映画を観る前に、久しぶりの「更科堀井」。

「もりそば」「太打ちそば」「さらしなそば」
うーん、やっぱりどれも食べたくなっちゃうなあ

昼時の店内はひっきりなしにお客さんが入れ替わる大盛況ぶり。
こんなにたくさんの人がお蕎麦を食べたさ一心で(そこまでか?)
ここに集まってきている。
そう思うと嬉しくて嬉しくて、店内を眺め感無量の喜びに浸る私。
理解されにくい感情だと思うが・・・(^^;;)
お蕎麦が来る前に運ばれてくる、堀井点前。
「あま汁」と「から汁」が並んでいる。

「太打ちそば」

もう何でもかんでも出来た順に持ってくれました。
なんと太打ちから!

甘皮の濃厚な、甘〜い香り。
モグンモグンと噛みしめるごとの味わいがすごい。
う〜〜〜 おいしい〜〜〜
「もりそば」


フッと私に語りかける、ストイックなイメージの、貫禄の香り。
穀物のかすかな生々しさがあとから追いかけてくる。
王道のすべらかな質感とコシ。
そこからあふれる、ことさらでない滋味。
こんな老舗が、全て手打ちでこんなに蕎麦を打ってくれて
しかもこんなに繁盛して、たくさんの人がよろこんで食べている。
なんて素晴らしいことだろうと、感動せずにいられない。
「さらしなそば」

目も覚めるような純白!というよりは
一段やわらかい白色のさらしな。

香りも甘くやわらかい。
食感はややほにょっとして、するつる〜っと食べられてしまう。
さらしなにも、本当にいろいろあるものだなあ
今日は意外と太打ちが一番おいしかったかもー(^o^)
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昔の本むら庵の方はまだしも落ち着けたのでよかったのにな・・・
(センナイことよ〜
堀井はドンと入るのは楽勝だが、出入りが激しく、出入り口に近い
中央テーブルがカウンター
替わりなんで、当方は落ち着けない。
それはそうだ、ナニしに行ってるって?
ビールから始めて名倉山に進めるからだよなー。(そうか...
こういうヤナ客には、全体の流れが急流過ぎて、イマ一つなんだな。
返す返すも本むら庵が…...
ペース、相性は人それぞれあるでしょうね。
たしかに大きなカウンター席は落ち着けるとは言えませんが
そこで個を保ちくつろげる日本人の姿、礼節の文化に
感じ入ってしまったりします。