばがきも、
潔いまでに甘みがなくストイックに香ばしいという特徴が面白いなと思い
しばらくおいたら甘みが出るかな?などと思って
わざとものすご〜〜くゆっくり食べてみるという、
お店の方にはちょっと申し訳ないことをしてみた。
そして発見したビックリは・・・
このお蕎麦、いくら時間がたってものびません、乾きません!
出された時のフレッシュなみずみずしさと食感を保ち続けるミラクルな十割そば。
ちなみに「松むら」では日によって
「福井産丸岡在来」「茨城産常陸秋蕎麦」「青森産階上早生」など
各地の蕎麦が味わえるのだが、この日私が食べたのは安曇野の信濃一号。
自家製粉の十割そばである。
またおつまみの「うるいと蛤のおひたし」でもオオッと思った通り
「松むら」が汁が大変に美味しい。
「蕎麦湯はお酒で、汁はつまみ」だと思っている私は
普段は蕎麦湯はそのままゴクリ、汁を舌にチロリなのに
今日は「うるいと蛤のおひたし」の澄んだ美味しさにつられて
汁を蕎麦湯に入れてみて大正解!
蕎麦湯に加えると極上のスープになった。
今日はせっかくの「松むら」なのに
新しいカメラにまだ慣れていなくて
光も足りていなかったようで超残念・・・(;_;)
土日限定の「田舎そば」も食べたいし
今度は週末、昼間に行きたいなあ〜♪

製粉機に貼ってある「松むら」シールがナイス♪
蛤の味わいは思ったより淡かったが
それだけに全体にすっきり薄味で上品。
それもこれも出汁が美味しいからこそだろう。
これはいいもの食べたなあぁ〜
同じく「夜の部限定 旬菜の一品」メニューより
「鰆の刺身 香味野菜のせ」

刺身と書いてあったが炙りが入っていてタタキになっていた。
炙りの香ばしい香りに大変弱いので嬉しい!
ふっくらジューシーな鰆といっぱいの香味野菜で大満足。
「鴨つくね焼」(夜の部のみのメニュー)

写真では伝わらない気がするのだが
これ、一個がゴロンとかなり大きいのだ!
小さな三つにせず、大きなゴロン二つというのがなんとも可愛らしい。
甘辛いタレの香りがテーブル中にひろがり、
ハンバーグにむしゃぶりつく感じに近い。
そして「松むら」において絶対にハズせないのがこちら!!
「そばがき」

うっぴゃ〜〜
美味しそうすぎる!!
この思いっきり香ってくれそうな肌・・・
たまりませぬ!!!

(>_<)
おおおおおおいしいぃ〜〜〜〜〜〜〜〜
濃厚に香る、墨のように渋い野性味。
ぽってりと箸に取り口に含むと
ざっくりとした粗挽きながらモチッとして、どろ〜として
ふわっとエアリー感もあって最高の美味しさ!!
甘みは潔いほどなく、それがまた渋い滋味をストイックに深める。
ううう 香りといい食感といい・・・美味しすぎる・・・
「ざるそば」

これまた深く香ってくれそうな、ストイックな印象の肌・・・

黒っぽい肌に浮かぶ、無数のホシ。
キンと氷水でしめられた肌からは最初は冷気のみが伝わってきたが
だんだんに、濃厚なかぐわしさが伝わってきた。
先刻のそばがきの墨っぽい渋さにくわえ
野性的なたくましさがあるのが素晴らしい。
噛みしめるとジャリッとした刺激が、ほんのごく微かであるところがニクイ。
実はこの蕎麦もそばがきも、
潔いまでに甘みがなくストイックに香ばしいという特徴が面白いなと思い
しばらくおいたら甘みが出るかな?などと思って
わざとものすご〜〜くゆっくり食べてみるという、
お店の方にはちょっと申し訳ないことをしてみた。
そして発見したビックリは・・・
このお蕎麦、いくら時間がたってものびません、乾きません!
出された時のフレッシュなみずみずしさと食感を保ち続けるミラクルな十割そば。
ちなみに「松むら」では日によって
「福井産丸岡在来」「茨城産常陸秋蕎麦」「青森産階上早生」など
各地の蕎麦が味わえるのだが、この日私が食べたのは安曇野の信濃一号。
自家製粉の十割そばである。
またおつまみの「うるいと蛤のおひたし」でもオオッと思った通り
「松むら」が汁が大変に美味しい。
「蕎麦湯はお酒で、汁はつまみ」だと思っている私は
普段は蕎麦湯はそのままゴクリ、汁を舌にチロリなのに
今日は「うるいと蛤のおひたし」の澄んだ美味しさにつられて
汁を蕎麦湯に入れてみて大正解!
蕎麦湯に加えると極上のスープになった。
今日はせっかくの「松むら」なのに
新しいカメラにまだ慣れていなくて
光も足りていなかったようで超残念・・・(;_;)
土日限定の「田舎そば」も食べたいし
今度は週末、昼間に行きたいなあ〜♪

製粉機に貼ってある「松むら」シールがナイス♪
ただ、カメラは、
相性のいいモノに出会うと幸せってのはありますね。
あと、こんな機会なので言っちゃうと、実は私、
食べ始めてしばらく経ってからの蕎麦の麺の感じが好き。
早く食べないとのびるって言われるけど、
水切りさえキチンとしてあれば、
少しモチッとするだけで、これはこれで好きなの。
『蕎麦の三たて』って、個人的には
美味しいと思う食べ方の選択肢の1つ。
『蕎麦』は、置いておくと
刻一刻と不味くなっていくみたいに言われるけど、
そもそも雑穀の風味はそんなに弱っちくないでしょ。
繊細さは繊細さでありますし、
確かに時間とともに変わっていくけど、
食べる側の意識と工夫しだいなんじゃないのかしら?
……と、まぁ、大らかに考えてるんですわ。
色んなお店で楽しみたいですし。
あ、基本すぐ食べますよ。
(お喋りに夢中で放置、は論外!)
そうそう、この間も食べたけど、
埼玉のB級グルメには『そばコロッケ』もあるよ。
私もお蕎麦によっては時間がたってからの方が好きなのですが、作った方の気持ちを思うとなんとなくいけないことをしてる気がして、こっそりと、食べているような雰囲気を出しつつ少しおくわけです・・(^^;;)
そばナントカ、というのは全部美味しそうですねえ〜
変わりそばも珍しいのを打ったり、アサリの「深川そば」も他の温そばとは違う甘汁にしたり……。
あやこさんが挙げた品種の他にも、鹿児島産「春のいぶき」や新潟産「とよむすめ」等々、
ここでいろいろ食べさせて頂きましたが、一年ほど前、今宵のような春の嵐の晩に、
川越のやじまさんの遺作となってしまった常陸秋そばを彼の手によって味わう機会を得たのは
忘れ難い思い出です。
>新しいカメラにまだ慣れていなくて
キレイに写っているじゃないですか。
ここは夜営業だと特に光が淡いので、私のオンボロデジカメでは歯が立ちません(笑)。
私はねぇ、
「つゆや具や薬味に集中している雰囲気をだしつつ」少しおくの、主に。
「放置してないですよ」って解ってもらうのが大事で、そこは気ィつかう。
そう考えると茹で置きのお店は最初からバクバク食べてもずっとモチッとしてて楽。
勿論、そればっかりじゃヤなんだけど。我がコトながら難儀な……。
春の嵐の晩に、やじまさんの・・。そうだったのですね・・胸に沁みるお話をありがとうございます。
そしてZ33さまもここでは写真が難しいのですね!お仲間が居てちょっと落ち込み回復です(^o^)
TCさま
つゆや具や薬味に集中してる雰囲気ってスゴイですね。
薬味に集中って・・(^^;;)
なかなか高度そうな技なので私にできるかわかりませんが今度挑戦してみます^^