2022年01月25日

茨城・つくば「那由他」

 
茨城というところは恐ろしいところだというのは
私が今まで度々書いてきた通りである。

とんっっでもなく美味しいお蕎麦屋さんが
当たり前のようにゴロゴロしているのだから
お腹がいくつあっても足りやしない。
私などは毎回本気で悲鳴をあげている。
あそこもここも、全部行きたいーー!!
(思えば19年前、初めて私が雑誌の蕎麦記事を書くことになった時
 取材先に選んだテーマも”茨城蕎麦旅”でした♡)


そんな超のつく名店だらけの中でも
この店の蕎麦は、やはり図抜けている。

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ずいぶん久しぶりになってしまったが
変わらぬ佇まいにホッとする。


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入り口入ってすぐのクセの強い張り紙。

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仙台・秋保にかつてあった伝説の名店、
「たまき庵」から引っ越してきた張り紙なので
あの方のお顔がチラチラして可笑しくて・・・(笑)



今回私はかなり忙しい時間帯に行ってしまったが
これは帰り際に撮った写真。

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メニューはシンプル、少数精鋭。
それだけに、凄みを感じてしまうほど。

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食事の前にサービスで出されるお豆腐。

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一見、なんの変哲もない一般的な豆腐に見える。
しかし食べてみると、これが実に那由他らしい。
見た目よりずっとやわらかくて、うんとみずみずしく、
それでいて旨味が濃い!
よくある今時の「なめらか系豆腐」のように
やけに甘い感じではないのがまた素晴らしい。
みずみずしく、スッキリと濃いのだ。
体が澄みわたるようなおいしさ!!




そして、蕎麦。

その美しさに、私はほとんど固まってしまった。

東京よりずっと澄んだ空気の中に居るせいもあるだろう。
少し曇った午後のやわらかな窓辺の光のせいもあるだろう。

それにしても、この美しさは全てを超越した世界にある。

「せいろ」

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見入るほどに心ごと吸い込まれ、瞬きを忘れる。

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輪郭線がどうとか、粗挽きとかホシとか、
世の中にある美味しいお蕎麦のいろんな個性を全部吹っ飛ばして、
私にはただただこの蕎麦がとんでもなく素晴らしいということだけが
ズンと伝わってくる。



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箸先から香りを寄せると
案の定ブワーーーッとものすごい濃厚な香りが飛んできた!
フレッシュな青い野生のかぐわしさが素晴らしい。
その野生の中にはちょっひねたウリ系の感じもあるのだが
全てがどこまでも澄んだ青さの中にある。
そして口に含むとさらに感動。
これを完璧と言わずして何を完璧と言うか!!
王道の、最高の食感。
口中で感じる極細の美しい輪郭線・・・それが美しくほどける様がたまらない。
噛み締めるとふんわりしたコシがやさしく受け止めてくれ、
そこから溢れる味も濃い。野生がふくらむ感じ。
もうもうもう、完璧すぎて降参するしかない!!


蕎麦も凄いが蕎麦汁もまた凄い。
がっつりした旨味があるのにとんでもなくスッキリしているところが
ニクすぎる。
お蕎麦の香りを偏愛するあまりお蕎麦はお蕎麦だけで食べたく、
たまに蕎麦汁につけて食べると9割方は後悔でいっぱいになる私だが
(お蕎麦が美味しいほど後悔する)
那由他は、蕎麦と蕎麦汁の調和が素晴らしく、
うわ、これは美味しい!!と納得させられてしまう美味しさであった。


「つけ鴨そば」のつけ汁はこんな感じ。

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これがまたね〜〜!流石としか言いようのない美味しさ。
お肉ごろんごろんでガッツリ濃い旨味!
でありながら単なるガッツリ系ではなく
柚子の効かせ方が絶妙に巧かったり
上質なまとまりがあるところにギャフンである。


経験上、蕎麦と蕎麦湯の美味しさは比例しないことも多いのだが
ここはそば湯も素晴らしい。

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後から蕎麦粉を足したりはしていない、
サラリとした釜湯そのままの蕎麦湯。
でありながら味が濃い!おおおおおいしいぃ〜!!
素晴らしい蕎麦粉を使っているのがわかる最高の釜湯。




食後はサービスでカステラを出してくれた(^o^)。

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いいなあー

和むなあー




今日は久方ぶりのこの店に、楽しみにやって来たのだが
実は私が行った時は運悪く?
スタッフの一人に爆発的にご機嫌の悪い人がいて??
食べたいものが食べられなかったりと、
まあ〜それはそれはかなり稀有な体験をしてしまった。
しかし敢えてその詳細は省き、私は私のこの店への愛を中心に書いた。



その窓辺には、本当に美しい蕎麦があり
私はその蕎麦と美しい時間を過ごした。

心に残る素晴らしく美味しい蕎麦を食べた、
午後の思い出。

やはりここの蕎麦は、茨城の数ある超名店の蕎麦の中でも
私を魅了してやまない蕎麦なのだ。



次回も楽しみに、また来ますねー!







posted by aya at 17:02 | Comment(0) | 関東の蕎麦>茨城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月21日

蕎麦粉の信州冷麺!


全国津々浦々の手打ち蕎麦屋さんを訪れては恍惚メロメロ、
悪質な浮気とストーカー行為を長年繰り返してきた私ですが
なんと本日は初めての!焼肉屋さんのご紹介です〜 (≧∇≦)

だってねだってね、これ見てください!

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「信州冷麺プロジェクト」なんて聞き捨てならないものが
発動しているらしいんです。

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長野・高遠町の製麺所「木曽屋」さん開発の、
信州そば粉使用の冷麺ですって!?♡
そんなの食べたいに決まっとるじゃないですかー!!!

もちろん私が一番愛しているのは「日本の蕎麦切り」。
でも蕎麦粉が入ってると(入ってるって知らなくても)
割となんでも猫にマタタビ的に反応して狂喜する私。(蕎麦粉のパンとか!)

以前歌の仕事で2度行った韓国では蕎麦粉入りの黒っぽい平壌冷麺を求めて
一人で電車乗って食べに行ったりしてました (≧∇≦)

今回はこの信州冷麺プロジェクト開催店の中から、
松本の「こぶたー」さんへ行ってまいりました〜
(スキー帰り ♡)。

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御目当ての長野県産そば粉入りの「信州冷麺」をばふばふ注文!

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この店には普通の「冷麺」もありますが「信州冷麺」は出汁から違うらしい。
信州福味鶏のチャーシューと山芋キムチ入りって楽しみだなあ〜

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おおっ
器からして普通の韓国冷麺と違いますね!?(こぶたーでも韓国冷麺は銀の器)
なんとなく雰囲気としては
私が愛してやまない山形の「冷たい肉そば」っぽい雰囲気〜♡
すっきり澄んだスープとお肉が食欲をそそります。

ひとくち、食べて目がかっぴらきました。

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この麺、うっまーーーーーーーー!!!
なんでしょう!?
これが単なる贔屓目なのか、
私の体内で起こった蕎麦粉との化学反応なのかわかりませんが
とにかく全身の細胞が目覚めるような美味しさであります!!
焼肉屋という、普段愛する蕎麦粉様には絶対会えないと思っている場所だから
余計に反応しちゃうのかなあ!?

スッキリしたスープはどことなく和っぽさも感じる香り、
でもやっぱり全体には韓国なお味で大変美味しい。
ムッチムチのコシ、密な質感の麺を噛み締めると
お蕎麦の香りがパァーッと見事に広がって最高!
ちょっとちょっと木曽屋さん、この麺すごくないですか!?

蕎麦粉の香りと味が好きすぎて、
全ての手打ち蕎麦屋さんで「もりそば」を頼み
汁をつけないまま完食してしまう大悪党の私だけに、
この韓国スープの中で蕎麦粉の香りと味わいをこんなにしっかり感じたことに
もうびっくり感動してしまいました。

チャーシューもキムチも美味しくて、特に個人的には
この茹で卵にも気合を感じました。
茹で加減ベスト!!卵そのものも美味しいのかな?
とにかく大満足の冷麺でした。

蕎麦粉だけでなく、信州産の漬物、ワサビ、野菜または果物使用っていうところもいいですよね〜
素晴らしき地産地、こんなの美味しいに決まっている。

この信州冷麺、まさか期間限定ではないですよね〜?
こんなに美味しいんだから絶対に定番メニューとして
たくさんの人に食べてもらうべきだと思いまーーす!!

松本は美味しいお蕎麦屋さんがいっぱいあって
私はただでさえ手いっぱい大忙しなだけに悩ましいけど、
こういう素晴らしい企画はずーっと続いてほしいな〜♡

また行きますー!!



<おまけ>
ちなみにこのこぶたーさん、焼肉ももちろんすごく美味しいんですが
ごはんの美味しさにも腰抜かしました!
すぐご近所の島内の農家さんから直接買っているお米だそうです〜
蕎麦愛で人生棒に振ってごはんへの愛は普段あまり濃厚でない私も
ここのお米には感動しました!!

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posted by aya at 11:36 | Comment(2) | その他の蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月19日

浅草「三代目 松月庵」


家の事情で小さい頃から浅草にどっぷりたっぷり
慣れ親しんできた私。


最近お気に入りのお店が増えましてね〜 (≧∇≦)

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その名も「三代目 松月庵」。
店名は劇画調だが店の佇まいはモダンで親しみやすい感じ。



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入り口左手の張り紙、
「茨城・神田山産の常陸秋そば使用」
「十割手打ち蕎麦」
の文字が眩しい〜〜〜 (≧∇≦)



まだ新しいだけに、明るく清潔感あふれる店内。
スクリーンをうまく使って
各テーブルが個室風になっているのがすごい。

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ここはとにかくメニューが盛り沢山で楽しい!

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町蕎麦屋だった松月庵を三代目が一昨年、十割手打ちの店として
スタートさせたというこちら。
お蕎麦は「常陸秋そば使用の十割手打ち」ながら
「初代のカレーライス」をはじめ
「かつ丼」「かつ重」「天重」「親子丼」
「二代目女将お手製 ぬか漬け」
など町蕎麦屋時代のお客さんを
大切にしているんだなあ〜と感じられるメニューも充実。
いいなあーこういうの!!


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それでいて
「からすみ蕎麦」や「湯葉とじせいろ」「彩り海鮮のアクアパッツァ」
なんていう、三代目のヤル気とセンスを感じる創作系メニューもあるのだからたまらない。


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もー、このからすみ蕎麦、
めっちゃ惹かれるんですけどー!! (≧∇≦)♡



お酒も充実しまくりなので目移りしたが
今夜は寒いので、熱燗でおすすめの「黒澤80」。

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ん〜〜〜っ!!いいですね〜っ
こういう野菜いっぱいの家庭的なお通し出してくれるところに
ワタクシめっぽう弱いです。
うれしいなあ〜


「牡蠣のオイル漬け」

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みっちりねっちりとした食感。
牡蠣の旨味が凝縮されて、お酒が進んじゃう〜



「ふわ出汁巻きたまご」

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名前に惹かれて注文したこちら。
ふっくら豊かで美しい〜♡
あれ?でも「出汁巻き」というには甘い、
東京の「玉子焼き」みたいな香りがしてる・・・?
と思ったらその通りしっかり甘くて「出汁巻き」というよりは
「玉子焼き」でした。(下町浅草ですから!(^^))
食感はジューシーで最高!!
私は断然「出汁巻き」派ではありますが
こういう甘い系の玉子焼きは
添えられたおろしにお醤油垂らして食べると
美味しいんですよね〜!おろしバンザイ (≧∇≦)
紫蘇もちぎって一緒に食べるとさらに美味♡


「桜海老のかき揚げ」
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うっひょー!美味しそう〜!!
お塩はすでにかかっているとのことなのでそのままぱくり。
うっまーーー!!
これ以上無理というくらい繊細なサクサク感。
お塩だけでなくお醤油で下味がついてるようなしっかりした味で
もうこのかき揚げだけでいくらでも飲めちゃいそう。
(注:酒量だけは小鳥です)
強いて言えば桜海老がちょっと少なく衣が多めなのだが
それでもこんなに美味しいって凄い!
これは次回も頼みたいなあ〜♡


そして、いよいよ・・・

私の胸を焦がすこの絶景をご覧ください。


「二種もり(せいろと田舎)」!!

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「せいろ」と「田舎」がある店はたくさんあるが
やっぱり二種もりにしてくれるとときめきが違うんですよねえ〜

どうです、この美しきコントラスト!!


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まずは「せいろ」から・・・

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目が覚める、濃厚なかぐわしさ!!
まず出会うのはムワワワ〜としたたくましさだが、
それが最後には豊かでバランスの良い、
まさに常陸秋そばらしい香りにおさまる感じ。
素晴らしいーー!おいしいーーー!!
(これだけ書いてまだ食べていないことにご注目(笑))
口に含むとしっかりはっきりした舌触り、やや硬めで強靭な食感。
しかしそれも食べ進むうちにだんだんと優しく食べやすくなった。
味わいも濃厚で、もうもうもうとにかく食べている間じゅう
しあわせ、恍惚!!



「田舎」
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箸先から寄せた香りは、黒くジワーッと低いイメージの香り。
華やかに香るこうばしさではないので
香りは「せいろ」より意外に地味な印象だ。
かなりの太打ちでネッチリしっかりした質感なので
もぐもぐ噛むお蕎麦なのだが
そこから溢れる味わいがとにかくすごい。
どこかで嗅いだことのあるめちゃくちゃ美味しい味わい・・・
と思ったら、なんとよもぎでした!!
よもぎっぽいお蕎麦は過去に食べた経験ありますが
この美味しさは凄いなあ〜


蕎麦汁は下町らしく?
がっつり甘い。
鰹の濃厚な旨味+甘味!!

特筆すべきはこの蕎麦湯。


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びっくりするほど濃厚なのだが、
濃厚なだけなじゃなく味が激うま!
上質なお蕎麦の味もするんですが、
なぜか樽酒のような香りがそれを包んでるんですよね〜
お櫃のごはんみたいな、日本の美しい香り♡


さー蕎麦湯も飲んでもうフィナーレ、かと思いきや、
このあと凄いデザート食べちゃうもんね〜


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ガマンできませんでした、「からすみ蕎麦」!
自家製のからすみが嬉しくて笑っちゃうほど贅沢にたっぷり。
添えられたオイルをかけて食べると・・・
こんなん美味しいに決まってるやろーーーーーー!! (≧∇≦)
もうなんというか、これはイタリアンですね。
でもボッタルガのパスタよりはすっきり粋な感じがあって
それはやはりこのお蕎麦の美味しさゆえだと思うんですよね〜
これだけ美味しいお蕎麦を種物で食べちゃうのはもったいない、
と心乱れつつ、でも今この逢瀬を精一杯楽しみたい、
と無我夢中で完食しました♡


この日はスクリーンを隔てた隣のテーブルの会話が面白すぎて
気分的にはかなりディープな浅草を体験したのですが笑笑
(某有名芸術系女子大学生二人がその日出会ったらしいアイドル好きのおじさんふたりに
キャバクラとガールズバーの違いを説明していました・・・)

私がこの店を好きな理由は、もちろんお蕎麦の美味しさもあるが、
家族が一丸となって、お客さんにとって居心地の良いお店を
一生懸命、謙虚に続けてきたのが伝わってくるから。

通いたくなっちゃうんだよなあー
こういうお店は・・・


冬のうちに、牡蠣蕎麦も食べに来なくっちゃー! (≧∇≦)





posted by aya at 22:27 | Comment(0) | 東京の蕎麦>台東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月18日

About my ski boots♡


突然ですが、私のスキーとスキーブーツについてウザ長く語るので
興味ある方だけお付き合いください😆

大学時代はスキーサークルに所属し(ほとんど飲みサークルだったけど笑)
スキー歴はまあまあ長い私。
でも訳あって生涯中級スキーヤーです。

大学時代はいくら練習しても全く上手くならず初級のまま卒業してしまい(涙)、
なんで自分がこんなにできないのかわからない、
向いていないとしか思えない、それでもスキーが好きで続けてきました。

それが、6年前に出会ったこのブーツで、
自分のヘタクソのワケが突如解明されたのであります!

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それまでは板やブーツを主にデザインとかで選んでいたチャラい私でしたが(笑)、
もしや私、ブーツがゆるいんじゃない?と遅まきながら気づいたのです。
どこをどんなに締め上げても足にはぴったりこない感じ。こ
れはやっぱりおかしいよね?ということで、
今度こそ自分に合うベストなものを買おうと某Iスポーツコンペ館に行って相談しました。
そしたら途中から体格のいい偉そうな人が出てきた〜(店長さんでした)。
すると私の足はA幅ないくらいの激幅狭な上、甲もガリガリで激薄。
かかとも足首も細すぎて現行売っているモデルで合うものは一つもないと断言されました😱


ではどうしたらいいかというと、
熱を加えることによってその人の足型にぴったりにできるインナーを作り、
それに合わせてシェル(外側)も熱成型できるスキーブーツがあるとのこと。
勧められたShidasのインナーは12,000円、
FISHERのブーツ、バキュームフィットは79,000円もしましたが、
清水舞台で決めました。


その後その店長との型取り作業もかなり独特で、
店長が直接計ったり熱成型するための専用の巨大なマシン(フィットネスマシンみたいな?)
に私が乗ったりするのですが、その店長体育会系みたいで (^^;)

「膝をまっすぐ前に落としてー!!」「ハイッ!!」
「もっと俺の肩に体重かけてー!!」「ハイッ!!」

ってリポビタンDみたいな世界でした。


さてようやく出来上がったブーツで意気揚々とゲレンデに出たところ、
うん、やわらかくてすごくいい履き心地・・・
ってかこれはゆるいってことじゃ!?え、まさか?まさか?と
いろいろ調整してもイメージしていたようなぴったりにはならず。
再び体育会店長のところに行きました。


私の話を聞いた店長が厳しい面持ちでいろいろチェックし考察したところ、
なんと
「今入れているShidasのインナーでは貴女の足には
インナー素材の質量自体が足りないのかも。
そもそもこういうモデルは元々足幅が広めで甲が厚い人向け、
どこかが当たって痛い人向けのものなので、
インナーの素材はそんなにたっぷりないのは理解できる」
とのこと。

エーそんなー!私はどうしたら??と思ったら、
「もう一つインナーだけを別売りで出してるメーカー(レクザム)がある、
そのインナーの方が素材の質量が多い、それを入れましょう」
とのこと。
なんとお値段37,000円!ヒ〜〜また出費っスか〜!と思ったら
「これはこちらの責任なので代金は結構です」
と言うではないですか!
今までの体育会系やりとりがあるだけに、一層印象的な計らいでした。


というわけでその店長のおかげでやっと出来上がった
総額13万円(!)の私のスキーブーツ。
フィット感はさすが抜群、というか、
そこには私が味わったことのない世界がありましたー!
雪面に力が伝わるってこういうことなんだ、という生まれて初めての感動。
今までどのブーツもどんだけブカブカだったのやら・・・。


おかげで私の滑りはそこから劇的に変わり、
初級ではなく中級と呼べるスキーヤーにはなりました。
自称「中斜面のマリー・アントワネット」!
斜度20度くらいまでの圧雪斜面ならオホホホホ〜と
かなり優雅に相当なスピードでぶっ飛ばせます。


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しかしね。。そこから先はもう無理なのよね。。
斜度20度以上もしくは雪面が少しでもモコッてくると突然、
滑っているというよりは止まっているカメさんに変身。
とにかく板を押さえ込めないので板を谷に向けるのが無理になります。
言い訳としては、身長に対して足幅、足サイズが極端に小さすぎるので
押さえ込む力も安定感もない、その代わり、足幅が細いので(筒に近い??)
エッジ立てるのだけは上手い、という説を打ち立ててるんですが。。
ハイ言い訳です。。


私のこのブーツがどんだけ特殊かというと、
かなり小さくて細い私の手ですら中に入れるのはギリギリ。
普通の大人の手はまず入らないと思います。
よって履くのもめちゃくちゃ大変で、
足を突っ込むだけで片足3分くらいかかります(汗)
全身ガクガクになるほど力使います。


それでも私はこのブーツがないと全く滑れないので、
私の宝物、命のスキーブーツです!
このブーツを買い替えなくてはならなくなる日を思うと今から泣けます。
なんとお金がかかる足〜〜



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posted by aya at 22:36 | Comment(2) | aya>diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月03日

新年に入って三軒目♡


新年に入って三軒目のお蕎麦。

お蕎麦屋さんは年末忙し過ぎて
新年はお休みのところが多い中、
やっているお店を狙っては愛を繋いでおります。 


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本日はマイ・ファースト蕎麦屋、尾張屋。

日本でただ一軒、私が「もりそば」でなく
「ざるそば」を頼む店です♡

http://ayakotakato.seesaa.net/article/148853108.html
posted by aya at 18:04 | Comment(0) | 東京の蕎麦>台東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月02日

初蕎麦



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新年早々事件です。

皆様にとってはどうでもいいことなのですが、
あまりの寒さに、なんとこの私が温物を頼んでしまいましたあああーー!!

人のを奪ったことは数知れずあるし、
もりそばを食べた上で頼んだことはありますが、
とにかく雪が降ろうと槍が降ろうともりそばを選ばなかったことはない私。
温物のみを自分で頼んだのは人生初めてかも?? (≧∇≦)

鴨南蛮って美味しいんですねえ〜
すっかり温まりました。

今年は波瀾万丈な年になりそうでワクワクです

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posted by aya at 23:22 | Comment(0) | その他の蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月01日

新年 襖絵「霧中蕎麦山図」


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新年あけましておめでとうございます。

毎年元旦になると引っ張り出してくる、
この襖絵「霧中蕎麦山図」。

襖絵や浮世絵など日本画好きな私が、
神田「眠庵」で撮影した写真から作ったお馴染みのパロディです。
自分の目の前にあるお蕎麦はもちろん好きですが、
これから運ばれて行く、他の方のお蕎麦見るのもだーいすきなんですよね〜(≧∇≦)

昨年中は大変お世話になりました。
2022年が皆様にとって、
楽しい明るい年になりますように。

本年もどうぞよろしくお願い致します。
posted by aya at 23:39 | Comment(0) | aya>diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする