2017年08月29日

Modeling for Michail Gkinis!


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昨日はモデルのお仕事でした〜
大好きなブランド、ミハイル・ギニスの
新作コレクションのスチール撮影(こちらはまだ非公開♡)と、
定番の大人気スカーフ「プレインコーニス」の
楽しすぎる結び方バリエーションのムービー撮影。

このプレインコーニスは本当に魔法のスカーフで
どう結んでもかっこいい、面白い!
ただの無地の大判スカーフなんですが、
平面の部分とネットになった部分のバランスと生地感が神がかっておりまして
ただ肩からかけただけでモダンアート。

頭に巻くボヘミアン風アレンジもかわいかったです。

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ハマると何色も欲しくなるのが困りますが
ギフトにもオススメです。

もちろん私も持ってまーす♡

ミハイル・ギニス
https://www.michailgkinis.com
posted by aya at 00:12 | Comment(2) | aya>diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

福井・ 越前東郷「そば玄」

 

ひょいと覗くと緑の中に大きな家があった。

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歌の上手なうぐいすの声が風景にこだましている。


青い空、深い緑。

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なんて素敵な蕎麦日和だろう!!
うれしーーーーい
やっと「そば玄」に来られたしあわせ!!



嬉しすぎて近づくのがもったいないほど。

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大きい・・・
古民家とは聞いていたがこんなに立派な家とは。


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つくばいだのタヌキだのお札だの〆縄だのいろいろごちゃごちゃあるのだが
全てがしっくりなじんで美しいのが伝統的なもののすごいところ。

あ、嬉しさ余って写真撮り過ぎですね、早く入れって?(^^)



え!

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えええええ

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すんごいんですけど〜〜〜〜!
なんと立派な空間、二条城ですかってくらい高い天井。
これは・・・相当な方のお家だったのでは?


家はものすごいが迎えてくれた奥さんの感じの良さは素朴そのもの。
いかにも誠実で飾らない、素朴な女性らしさに満ちた接客に
一気に心を解きほぐされ和んでしまった。


奥さんに案内されて奥に入る。
客席部分も広い。

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(ペーパースライディングドア(襖)で仕切られていて
 4つの部屋を1つの大広間にするのも自由自在な日本の建築ってつくづくすごいですよね〜)


田舎家らしく囲炉裏席もあります♡

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こんな素敵なお座敷も。

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せっかくなので本日は囲炉裏席を選びまして
メニューを見ましょう〜


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まず「とり唐おろし」という初耳メニューに目が釘付け!
「あったかそば」ってなんだろう、「かけそば」のことかなあ〜♡
この田舎家でそんなメニュー名、聞いただけで心が温まってしまいます。

そして福井県のお蕎麦屋さんで困るのは「おろしそば」が全力で私を誘惑してくることである。
何を隠そう私は「越前おろしそば」がだぁーーいすき!!
冷たい蕎麦の上に何かがのった「種もの」は大体が大好物なのだが
何せ「もりそば」への愛がほぼ病気なので東京や他の地方だと集中力が途切れることはなく
ひたすら「もりそば」のみを目指し、見つめ、たぐり、溺れる。
しかし福井県に来るとねえぇ・・
いわゆる普通の「おろしそば」と違い「大根おろしの絞り汁で食べる」というところが
素晴らしいのです!
せっかく来たので「ざるそば」と「おろしそば」両方行きまっす!


ご飯ものも充実しています。

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ここでまた目が吸い寄せられたのは「玉子丼」のあとの「自家」である。
自家玉子丼!?

なんとこの店では庭に名古屋コーチンを平飼いしているらしい。
え〜〜じゃあ「玉子丼」も食べたい!?
旅先だとつい欲張りたくなりますよね〜〜


「季節の天ぷら」は近隣の野菜使用らしいので訊くと
「今日はこのあたりの野菜があまりなくて・・」ということだったが
独活の葉、蓬の葉はあるという。
えー!そんなの食べるに決まってます! (≧∇≦)/
山の野菜大好き。うれしいな〜


「季節の天ぷら」
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囲炉裏で眺める山の恵み。
ああ〜贅沢な時間・・・

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独活の葉、蓬の葉、茄子、にんじん、かぼちゃ、シシトウ、海苔。
独活の香りの素晴らしいこと。
蓬の葉の苦味がたまらない〜♡
パリッパリでおいしい天ぷら。


「ざるそば」
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うわっ

うわ〜〜〜〜 思っていた以上の攻め攻め迫力肌にびっくり飛びのきました!!!

ここまでやるかの粗挽き肌!!

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問答無用に私を引きずり込む超絶美しき粗挽きの宇宙。
ややピンク味を帯びた肌には白い影、黒いホシ。
無数の蕎麦粒子たちが奇跡のように手を繋ぎ、
輪郭線はふるふると工芸品のようにゆらめき
もう私は見ているだけでへなへなであります。
あああああ
あなたは 美しすぎる


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無論美しいだけではない。
箸先から香りを寄せただけで私は笑い出してしまった。
なんという素晴らしい香り!!
香ばしいなんて表現では足りないほど
フランスのガレットや蕎麦パンの焦げたところのような
もう私の心を底からむんずと鷲掴みにして骨抜きにするような
破壊的なまでの素晴らしい香りである。
ムワ〜、ずっしりとした香りだけどフレッシュなところがすごすぎる。
自家蕎麦と福井・丸岡産の蕎麦のブレンドというが、
香りをよせただけで笑いが止まらないなんて食べたらどうなるんだ!!



たぐり上げると「短いです」と聞いていた通り1本1本は短めで、
ぼこぼこポコポコと節があたるものすごい粗挽き感である。
太くて短くて暴れるのでたぐるのは難しいが
私はたぐりたい欲がありんこくらいなのに対して香りに溺れたい欲が宇宙くらい大きいので
これはこれで楽しいおつまみ感覚である。
味わいは香りよりさっぱりすっきりとして
しかし噛みしめるほどに粉のしみじみとした旨みがひろがってくる。
こんな山の中のこんな田舎家で、こんな攻めっ攻めのものすごい粗挽き蕎麦が
のんびりそうに出て来ちゃう福井県ってやっぱりすごい!



蕎麦汁は鰹の香りがスパーンと豊かでなかなか個性的。
醤油に酸味があるのか?どこかガツンとした感じがあり
それでいて甘みは少なくすっきり。
ここの汁好き!おいしい〜



「おろしそば」
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もー、こんなのおいしいに決まってますよね〜
大根おろしの絞り汁ってなんでこんなに美味しいんでしょう。
汁があるため粗挽きのポコポコの節がさらさらポコポコ流麗に口中を流れる。
しかしこの状態では先ほどメロメロに感激した
破壊的なまでの蕎麦のかぐわしさは感じられずもったいないような
今はただこの幸せを見つめたいような・・・
ああ〜 おいしいものだらけで悩ましい。




そしてもうここではノンブレーキで暴走することに決めました。

「玉子丼(自家)」


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さすが自家平飼い名古屋コーチンだけあって黄色が濃い。
卵の香りと味も濃い♡
「玉子丼」経験の浅い私ではありますが意外にもあっさりと薄甘い味付けで
とにかく出汁がいいので大変おいしい。


奥の庭。

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この家の長い長い歴史の中で
私が滞在したのはほんの一瞬のこと。
しかしそこに身を委ね、(蕎麦に溺れ、)安らいだ時間は私の胸に長く残るだろう。


私には4分の1福井の血が流れているのだが
福井に来るとそれが嬉しく感じられることばかりなのだ。




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posted by aya at 13:24 | Comment(4) | 北陸の蕎麦>福井 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする