2013年04月07日

秋田・仙北市西木町「農家のそば屋 一助」


<秋田・仙北市 蕎麦の旅その4>

今回の仙北への蕎麦旅では
私にとって大きな初体験があった。
それは「農家民宿」に宿泊するということ。

仙北市には現在30軒ほどもの農家民宿があり
それは全国的にみてもかなり多いらしい。
ホテルに泊まっていては絶対にふれられない「その土地らしさ」がまるごと感じられるのだから
注目も人気も高まって当然だ。
子供の頃から「田舎」というものがなかった私にはなおさら
新鮮で楽しい出来事だった。

というわけで私は今回3日間「ここんちの子」になっていました(^o^)♪

「農家民宿 一助」さん。

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なんと建物は築100年。
外観はいろいろ手直しされているようでしたが中は風情たっぷりです。

しかもですよ、
この「農家民宿 一助」さんは実はお蕎麦屋さんなのです!

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農家であり、お蕎麦屋さんであり、農家民宿であり、
しかも蕎麦生産組合の会長さんでもあったり・・
と聞くとスーパーマンかと思っちゃいますが、
自分の生まれたこの土地への愛と誇りに生きる「一助」さん。
仙北のことや、畑のことを語るときの目の輝きが
とても印象的でした!


その一助さんちの「農家の居間」がそのまま開放されて客席となっていて
美味しいお蕎麦が食べられるというこの楽しさ。

「ざるそば」
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ざるの上にさらり、のびのびとひろがる蕎麦。
窮屈にかしこまっていない感じが気持ちいい。

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濃厚にムーーーとただよう、香ばしい甘い香り!
かなり力強いコシがあるのだが、平打ちのためすんなりと食べやすく
「しっかりとしたひらひら感」が印象的だ。
そのしっかりひらひらを噛みしめると
二八らしい粉のうまみがジワーと濃厚に溢れてくる。
つるつるというよりはぬるりとしたような肌で
ごくなめらかな舌触りも独特でおいしい。
「一助」さんが育てたものを中心とした、地粉のキタワセだ。



そしてこちらが「農家のそば屋 一助」人気メニュー、

「ぶっかけそば」
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わーこれまたなんだかドキドキ。
一面を海苔とかつおぶしで覆われていて内容が全く把握できません。
まるでどんな草花が生えているやら把握できない野原を歩くかのようだ。
何が入っているのかなあー?

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近づいたって事態は同じ。内容は把握できないまま一口食べて
「おいしいぃー!」。
シャクシャクとした食感の天かす、主張しすぎない桜海老、のり、ネギ、かつおぶし・・
どの食材も飛び出すことのない絶妙のバランスが
「自然」なやさしい調和を作っている。
とにかく全体がシャクシャクサワサワ〜〜として何とも言えず「自然」な味わいで、
ついそのままノンストップで全部食べてしまった。


「農家のそば屋 一助」は山菜やワサビが自生する山林に囲まれているので
季節には「山菜の天ぷら」も食べられるし
天気の良い日は林に面したウッドデッキでたぐれるらしい。
わあーい、外でたぐるお蕎麦大好き!素晴らしいー! (≧∇≦)/



「農家民宿 一助」では蕎麦作り体験など季節の体験メニューが用意されているし
希望すれば宿泊した人にもお蕎麦出してくれるそうなので
「農家民宿 一助」
「農家のそば屋 一助」
欲張って両方ぜひ〜♪


(お蕎麦屋さんとしての営業は冬季はお休みですが
今年は4/20頃からの営業開始を予定しています。)




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家族のように温かく迎えてくれた素敵なご家族。
地のものを使ったごはんもすごくおいしかったし、
いろんなことを教えていただき楽しかったです!




※今回の蕎麦旅はこちらでコーディネートしていただきました。
仙北市農山村体験デザイン室
秋田県仙北市の農家民宿に泊まってみたい方は
相談してみてくださいね。




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posted by aya at 08:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東北の蕎麦>秋田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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