2010年07月31日

経堂「しらかめ」


小田急線「経堂」駅から徒歩数分。

洗練されつつも居心地の良い空間で
美味しいお蕎麦が食べられる店がある。

その名もほっこりとかわいらしい、
「しらかめ」。


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店主はまだ若いながら
蕎麦にしろ料理にしろ演出にしろ、
センスの良さを随所に感じる店だ。





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おお〜

今日の蕎麦は、前回より色が濃いめ、
期待も高まるではではないか。

細打ちながら、
繊細さよりも油断ならぬ「気配」を感じるような、
「お、お主・・・」と覚悟を決めなければいけないような、
まあそれほどに美味しそうな眺めである。

これだけでもう素晴らしい!
来てよかったバンザーイ!


箸先の香りは、それはそれはかぐわしかった前回よりは淡い。
しかし素晴らしいのは口の中でふくらむ味わいである。

噛みしめるごとに香ばしい空気が口中に小さく生まれるのだが
それは軽みを持った「香り」として消えて行くのではなく
じんわりと静かに舌に広がる「味わい」となり溶けていくのだ。
いつまでもその味わいをたどり夢見ていたくなるではないか。

しかしそれほどのたくましさがある蕎麦ではないので
美しい夢は儚くもするりと消え。

残るは余韻ばかりである。




ここは器の趣味もいい。

高級店のような贅沢なものではないが
蕎麦猪口にしろ小皿にしろ、
置かれて、使って、
「あ、いいな」と思えるものばかりなのだ。

葡萄の絵柄が好きな私。
ちょっとそんな雰囲気のこの湯呑みは
特にお気に入りだ。

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夜来たのははじめてなので
楽しいおつまみが色々あるなか
お蕎麦だけでは申し訳なかったが
それは次回のお楽しみと言うことで。



また近々、
今度はもっとゆっくりと行きますよ〜





posted by aya at 15:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>世田谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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