2011年12月24日
京王堀之内「手打蕎麦 一澤 」
薄曇りの午前中、久しぶりにやってきた「手打蕎麦 一澤 」。
写真では住宅街に佇むお蕎麦屋さん、のように見えるかもしれないが
どっこい店の前は大型トラックもガンガン通るような広い道である。
初めて来たときは大通りに掲げられたピカピカに輝く巨大な看板を見て
味気ない大箱店かと思い込んだため
実際の店内の雰囲気とのギャップに驚いたものだ。
今回来てみたらその巨大な看板はなくなり
代わりに小さな緑色の看板がちょこんと備えられている。
注意しないと気づかないほどさり気ない看板だが、
このほうがこの店のイメージに合っている。
本日のお蕎麦は雨竜のキタワセだって!
楽しみだなあー
まずは「せいろ」と「田舎そば」の「二色そば」。
こんな美しい「田の字盛り」でやってくるのだ。
こちらが
「せいろ」
パリッと潔く締められた冷気が、淡い香りをまとっている。
うん、これは北海道、とわかりやすい香りだ。
そして食感の個性がまた面白い。
歯ざわりは硬くはっきりつるつるして、
1本1本が重なってはつるり滑るような感じがある。
しかし噛みしめると全く硬くはなく、絶妙のコシを楽しませてくれるのだ。
ゆっくり食べて少し冷気を落ち着かせてからの状態も楽しみたい・・
と思ったが、この食感の楽しさを追いかける内に
あっという間に食べてしまった。
こちらが
「田舎そば」
「せいろ」と比べるとぐっと黒く、やや太め。
食感としては「せいろ」に似ているが、こちらはやや太いため
ふっくらと厚みを持ったコシを楽しめる。
味も香りも淡いが、つるりさっぱりと洗練された、都会の「田舎そば」である。
そして本日のお楽しみ、「手挽き田舎」がやってきた。
わっ わっ わっ
これは、大変に、おいしそう!
ウワー
なんとなんと美しい眺めなのでしょう。
土佐和紙のような侘びの風情の肌、
凛と際立つ輪郭線、
空気感をもって重なるラインの完璧さ。
この手挽きもまた、香りや味わいは弱め・・
かと思いきや、こちらは噛みしめるうちに
野趣を帯びた味わいが、淡くじーっと浮かび上がってくる。
食感がまた個性的で、粗挽きを感じさせつつ
どこまでもつるり流麗に口中をめぐる。
細く繊細な輪郭線は固いわけではないのに
はっきりした輪郭線を際立たせていて、それが非常に心地よい。
個室もあり、昼夜とも予約でコース料理もあるので
ちょっとした会合などにもよさそうですよ〜
この記事へのトラックバック
イヴは何蕎麦の予定なんでしょう?
こちらは、やはりイヴらしく薪ストーブの炎を眺めつつ
酒と蕎麦。
そんな予定を考えつつ、今は自宅で
『TKBそば」と『天ぷらそば味ポテトチップス」で寝酒。
高遠さん、良いクリスマスイヴを。
もうー相変わらず可っ笑しいなあTCさまは!
「TKBそば」、検索しちゃいましたよぉー
めっちゃ詳しく写真入りでレポートしているサイトがあり、食べた気分になれました。「はじめに入れればふんわり・まろやか あとで入れればサクサクと香ばしく」って、私はもちろん「あと派」です!
『天ぷらそば味ポテトチップス」ってのもあるんですかー
私あまりお菓子は食べませんが「のり天(?)」って駄菓子は美味しいと思いました。あれって一般的なものなのかな?
ではでは、一足早く、メリークリスマス☆
(「冷食」ごめんなさい。いつか、何処かで。)
うっとりしてしまいます。
TKBそば、コメントを読みつつ気になり私も検索してしまいました。
見つけたら買ってしまいそうです(笑)
TKBそば、気になりますよね。私も売り場は探しちゃいそうです(^o^)インスタント食品は普段は買いませんが山の上で食べるカップヌードルは大好きです!
おいしいと思っていましたが、高遠さんのお眼鏡にかなうお店だったのですね(^^ゞ
このあたりに住んでいらしたのですか〜
お眼鏡なんてそんな凄いもの持っておりませぬが、そういえば最近リアル眼鏡を作り替えました(家用)。あかくて可愛いんです♪
赤の眼鏡は昔デイジーパーティーで(!)審査員役を仰せつかった時に(!)伊達赤眼鏡をかけたことがありまして、リアル眼鏡も赤がいいなとずっと思っていたんです♪
10. Nov, 2013