2022年12月25日

EVE蕎麦



愛する店でEVE蕎麦♡

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2022年12月15日

神楽坂「蕎楽亭 もがみ」


今日は楽しい蕎麦飲み会!

しかも、私が企画したのではなく、
たまたまお蕎麦屋さんだったというこの奇跡・・・(ホントだってば!(笑))
しかも私の大好きなお店ということで
うひょうひょホイホイやってまりましたあ〜♡
うれしすぎー!!


変わらず凛とした構え。

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ストイックなのだがストイックすぎず、
どこか舞台装置のような華もあるこの構え、
好きだなあ〜



外には「そば好きの方へ」と、各メニューの蕎麦の量が書いてある案内が。
これは珍しい。いいですねえ〜

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師走の店内は大賑わい。
ここは店主も含めスタッフは全員女性だが、
客層としては本日はオール男性!
皆さんそれはそれは楽しそうで、一年中蕎麦屋ばかり行っている私も
師走の蕎麦屋っていいもんだねぇーと思わずにいられない。


そして実は、ここにくると何故か私はおじさんぽい気持ちになります(大笑)
もともとかぐや姫の竹が割れすぎて竹を割ったような男気な私ではありますが
この店特有の、おじさんのハートを鷲掴みにする魅力をビンビン感じると
あ〜やっぱり私もおじさんなのかも〜と思っちゃうのです(笑)



ここに来たら兎にも角にも二色(田舎十割とざる)と決まってんでい。
でも一応メニューは見たいの♡

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今日は皆様とご一緒の飲み会なので
一人暴走するわけにもいきませんが
ここのおつまみはめっちゃくっちゃ美味しいものばかりなので
涼しそう〜な顔でガン見します(笑)。

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イヤもうこれ全部食べたいですよね!?
センスが素晴らしい!



季節のおすすめが別紙にあります。

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イヤーーン ここも美味しそうなものばかり〜!



そしてここはとにかく飲んでナンボのお店なので〜( ´▽`)♡
純米好きの私は「黒牛」行こうと思いまーす!

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楽しいお話に夢中で写真撮り忘れちゃいましたが
入り口ガツン、下がずっしりした感じだけど後味はスッと切れるお酒。
おいしいですねえ〜



そして今日何に感動したって、コレです!!
以前はなかった「そば前セット」!

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きゃーーーーっ♡!!!

もうもうもう、一眼見て恋に落ちました!!
この抜群のルックス・・・
酒好きの心をくすぐる通なセンスと、家庭的なあたたかさと、
女性店主らしい可愛らしさと・・・
おじさん(私)もう泣きそう!!
これは絶対に美味しい!!素晴らしい!最高だ!!


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もう〜〜〜〜これがね〜〜
本当に最高なんですよ!!
どれを食べても中途半端なものがひとつもない。
どれを食べても「あっおいしい」と頭の中にピカッと電気がつくような
嬉しくなるおいしさがある。
まんなかの白いのは「じゃがいものすり流し」なのだが
聞かなければわからなかったほど澄んだうつくしい、
洗練された飲み物だった。
クリームコロッケや牛すじ煮込みが美味しいのは言わずもがな。
私が特に気に入ったのはオクラ!
味付けが絶妙でいくらでも食べたいくらいでした〜♡
このセットが990円って!!しあわせすぎます〜〜


「ふきのとう天ぷら」
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えっこの季節にふきのとう??
とびっくりしたが早いものはもう出ているんですね〜
大好物なので大喜び!(とにかく苦いものが好き)。
サクッとした衣に包まれた
青みの強い鮮烈な香りと苦味が美味しかったです〜



「そばがき」

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ほわわ〜と漂う滋味深い香り。
ふわとろ〜とした食感もよく美味しかったのですが
なにせ今日はみなさんで分けたので夢は儚く終わり・・・
ふたつ頼めばよかったかも?
(というわけでこの後暴走します (≧∇≦))




「二色(田舎十割とざる)」

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これこれ♡
この田の字盛りの眺めだーいすき!

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嬉しすぎて激写♡



「ざる」
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こちらは、いつも会津のお蕎麦。
今日の香りはめっちゃめっちゃ個性的!!
ここのお蕎麦はいつもほかにはない香ばしさがあるのが好きなのだが
今日のは香ばしさを通り越してちょっとかろやかな燻製ぽいような??
超極端に言えばソーセージに近いような?
たいへん面白い美味しい香りがしているのだ。
これはこの蕎麦の持つ個性であり、私は長年の間にそれこそ面白い香り・・・
じゃがいもの香り、天ぷらの香り、炭を通り越してカビっぽい香り、
強烈ビーフジャーキーの香り(絶品)、いろんな蕎麦の個性に出会っている。
でもここでこういうお蕎麦に出会うのは初めて!
面白いなあ〜
平打ちでしなやか、優しいコシのすばらしい食感。



「田舎」
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素朴な風情あふれるたまらない肌、
美しく繊細な平打ちの輪郭線にうっとり。
珍しく今日はこちらは会津ではなく、北海道中標津の在来。
香りや味わいはごく淡くほとんど感じられないのだが
素朴なざらつきと繊細でしなやかな食感で
飲んだ後でもするりっと食べられてしまう粋な田舎蕎麦。



私がもう一つ絶賛したいのはここの汁!

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実に、旨い。
その一言に尽きる。
私は常々、私にとって理想の蕎麦汁はなにも感じない汁、と言っている。
甘いとか辛いとか出汁がどうとか、突出した個性を形容できない、
ただ蕎麦をつけてみたときになんの邪魔をせず
「おいしい」という世界に連れて行ってくれる。
そういう汁はなかなかない。
ここの汁は、そういう汁だ。


さて同席の皆様は大変スマートで素敵な方ばかりでしたので
普通にお蕎麦を一枚ずつ頼んでお開きの方向に・・・
なることを予測した私はオーダーする時から
「てへっ」とか言いながら私だけ2枚頼みやがりました!(笑)

だってここの「からすみそば」って
食べたことなくて気になったんだもん・・・


「からすみそば」ってからすみをふりかけたせいろ蕎麦を
オリーブオイルと蕎麦汁で食べたりとか、
まあとにかくこんなの美味しいに決まっとる!!という
美味しすぎる禁断の種物なのですが、
「もがみ」の「からすみそば」は想像を超えてきました!


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えっ何事!??



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なーんと、マスカルポーネチーズが超濃厚に絡められて
その上にからすみがかかってきました〜
しかもこれを蕎麦汁につけて食べるスタイルなのです。

なにごともそのまま食べてみたいタイプなので
まずはそのまま一口。
美味しいけど濃厚すぎました!(笑)
で、正統に蕎麦汁につけて食べると・・・
うわおいしーーーーー!!

蕎麦汁につけることでチーズが少し薄まって
蕎麦汁のキリッとした感じが加わり
別の食べ物に生まれ変わりました〜

このチーズが溶けた蕎麦汁・・・
まさに禁断の美味しさです。

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「私も含むおじさん大喜びで女性スタッフばかりの店」なんて書くと
行ったことない人は勘違いするといけないので書いておくが
ここの店主もがみさんは女性らしい愛想を振り撒くタイプとは真逆の、
まっすぐな鋭い瞳でストイックにバカスカ働く美しい剣士のような人。

私がこの「からすみそば」を褒めたら少しだけ笑って
「体に悪いですよ?」



いいっ!!

実に、いい店だ・・・



またまたハートを鷲掴みにされて

皆様とほろ酔い気分に外に出たら

美しい冬の満月。



たのしかったーー









posted by aya at 11:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>新宿区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月14日

長野・小諸「郷ごころ」


駅前にある店なのだが
なにせ駅がどこにあるかわからない。

よって店がどこにあるかもわからない。


小さくてそれはそれは可愛らしい「三岡(みつおか)駅」。

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電車が来ても静か・・・

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銀河鉄道の夜。




店はその駅のどまん前にあるのだが、
これまたこの目立たなさである。

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わかりやすく光る看板などはなく、
店名自体は暗闇の中なので
写真よりさらにひっそりとした存在だ。




店内はとても美しく、完璧に調っている。

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メニューはいろいろ盛り沢山で楽しい!

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左下、「燻製三種盛り合わせ」に目が釘付け♡



全て昔ながらの手作業による、種まきから収穫、製粉までの様子なども
詳しく紹介されていて素晴らしいメニュー本だ。

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お通しの、野のもの。

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大根のきんぴら、漬けもの、おから。



「天ぷら盛り合わせ」

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なんだかモダンアートのような盛り付けでやってきました。
見た目はちょっと不思議なのだが、この天ぷらがすごいんです!

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まずですよ、この天ぷら盛り合わせ、税込638円なんです。
なのにネタが、メゴチ、ハモ、アナゴ+野菜ときたもんだーーー!
しかもひとつひとつがやたら美味しい。見た目よりずっと美味しい!
特にメゴチがいい。穴子も臭みゼロで美味。
衣はバリバリではなく軽やかなサクサクで、時間経ってもサクサク!
またこの量がいいですよねー
一人で来て一杯やりながら638円でこれ食べられるって
控えめに言って天国ですよね? (≧∇≦)


「蕎麦屋の塩焼き鳥」
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名前に惹かれてオーダーしたが、
ちょっと塩辛いのが難点だったかな〜
でも皮パリパリで香ばしさもあって焼き具合最高!
お酒に合わせた塩加減なのかも?(この日はノンアルコールビールでした)




「豚の角煮」
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「煮肉愛好会会長」を自称する私だけに、この手のものには滅法弱いのと
メニューのトップにあったのでオーダーしてみました。
うっまーーーー!!
さすが自信ありメニュー、究極の味染み!!
美味しさが煮詰まりまくっております〜
うおお〜ずしっと重めのビール飲みたい!
この角煮めちゃおいしい〜〜



「燻製三種盛り合わせ」

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やはりというか、1番に頼んでしまいました燻製三種盛り。
おっほー!!これまた強烈にお酒を欲する御三方!!

●はんぺんチーズ
はんぺんって甘いのが多くて苦手なこともあるのだが
これは甘さ控えめでチーズも濃くなく上品。
燻製の香りもわざとらしくなく実に美味しい。
上手い、美味いなああ〜

●サーモン
しっとりとてもいいサーモンなのだが
これだけ塩分控えめで味が足りない感じ?
でも外食は塩辛いものが多いし、塩分は足りなければ足せるし、
素材のうまみや甘みを楽しむチャンスなので大歓迎!

●厚切りベーコン
これは反則!ビールーーーー!! (≧∇≦)♡♡♡
燻製の香りが最高で、脂がおいしすぎる!
もうどうなってもいいおいしさ。


そしていよいよ、おまちかねの方の登場です。

「ざるそば」

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おっほー!
「ざるそば」と名乗ったからには海苔がのってくるスタイルでございました。
海苔は大好物ですがお蕎麦さまとは「個別に」お会いしたいので(笑)
全力で別々に味わいます。


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しっとりやさしく重なり合う素朴な肌。
香りは淡いが、甘くふっくらした香りが静かに漂っている。
食感は意外としっかり目でほんの少し口中で暴れる感じもあったくらいだが
不思議と噛み締めると硬さははく程よいコシ。
その噛み締めた時の味わいが素晴らしいー!
ストイックな蕎麦の滋味深さがじわ〜と広がり、
小諸の地で大切に育てられた蕎麦の味わいにしみじみと浸るひととき。


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今日はお仲間と一緒だったので、
私にしては珍しい、こんないいものも一口分けてもらいましたあ〜 (≧∇≦)


「カレーつけ麺」
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あんまりこういう種物食べたことがないんですが
おいしいですねえ〜! (≧∇≦)
あんかけのようなしっかりとしたとろみがあり、
蕎麦つゆ感もしっかり感じられる。
体の芯から温まりますね〜♡


私は雪が降ろうと風邪気味だろうと
冷たいせいろしかありえない運命の下に生まれたので
あたたかい種物食べると新鮮に感動します。
ここはあの絶品だった「豚の角煮」が入っているらしい
「角煮そば」っちゅーのもあるので気になりまくり (≧∇≦)





本日この十割に出会えなかったのはショックすぎて倒れそうでしたが・・・

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次回は事前確認のうえ参りまして、
「みちる蕎麦」「ざるそば」「角煮そば」
を狙いたいと思いまーす♡




(これも気になる・・・香ばしいといきなり甘いものOKになる私♡)
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posted by aya at 12:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越の蕎麦>長野 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月09日

要町「一久」



どの駅からも近くはなく便利とは言えない立地でも
人気店には人が集まる。

静かな住宅街にぽっと灯る明かり。

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言われなければお蕎麦屋さんとはわからないさりげなさ。
外からは中の混雑ぶりは全く想像できない。

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入り口正面には手入れの行き届いた中庭がある。

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満席のためにしばらく待つことになったが
家族連れが多いらしい店内からは賑わいが伝わってくる。


やっと席が空き、テーブルに案内される。
周りを見回すと近所の人らしい家族連れが圧倒的に多く
(寛ぎ方、リラックスっぷりからわかりました笑)
いかにこの店が愛されているかが伝わってきた。
少々賑やかすぎる感じもあったが、
スタッフの若い男性の礼儀正しい優しい接客で
優雅な気持ちでメニューを眺める。


ここはメニューがめちゃめちゃ充実していて
しかも結構独特なので楽しいんですよね〜


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お蕎麦はもちろん、「せいろ」と「粗挽き」が
まだ両方あることはすでに確認済み!(いぇい♡)

「自家製角煮入り」の「織部そば」って面白そう (≧∇≦)
冬限定の「一久鍋」はけんちん汁にそばがきが入っているらしい!
お蕎麦屋さんとしては珍しいメニューの
「タコ串焼き」「ネギダコ」あたりも気になるし
山形の「昆布巻」、新潟柏崎の「もずく」、そして「海ぶどう」と、
「美味しいものなら全国各地から揃えます!」
という感じが楽しい〜♪


一通りオーダーしたが、なにせ店内は大賑わいでどのテーブルも人数多め。
厨房は大忙しの様子でなかなか料理は出てこないため
お通しの揚げ蕎麦をぽりぽりしつつお料理を待ちます。

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やっとお出ましの一品目。

「牛のすじ煮込み」
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うふ。
「煮肉愛好会会長」の私なので(会員いません)
煮込みと見たら必ず頼んじゃいます♡
卵でとじてある牛のすじ煮込みって珍しくないですか?
これがめっちゃめっちゃホームランの美味しさ!♡!♡
大きめのお肉がたっぷりで、卵、みつば、まいたけ、玉ねぎと
要はすきやきみたいなゴージャスな美味しさなんです。
甘い味つけ苦手な私ですがここのは甘さが程よい!
おいしい〜〜早くもしあわせ〜〜〜! (≧∇≦)




そしてお次も、見たら頼まずにいられないメニュー。

「そば寿司」
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単純にお蕎麦は大好きだからということもありますが
これって作るのがものすごく難しいメニューだと思うんですよねえ〜
こんな綺麗にどうやって作るんでしょう〜

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写真だとわかりづらいかもですが
ここのはキュッと小ぶりでかわいいそば寿司。
小ぶりだからこそその精巧さが余計すごい!
しそが効いていておいしいそば寿司でした♡


「そばがき」
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お湯の中にじっと静かに沈んでいるため
まだ様子は掴めませんね・・・


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お皿に取り分けながら、早くもビビりました。
なんちゅーー香りの濃さ!!
たくましくいかにも滋味深そうな素晴らしい芳しさに
脳が溶けます〜〜うれしすぎる〜〜!!
しかも食べたらもうわたしはぶっ倒れました。(上半身が傾いた)
見た目を遥か超える、想像できなかった極上のエアリー感がすごすぎる。
モチッドロッと結構重たい質感なのにスーパーエアリーというこの奇跡。
しかも味わいも爆発的と言っていい濃厚さで旨味成分こすぎ!!
グルタミン系の旨味がぎゅうぎゅう舌に押し込まれて
なに?なに?美味しすぎませんかコレ???
天国の食べ物としか思えない(>_<) ♡
これだけ美味しいそばがきはそうあるものではありません。
私としたことが、この後のお蕎麦のこと忘れそうになる程美味しい・・・!!


「せいろ」
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かなり明るく白っぽいお蕎麦。
北海道幌加内と長野県信濃平の蕎麦粉使用らしいけど
これはどっちなのかな〜?

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さらしなっぽい見た目の通り、香りもさらしなの感じ。
濃厚な甘い香りがふわ〜
一般的なさらしな蕎麦よりはやや太めでむちっとしたこしがあり、
一般的なさらしな蕎麦のようにツルツルすぎない。
程よいツルツル感がいいですね〜



「粗挽き」
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「粗挽き」は、私の大好きな高台つきの笊でやってきました♡
この笊、扱いや保管は大変そうですが超美しいですよね〜!
こんな美しい器にこれ以上ないくらいシンプルな蕎麦という食べ物を盛る
日本文化ってすごすぎませんか?
この絶景を世界中に自慢したい私・・・
っていうか早く食べろ・・・(笑)

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す、すんごい大粒のホシが大胆に飛んでおります!
そして香り濃厚〜!
香ばしく、程よくたくましく、
ややナッティーな、熟成のそばの要素も含む、
それでいてフレッシュないい香りが素晴らしい。
食べた感じは甘味が強く、あずきを思わせるようなふくよかな味わい。
かなり太めでネチッとした質感なのだが
ただコシはあまりなく一本を噛むとプツンと切れてしまう。
束で噛むとギリギリ気にならないので
もったいないけどわしわしガンガン食べちゃいました〜 (≧∇≦)

蕎麦汁は甘さも酸味もガッチリ濃いめ。
万人に愛されそうな庶民の旨さだが決して下品ではなく
素材の良さが伝わってくる。



そしてメニューを見て気になったこれもいっちゃいました。

「小海老天あられ」
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贅沢なかき揚げがたっぷり載ったような見た目が映え〜
え、でもエビどこいった?と思ってしまいますが
なんとエビは「下の方から」ゴロゴロ出てきました(なんと奥ゆかしい!)。
揚げ方は結構ずっしりオイル感があるので、ボリュームのあるあられそば。
向こうの席の若い男性がパッとオーダーしていたのも頷けます。
問題としては、エビやイカが弾力あって美味しいのですが
なかなかお蕎麦と一緒に口に入れるのが難しく
食べ方が上手くなってきた頃になくなってしまいました( ̄▽ ̄)


ふと見回すと、周りで楽しそうだった賑やかな家族連れは皆帰り
今度はおひとりさまの男性や、若い男女グループといった
二巡目の世界に突入していた。

おひとりさま男性は本を読みながらのんびりとお酒を楽しみ
お料理がくると綺麗に並べて撮影をしている。

ここのお客さんはみんな本当に楽しそう!



次は「織部そば」と「かきそば」も食べてみたいなあ〜

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(ちなみに店名は「いっきゅう」ではなく「かずひさ」でもなく
「いちひさ」さんでーす)










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2022年12月07日

山形・村山市「あらきそば」



夏の思い出。

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日本中にその名を轟かす超有名店は
いつ行っても大賑わい。


その古い日本の家で聞いた蝉の声、蕎麦を啜る音。

何度訪れても、そこで過ごした時間は
子供の頃の懐かしい思い出のように胸の中で小さく揺れている。



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江戸時代の茅葺き屋根の田舎家。



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創業約100年、現在は四代目が蕎麦を打っている。



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この建物が蕎麦屋として使われる前の時代のことを思いながら、
暖簾をくぐる。


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こんにちは、と言いながら入るが
奥は大賑わいの様子。

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この時たまたま全員黒い靴で
なんだか「オシャレな日常」が撮れちゃいました (≧∇≦)



ただお蕎麦屋さんに人が集まって蕎麦を啜っているだけなのに
なぜこんなにも心やすらぐ眺めになるのだろう。

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都会で育ったら、こんな景色はなかなか見られるものではない。



座るとまず野のものでおもてなししてくれる。

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(嬉しいんだけど少々塩辛すぎました〜(* ̄∇ ̄*))



メニューはとてつもなくシンプル。

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「うす毛利」というのが一人前。
以前は大盛りの1.5人倍のものを「むかし毛利」と呼んだが
今はわかりやすく数字で示すようになったらしい。


私はやはり基本の「うす毛利」。
注文をすると、番号札をくれる。
時節柄使い捨てのものということで、ますます素朴〜 (≧∇≦)

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そして言わずと知れたここの蕎麦の景色である。

確認するが、私が頼んだのは基本の「うす毛利」。
1人前である。


それがですよ?
さあみなさんでびっくりしましょう!

どーん!


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もう泳げるんじゃないかってくらい
プールみたいに大きな板にどあああああーーー!と広がって、
ゴン太のお蕎麦が輝いているのだ。


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飛び込み台からプールを見下ろしてる気分(≧∇≦)
さあ今から高遠彩子がダイブしますよ 〜!


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のびやかにひろびろ盛られているので
アップの写真だと意外とそんなに太くないように見えるかもしれないが、
しっかり、容赦ない極太である。


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ムワァーー!と濃厚に香る、
逞しすぎるくらい逞しい、力強い香り。
食べるとやはりものすごい太さだが硬さはなく、
むっちりとやさしい食感に出会う。素晴らしい。
つるつるさはなく素朴な肌を噛み締め、
モグンモグン食べる。
ごはんのように食べる。
味わいも濃厚だが甘さはあまりなくすっきり、
そこがたくさんの量を食べやすいところかもしれない。

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蕎麦汁は甘さしっかりめ、出汁の味わいが良く、
実にまろやかによくまとまった美味しい汁。



食べ終わるとこの景色。
達成感すら感じる眺めである。

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難を言えばこの時近くのテーブルで
「にしんの味噌煮」を頼んだ人がいたのだが
それが驚くほど香り高すぎて私の鼻腔内は
「にしんの味噌煮」色一色に染まってしまい、
蕎麦の香りを見つめ愛しみ、
蕎麦と二人切りの世界に浸ることが極めて困難だった(笑)。

同じ茅葺き屋根の田舎家のココで、
新たな呼吸法技を開発した時のことを思い出してしまいました〜
http://ayakotakato.seesaa.net/article/151066818.html



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私は隅の席でのんびりしてしまったが、
店内は入れ替わり立ち替わり客が入り始終大賑わい。

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蕎麦屋であるから、無論蕎麦を食べにくるわけだが
私にとってはそれよりも「ここで過ごす時間」が宝物のような店。

いつまでもそのままでそこにあってほしい、
日本の宝の店である。





posted by aya at 20:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東北の蕎麦>山形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月02日

巣鴨「菊谷」(菊谷で、あらきそば!)


巣鴨の「菊谷」さんにて
山形の「あらきそば」さんのお蕎麦に出会うという
たいへん面白い体験をしました。

「あらきそば」と言えば全国にその名を轟かせる
山形・村山市の超有名店。
お蕎麦のみならず江戸末期の茅葺き屋根の建物でも有名で、
山形のみならず「日本の宝」のような存在のお店です。
そしてなんということか、私一度も「あらきそば」を書いたことがないということに
今更気づきびっくり。今年も行ったので近々書きますね〜
(と思っているお店が常に何十軒もある( ̄▽ ̄)  )

「あらきそば」のお蕎麦と言えば、
まな板みたいに大きな板にひろーーーーく広がった
これでもかというゴン太の黒いお蕎麦。
「菊谷」の、東京らしい粋で繊細なお蕎麦と
全然イメージがつながらないのでますます楽しみ。



いつ来ても素晴らしいのです。
巣鴨とげぬき地蔵の商店街のこの風情。

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この可愛らしいお地蔵様にご挨拶してから入ります。

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「菊谷」はお蕎麦も素晴らしいんですが
とにかく酒肴が素晴らしすぎて。
「酒量だけは小鳥」の私も、ここでは飲みたい欲が爆発します!!


「おまかせ酒肴五品盛り」
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私が愛してやまない「菊谷のさばの燻製」を始め
糠漬けやきんぴら、昆布の佃煮、切り干し大根やチーズの味噌漬けなど、
素朴にして最高の酒の友ベストメンバー。


ちょびっと、秋のお裾分けをいただきました。
紅玉とむかごの天ぷら。

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紅玉のてんぷらは前回もいただきましたが
http://ayakotakato.seesaa.net/article/486354633.html
個性があっていいですね〜



お蕎麦は

「益子産常陸秋そば(新そば)」

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箸先から香りを寄せると、
うわああ なんと鮮やかで印象的な香り。
やや野生味を帯びた青く美しい香りプラス、
不思議な甘さがあるのだ。
バニラ・・・まではいかないにしろ、
通常お蕎麦に感じられる素朴さや逞しさのある甘さではなく
ちょっとお菓子的な?上品な甘さ。
(それがだんだん柚子の香りに感じられてきたのはさらにびっくり)
味わいはすっきり澄んでいて、
滑らかな舌触りと余裕のコシでさすが素晴らしい食感。
うーーん、おいしい!!



そして早くも、本日の目玉のお蕎麦です。

「山形・あらきそばの蕎麦粉」
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わっ

わわわわわ 
こりゃすごい!!

やっぱりか!という感じもするし
こんなに!?とびっくりもしちゃう、
「菊谷」ではありえない色、太さ、質感、雰囲気!

まずとにかく、ビビるほど赤いです。
現地「あらきそば」の蕎麦ほどは太くないが
「菊谷」としては珍しいこの太さ。
そしてこの不思議な透明感・・・

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箸先から香りを寄せて思わず声を上げました。
ナンデスカこの個性的な香りはーー!!
まず感じるのはシャープに尖った野生。
それにこの表現は書くたびに響きの悪さで申し訳ない気持ちになるのだが
蕎麦の個性として時々出会う香りの質なので敢えて書くと
カビのような古い墨のような?ひなびた印象の香り。
(しつこいようですが悪い意味でも香りでもなく、新鮮な蕎麦の個性です)
シャープな野生とひなびた個性で、
なんというか、古くからその土地で育まれてきた在来種のような
尊いイメージ、印象を受ける。
(実は在来種ではなく、でわかおりと最上早生のブレンドでしたが!てへっ)
そしてこちらは「あらきそば」さんの方で90メッシュという
超微粉に仕上げられた粉だけあってさすがにつるつる食べられる。
ただ肌そのものはそこまでつるつるというわけではなく
90メッシュと聞くともっとつるんつるんの肌かな?と思っていたので
聞いてみると、粗挽きの打ち粉のせいかも?とのことだった。
へえ〜打ち粉でそんなに変わるんですねえ〜
そして特筆すべきはこの蕎麦の軽さ。
見た目の透明感から少し想像はできていたが
噛み締めると不思議な空洞感のある歯触りなのだ。
ネッチリもぐもぐみたいな重い蕎麦ではなく
実に軽やかな「菊谷」の「あらきそば」だった。




「益子産・秩父在来種」
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うわー
これまた美しい!
めちゃめちゃ好みなルックスです〜
すき!!
私ってばほんとメンクイだわ〜♡(笑)


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やや粗挽きの肌、かすかに震える輪郭線の美しいこと。
香りは大変バランスの良い香ばしさ、甘さ、素朴な滋味を感じるかぐわしさ。
しかし食べると見た目に反してかなりパキパキな質感。
やさしそうに見えたのでほんと意外!
そして味わいはすっきりで、そのあたりも在来種っぽくなく
予想した感じとは違ったけれど美味しいお蕎麦でした〜



最後にいただいた小さな一枚♡

「益子産・秩父在来種と桜川の新蕎麦のブレンド」
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実は、意外にも、
こちらが一番気に入ってしまいました〜!!
フレッシュな青さと素朴な香ばしさを感じる軽やかな芳しさが最高!
そして何より噛み締めて広がる味わいのおいしいことと言ったら・・・
蕎麦という穀物の滋味深いありがたいうまみが口いっぱいにひろがり
しあわせで二の腕がシビレました♡




今日は思いがけずめちゃめちゃ素敵な素晴らしい方々にもお会いでき、
こんなに美味しいものを立て続けいただき
それはそれは楽しひとときだったというのに、
私ときたらその後仕事があって、お酒も飲まずに!?
お先に帰らねばならなかったなんて・・・
神様ナンの罰ですかい!?


きっと今夜もお蕎麦なのが神様にバレてるんだわ・・・( ̄▽ ̄) 









posted by aya at 13:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>豊島区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする