2022年06月29日

西荻窪「手打ちそば 雲龍」


近年何故か手打ち蕎麦店激戦地区となった「西荻窪」。
私がお蕎麦を食べ始めた頃は「西荻窪と言えば鞍馬」という感じだったが
いまや駅近のエリアに、密集していると言ってもいいほど
たくさんの手打ち蕎麦店がある。
うらやましーーー!! (≧∇≦)


駅から歩いてすぐの位置にある、
ご近所さんに大人気のお店。

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メニューを見ると人気の訳もわかる。
いいトコついてます!!
美味しそうなものばかり〜

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店内はすっきりしたインテリアに
女性らしいデコレーションがアクセントになって
とてもいい雰囲気。

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普段から昼のセットものに興味が薄い私だが
(セットにするとお蕎麦のための胃のスペースが減る気がして(^^;))
やっぱり気になって一応ジーーッと(羨ましそうに)見る。

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見れば見るほど色々と美味しそうだし、
特にここは生ゆばがいろんなメニューに登場して気になるので
この「生ゆば天せいろ」っていうの、いっちゃおー!

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店主とその両親との家族経営らしいこちら。
注文を取りに来た、ホール担当のお母さんの声が
とても綺麗で明るく感じがいい。



「生ゆば天せいろ」
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おおおお 新鮮な眺め!
実は私「天せいろ」ってものを頼んだことがほとんどない。
死ぬほど会いたかった人(蕎麦)と、
揚げたてが命の天ぷらが一緒に来てしまうと
心も頭も千切れそうになってしまうので
いつも天ぷらを食べる時はお蕎麦とは別に蕎麦前で頼む。
もしくは、天せいろの方が価格的にお得とか、
天ぷらの量が少なめでちょうどいいとかの時は
「天せいろ」を頼んで
「天ぷらだけ先に持ってきてもらえますか?」
と訊いてみる。
天ぷらとお蕎麦を一緒に食べる「天せいろ」本来の食べ方は
はっきり言ってSUSHIと同じくらい、
世界的に有名になってもいいんじゃないかと思うほど
美味しいものだと思っているが、私の
「お蕎麦と私の間に入る者は水も空気も許サヌ」
という異様な執着によって、
私にとって天せいろとは憧れの?遠い存在の食べ物なのである( ̄▽ ̄)
長々と書いたが、要は私は「天せいろ」の眺めもまた大好きなんです!!
美味しそうだああーーー♡



とはいえやはり一番気になるのは、やはり。


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極細、繊細な美しい輪郭線。
箸先から香りを寄せると、
石のような静謐な香りが静かに漂ってくる。
口に含むとさらに
穀物感のある香りと味わいがふわっとひろがって嬉しい。
舌触りはつるつるではなく素朴な肌で、
繊細な細切りの輪郭線が口中で解ける様が心地よい。
噛み締めると見た目の通り食感もやさしいのだが
絶妙なコシがあるの素晴らしい。
おいしいなあ〜



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かぼちゃ、ズッキーニ、えのき、なす
それにお楽しみの生ゆばがふたつ。
この天ぷらが、実に繊細な衣で美味しい!
なすやズッキーニはやさしく繊細な衣で
えのきはバッリバリだけど繊細な衣。
なんといっても厚切りふっくらの生ゆばが美味しい〜
厚切りふっくらクリーミーで、こりゃたまりゃん!! (≧∇≦)


強いていえば蕎麦湯が濃いめで嬉しいのだが
あまり味わいがなく、水道水っぽいにおいが気になったかも?
でも私の鼻は呆れるほど敏感で
(普段から敏感だがお蕎麦屋さんでは犬レベルになる)
湯桶の材質によってもそういう勘違いすることもあるのだが〜 (^^;)




ふと周りを見ると、私が入ってきた時は空いていたが
あっという間に満席になっていた。
女性客や近所の家族連れが多く実にいい雰囲気。
お母さんが綺麗な声で、
ご近所さんと明るく会話しているのを聞いていると、
こちらまでほのぼのと明るい気分になる。


次回は夜に来て夜にしか頼めない
「そばがき」食べるぞぉー (≧∇≦)









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2022年06月28日

登山日記「入笠山(長野)」2022/06


ゆる登山のつもりがロングハイキングになっちゃって
結果的に大変くたびれました!(笑)

登山初心者にも、
全く登山に興味のない方にもおすすめな入笠山。
標高1,955mある山ですが、標高1,800mのマナスル山荘まで
なんと車で行かれてしまいます(笑)!
山荘の駐車場は宿泊者しか停められませんが、
実はあまり知られていない登山者用駐車場というのが
隣にあるんです〜 (≧∇≦))
またそれとは少し離れた1,780m地点までゴンドラで上がれてしまい
(冬場は富士見パノラマリゾートスキー場)、
ゴンドラ駅付近には入笠すずらん山野草公園、
マナスル山荘付近には楽しい「花畑」、
その二つの間には楽園のような「入笠湿原」があるので、
全く山に登りたくなくても自然を楽しめるようになっています。

もちろん、マナスル山荘やゴンドラ駅から入笠山に登るのもアリですし
(40〜80分くらいで山頂に着けちゃう (^^;) いいのかしら)
もっと歩きたい人は入笠山の向こうに美しい大阿原湿原、
アドベンチャラスな沢沿い歩きができるテイ沢エリア、
高座岩から牧場エリアまであるので、
本当にいろんな表情が楽しめる山なのです。

去年はちゃんと登ろうと真面目に(笑)
標高1,450mの沢入登山口から登って行ったのですが、
今回は前日が夜遅かったこともあり、ゆる登山モードで
標高1,800mのマナスル山荘横の登山者駐車場まで車で行きました。
なのになのに、お花があまりにも楽しくて写真撮りまくりだったのと、
どんどん欲張って全部のエリアを歩いてしまったので、
結局8:10〜16:10まで歩きっぱなし(21,700歩)!
アップダウンはあまりなかったのに
なぜか普通の登山くらいヘトヘトになりました。

でも快晴で日差しは強いけどひんやりした風がずっと吹いていて、
お花たちは最高にかわいいし、
空気も緑も美しく、最高の1日でした。
お昼ごはんは、
マナスル山荘名物のビーフシチューは昨年食べたのでいつものやつ (≧∇≦)。
あっさりに別肉投入、楽しいです!



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新しい帽子に朝からウカレまくり!
登山でもスキーでも、ニューギアってどうしてこんなに嬉しいんでしょう。



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カメラを向けられたらポーズを取らなければならないと思い込んでいるところは
2歳くらいから変わりません。



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去年もここで会えたので期待してました、大好きなクリンソウ!



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8:15am, まずはマナスル山荘前にある花畑からスタート!



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お花畑はかなり傾斜のある広いところをジグザグ登りながら
お花を楽しむようになっています。
最高の青空で嬉しい〜!



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今の季節はアヤメとレンゲツツジが綺麗でした



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アヤメ


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今回はもうとにかくシロバナヘビイチゴちゃんがいっぱい咲いていて
可愛い子がたくさん居すぎて!!
たくさん撮りすぎた上に全然絞れないアホな私(笑)。
この後もしつこく出てきますのでご覚悟を



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ニホンスズラン
ギリギリまだ咲いていてくれました!



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8:50am, いよいよお花畑を離れて、入笠山山頂目指して登り始めました。
10分ほどでこの分岐に。
迂回しちゃうと山頂登れないので岩場コースで!



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ミヤマニガイチゴ



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シロバナヘビイチゴ〜!



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9:24 入笠山山頂登頂!あっという間すぎ(笑)



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八ヶ岳の眺め、最高〜!
この間登った横岳や、
去年登った赤岳、硫黄岳が綺麗に見えて嬉しい



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ぐるっとパノラマで諏訪湖と諏訪の町も望めました
疲れていないので山頂では休憩せず
大阿原湿原〜テイ沢へと進みます




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オオヤマフスマ



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ミヤマキンポウゲ
あなたはプラスチック製ですか?
ってくらいピカピカ輝いていました



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テイ沢への分岐。
テイ沢は丸太橋だらけでしかも壊れかけのも多いので、
初心者はお勧めできません



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シロバナヘビイチゴ〜!



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マイヅルソウ



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山に来るとお花だけでなく
ひとつひとつの葉っぱの美しさにも感動します。
この葉っぱ、小トトロ みたい!



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テイ沢エリアは沢に沿ってなかなかアドベンチャラスな道が続きます。
去年は雨の後で岩も丸太橋もツルンツルンで
ダイハードですかってくらい怖かったんですが、
今年はそれに比べたら余裕でした!



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会えるかな、無理かなと心配していたオサバグサに会えたああああー!!
もう終わりかけだったし、こういうお花はピントを合わせるのが
スマホのカメラだと本当に難しいんですが、
なんとか撮りたくて頑張りました



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オサバグサ



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ズダヤクシュ



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ラショウモンカズラ



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ミヤマカラマツ



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テイ沢にいくつも出てくる丸太橋。
去年は濡れてツルンツルンでものすごく怖かったのですが
今回は余裕!ただ橋が壊れているところもあり、
そういう場合渡渉はなかなかスリリングなので、
橋の存在は本当にありがたいです



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テイ沢を抜けたところで、なんとあのありがたい丸太橋を
ボランティアで作っている方に偶然遭遇しました。
牧場の管理人さん。
「あなたみたいな登山の人が来ちゃうからしょうがないからやってる、
 皮剥くのも大変だし、沢まで運ぶのも大変だから今年で最後!
 誰かがきっとやってくれるよ」。
拝ませてくださいと手を合わせたら
人懐こい笑顔で謙遜してましたが、かっこよかったー!



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テイ沢から一気にゼーハー登りまくって、
去年は来なかった高座岩へやってきました。
お昼ごはんは風通しのいいここで。
カップヌードルあっさりに
コンビニで売ってるレトルトパックのチキンを投入すると楽しい (≧∇≦)



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コンビニで売ってるレトルトチキン、これはブラックペッパー。
チキンだけでも味が濃いのでこれをやる場合は
カップヌードルあっさりが相性良し。



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オオヤマフスマ



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入笠牧場まで来ました。
この柵をよじ登って越えるのが推奨された正しい入り方です(笑)



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入笠牧場



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入笠牧場



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ヒナギク



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クリンソウ



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14:00pm, マナスル山荘まで戻ってきました。
山や沢を歩いている時は全然人に会わなかったのに、
ここに戻ってきたらたくさん人がいました。
まさに山から下りてきたタヌキ気分!



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シロバナヘビイチゴのふたごちゃん〜〜!



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こんなにたくさんのクリンソウを見たのは初めて、すごすぎる!!
柵の向こうで入れないところでしたが萌えました〜!



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クリンソウ



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入笠湿原まで来ました。
整っていてとても美しいところ



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アヤメ



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ムラサキツメクサ



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ゴンドラ山頂駅下の「入笠すずらん山野草公園」
白とピンクのセイヨウノコギリソウが風に揺れていて最高でした



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セイヨウノコギリソウ


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セイヨウノコギリソウ



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ヒメスイバ



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八ヶ岳とムラサキツメクサ



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絶景を眺めつつ栄養補給



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ニッコウキスゲ



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ヤグルマソウ



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コウリンタンポポ



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クゲヌマラン




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ニホンスズラン




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「入笠すずらん山野草公園」から「入笠湿原」に戻ってきました。
ここの眺め大好き



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本日、見つけても見つけてもつぼみばかりだった
キバナノオダマキちゃん
やっとやっとこの最後に、
綺麗に咲いている子を見つけて狂喜〜!



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事件性はないと思われます。









posted by aya at 21:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 登山日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月27日

「峠の茶屋 風聲庵」


これから登山という朝8時。
信濃路の奥、杖突峠あたりを通りかかったら、
とある建物の前にいくつものカラフルな幟がはためいていた。
その最後の幟を、どうしても見捨ておけなかった私!

「峠の名物チーズパン」
「絶景を添えて コーヒー」

ここまでは平和です。
最後に「手打ち 杖突そば」って!
コーヒーとチーズパンと杖突そば。
その組み合わせなんなの!?(笑)

その後、山に登っている間じゅう
そのお蕎麦屋さんが気になってたまらず〜
本日は行程の短いコースだったこともあり
山頂でお昼は食べずに、お蕎麦めがけてスピード下山!
いざ杖突そば〜〜 (≧∇≦)



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建物に対峙すると、やっぱりちょっと不思議な雰囲気ですね〜
右側は洋風で、左の部分は和風?



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どうやら右側が「峠の茶屋」という喫茶店で、
そこで名物チーズパンを売っていて、
左側が「風聲庵(ふうせいあん)」という手打ち蕎麦屋さんらしい。


入る前に一応インターネットで情報を調べてみると、なんと!

「抜きのあらびき十割 1300円」
「丸抜き蕎麦(十割)1200円」

と、かなり気合の入ったお蕎麦屋さんではないですかー!!
(価格も高い〜!)
やはり今朝私がガバッと反応しただけのことはあった・・・自己満足(笑)


ところが、店の入り口にあるメニューを見ると

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あららららら?
なんか情報とだいぶ違いますね?

違うお店かと思ったくらいだが、やはりここで合っている。
それでも見た感じ良さそうなお蕎麦屋さんに見えたので
もちろん入りますよ〜!



店内に入るとまず目に入るのが
大きな窓一面に望む絶景!

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なるほど表に「絶景そば処」と書いてあるわけだ。
今日は薄曇りだが、霞の中に雄大に広がる
諏訪の街並みや新緑の山々が美しい〜!

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飾られているお花もチェリーセージやラベンダーなど
ちょっと珍しい可愛いお花ばかりで
山の自然の中にいる喜びをますます盛り上げてくれる。

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さてさて、景色やお花を愛でたあと、
なによりも大事な(笑)メニューを見ますと・・・

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ふんふん、表のメニューで見た通り、
やっぱり冷たいお蕎麦は

「ざるそば」
「杖突そば(数量限定)」
「とろろそば」

の3種類の模様!


で、「杖突そば」ってなんですの?
と思っていると

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おおーーーっ!
「信州産 田舎そば」「上州産 深山そば」
の2種もりなんですね〜〜っ♡
素晴らしい!嬉しい!これにします!!
しかも腹ペコなので大盛りでお願いします!(笑)


「杖突そば」は先程のメニュー写真によると
小さい四角いせいろ二段重ねでくるらしいが
私は大盛りにしたので(ニヤリ)
まずは「信州産 田舎そば」がやってきました〜♡

「信州産 田舎そば」

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絶景とお蕎麦!
ああ〜 幸せすぎる〜〜



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蕎麦猪口や徳利も趣あるセットで
これまた素晴らしい景色。
(しかしこのお箸はにおいが苦手なタイプなのでマイ箸登場〜 (^^;) )



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平打ちでのんびりと、おおらかな印象の輪郭線。
箸先から寄せた香りは最初ザ・長野という感じの
野生ー!!に感じたのだが(群馬のお蕎麦です(^^;) )
それがあっという間に変化して、
実に不思議な香ばしさと甘さのある香りになった。
強いて言えば芥子の実系?天ぷら系?
(↑この天ぷらというのは悪い意味ではなく、私はかつて何度か
天ぷらに似た良い香りのする珍しい品種に出会ったことがある。)

食感もなかなかユニークで、少しハラハラと独立した、
際立った輪郭線。
それでいて噛み締めるとネチッとしている。
細いけれど割としっかり噛み締めるタイプの蕎麦で、
そこからうまみと甘みがあふれる。




「上州産 深山そば」

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おおーーっ
こちらは黒いお蕎麦でした!


2枚の対比が鮮やかなのはやっぱり楽しいなあ〜♡

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ちょっと透明感のある黒い肌に浮かんだ無数の細かいホシ。
こちらは長野らしい鋭い野生に加え、
黒い香りが濃厚に漂っている。
口に含むと見た目の通りの質感で、ぷるっとして軽い。
味わいも透明な感じ。
どちらもいいけど、好みは先ほどの「信州産 田舎そば」かなー♡


蕎麦汁は、長野らしくかなりの甘さ。

ちなみに二枚目の「上州産 深山そば」の単品はないので
このお蕎麦は二種盛りである「杖突そば」を頼んだ人だけが食べられる
なかなかレアなお蕎麦となります(^^)


お蕎麦に夢中になりすぎてつい後回しになってしまいましたが
こちらも頼んでいたのでした!

「季節の天ぷら」
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かぼちゃ、みょうが、さつまいも、なす、ズッキーニ、桑の葉。
この天ぷらが、なんともさりげなく大変美味しい。
殊更でないパリッと感で、脂っこさゼロ。
野菜もどれも美味しくて大満足だった。



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帰り際ふと見ると、打ち場からの景色もこの素晴らしさ。

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水も空気も景色も綺麗なこんなところで、
朝、蕎麦打ちの音が響くのを想像しただけでもキュンとなる。
(変人ですみません笑)



そこへ迷い込んできたような、
おじいちゃんとおばあちゃんの二人連れ。

「すみませぇーん チーズパンありますかー?
表に書いてあったんだけど・・・」

すぐに隣の喫茶店を案内されていましたが
とっても和みました(≧∇≦)

おいしいチーズパン買えるといいな!










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posted by aya at 12:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越の蕎麦>長野 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月25日

登山日記「守屋山(長野)」2022/6


今回はゆる登山!

前日夜遅くまでイベント仕事があったので、ゆっくり出発でOKな、コース短めのお山に登って来ました〜
長野の守屋山(もりやさん)、諏訪インターが最寄りです。
標高1631mありますが出発地点の標高がすでに高いので500mほどのアップ、往復4時間のコースです。

9:27登山開始という最近では珍しいほど遅いスタートでしたが、たまにはこういうのんびり登山もいいな〜 
何よりここは「花の百名山」に選ばれているだけにたくさんのお花に出会えて嬉しかったです♡

山頂に着いてもまだ11:20だったし、1時間半で下山のところを1時間10分で下山してきた(いぇい)のでお昼は珍しく下界で!?
と言うのも、目が悪いくせにお蕎麦屋さんの看板だけは100m前からでも発見できる特技を持つ私、今朝登山口のすぐ近くになかなかレアそうなお蕎麦屋さん見つけちゃったので、登っている間じゅうそこが気になって気になって(笑)。
絶景を眺めつつのお蕎麦2種、おいしかった〜♡

その後は高遠まで足を伸ばし、高遠さんが高遠で温泉入って、
夜ももちろんお蕎麦を食べましたとさ! (≧∇≦)




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ゆる登山につき9:27という記録的な遅さで出発!先週の横岳は朝5時半登山開始だったのでこの時間にはもう稜線歩いてました(≧∇≦)



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早速出会えたノイバラ。この後もたくさん出会えました〜!
この時この登山道は降るような蜩(かな?)の声に包まれて素晴らしい趣でした。





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ノイバラ




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ミヤマキンポウゲ




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ミヤマキンポウゲ




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ニガナ





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このコースは山道らしい道をかなり歩いたと思ったら、突然車道(林道なので砂利道ですが)に出たりして、時々夢から覚醒させられる感じ があります(^^;) 。ここは林道から登山道に戻る入り口。





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ウツギ




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フタリシズカ





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会えたー!大好きなクリンソウ





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ハリウッド映画のセットみたいな?絵本の中のような可愛らしい山道。歩きやすくて平和だわー(笑)




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フタリシズカ





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登山道を歩いていたら突然ひらけて今度はキャンプ場に出ました!?でも人も車も全くいなくて、ここでトイレだけ借りました。これは入り口にいたカッシーくん。この登山道には手作りが上手な人の影がチラホラしてました。




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イワニガナ(別名ジシバリ)
センターの子を目立たせるアイドルグループ風に撮影してみました (≧∇≦)



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レンゲツツジ





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ハイノキかな?





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ミツバツチグリ。初めて見ました〜




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今日はのんびりコースのはずなのですが、やっぱり登山は登山ですからそれなりにゼーハーです(昔から体力に自信は一切ありません笑)。でもかわいいお花を出会えたりこんな看板に励まされると一気に元気が出ます!


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クゲヌマラン
湘南の鵠沼近くの中高出身の私はちょっと反応。
しかも学校名白百合なのでちょっとお花の雰囲気も似てるかも (≧∇≦)




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ついに頂上(東峰)が見えてきた模様〜!
ちなみに守屋山には東峰と西峰があり、西峰のほうがちょっと高いので、コースのゴールは西峰です



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オオヤマフスマ
繊細な作りに目を見張る


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東峰登頂〜!頂上はまるで日本庭園に配置されたような岩とれんげツツジが見事でした。
ここで普通の服装にスニーカーでゼーハーくたびれてるカップルに出会い、男性の方に「ここが頂上ですか?」と聞かれたので「ここはまだ東峰であっちの西峰の方が高いです」と答えたら、「ア〜、でも僕こっちの方が好きなんで!」とニコニコ答えて喜んで下山方向へ行かれたのが可笑しかったです。




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アヤメ
東峰の頂上は本当に日本庭園みたい


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オオヤマフスマ




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クルマバソウ
葉っぱの雰囲気が本当にそんな感じのお名前!




7D6198CB-32E8-4E7B-8EE6-6C19AF58848F.jpg ミヤマニガイチゴ
先々週の平標山でも出会いましたが花びらのくしゃくしゃの感じがこちらの方がやさしくて可愛かったです
平標山のは本当にくしゃくしゃに丸めたあと広げた紙みたいでした





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いよいよ西峰に来ました
頂上のすぐ下に、柵で囲われて植物が守られているところがあり、オダマキが咲いていたので望遠で撮影



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11:20 守屋山西峰登頂!
かわいいお花たちに現を抜かしまくっていた割には、2時間以内で登頂できました






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西峰からの諏訪湖と諏訪の街の眺め。
岩だらけの東峰と違い、西峰はとてもゆったりできるピーク。
少し広くなっていて、パノラマに対して実にいい感じにベンチが配置されており(他の登山客が目に入らない)、純粋に景色を楽しみながらベンチに座って休憩することができました。純粋と言いつつプロテインバーは食べましたが(≧∇≦)



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この頂上には、近隣の方が趣味で建てた?改装した?小屋がありました。その名もラビットハウス!
どうやらうさぎと山がお好きな方が、登山客に憩いの場を作りたいと思って作ったようです。時計とか老眼鏡とかノートとか消毒スプレーも充実していて、なんとも微笑ましかったです


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この頂上には、近隣の方が趣味で建てた?改装した?小屋がありました。その名もラビットハウス!
どうやらうさぎと山がお好きな方が、登山客に憩いの場を作りたいと思って作ったようです。時計とか老眼鏡とかノートとか消毒スプレーも充実していて、なんとも微笑ましかったです





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11:50いよいよ下山しまーす!
地元のおじいちゃんおばあちゃんたちが多くて、みんなラップに包んだおいしそうなおにぎりを食べてました (≧∇≦)





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東峰まで戻ってきました。西峰から戻ってくると西峰からは見えなかった景色が見えて、こちらもいいなと感動




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サワギク




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13:04 コースタイムより30分ほど早く登山口に帰着!
たった3時間半のゆる登山でしたが、最近私の中で流行っている達成感演出ポーズでシメました(笑)。




このあとは、今朝見かけて気になってたまらなかった
お蕎麦屋さんへゴー!
そのあと温泉 (≧∇≦)


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2022年06月23日

千葉・稲毛「利兵衛」


今夜は久しぶりに
だああーーーい好きな「利兵衛」にやってきましたーー!♡

この店のお蕎麦やおつまみの美味しさ、
店全体の雰囲気と魅力は、まさにここの店主の個性そのまま。
眼光鋭く情熱と才気にあふれ、
でも人懐こくて人を笑わせるのが大得意な店主の、
唯一無二の魅力あふれるお蕎麦屋さん!

いつ来てもとんでもなく美味しいものがドコドコ出てくるので
今日は昼間動きまくって
しっかりお腹を空かせてまいりました〜( •̀ .̫ •́ )✧v



JR「稲毛」駅と「京成稲毛」駅の間にあって
アクセスもとっても便利。
東京駅からなら一本で35分で着いてしまう。

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この中に、すんごい世界があるんですよ〜

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なんでも鑑定団でお宝を鑑定されたことでも有名な店だけに
店内は秘密のお蔵に迷い込んだようなムードがある。

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メニューの文字はまさに店主そのもの。
力強く豪快で魅力的!!

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いかにも、おいしそうでしょう〜〜?




「鴨のくんせい」
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利兵衛といえばまずはコレ。
写真だと意外と普通に見えるかもしれませんが
全くもって普通じゃありません。
思いっきり厚切りで、ふっくら柔らかい肉厚の食感が超贅沢!
燻製の香ばしさ、脂の美味しさでいくらでも飲みたくなるーー!!



「出し巻玉子」
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見るからに豪快な美味しそうさでしょー?♡


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だし巻きと呼ぶには甘い味付けなのだが、
これがニクイほど美味しい!!
ふわんと厚切りの食感がとにかく豊かで贅沢な美味しさ!
ほんのりした甘さと香ばしい焼きの香りが最高。
おろしがたっぷりなのがまた最高で、ぱくぱく食べてしまう。
はあーっ もう本当に、ここは凄いお店なのです〜 (≧∇≦)


「天ぷら盛り合わせ」
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コレも見ただけでヤバイですよね!?
この豪快な豊かさ!美しさ!
利兵衛さんは長年「野菜のプロフェッショナル」なので
とにかく野菜がもりだくさん。
インゲン 、アスパラ、サツマイモ、レンコン、カリフラワー、
カボチャ、プチトマト、たらのめ、海老などなど。
野菜がどれも新鮮で美味しいのはもちろん、
海老も大きくて弾力あっておいしい〜!
個人的にはタラの芽最高でした♡(訪問は3月)


そしてド迫力でやってきましたこちら・・・

どーん!!

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中に沈んでいらっしゃるのは・・・(>_<) ♡


「そばがき」
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ふわーっと香るフレッシュな香りにまず感激。
北海道っぽい野性味があるのがそれが強すぎず
とても軽やかでうつくしいところが素晴らしい〜
食感がまた最高で、極上のフワモチエアリー!最高!!
唇に触れてくる、ぽってりみずみずしくあたたかなカタマリ。 
味わいは濃厚ではないが滋味深さが感じられ
ああ〜しあわせ〜・・・
(本日のお蕎麦は全て北海道キタワセでした)


美味しいものづくしすぎて楽しすぎて
もうここまででグデングデン気分のワタクシでございますが
ここで、身も心も澄ませてお迎えしたいと思います。

あのね、
ほんとにすごいの来ますから、
覚悟してくださいね (≧∇≦)


キターーーーー!!!


「田舎」
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わかってはいたが久々対峙すると
あらためてすごい迫力・・・!!


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大胆な黒さ、荒さ、激しさ。
それなのに輪郭線の表情は不思議とやさしい。
箸先から香りを寄せると
最初の香りが嗅いだことのない香り!!
何か別の穀物のような?芥子でもないし、木の実類のような?
香りは独特だったが、食べた瞬間口の中で圧倒的なおいしさが爆発。
見た目通りの荒々しいジャリ感と、素朴感極まる輪郭線の舌触り。
いや〜〜〜〜 やっぱりこれはすごい!!おいしすぎる!!
味わいはストイックな印象でスモーキーで香ばしいいかにも黒い味。 
最初非常に個性的だった香りも
だんだんいわゆる黒い香ばしいストイック系に変わってきた。
えーーん おいしいよう〜
いつまでも食べていたいくらいの美味しさだけど
わたしにはっ この後にもお会いしたい方々がっっ!(笑)



「せいろ」
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打って変わってこの景色。
あの強烈な黒さ粗さの「田舎」のあとだと
余計に明るく上品で優しい姿に見えますよね〜


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近づくと、もちろんこちらもただ上品なお蕎麦ではない。
繊細かつ素朴な輪郭線と、
不規則に光を反射する肌にドキドキする!! 
箸先から香りを寄せると、
和菓子のような白いまろやかさと
キタワセらしい野生のまじった香りがふわ〜
極細繊細なふわっとした舌触り、
優しいコシが素晴らしすぎる!
これも素晴らしいが、
さっきの田舎の圧倒的な魅力のほうがちょっとだけ上かな〜♡



「ダッタン」
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うははははは
これぞダッタン蕎麦、という感じのものすごい色! (≧∇≦)
楽しみ〜〜〜!

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ダッタン蕎麦は「血液サラサラ」成分であるルチンが
普通のお蕎麦の100倍という暴力的にヘルシーなお蕎麦だが
かなり苦味があるので好みが分かれるところ。
(私は蕎麦に盲目なのと苦味という味の成分が元々大好きなので
 苦くても全然問題ないのですが(^^;))

ところがこの利兵衛の「ダッタン」は、なんと食べやすく美味しいことか!
香りはほとんどダッタンと感じないし
苦味もなくダッタンと思えない味わい。
こちらも「せいろ」同様極細繊細だが、
こちらの方が少ししっかりした質感で弾むようなしっかりしたコシがある。
ダッタン蕎麦を食べてみたいという初挑戦の方には
利兵衛のダッタン、おすすめですよ〜〜!



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もはや言及するのも野暮に感じるほどだが
こんなに美味しいお店は蕎麦汁も図抜けている。
ちろっと舐めただけでもその超越した旨みと
まろやかなバランスの良さにただただ脱帽。
おいしいなあーーーーーーー




美味しすぎて楽しすぎて笑いすぎて、
愛しき時間はあっという間にすぎてゆく。
ずいぶん昔の話になるが、
開店時間から閉店時間過ぎまでまで居たこともある!(大笑)

私はこの店がどれだけ好きなのだろう。

そして私と同じような思いでこの店に通って
素晴らしき時間を過ごしている人がたくさんいて
この店にはいつもそんな時間が流れているのだろう。


流れていく時間。


ながい間、私がくだらない文章を書き続けているのは
その日その日で流れて消えていってしまう
お蕎麦屋さんの素晴らしき時間を、
なんとかつなぎとめて、残したいからなのだ。











<s9c95s95t85>
posted by aya at 13:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>千葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月22日

登山日記「地蔵ノ頭〜横岳(山梨)」2022/6



八ヶ岳・横岳に登って来ました。
今回はゆる登山ではなく割と本気登山 (≧∇≦)

去年は、
●硫黄岳に登り→横岳→杣添尾根分岐まで縦走して
 ツクモグサを愛でてきましたが、今回は
●地蔵ノ頭に登り→ 杣添尾根分岐→横岳と縦走して
 またまたツクモグサちゃん達に会って来ました♡

(硫黄岳と横岳はお隣さん同士。
 去年は東京駅に登って稜線歩いて→有楽町→新橋駅まで行き、
 今年は浜松町駅に登って稜線歩いて→新橋→有楽町駅まで行った
 って感じです。伝わるのかこの例え(笑))

今回は行程が長いので、いつもより1時間早く行動し、
東京を3時に出発して5:20登山開始。
登りはじめはもう何度も来ている南沢ルート。
言ってしまえば左手小指骨折もしたことがある因縁の(笑)南沢ルートですが、
今回は初めて、希少保護植物であるホテイランに会えて感激!!
その他オオタチツボスミレ、シロバナヘビイチゴ、キバナノコマノツメ、
いつも大好きイワカガミなどにキャーキャー現を抜かしていた割には、
コースタイムよりだいぶ早くお馴染み行者小屋に到着。

覚悟していたそこからの急登は、まあ確かに天突くような、
ほぼハシゴ状態の階段が続いたりしましたが、
ここもコースタイムよりだいぶ早く通過!
ちょっとー、私ったら結構やるんじゃない?と図に乗ったのはここまでで、
地蔵の頭以降の稜線歩きではツクモグサちゃん探し&撮影に夢中になり過ぎて
せっかくまきまくっていた時間を全て失い、逆にかなり遅れました(笑)。

稜線歩きと言ってもここは鎖場あり岩登りありで、
かなりアスレチック状態。
しかも少し降られたので足場が滑りやすく
鎖や岩を掴む手袋もびしょびしょ、慎重に進みました。

でもとにかくツクモグサちゃんが可愛くて可愛くて!
開花したという情報を得て勇んで行ったのに、
当日の寒さでどの子もやや閉じ気味だったのは残念でしたが、
それもまた可愛い(T_T)♡!!
あんな岩場にあんなやわらかい可憐なものが咲いて、
よく見ると厳しい環境に耐えるため白い毛でモフモフしていて、
見つめるほどにハートの矢が心に刺さりまくりました。

チョウノスケソウも一箇所だけ見つけられたし、
先週も平標山で群生で出会った
アイドル・ハクサンイチゲにも会えて嬉しかったし、
その他キバナシャクナゲ、コメバツガザクラ、コミヤマカタバミなど、
今回もお花狙いで行っただけに大豊作でした。

驚いたのはミネザクラの散り方。
下界の桜の散り方と違って、
完璧なお花の姿のまま土の上に落ちてみんなニコニコしてるのです!
思わず可愛く並べて写真撮っちゃいました。

道が濡れているところが多かったので下山も慎重に、
特に骨折した南沢ルートは慎重に(笑)。
(ちなみに私は4年前骨折した時、岩も何もない真っっっ平らな、
ハイヒールでも歩けそうな土の道で小さな木の枝に足を引っ掛けて転び自爆しました(大笑))

朝5:20から登りに登り、下りに下り11時間。
16:30、美濃戸口に帰着〜!
さすがにくたびれたけど、楽しく爽快な疲労感でした。

そしてこの夜は、
山梨に住むだーい好きなファミリーのお家にお邪魔して、
天国のような時間を過ごしたのでした♡



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5:20am, 元気に出発!
でもいつもより1時間早い行動のせいか身体が重い〜 (^^;)


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早速出会えたホテイラン様の可愛らしさに大興奮!!
希少高山植物は大切に保護されているので
咲いているところはすべてロープで囲われています。
しかもホテイランに関しては、
全ての株にピンクテープの目印がつけられ
番号をつけて管理されているのには驚きました。
これはそのテープを入れて撮ったカット。


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ホテイラン



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下の方はこのように濃厚な樹林帯です



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オオタチツボスミレ



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キバナノコマノツメの群生〜!♡


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キバナノコマノツメ



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だんだん南沢ルートらしくなって来ました。
大きな沢に沿ったような道が続きます



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今年何回目かな?
ここでも会えました、大好きなイワカガミ!



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これから登る横岳が見えています。
でもお天気が心配だなあ〜



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少し陽がさしてきたあーー!!



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7:50 お馴染みの行者小屋に到着。
コースタイムよりだいぶ早くて少しいい気になる(笑)。
しかしここからがいよいよ急登なのでがんばろ〜!



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突然こんな子が地面に落ちてたらびっくりしますよね!?
お花まるごと完璧な美しさのまま散るミネザクラ。



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思わず並べてしまいました。
みんなお空を向いて笑っています



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上を見上げると、まだ枝に揺れているミネザクラが



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もはや階段ではなくハシゴと言いたい勾配です(笑)



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一気に高度をあげるので
ついさっきまでいた行者小屋があんなに下の方に見えます



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道なき道に見えますが登山道です



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急登をゼーハー登っていたら、
赤岳展望荘が見えたー!(真ん中あたり)
その奥に見えるのが人気の赤岳。
赤岳は去年登りましたが今年は反対側の横岳方面へ向かいます。



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9:15 急登が終わり地蔵ノ頭に到着!
意外と早く感じてびっくり。
時計を見たらここもコースタイムよりかなり早く上がってきたと知り、
ますますいい気になりました(笑)



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コメバツガザクラ


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これからあれに登りまぁーす!


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岩場に一輪だけ咲いていたハクサンイチゲ。
やっぱり高山植物界のアイドル!


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この子たちはよくわからず・・・
たぶんコケモモのつぼみ



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地蔵ノ頭から杣添尾根分岐に向かう縦走。
こういう歩きやすいところでホッとひと息


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地の果て感満載でございますが登山道です


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岩の間に固まってくっついて咲いているのが可愛い、
オヤマノエンドウ

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オヤマノエンドウ


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ハクサンイチゲとオヤマノエンドウの共演!


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ツクモグサの群生キターーーー!


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遠くのツクモグサちゃんをなんとか撮ろうとしてます


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手前に紫のオヤマノエンドウ、
崖の縁には白っぽいツクモグサが咲いているの、見えますか?
あのツクモグサはかなりいい感じに咲いているので撮りたかった!!
でもロープで保護されているのでこの位置から愛でました


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キバナシャクナゲ


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杣添尾根分岐点まで来ました。
去年は反対側の硫黄岳方面から来て、
ここで引き返したのでした。


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厳しい環境の中、孤高のツクモグサ


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ツクモグサ


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ツクモグサ


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あの先が横岳です。あとちょっと!



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10:57 横岳登頂!
何も景色が見えないのは誠に残念でしたが、
去年も来たこの場所に来られて感無量


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(芸人らしく登頂の達成感を演出してみました(笑))



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石尊峰まで戻って来た時、天候的に今が最後のチャンスかも!
とお昼ごはんにしました。
ところが、いざお湯を沸かし始めたらなんとヒョウが降って来て!
しかもそれが結構な雨になりました。
それでもはらぺこなのでおいしかったー!


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ヒョウが降ろうが雨が降ろうがあたしはお腹が空いてるの



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岩の間にそっと咲いていたツクモグサ。
ツバメのヒナのようでした


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あの先に見える地蔵ノ尾根に帰りまーす。
食べ終わったら雨止むってどうなのよ!
まあ止んでくれてよかったですが〜


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チョウノスケソウ。今回1カ所でだけ会えました



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下りる時はバックで参ります



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13:47 行者小屋に帰着〜!
上でツクモグサちゃんに夢中になりすぎて、
行きにあんなにまいていた時間は全て消費し
この時はかなり遅れてました(笑)


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行者小屋でしばし休憩!


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いよいよ因縁の(笑)南沢ルートを下ります。
4年前骨折した道はまさにこんな感じの何もないまっ平らなところでした!
自爆としか言いようのない転倒(笑)。


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イワカガミ



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イワカガミ



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コミヤマカタバミ。
お花も葉っぱもかわいすぎる!!



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ホテイラン
行きに散々撮影したのに、帰りも素通りは出来ません



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シロバナヘビイチゴ



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16:23 赤岳山荘に帰着〜!
朝5:20から11時間、頑張りました!!


ものすごく疲れたけど
今日はこの後もうれしい予定があってワックワク♪











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2022年06月14日

登山日記「平標山・仙ノ倉山(新潟〜群馬)」2022/6



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今朝は3時起き!
7:00am元気にしゅっぱーーつ!


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初っ端からこの子達に会えて狂喜〜!
私の好きな高山植物ベスト5には絶対入るアカモノちゃん。
こんなに可愛いのに、
もうちょっと名前なんとかしてくれって気もしますが (^^;)


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アカモノ


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アカモノ


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タニウツギのつぼみ


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タニウツギ


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タニウツギ

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チゴユリ


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ガマズミ


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ミヤマニガイチゴ
いちどくしゃくしゃと丸めてから広げたみたいな個性的な花びら


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ヘビイチゴ


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カキドオシ
二つ並んでる子が多くてかわいいです


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オオタチツボスミレ


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ヘビイチゴ


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2時間急登を頑張ると中腹以降は突然開けて、
これから行く道と先を行く人たちが見渡せます。
とはいってもこの後もそれなりにアップダウンがあります。


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ミツバオウレン
小さなお花で、その精巧さにいつも目を見張ります


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ミツバオウレン


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大好きなツマトリソウ!
つぼみもかわいい〜♡


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アジサイに似ているオオカメノキ
すごく背が高いものもあります


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めちゃくちゃ平らで楽ちんそうな山に見えて
ちょっと悔しい(笑)


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オオバキスミレ
この時は花びらがくるりんとまるまっていてかわいかったです


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オオバキスミレ
この時は花びらがくるりんとまるまっていてかわいかったです


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シラネアオイにも会えましたー!
登山道の脇の奥のほうにひとつだけ見つけて
めちゃくちゃ無理な姿勢で頑張って撮影しました (≧∇≦)


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イワカガミ、今年は何回目かな?ここでも会えました!
高山植物らしくて本当に可愛らしいお花。



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登山道の脇に咲いていたアズマシャクナゲ


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ヨツバシオガマ
大きく見えますが実物はそんなに大きくありません
装飾品のように美しいお花!


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ヘビイチゴのつぼみ


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ツルシキミ


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今回はたくさんのミネザクラに魅せられました!
6月に桜って不思議ですよね〜


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ミネザクラ


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エチゴキジムシロ


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自然界のデザインの素晴らしさには感動するばかり


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平標山山頂直前の
ハクサンイチゲ群生ポイントにやってきました〜!
すごい!一面の群生!!
曇ってきちゃいましたが撮影にはもってこい (≧∇≦)


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ハクサンイチゲは本当に映えます!
圧倒的可愛さ!


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ハクサンイチゲ


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ハクサンイチゲとイワカガミ


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10:37 平標山登頂!
この時は曇っていて周りが何も見えなかったのと、
まだ時間が早いのでお昼は次の仙ノ倉山で食べます。


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ミネザクラ


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ミネザクラ


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ハクサンイチゲは、
横から見ると高山植物らしくちょっともふもふしているのが最高に可愛いです


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一面のお花畑なのですが、写真では分かりづらいですね〜


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ハクサンイチゲとハクサンコザクラ


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ミネズオウ


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ハクサンコザクラ


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アズマシャクナゲとミネザクラ


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アズマシャクナゲのつぼみは、圧倒される迫力があります


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ミネザクラ


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ミネザクラ


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ミネザクラ


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すごく楽ちんそうな山に見えますよね〜
いや実際この辺はまあまあ楽ちんなんですが
下で急登2時間やってきているので結構疲れてます (^^;)


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11:48仙ノ倉山登頂!
ここも曇ってナニモミエヌ・・・涙


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今日は初の試み。
間違えて買ったサラダチキンを
初挑戦のカップヌードル「あっさり」に投入するというもの。
これが大ヒット、またやりたいかもー!
山に来ると普段食べない化学調味料味がガツンと美味しいです (≧∇≦)


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今日は初の試み。
間違えて買ったサラダチキンを
初挑戦のカップヌードル「あっさり」に投入するというもの。
これが大ヒット、またやりたいかもー!
山に来ると普段食べない化学調味料味がガツンと美味しいです (≧∇≦)



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アズマシャクナゲとミネザクラ

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アズマシャクナゲ



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ここでいきなりお昼寝!(笑)
肉体労働のプロフェッショナルの皆さんが
道端でもやってるコレは、さすがに素晴らしく効果的です



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アズマシャクナゲの向こうに!


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ミヤマキンバイ


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6月ですが雪渓も残っていました!
一応アイゼンも持ってきましたが、このくらいなら
アイゼンなしでも行かれました〜


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イワナシ





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フデリンドウ
小さいけれど華やか!


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ショウジョウバカマ
こんなに色鮮やかなのは初めて!


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「平標山の家」が見えてきました〜
あるあるですが見えてからが結構長い (≧∇≦)


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「平標山の家」


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山小屋の売店コーナーでこんな素晴らしいものを発見!!
喜んで4つも購入しました。


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平標山登山口まで下りてきました。
ここからは林道や比較的平らな山道が続き
私が入った松手山コースの登山口まで下ります


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ムラサキヤシオ



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鳥の声、虫の声、カエルくんもいたかな?
とにかく四方八方からの大合唱を聞きながら
フィトンチッドの森を歩いて
幸せな下山でした


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ユキザサ


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16:40 登山口に帰着ーーー!!
朝7:00から29600歩、登りまくって下りまくりました〜


このあとは・・・「そ」がつくヤツ♡





























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2022年06月01日

愛媛・道後公園「そば屋 二葉」


「点数つけるなら一億点!!
全人類に勧めたい絶品お蕎麦があるお店!!」


まず「二葉」という名前が可愛らしい。
というのは、ここは
料理旅館「栴檀」が営む手打ち蕎麦屋なのだ。
栴檀は双葉より芳し♡


「栴檀」の料理が気軽に食べられるということもあって
知る人ぞ知る存在の手打ち蕎麦屋。
道後公園からも程近く、石手川の畔という絶好のロケーションである。

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右奥が「栴檀」。「二葉」は「栴檀」のすぐ左手にある。



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武者絵デザインのなかなか個性的な暖簾をくぐると
店内はさらに個性爆発である・・・


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えっ


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ええっっ


元々は趣味でやっていたバースペースを、
蕎麦屋として使い始めたという空間。
蕎麦屋の店内としては異色中の異色だが
全てがどっしり重厚なトーンなので
居心地はすこぶるいい。


一際目を惹く、アンティーク家具らしい立派なバーカウンターには
たくさんのお酒とともにお蕎麦のメニューが写真付きで
並べられている。

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今日のお蕎麦は兵庫県産ですってー!
ときめく〜〜♡



バーカウンターに飾られた写真付きのメニューも
なんだか色々と普通ではない。
ちょっとちょっと、これはなんですか!?
と詰め寄りたくなるほど気になるメニューだらけ (≧∇≦)

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テーブルに置いてあるメニューはこちら。
「ひやいそば」、「ぬくいそば」っていいなあ〜

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上段左端
「全商品に玉子焼きがつきます」って書いてある!!
えーっナニソレうれしい〜〜 (≧∇≦)



「せいろそば」

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ほんとだあ〜 玉子焼きついてきた!


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極細に打たれた美しい姿。
箸先から香りを寄せると、ふわ〜と
白くまろやかなイメージの香りが漂ってきた。
面白いことにそれはだんだんシャープな野生の香りに変化してきたのだが
どちらにしろ非常にフレッシュな感じでかぐわしい。
食感は非常に上品なコシがあり、
極細の舌触り、束がしなやかにほどける感じも素晴らしい。
味わいはスッキリ透明なイメージ。
兵庫・辰野の常陸秋そば。
同じ常陸秋そばでも育てられた場所で
こんなに違う個性を纏うのだなあーと、実に楽しい気分。



「桜えびの変わり蕎麦」

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おほーーーっっ
想像以上に鮮やかで美しいピンク!
桜えび含有量多そう〜〜♡



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香りを寄せた瞬間思わず笑っちゃいました。
桜海老そのものですか!?というくらい
ブワンブワンに桜海老の香りが爆発しております !!(≧∇≦)
こちらも「せいろそば」同様極細だが
こちらの方がややシャープな輪郭線を持っている。
そしてとにかく頭から桜海老の山に突っ込んだような桜海老の香り!
蕎麦の香りを一生追い求める虫のような私は
蕎麦そのものの香りが香りづらい変わり蕎麦というものは
普段から興味が薄いのだが、桜海老大好物ということもあり
これは、おいしい!!


「桜えびの変わり蕎麦」のお蕎麦は
「せいろそば」とは蕎麦汁も変えてあります。

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見るからに薄い色で、白だしっぽい美味しい汁。
ただこれにつけちゃうとせっかくの桜海老の香りが全然しません・・・
というわけで、私は「いつものスタイル」で
お蕎麦だけでムハムハ幸せにいただきました!
(良い子はまねをしてはいけません(笑))


「せいろそば」
「桜えびの変わり蕎麦」
共にとてもおいしかったですが、冒頭で私が
「点数をつけるなら1億点、全人類に勧めたい絶品お蕎麦!」
とわざわざ叫んだお蕎麦はその二つではないのです。


私も、この後にこんなすごい出会いがあるとは
わかっていませんでした・・・


衝撃の出会いは、こちら!!


「蕎麦湯留め蕎麦」

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一瞬、何がやってきたのかわかりませんよね?
要は、蕎麦湯に浮かんだ釜揚げ蕎麦を
泡立てた卵の汁で食べるものなのですが・・・

これが、宇宙をブチ抜くほどの美味しさなのです!!

お蕎麦は、この「蕎麦湯留め蕎麦」用に、
切れないように打たれたものだそうで、
お蕎麦そのものの香りや味は意外にもほとんど感じられませんでした。

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ところが、この魔法の汁と合わせるととんでもないことに・・・

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泡立てた卵と蕎麦汁を合わせたものなのだそうだが、
女将によるとこの質感、この味にするまでには改良に改良を重ね、
かなり時間がかかった企業秘密、秘話があるらしい。
しかし私にとってはもはや神がかっていると言っていい美味しさで
作り方なんて全然知りたくないほど全面降伏!!(神様は遠くから拝むもの!)
なんじゃこの美味しさはぁあああー!!

泡の質感、濃厚な卵のうまみ、汁との相性、
全てがベスト!未来永劫にベスト!
どんな三つ星フレンチだろうが中華だろうがこれには及ばない!
地球で一番美味しいものに思える!
全人類に勧めたい!!
・・・というようなことを興奮のあまり店内でずーっと口走っていたら
近くのテーブルの心優しい女性二人のお客さんがくすくす笑って
「次回はそれ・・・食べます・・・」
と言ってくださいました ( ̄▽ ̄)。 ご迷惑おかけしました (^^;) 。


他にも気になるメニューはまだまだいっぱいあるし
ここは本当に面白いお店!!
もちろん料理する人の腕がいいのだろうが
女将のセンスとやる気によるところも大きい。
女将はこれだけの世界を完成させながら
もっともっと素晴らしいものを作りたいやる気に満ちていて
私如きにも何か改善するべき点はないかと訊いてくるのだから凄い。
私はとにかく「蕎麦湯留め蕎麦」に身も心も強奪された直後だったので
そんなそんな、神様に物申すことはなにもございません!!
という気分だったが、よく考えてみたら、
この宇宙をぶち抜くほどの美味しさは
メニュー名を聞いた時には全く想像できなかったことを思い出した。
「蕎麦湯留め蕎麦」って、ちょっと難しくてイメージしづらいですよね〜?
ここから、まさかあんなものすごい世界が広がるとは!!

もう聞いただけで心ときめくような素晴らしいメニュー名が、
この蕎麦にはふさわしいと思いました!! (≧∇≦)



松山は、美しい場所、
おいしいものでいっぱいの素晴らしい街♡

今回は愛するまゆきちのおかげで
ほんとーーーうに楽しい、最高の旅でした。



まゆきち ありがとーーーー!!♡


















posted by aya at 20:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | 四国の蕎麦>愛媛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする