2010年07月30日

表参道「手打 うどん そば処 しまだ」


美容室に行ってきた。

あまり深くは語りたくないが
私は髪の「毛流」に激しいコンプレックスがございまして。

このコンプレックスはビチアス海淵より深く玄界灘より激しいので
語れと言われれば数時間は語れるのだが(迷惑)
ここではまあこのくらいにしまして。


とにかくそのコンプレックスをどうにかこうにか
誤魔化してくれる美容師さんにようやく巡り会えたので、
ここ数年通っている美容室からの帰り道。



青山通りを表参道の交差点から外苑方向に、
右側の1本目の小道には「増田屋 古道」がありますね。
ここは古いので知名度はやたらと高い。

で、3本目には、深夜まで通しの、
ありがたいありがたい川上庵があるのだが、

2本目をひょいと覗くと、こんな世界があるのだ。


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BGMは

♪喧嘩もしたさ 
 つっぱりもしたさ
 俺は今夜も 漁にでるぅ〜 ♪

ってなド演歌である。



お品書きはお蕎麦屋さんの定番から
居酒屋並の充実のおつまみ類。
というよりここは既にもう居酒屋として愛されている。
今夜も「2階、開いてる?」と常連さんから電話があり
7時から18人で大宴会の予約である。



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壁一面のメニュー、
うーん私は、
「もつ煮込み」「もろきゅう」
「銀だら西京焼き」がいいなー

とか言いつつ注文したのは例によって例の如く「もり」である。

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店に似合わずはんなりとした風情の白めの蕎麦。
しっとりと重なりあう姿はどこか女性的な印象である。

手繰り上げるとフワとやわらかく甘い香りを放ち
噛みしめると小麦のやさしい味わいが懐かしい。




1階は私だけのがらんとした店内。

店入り口の打ち場では、店主が先程からずっと、
蕎麦を打ち続けている。

それを接客担当の若い衆が、
尊敬しているのか単に暇なのか
脇目もふらずずっと熱心に眺め続けている。
あの熱心さであるから、おそらく前者であろう。


BGMは、今度は女性演歌歌手が
惚れっちまった運命について歌い上げている。



表参道の夜。
ここでは、毎日こんな風に更けてゆくのだ。


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posted by aya at 21:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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