2021年03月24日

小川製麺所「山形とびきりそば」



長年手打ち蕎麦だけを熱烈偏愛してきたため
乾麺蕎麦というものはほとんど食べたことがなかった私。
それがコロナのおかげで随分と乾麺蕎麦を食べる機会が増えた。

最初の頃はとにかく乾麺蕎麦の「乾麺蕎麦ああああ!!!」という香りが苦手で
それがあまり気にならない十割の乾麺蕎麦を好んでいた。
小麦粉が入るとなぜか「ザ・乾麺」な香りが爆発しがちなのだ。

しかし、手打ちの十割蕎麦ならそんなことはないのだが、
乾麺の十割蕎麦はどうしても食感が粉っぽいというか、
ボソッとした感じになるという欠点もある。
それでも最初の頃は、食感が悪かろうが何だろうが
とにかく香りの良いものがいい、と十割を選んでいたのだが
いろいろ食べてみるうちに発見もあり、最近では蕎麦より小麦粉の方が多いものでも
これはすごいな、と思える乾麺蕎麦に出会うことも多くなった。


前置きが長くなったが、本日のステイホーム蕎麦はこちら。


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「平成で一番売れたそば」というポップシールが
まぶしいですねえ〜すごいですねえ〜
「お主・・・さては自信があるのだな・・・」と
つい手に取ったわけであります。
結構いろんなスーパーで売られているので比較的手に入りやすく
このパッケージに見覚えある方も多いのではないでしょうか。
一束ずつ紙にくるまれているところも田舎っぽくていい風情である。



裏の原材料を見ると、蕎麦粉は五割以下しか入っていない。
つなぎに山芋も入っている。


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茹で上がりの姿はなかなか良い雰囲気!

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(乾麺蕎麦食べる時は有明海苔と生卵を欠かさない私 (≧∇≦))





黒っぽい肌に無数に散る褐色のホシが期待を高めますぅ〜

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箸先から香りを寄せると、まず出会うのはやはりザ・乾麺な香り。
しかしそれを押しのけるように、
奥から黒く香ばしい香りがガンガン向かってくるのがすごい。
これは嬉しいー!

口に含むと独特のふるふる感、ぷるっととした軽いコシにハッとさせられる。
山芋のせいだと思うが、この食感もいいですねえ〜
何よりそのコシを楽しむ間じゅう、濃厚な蕎麦の風味が
溢れ続けるところが素晴らしい。
これで蕎麦粉5割以下とは、本当に凄い。



そしてこれは最近私がとても注目している部分なのだが
このお蕎麦は「よく増えます」!
私の体重の話ではない。
この乾麺蕎麦の体重の話である。

要は茹でる前と茹で上がってからの重さの差。
私は毎回、どんな乾麺蕎麦も「乾麺の状態で100g」食べることにしているだが
茹で上がりは十割蕎麦だと重さがあまり増えず見た目からして少ない。
小麦粉の割合が多いほど重さは倍以上にもなり
見た目もお皿にうず高くなるほどたっぷりになる。


例を挙げると、某・乾麺十割蕎麦だと100g→160gにしかならないところを
この「山形とびきりそば」は100g→270gにもなる。
お皿の上でも見るからにどーんとたっぷり。
小麦粉が多い乾麺蕎麦なので法則として予想できることなのだが
やはりお蕎麦がたっぷりあるというのは嬉しくなるものだ。


田舎っぽい蕎麦の香りは欲しいけどボソボソするのは嫌、という方におすすめ!

ご近所のスーパーで見かけた際にはお試しくださいね〜





posted by aya at 20:41 | Comment(2) | その他の蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月15日

まだ信じられないし信じたくない。





涙が止まりません。





瞬きできないほど人を惹きつける演奏、

共演させていただいたライブの思い出、

ポンタさんの人を魅了し続ける痛快で最高のトーク、

たくさんたくさんよくしていただいたこと。


思い起こせば、私はどうしてあんなにポンタさんによくしていただけたのか、
私は何か恩返しができていたのか、全くできていない気がして・・・



共演させていただいた曲を聴いていると涙が止まらないのに、また聴いてしまう。

ひたすら音楽に真面目で厳しくて、
自分が大切に思うものは命懸けで大切にする、
本当に偉大なミュージシャンでした。



村上ポンタ秀一さま。
どうかどうか、安らかにお眠りください・・・



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(2014年12月、達磨の高橋邦弘さんの古希お祝い会にて柴田敏孝さんと3人で演奏した時の写真です)



posted by aya at 18:55 | Comment(2) | aya>diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月12日

信州戸隠そば「信州生そば/年越そば」


「冷蔵庫年越し蕎麦が年を越す」

とは私の駄句であるが、
この経験は皆様もお持ちではないでしょうか (≧∇≦)?

私は毎年大晦日に絶品手打ち蕎麦を送ってくださるKさんのおかげで
保存のきく乾麺や半生麺などは年明けに回し、
今年もこの句の内容の通りと相成りました。


というわけで、やっと2月下旬に食べましたこちらの年越し蕎麦。
一応賞味期限内でしたが多少過ぎても
私の蕎麦愛は1ミリも揺らぎません (≧∇≦)


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小さな段ボール箱が「お蕎麦の小包み」というイメージで可愛らしい。
中にパックされたお蕎麦が3束と濃縮つゆが3パック入っている。


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半生の蕎麦肌は、なかなかよい風情があって期待が高まります♡


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しかし茹でてみると茹でる前よりかなり白く明るい肌。
乾麺ぽさをあまり感じさせないしなやかそうな輪郭線がいい。

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手繰り上げ箸先から香りを寄せると、
石のようなストイックなイメージの、とても美しい蕎麦の香りが
ふわあーと淡く軽やかに香ってきた!
エッなんで?(笑)

蕎麦粉五割以下だし、半生の宿命として添加物もそれなりに入っているし
ということでついそこまで期待していなかっただけに、この香りは嬉しい!


口に含むとそれはそれはなめらかな肌、伸びるような自在なコシ。
この食感も素晴らしい!!
味わいはすっきりなのだが、でも穀物らしい後味があるのが嬉しい。

ちなみに茹で時間は 3分〜3分半とのことですが
私の場合は3分半だとちょっとぷにんぷにんの食感になりすぎたので
3分がちょうど良さそうです。



特筆すべきは添付の汁の美味しさ。
この手のものありがちな甘ったるさがなく
癖のない中庸の、万人に好かれる美味しい汁だった。

しかしこの感想はわりとバイアスがかかっているかもしれない。
なぜならこの汁は、私が幼い頃より愛食してきた
「萬藤のそばがき」
http://ayakotakato.seesaa.net/article/479963806.html
に添付されているのと同じ汁なので〜(≧∇≦)


まあ私はいつも何もつけずに
そばがきだけムハムハ食べていましたが・・・(^^;)






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posted by aya at 22:04 | Comment(0) | その他の蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月09日

イタリアの蕎麦粉でパンケーキ♡


血中蕎麦粉度を保つため、せっせと焼いておりますパンケーキ。
本日はイタリアの蕎麦粉で!
パッケージがオサレ〜♡


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ヨーロッパの蕎麦粉は国産に比べると粗挽きだし、
やはり皮の部分が多いので黒っぽくなるのが素朴で好きです。

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岩手産のものと比べると表面も断面も全然違いますよね〜
岩手産の方が焦げがはっきり出ましたが(亀十のどらやき目指してるので♡)
生地自体は白いのがわかります。


岩手産
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イタリアの断面には黒いホシがたくさん!

イタリア産
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岩手産
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肝心の蕎麦の香りは、混ぜている時はほぼ感じられず心配でしたが、
焼くと香ばしく美味しくできました♡



蕎麦粉でも膨らませるコツは、私はオムレツにも同じ理由で入れちゃうアイツです!





posted by aya at 12:24 | Comment(2) | その他の蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする