2010年04月25日
府中ハシゴ蕎麦2→いいかげんにしなさい
反省。
昨日は府中蕎麦第2弾に出掛けたのだが。
「蕎藤」@府中
「蕎麦 田なか」@府中
「千寿」@府中
「手打ち蕎麦 ほてい家」@府中
まあ一応遠征であるし、ここまではいいとして。
いくら分けあって食べたとは言え、
栄養としてはお蕎麦しか食べていないのだから
夜はちゃんと他のものを食べなくてはいけなかったのだが・・・
あらっ
足が!
勝手に!!
「手打そばと酒 いいかげん」@目黒
人気でいつも混んでいるお店だが、
予約が入っている7時までなら、ということで入れてしまいラッキー☆
相変わらず「いいかげん」さんには
ハァ〜〜〜ッとため息をつくばかり。
全てがこなれて力が抜けていて、のんびり〜とした雰囲気。
しかし、何もかもが揺るぎなき本物の安定感に支えているのが、
これまたのんびり〜と伝わってくる。
私のような若造には到底至れない境地であり
それでいて誰にも微塵も緊張感は与えない
古寺の大木のような、小さな蕎麦居酒屋。
いかにも適当そうにポンポンと飾られた置物や花も
よくよく見入れば何だかもっと見ていたくなるものばかりで
ひょいと出してくれる器のいちいち美しいこと。
「いいかげん」なんて名前をつけてしまうあたり
ニクイとしか言いようがないのだ。
そして、お蕎麦・・・
いかにもいかにもこの店らしく
いかにもいかにもこの店主らしい、
としか言いようがない。
ことり、と置かれた小さめの丸い曲げの器の中、
何でもなさそうに、ヒョイと軽く超越した世界。
力強いが、驚くほどやさしい香り。
おおらかに、ふんだんに散りばめられた粗挽きのツブ感は
口中では殊更際立たず、優しい舌触りの内側にくるまれているかのようだ。
その刺激なき刺激。
舌触りにしても香りにしても、
深さも激しさも含んでいるようなのに、
感じるのはただただやさしさなのが不思議なほどの、
「何でもなさそうに、ヒョイと軽く超越した世界」。
雲の上でにっこり笑う観音さまだか大黒さまだかが見えるような。
あれ本当に見えた。
と思ったら、
「今日はごめんね。またゆっくり来てね」。
雲の上ではなく、カウンターの中でのんびりやさしく笑う店主だった。
@ほてい家
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素敵な御本、拝見しております。今後のさらなるご活躍を期待します。いいかげん、中清、月心などではよく一杯やってます。万が一お目にかかるようなことがあればどうかよろしく。
書き込みありがとうございます。そして本も見ていただいたとは・・・うれしいです、ありがとうございます。
tatenonさまのブログの文章大好きです。読んでいるだけでほんわか楽しくなるtatenonワールド(^o^)!
いいかげん、中清、月心、それぞれみんな違って、それぞれ本当に素晴らしいですよね。こちらこそ、お会いした際はよろしくお願いします。
府中も沢山のお蕎麦屋さんがありますよね〜 最近、お気に入りの手打ち蕎麦 心蕎人さくら さん。カフェのような雰囲気でお店のインテリにもついついうっとりしてしまいますがお蕎麦が最高!!
お返事遅くなってごめんなさい。
書き込みありがとうございます!とてもうれしかったです。
momoさまは心蕎人さくらさんがお好きなのですね〜。私はまだ行ったことがなくて・・momoさまの書き込みを見て、もう明日にでも行きたくなっています。うずうずうず。
素敵な刺激をありがとうございます♪