近年何故か手打ち蕎麦店激戦地区となった「西荻窪」。
私がお蕎麦を食べ始めた頃は「西荻窪と言えば鞍馬」という感じだったが
いまや駅近のエリアに、密集していると言ってもいいほど
たくさんの手打ち蕎麦店がある。
うらやましーーー!! (≧∇≦)
駅から歩いてすぐの位置にある、
ご近所さんに大人気のお店。
メニューを見ると人気の訳もわかる。
いいトコついてます!!
美味しそうなものばかり〜
店内はすっきりしたインテリアに
女性らしいデコレーションがアクセントになって
とてもいい雰囲気。
普段から昼のセットものに興味が薄い私だが
(セットにするとお蕎麦のための胃のスペースが減る気がして(^^;))
やっぱり気になって一応ジーーッと(羨ましそうに)見る。
見れば見るほど色々と美味しそうだし、
特にここは生ゆばがいろんなメニューに登場して気になるので
この「生ゆば天せいろ」っていうの、いっちゃおー!
店主とその両親との家族経営らしいこちら。
注文を取りに来た、ホール担当のお母さんの声が
とても綺麗で明るく感じがいい。
「生ゆば天せいろ」
おおおお 新鮮な眺め!
実は私「天せいろ」ってものを頼んだことがほとんどない。
死ぬほど会いたかった人(蕎麦)と、
揚げたてが命の天ぷらが一緒に来てしまうと
心も頭も千切れそうになってしまうので
いつも天ぷらを食べる時はお蕎麦とは別に蕎麦前で頼む。
もしくは、天せいろの方が価格的にお得とか、
天ぷらの量が少なめでちょうどいいとかの時は
「天せいろ」を頼んで
「天ぷらだけ先に持ってきてもらえますか?」
と訊いてみる。
天ぷらとお蕎麦を一緒に食べる「天せいろ」本来の食べ方は
はっきり言ってSUSHIと同じくらい、
世界的に有名になってもいいんじゃないかと思うほど
美味しいものだと思っているが、私の
「お蕎麦と私の間に入る者は水も空気も許サヌ」
という異様な執着によって、
私にとって天せいろとは憧れの?遠い存在の食べ物なのである( ̄▽ ̄)
長々と書いたが、要は私は「天せいろ」の眺めもまた大好きなんです!!
美味しそうだああーーー♡
とはいえやはり一番気になるのは、やはり。
極細、繊細な美しい輪郭線。
箸先から香りを寄せると、
石のような静謐な香りが静かに漂ってくる。
口に含むとさらに
穀物感のある香りと味わいがふわっとひろがって嬉しい。
舌触りはつるつるではなく素朴な肌で、
繊細な細切りの輪郭線が口中で解ける様が心地よい。
噛み締めると見た目の通り食感もやさしいのだが
絶妙なコシがあるの素晴らしい。
おいしいなあ〜
かぼちゃ、ズッキーニ、えのき、なす
それにお楽しみの生ゆばがふたつ。
この天ぷらが、実に繊細な衣で美味しい!
なすやズッキーニはやさしく繊細な衣で
えのきはバッリバリだけど繊細な衣。
なんといっても厚切りふっくらの生ゆばが美味しい〜
厚切りふっくらクリーミーで、こりゃたまりゃん!! (≧∇≦)
強いていえば蕎麦湯が濃いめで嬉しいのだが
あまり味わいがなく、水道水っぽいにおいが気になったかも?
でも私の鼻は呆れるほど敏感で
(普段から敏感だがお蕎麦屋さんでは犬レベルになる)
湯桶の材質によってもそういう勘違いすることもあるのだが〜 (^^;)
ふと周りを見ると、私が入ってきた時は空いていたが
あっという間に満席になっていた。
女性客や近所の家族連れが多く実にいい雰囲気。
お母さんが綺麗な声で、
ご近所さんと明るく会話しているのを聞いていると、
こちらまでほのぼのと明るい気分になる。
次回は夜に来て夜にしか頼めない
「そばがき」食べるぞぉー (≧∇≦)