2011年08月20日

新高島平「手打そば もとはし」



都営三田線「新高島平」駅からすぐの、堂々たる構え。


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店の向かい側は通りに沿って長い緑地帯になっている。
緑地帯のすぐ向こうは車通りの多い駅前の大通りだというのに、
そうは思えぬほど、店は緑に守られている。



店内は老舗らしく思い切り広い。
そこにうんと間隔を持たせて
テーブルが配置されているのが実に贅沢である。

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中休みなしの通し営業。
運が良ければこれだけの空間を独り占めできてしまうのだ。

しっとりと雨に濡れる静かな庭。

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うーんこんな蕎麦屋で昼酒したい!
と思ってくださった方。
いいものがございますよ〜〜
「もとはし」の「軽く一杯コース」!

「生ビール一杯」+
「渡り蟹の唐揚げ,一口ももカツ、梅くらげ」
1000円

「天狗舞純米酒一合、枡酒一合」+
「鱧の梅肉あえ、ままかり、板わさ」
1260円

ウハッ (≧∇≦)
「セット」でなく、「コース」てぇのが
ますます楽しいではありませんか。
前者は通称「生コース」、こんな具合である。


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「梅くらげ」
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「渡り蟹の唐揚げ,一口ももカツ」
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渡り蟹の唐揚げというのは初めて食べたが
下味しっかり歯ごたえしっかり、
香ばしくてビールにぴったりだ。




四つ山盛りでやってくる
「せいろもり」

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「白っぽい細めのおそば」とメニュー説明にある通り
かなり白めの細打ち蕎麦である。
箸先から濃厚に漂う小麦の香り。
よくある二八蕎麦のもあ〜っとした小麦の香りでなく
更科蕎麦から漂うような澄んだ香りである。
ちゅるちゅるとした食感が涼やかで
おろしを加えた蕎麦つゆに浸して食べるとおいしいこと!



「田舎もり」

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打って変わって黒っぽく太い平打ちそば。
むわ〜とたくましい香り、その奥に微かな熟成感をひそめている。
みっちり密な肌感だが平打ちなので食べにくさはなく
噛み締めた甘さがとてもおいしい。
熟成もこれくらいだと好きだなあ!
この蕎麦も、おろしを加えた蕎麦つゆで食べたら
穀物の甘さが更に際立ち美味しかった。


私、「老舗な汁+おろし」というのに弱いのかも、
と最近気づき始めております。


posted by aya at 07:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>板橋区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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