2016年05月16日
今週はSYNALONEライブ2本!
SYNALONE(シナロン)・・・・
3ウッドベース3ヴォーカルが織りなす不思議宇宙。
是非体験にいらしてくださいね。
会場でお会いしましょう〜♪
【SYNALONE シナロン】
Vocal:EMiKO VOiCE、LUNA、高遠彩子
Bass:飯田雅春、佐藤”ハチ”恭彦、田嶋真佐雄
2016.5.18 (水)
横浜 AIREGIN エアジン
〜横浜国際なんでも音楽祭2016<春>『うた祭り』〜
open19:00 / start19:30
adv. \2,500 day¥3,000 (+order \500〜)
*U23 \1,000 down
横浜市中区住吉町5-60(馬車道近く ペプシの看板が目印)
TEL 045-641-9191
Mail umemotomusika@gmail.com
2016.5.20 (金)
荻窪 velvetsun ベルベットサン
open19:00 / start19:30
adv. \3,000 day¥3,500 (w/1drink)
杉並区荻窪3-47-21 サンライズ ビル1F
(荻窪駅から徒歩約8分)
2016年05月12日
大阪・郡津「乃田」
「郡津(こうづ)」駅を降りると駅前は真っ暗。
大阪から行っても京都から行っても何度も乗り換える
この小さな駅に、私が何度も行ったことがあるのは他でもない。
大好きなこのお店があるから♡
暗闇にぽっとともるあたたかな灯り。
昼は行列が絶えない大人気店だというのに
私が来るのが夜だからか単にツイてるのかいつも静かな時間が過ごせてしまう。
店内の雰囲気がまたとてもいい。
木の風合いが素朴で、とても綺麗にととのえられた空間だ。
隅には「庭」が再現されている。
よく手入れされているなあ
楽しいなあ
せっかく来たのでお蕎麦の前に、何にしようかな〜♪
「じゃこおろし」
お蕎麦ばかり食べていると野菜をとらねば、タンパク質をとらねば、
という危機感に駆られるわけです。
じゃこおろし大好き(≧∇≦)
「鴨の冶部煮」
甘めに煮てある鴨は
やわらかすぎるほどフワンフワンにやわらか〜
そして時は満ち、厨房ではまさに水切りの音がしている。
とっっ ときめく・・・(>_<)
はるばる東京からでも、電車を乗り継いででも食べたい
「乃田」の「もりそば」に会える・・・・!
「もりそば」
ああああ はるばる来ました・・・
あなたに、会いたくて。
目に焼き付けたい「乃田」の景色。
本日は北海道美瑛町の蕎麦だ。
(>_<)
た
た
たまらないーーーーーーーーー!!!(>_<)
このたまらなくフレッシュな、墨のような渋い香りの素晴らしさはなんでしょう。
繊細なのにむっちりと食べ応えある、やさしくてしっかりしたコシ。
美味しすぎて頭がイカレるのはいつものことですがここは正確に書いているつもりです、
やさしいのにしっかりしてるんです。そこにむっちりとゆたかな食べ応えがあって
食べている間じゅう超フレッシュな墨のような渋い香りが私を染めて
しかもむっちりの中から滋味深いたまらない旨みが溢れでてくるんです!
おいしいいいい〜〜〜〜〜〜〜!!!
もうどうなってもいい
だいすきすぎる乃田のもりそば!!
こんな超絶に美味しい「もりそば」を打ってしまう「乃田」だけに
ここに粗挽きとか田舎とかあったらもっと楽しいのにな・・
なーんて贅沢をつい思ってしまうのだが、ここの「もりそば」がですね〜
意外と量がたっぷりで(≧∇≦)
美味しいお蕎麦ほどあっという間に食べてしまい「エッ私のお蕎麦はどこに行ったの?」
の本気でびっくりしている私だが(それを私は蕎麦カマイタチと呼んでいる)
「乃田」のお蕎麦は結構たっぷり一緒にいてくれるんです。
あああああ おいしいよう〜〜〜(≧∇≦)
ここは汁も大変に美味しい。
鰹も甘みもしっかりめでありながら洗練を持って全体をまるくおさめるものがある。
お蕎麦が美味しすぎて一度も汁にはつけられない、
たぶん3枚くらい頼まないと一生ここでは汁にはつけられなさそうだが
蕎麦湯の時に汁に出会うしあわせ。
そしてね・・・
悩ましいのは「乃田」はお蕎麦が美味しすぎるのに
「つけとろろそば」のふわふわとろろがまたおいしいのです!!
尾張屋育ちの私にはうずらがまたツボ♡
ここにお蕎麦をたっぷりとつけて食べたいっ!!
でもお蕎麦が美味しすぎてもったいなくてそれはできないっ!!
あああ〜〜 悩ましい〜〜〜(>_<)
2016年05月07日
千葉・成田「喜多」
おひさまぽかぽか、のどかな住宅街。
こんなところに突然「十割そば専門店」があるなんて。
ああ 今日は気持ちいい日だなあー
うふ。アレとアレいきます!
自然光が気持ちよく入る明るい店内。
「十割田舎」の文字が嬉しすぎて私には最高のインテリア(≧∇≦)♡
「ごま豆腐」
毎朝家で胡麻をすっているほど胡麻好きの私。
http://ayakotakato.seesaa.net/article/183099330.html
ここのごま豆腐はたいへんに美味しい!!
胡麻の香りがスパーンとシャープに華やかに香り、
食感も濃厚なのだが濃厚すぎない軽やかさがある。
お醤油か何かつけるものなのかもしれないが
そのままあっという間に食べちゃいました〜
「十割田舎」
のどかにおおらかにひろがってやってきた蕎麦。
でもその肌はのどかというより・・・
うわー
なんと美しい「繊細な粗挽き肌」。
震える輪郭線、かすかに透ける蕎麦粒子に目を見張る。
たぐりあげるとウン、ウン、ウン♪
これはまさに北海道、沼田の香りですね〜
(私は特に沼田がわかる)
爽やかな野趣あふれる香り、素朴ながらすこしぬるりとした肌。
じわ〜〜〜とした滋味深い味わいの中に確実に沼田らしい強い野生も感じる。
さてここでクイズです!
お蕎麦のお盆の中の左上にあった四角いものは、なんでしょう?
(ここの店主は「四角く固めるもの」が得意なのかも?)
1「蕎麦豆腐」
2「抹茶豆腐」
3「蕎麦羊羹」
正解は、最後が「ん」で終わってるのです(^o^)
「デザート付きの十割田舎」ってのが硬派で可愛くてなんだかほのぼの。
そしてこちらの「鴨せいろ」は青森バルバリー種の本鴨。
で、1200円って安すぎるぅ〜〜〜(≧∇≦)!!
それも気になりますねぇ〜
第一、第二日曜日には蕎麦打ち教室もやってますよん♪
2016年05月06日
本所吾妻橋「山介」
今日は、前々からものすごーーーく楽しみにしていた日。
だってね、だってね、
「山介」さんに行くんですよー!(≧∇≦)!!
この5月で開店3周年を迎える「山介」。
開店した時点ですでに超名店だったのにその美味しさ凄さは留まることを知らず
どんどん進化していってついに最近は夜のみコースのみのお店となったのだ。
コースのみ、ってなんだか敷居が高いような
行きづらいようなイメージあるじゃないですか。
特に私のように「こっちよりこっちがゼッタイ好き!」とか好みの激しい人間としては
イタリアンでも何でもアラカルトから選びたいという気持ちが強い。
しかーし!
この「山介」、雰囲気は実に気楽で居心地がよく
何てったって料理が、お蕎麦が、お酒が、とにかく全てが
ほんとはあんまり教えたくないくらいほんとーーーーうにすんばらしいんです!!
だってこんな有様なんでございますよ・・・
思わず歓声をあげずにはいられないこの並外れた美味しそうさ。
「稚鮎の煮浸し」
「沢蟹素揚げ」
「うなぎの肝あえ」
「自家製豆腐の雲丹のせ」
「ながらみ」
「黒豆とマスカルポーネのあえもの」
「芽かぶと昆布と蕎麦の実の酢のもの」
見た目も素晴らしいが全てがいちいちたまらなく美味しい。
しかも「山介」は海のものが自慢だというのに
私が食べられないものを全部避けてくれた中でこの素晴らしさなのだ!!
「魚好きが祟ってアニサキスアレルギー発症して2年目」の私。
海魚は全部食べられなくなりましたが川魚、貝類、うに、えび、養殖鰻などは大丈夫なんです。
こんなメンドクサイ私に対応してくださったものがこんなに美味しいんだから
シビレルなんてもんじゃありません。
お隣のカップルのお料理も時々チラ見しちゃいましたが
そちらには「山介」得意のめちゃくちゃ美味しそうな海魚が
ふんだんに使われていましたよ〜〜(≧∇≦)♡
しょっぱなからこんなに美味しいものづくしでは
いつもはブレーキかかりまくりの私もつい緩むのは致し方ない。
「京の春」
えーっ この美味しさは・・
お酒の品揃えも恐ろしく素晴らしい「山介」だけに
とんでもないお酒が出てきてしまいました。
にごり大好きですけどこれは甘みが絶妙に控えられて
ほどよい酸味と旨みが奥行きをもって丸くひろがり
ちょっと出会ったことのない感激の美味しさ!!
というわけで今日はいつも「酒量だけは小鳥」の私が
カラスくらいに変身して大暴走〜〜
うっはっはっはっは〜〜〜〜
だってこんなに美味しいものと美味しいお酒じゃどうしようもないでしょ〜〜
もうしらなーい(≧∇≦)♡♡♡
ちなみにこちらが日本酒リスト♡
「生ゆば、出汁ジュレ、ホワイトアスパラガスのゼリー、雲丹、生クリームがけ」
あのね・・・
こんなの、困るわけですよ。
美味しすぎるにも程がある!!!
カラスの着ぐるみ着た小鳥が更に飲んでしまうではないですかー(≧∇≦)
普段生クリームは得意でない私にもこの鉢の中においては生クリーム不可欠と思えるこの魔法。
あああ〜 おいしいよう〜
どうしていいかわからないよう〜
見るからに一流だが味も一流・・・!
「山介」さんてお鮨屋さんでもあったの?
赤酢の鮨飯といい握り方といい何もかも素晴らしい。
しかも私が食べられるネタでというのがありがたくて泣ける。
ちなみにまたまた ろくろっ首でお隣カップルを覗いたところ
アレルギー仕様でない場合はめちゃくちゃ美味しそうな中トロと青物が来てましたよ〜♡
つぶらなお目目が可愛すぎて目があってしまいましたが
心を無にしてバリンバリンといきました。
超軽くて香ばしくて美味しい〜〜
もう今夜はわたくし危険なほど調子にのっております。
小鳥がこんなに飲んでいいわけはないのですが
私にツボ過ぎる美味しいお酒だらけの「山介」さんが悪いんです。
「亀泉」
うわ〜〜〜〜これまた素晴らしいお酒!
入り口はボンッと分厚いのに膨らんですぐスッと丸く消える。
これはすばらしくおいひい〜
私はどこへいくのでしょう〜
めはとっくのむかしにぐるぐるです〜〜
(危険物化に見かねた皆様のご配慮でどんどんお水が運ばれてきました(* ̄∇ ̄*))
「トマト蕎麦」
す、すごい
最近アレンジ蕎麦に腕が鳴りまくっている「山介」。
でもねえ、私はとにかく蕎麦の香りが嗅ぎたい虫みたいなものなので
アレンジ蕎麦への愛情は薄めなんですよね・・・
ところが、これが実にニクイ一品!!
さらさらすべるようなみずみずしいざらつきのある肌は
更科粉に粗挽き粉とトマトを混ぜたそう。
ほうれん草のピューレの色合いも美しく
こんなイタリアンなアレンジだけにもっとはっきりした味わいを想像してしまうが
そこが「山介」さん・・・拍子抜けするほど上品で淡い味!
塩分は限界まで控えてありトマト風味がほんわり浮き上がるのが大変にニクイ。
しかもお蕎麦はちょっと熟成させてあるんだそうで
それを全く感じさせないところがますますニクイ!!
限界の薄味トマトな蕎麦にオリーブオイルをつけて食べる美味しさ。
蕎麦とオリーブオイルはね〜〜合いすぎですよね〜〜♡
「天豆のそばがき」
これまたすごい、心千々に乱れるメニュー!
普段そばがきも一切何も付けずに食べる私は
どうしてもお蕎麦と私の間に割って入ろうとするものを全て敵視しがちである。
何も入っていない方がいいに決まっている。
でもなあ、「山介」さんだしなあ・・・
( ⊙‿⊙)
あら
( ⊙‿⊙)
まあ!
(≧∇≦)
これはおいしい!!
モハ〜と香る天豆の福々しい香り。
とろ〜りもっちりした食感はクリーミーさ感じてしまうほどで
もはやこれはフレンチの世界!?
「ひらそば、マッシュルームソース」
・・・・もうわたくし四の五の申しません・・・
何もつけない蕎麦がいいと言いつつ、これは見ただけで絶対に美味しいです。
大好物のマッシュルーム、しかもこんな色、美味しいに決まっています!
やっぱりとんでもなく美味しいー!!
輪郭線をひらひらとさせた蕎麦の素朴なざらつきと常陸秋そばの風味。
そこにマッシュルームの旨みをそのまま凝縮させたソースが犯罪的に美味しすぎる。
実は私はイタリアンもかなり好きなのだが
これはイタリアンの一流シェフにも是非食べていただきたい目から鱗のメニュー。
これは絶対パスタではなく蕎麦が合う。
私がかつてイタリア北部の「城」に招かれ食べた蕎麦パスタ「ピッツォッケリ」
http://ayakotakato.seesaa.net/article/381895797.html
のような秘密があるのかしらん!?(≧∇≦)
き、来てしまいました・・
なんという美しい緑・・・・
もうなんだか食べる前から壊れそう
だってこれは絶対に美味しい
食べなくてもわかる
ああああ
むあーー!!
意外にも、海のようなたくましい香り!!
であるのに味はいきなり白く上品!!
そしてなんとも言えない「女体」感が素晴らしい。
(相変わらず表現が・・(* ̄∇ ̄*))
むっちり、ずっしり。
つるりするりすべらかで、でも「細かな粗挽き」を感じるビスクドールのような肌。
冷たくしめない生ぬるさだからこそなのか海のようなたくましさがずーっと続き、
むっちりの中からあふれる白い美しい粉の香りもまた
女体っぽい、健やかな色気を感じさせる。
だいたいこの美しい緑だけでも宝物のような蕎麦だ。
ほぼ十割、京都産の蕎麦。
いやーーーーん(≧∇≦)
先程の京都の素晴らしかったが
この肌は更に美味しそう!好きそう!もうダメそう!!
しかも私がだーい好きな栃木の鈴木さんの蕎麦とあっては・・・
あああああ
なんという素晴らしいかおり
どこまでもフレッシュで青い畑の夢
粗挽きながらすべらかするするさらさらの肌
口中をなでるここちよさ
味わいがまた!!
美しい正統派の蕎麦の味わいの上澄みをすくい上げたような
甘み、味わいがかろやかに広がりその全てがただただフレッシュで
ほんとうにもうだめです
私が染まっていきます
あああああああさようなら・・・・
ハッ
「明日葉の天ぷら」
地上の皆さんこんにちは。
耽溺の宇宙から戻りました高遠彩子です♪
山盛りの明日葉、山のご馳走!
パリッパリで軽くて素晴らしい揚げ具合。
おいしいなあ〜
ついにクライマックス、
私の感激も最高値を突き破ってはみ出し続けております!
どちらのお蕎麦もめちゃらくちゃらに美味しいことは
よつぱらい宇宙からの俯瞰でもよくわかります。
もうもったいなすぎて食べられず
ずっとあなたに見惚れていたい・・・
「宮崎」
この肌、この輪郭線、この香り・・・!
どれだけ私を壊したら気が済むのでしょう「山介」さん・・
香ばしくあまく深い、超絶なかぐわしさ。
その香りの凄さときたら、炊きたての御飯のような甘さも感じれば
しかも上品な出汁のような、塩分を感じるほどの濃さなのだ。
味わいも深く滋味深く出汁の味がついているみたい!
何なんですかこの異次元の美味しさは!!
見た目よりやや太めに感じられるふるふるっとした舌触り、
食感は独特のぷに感と軽さがある。
そしてさっきからうーうーうーうーブザーのような音がしているのは
どうやら私の唸り声のようでございます・・・
もう「故障中」って張り紙でも用意してこようかな〜(* ̄∇ ̄*)
そして最後のこちら。
私としても興奮してばかりでは信憑性がないのでちょっとは落ち着いて書きたいんですが
こんなに飛び抜けて美味しいものばかりではどうしようもないんです。
でも信憑性なんて心配しなくても写真見れば美味しさ伝わりますよね・・・♡
「栃木・常陸秋そば(粗挽き)」
ナンナンデスカこの素晴らしい香ばしさは・・・・!
黒く深く美しい、飛びっ切りの香ばしさ!しかも濃厚!!
粗挽きのジャキジャキ感が激しく楽しいが
乱暴なまでジャキッ!がたまにくる感じではなく
丸みのあるジャキジャキだらけ、みたいな刺激(≧∇≦)
黒く滋味深い味も最初から最後まで最高値の濃厚さで
何より私が驚くのはこれがかなりの熟成であることである。
熟成というのは本当に難しいもので私は苦手なものも多いのだが
「山介」さんの熟成は毎度完璧!!
よくもこう熟成の利点だけをバシッとキメられるものだと感心するしかない。
なんという深い味わい、熟成とは思えないスッキリとした香ばしさ・・・
私はもう・・蕎麦の香りの雲海で亀泉ダンスを踊る小鳥でございます・・・
蕎麦後の蕎麦湯。
これだけの名蕎麦たちが茹でられた蕎麦湯だけにおいしい〜〜〜!
汁は上品な甘さのある東京の汁。
あまりの楽しさにすっかり長居してしまいましたが
おかげで酔いも覚めてきてヨカッタヨカッタ。
私は飲んで数秒で酔っ払う代わりに、量が量だけに覚めるのも早いのです。
(でも今日はおちょこ5杯くら飲んだんですよ〜 スゴイ(≧∇≦)/ )
他のお客さんは帰ってしまったようなので
久々に「山介」探検にゴ〜〜♪
「山介」は元設計デザイナーだった店主自ら設計しただけに
超ユニークな作りなんです。必見♡
手前が私がよく座るカウンター、
奥左手に個室風のテーブル席。
でも左手の上の方にご注目・・・中二階があるんです。
中二病じゃないですよ、中二階(* ̄∇ ̄*)
中二階からの眺め。
左の奥がカウンター席、手前にハンガーがかかった個室風のテーブル席が見えます。
しかも地下にはほんとの個室もあり!
こんな面白い作りのお店はなかなかない。
美意識高い店主だけにいつも面白い発見もいろいろあって実に楽しい。
今回はこのレンゲ。
かっわいい、使ってみたいなあー
今日はあまりの美味しいものづくしに調子に乗りすぎ
帰り際店主に
「途中逝ってしまわれるかと思いました・・」
と真心こもった可笑しいお言葉をいただいてしまいましたが
それも全てが素晴らしかった証拠(≧∇≦)/
帰りは店の目の前が「本所吾妻橋」駅のエレベーターですから
皆さん這ってでも帰れますよ〜〜おほ(* ̄∇ ̄*)
2013年5月の「山介」
最近アレンジ蕎麦に腕が鳴りまくっている「山介」。
でもねえ、私はとにかく蕎麦の香りが嗅ぎたい虫みたいなものなので
アレンジ蕎麦への愛情は薄めなんですよね・・・
ところが、これが実にニクイ一品!!
さらさらすべるようなみずみずしいざらつきのある肌は
更科粉に粗挽き粉とトマトを混ぜたそう。
ほうれん草のピューレの色合いも美しく
こんなイタリアンなアレンジだけにもっとはっきりした味わいを想像してしまうが
そこが「山介」さん・・・拍子抜けするほど上品で淡い味!
塩分は限界まで控えてありトマト風味がほんわり浮き上がるのが大変にニクイ。
しかもお蕎麦はちょっと熟成させてあるんだそうで
それを全く感じさせないところがますますニクイ!!
限界の薄味トマトな蕎麦にオリーブオイルをつけて食べる美味しさ。
蕎麦とオリーブオイルはね〜〜合いすぎですよね〜〜♡
「天豆のそばがき」
これまたすごい、心千々に乱れるメニュー!
普段そばがきも一切何も付けずに食べる私は
どうしてもお蕎麦と私の間に割って入ろうとするものを全て敵視しがちである。
何も入っていない方がいいに決まっている。
でもなあ、「山介」さんだしなあ・・・
( ⊙‿⊙)
あら
( ⊙‿⊙)
まあ!
(≧∇≦)
これはおいしい!!
モハ〜と香る天豆の福々しい香り。
とろ〜りもっちりした食感はクリーミーさ感じてしまうほどで
もはやこれはフレンチの世界!?
「ひらそば、マッシュルームソース」
・・・・もうわたくし四の五の申しません・・・
何もつけない蕎麦がいいと言いつつ、これは見ただけで絶対に美味しいです。
大好物のマッシュルーム、しかもこんな色、美味しいに決まっています!
やっぱりとんでもなく美味しいー!!
輪郭線をひらひらとさせた蕎麦の素朴なざらつきと常陸秋そばの風味。
そこにマッシュルームの旨みをそのまま凝縮させたソースが犯罪的に美味しすぎる。
実は私はイタリアンもかなり好きなのだが
これはイタリアンの一流シェフにも是非食べていただきたい目から鱗のメニュー。
これは絶対パスタではなく蕎麦が合う。
私がかつてイタリア北部の「城」に招かれ食べた蕎麦パスタ「ピッツォッケリ」
http://ayakotakato.seesaa.net/article/381895797.html
のような秘密があるのかしらん!?(≧∇≦)
き、来てしまいました・・
なんという美しい緑・・・・
もうなんだか食べる前から壊れそう
だってこれは絶対に美味しい
食べなくてもわかる
ああああ
むあーー!!
意外にも、海のようなたくましい香り!!
であるのに味はいきなり白く上品!!
そしてなんとも言えない「女体」感が素晴らしい。
(相変わらず表現が・・(* ̄∇ ̄*))
むっちり、ずっしり。
つるりするりすべらかで、でも「細かな粗挽き」を感じるビスクドールのような肌。
冷たくしめない生ぬるさだからこそなのか海のようなたくましさがずーっと続き、
むっちりの中からあふれる白い美しい粉の香りもまた
女体っぽい、健やかな色気を感じさせる。
だいたいこの美しい緑だけでも宝物のような蕎麦だ。
ほぼ十割、京都産の蕎麦。
いやーーーーん(≧∇≦)
先程の京都の素晴らしかったが
この肌は更に美味しそう!好きそう!もうダメそう!!
しかも私がだーい好きな栃木の鈴木さんの蕎麦とあっては・・・
あああああ
なんという素晴らしいかおり
どこまでもフレッシュで青い畑の夢
粗挽きながらすべらかするするさらさらの肌
口中をなでるここちよさ
味わいがまた!!
美しい正統派の蕎麦の味わいの上澄みをすくい上げたような
甘み、味わいがかろやかに広がりその全てがただただフレッシュで
ほんとうにもうだめです
私が染まっていきます
あああああああさようなら・・・・
ハッ
「明日葉の天ぷら」
地上の皆さんこんにちは。
耽溺の宇宙から戻りました高遠彩子です♪
山盛りの明日葉、山のご馳走!
パリッパリで軽くて素晴らしい揚げ具合。
おいしいなあ〜
ついにクライマックス、
私の感激も最高値を突き破ってはみ出し続けております!
どちらのお蕎麦もめちゃらくちゃらに美味しいことは
よつぱらい宇宙からの俯瞰でもよくわかります。
もうもったいなすぎて食べられず
ずっとあなたに見惚れていたい・・・
「宮崎」
この肌、この輪郭線、この香り・・・!
どれだけ私を壊したら気が済むのでしょう「山介」さん・・
香ばしくあまく深い、超絶なかぐわしさ。
その香りの凄さときたら、炊きたての御飯のような甘さも感じれば
しかも上品な出汁のような、塩分を感じるほどの濃さなのだ。
味わいも深く滋味深く出汁の味がついているみたい!
何なんですかこの異次元の美味しさは!!
見た目よりやや太めに感じられるふるふるっとした舌触り、
食感は独特のぷに感と軽さがある。
そしてさっきからうーうーうーうーブザーのような音がしているのは
どうやら私の唸り声のようでございます・・・
もう「故障中」って張り紙でも用意してこようかな〜(* ̄∇ ̄*)
そして最後のこちら。
私としても興奮してばかりでは信憑性がないのでちょっとは落ち着いて書きたいんですが
こんなに飛び抜けて美味しいものばかりではどうしようもないんです。
でも信憑性なんて心配しなくても写真見れば美味しさ伝わりますよね・・・♡
「栃木・常陸秋そば(粗挽き)」
ナンナンデスカこの素晴らしい香ばしさは・・・・!
黒く深く美しい、飛びっ切りの香ばしさ!しかも濃厚!!
粗挽きのジャキジャキ感が激しく楽しいが
乱暴なまでジャキッ!がたまにくる感じではなく
丸みのあるジャキジャキだらけ、みたいな刺激(≧∇≦)
黒く滋味深い味も最初から最後まで最高値の濃厚さで
何より私が驚くのはこれがかなりの熟成であることである。
熟成というのは本当に難しいもので私は苦手なものも多いのだが
「山介」さんの熟成は毎度完璧!!
よくもこう熟成の利点だけをバシッとキメられるものだと感心するしかない。
なんという深い味わい、熟成とは思えないスッキリとした香ばしさ・・・
私はもう・・蕎麦の香りの雲海で亀泉ダンスを踊る小鳥でございます・・・
蕎麦後の蕎麦湯。
これだけの名蕎麦たちが茹でられた蕎麦湯だけにおいしい〜〜〜!
汁は上品な甘さのある東京の汁。
あまりの楽しさにすっかり長居してしまいましたが
おかげで酔いも覚めてきてヨカッタヨカッタ。
私は飲んで数秒で酔っ払う代わりに、量が量だけに覚めるのも早いのです。
(でも今日はおちょこ5杯くら飲んだんですよ〜 スゴイ(≧∇≦)/ )
他のお客さんは帰ってしまったようなので
久々に「山介」探検にゴ〜〜♪
「山介」は元設計デザイナーだった店主自ら設計しただけに
超ユニークな作りなんです。必見♡
手前が私がよく座るカウンター、
奥左手に個室風のテーブル席。
でも左手の上の方にご注目・・・中二階があるんです。
中二病じゃないですよ、中二階(* ̄∇ ̄*)
中二階からの眺め。
左の奥がカウンター席、手前にハンガーがかかった個室風のテーブル席が見えます。
しかも地下にはほんとの個室もあり!
こんな面白い作りのお店はなかなかない。
美意識高い店主だけにいつも面白い発見もいろいろあって実に楽しい。
今回はこのレンゲ。
かっわいい、使ってみたいなあー
今日はあまりの美味しいものづくしに調子に乗りすぎ
帰り際店主に
「途中逝ってしまわれるかと思いました・・」
と真心こもった可笑しいお言葉をいただいてしまいましたが
それも全てが素晴らしかった証拠(≧∇≦)/
帰りは店の目の前が「本所吾妻橋」駅のエレベーターですから
皆さん這ってでも帰れますよ〜〜おほ(* ̄∇ ̄*)
2013年5月の「山介」
父の授業を受けてきた。
随分前に書いたコラム。
以前のウェブサイトごと消えてしまっていたのでこちらに転載しまーす。
********
「父の授業を受けてきた。」
先日わたしは生まれて初めて父の授業を受けてきた。
父は某私立大学で長年教鞭を執っている。
一度はその授業をのぞいてみたいと思いつつ今まで機会がなかったが
ひょんなことで知り合った友人が偶然父の教え子だったので
これを機会に行ってみようということになったのである。
わたしの父は実の娘から見てもかなり面白い人物だ。
真面目で人一倍正義感が強く、情に厚い江戸っ子。
許せない、おかしいと思ったことに対しては
爆発的なパワーで怒りまくり手が付けられない状態になるのだが
機嫌がよい時は無邪気で話し上手、気っ風のいい魅力的な人だ。
父は機嫌を損ねない限りいつもたいてい絶好調なので
どこでも快活に、満面の笑みでスーパースターのように現れる。
何だか知らないがやたら堂々としているためどこに行っても目立ってしまい、
どこに行っても主役のような扱いを受け、
2度目に訪れた店では「先生!お待ちしていました」とすでに常連扱いだ。
そんな父はわたしの友人の間でも有名人。
他でもなくそれはわたしの話に父が頻出するからなのだが
確かにわたしはこの父に多大な影響を受けて育ったことを自覚している。
だからといって先日尊敬する人の口から
「高遠さんはお父さんみたいな人とケッコンしたいんだよね」
という言葉を耳にした時は、本当に椅子から落ちそうになった。
違う違う違う、それは逆!
わたしは怒らない人とケッコンしたいんです!
と大まじめに抗議したのであった。
父は孔子のような人だ。
と9つ離れた姉は言う。
わたしには2人姉がいるのだが、わたしたち三姉妹は
孔子によって徹底的に厳しく育てられた。
学生時代の門限は11時(姉の時代は9時)。
その時間に間に合やいいってもんじゃなく、
夜遅くなんかに帰ってきた輩は反省して皿洗いでもすべきであり、
娘たる者毎日朝は母親より早起きして
家の周りを掃き掃除でもするのが当たり前という小津安二郎な世界。
友人達には「鎖国してる」などとからかわれていたが
とにかく2日に一度は誰かが父の大目玉を食らい泣いているという
アツイ家であった。
また父はわたしが小さい頃はいつも着物を着ていて
ふんどしを愛用していた(現在形か?)ことでも有名だったが
そんな父の専門は日本思想史。
近年は主に葉隠の研究をしており武士道についての著述が多いので
わたしの友人達が集まるパーティーに父が遅れたときなどは
友人達(みなさん大人です)が皆、
「お父さんまだかな、馬に乗ってくるのかな」
「刀がつかえて関を越えられないんじゃ?」
とわくわくして待っていたくらいだ。
父ネタは書き出せばキリがないのだが
とにかくわたしは今回、何ヶ月も前に実家に電話し父にお伺いを立て
月曜日の午前中、友人と二人で一般教養の授業に潜り込んだ。
大学を卒業してだいぶ月日が流れたわたしと友人は、
周りから相当浮いているのではないかとドキドキしながら始業を待っていた。
バタン!と勢いよく颯爽と教室に入ってきた父。
仕立てのよいスーツにセンスのいいシャツとネクタイ。
相変わらずおしゃれだが、片手に風呂敷包みというところが
父らしいダンディズムである。
わたしたちを見つけ、口を曲げてなんとも可笑しそうな顔をしている。
わたしも照れくさくて可笑しくて、うつむいて笑いを噛み殺す。
父の授業が始まった。
ここから先はなんというか、あまりうまく書く自信がない。
わたしはすっかり感動してしまっていた。
素晴らしい授業だった。
内容的なことを言うと、
その日の授業は室町時代の芸術と美意識についてであった。
特に世阿弥の話は面白く、つい頷いてしまうほど引き込まれた。
父のやや毒舌でメリハリの利いた語り口も魅力的だったし
「遠国田舎の賤しき眼」や「しおれ」、「間」についてなど、
歌を歌っているわたしには特に興味深く、メモをとりつつ真剣に聞いてしまった。
出席を取らない父の授業は学生の数も当然少ないのだが、
その代わり本当に父の話を聞きたい者だけが集まっているらしく、
今時どこにこんな学生らしい学生がいるだろうかという、
澄んだ瞳をした清々しい若者揃い。
わたしはヘタに学生風を気取らず敢えて普段の格好で行ったのだが、
メイクはおろかカラーリングすらしていない素朴な学生達の中では
嫌でも目立っていただろう。
そんな彼らに、父はあたたかく厳しく、愛情を持って語りかけていた。
それはまさにわたしたち三姉妹が長年受けてきた「授業」と同じだった。
「きみたち」を「おまえたち」、「〜です」を「〜だ」に変えたら
ウチで聞いてるお説教と同じだな・・と思った。
家ではただただ恐ろしく、逃げ出したいだけの父のお説教だが
こうして教室で聞いてみると、
そりゃあ出席取らなくても聞かなきゃ損だよな、という面白い内容だった。
わたしは素晴らしい教育を毎日自動的に受けさせてもらってきたわけである。
父はクールな人ではなく熱い人だ。
今学生達に正面から語りかけているように
自分の家族にも毎日毎日何十年も、正面からぶつかってくれた。
怒ったり泣いたりも多い代わりに、仲が良くみんなおしゃべりで
笑いが絶えなかった家庭であったのは父のおかげだろう。
そして、わたしが生まれた時も、幼稚園の時も高校の時も
父はこの大学でこうして学生達に語りかけていたかと思うと
わたしは泣いてしまいそうだった。
あの教壇に立っている父の元に生まれ、育ててもらったのだと思うと
ありがたくて泣いてしまいそうだった。
そんなわたしの感傷はおそらく露知らぬ父は
授業が終わった後、上機嫌であそこもここもと構内を案内してくれ
大学前の鮨屋でわたしと友人に大阪鮨を御馳走してくれた。
大学内でも鮨屋でも、相変わらず声が大きく愛想が良く
遠くに見つけた知り合いに快活に「やあ〜!」と語りかける父。
わたしは可笑しさと嬉しさと照れくささでニヤニヤしながら
それを眺めていた。
来て良かったと思った。
この日のことは、わたしにとって忘れ難い素晴らしい体験であったのだが、
しかしこんな話もある。
父と別れた後、友人が言った。
親子って恐ろしい、あんなに彩ちゃんに似てるなんて、と。
別れる間際、父は構内の閉まりかけたエレベーターに悠然と歩み寄りつつ
「ああ〜ちょっとちょっと、」と言ったが
伝わらなかったのか閉まってしまった。
その閉まったエレベーターに対して父は
「た〜の〜む〜!」と叫んだのだ。そんな人見たことない。
扉は開き、それもびっくりだったが更なる驚きは
その後父が乗り込もうとしたら何故か扉が急に閉まり、
父は扉に肩から体当たりしたような形になった。
かなり大きな音がしたので周りの人たちはぎょっとしていたが、
父は一人堂々と涼しい顔。
わたしはまたまた可笑しいやらびっくりやらだったのだが・・・
それのどこが似てるんじゃー!
「だって彩ちゃん、どこでも大股でずんずん歩くし
道路では車に向かって歩いていくじゃん・・」
・・・そう言えばよくそう言われるなあ。
まあいいや、父の遺伝なら、それも嬉しい。
そんな風に素直に思える帰り道であった。
2016年05月04日
代田橋「手打蕎麦 まるやま」
(文章に書くのは初めてなのでちょっと勇気が要るが思い切って書いてしまおう)
私が書いているお蕎麦屋さんは
どの店も同じように最高にお蕎麦が美味しいと思ってくださる方が多いのは
とてもありがたいことだ。
私が年がら年中手打ち蕎麦に恍惚、耽溺、絶賛しているイメージがあるからだろう。
しかし最高というものがそんなにたくさんあっていいわけがないので
当然のことながらそうではない。
最高でなくたってのんびりしているところが素晴らしい、
とか手打ち蕎麦屋さんの個性はいろいろあるわけで、そういうお店も私は大好き。
そしてそんなそれぞれのお蕎麦屋さんについて、
私はいつもかなり厳密に正直な感想を書いている。
なので私は人から
「お蕎麦が美味しいお店はどこですか?」
という宇宙のように壮大な質問を受けるとこう答えてきた。
「できるだけエリアを区切っていただけると答えられるのですが〜」
「エリア問わずということでしたら私のブログは結構厳密に書き分けているので
私が壊れているお店が私がその時最高に感激したお店だと思います・・」
は? 壊れている・・??
そう、もう感激のメーターを振り切りすぎて
まともな文章も人格も保てなくなり
動物か念仏か分からないことを叫び書き散らしているお店!
わかりやすく言うと「まるやま」なんかその代表格ですねっ(≧∇≦)
「まるやま」では毎度毎度全く文章になっておらず
ただ好きだ好きだと吠えているだけなのだ。
あまりにも頭が悪そうなので
「もう書きたくない」と思うほどの故障ぶり。
まるやまさん・・・・大好きだあぁ〜〜〜〜〜!!
ああ また会いに来てしまった愛する「手打蕎麦 まるやま」。
連休初日のお昼、扉を開けると店内はぎゅうっと満員!
みんなやっと迎えた連休で、皆さん一番来たかったところに
よーいドンとばかりに一番に来たに違いない!!
いやーん みんな揃って私の大好きな人を大好きなんて
なんだかヤケるわー!そして嬉しいわー!(≧∇≦)♡
本日はなが〜いお付き合いの気のおけない仲良しのご夫婦とかんぱーい♪
ジョッキが二つなのは私がお茶だったので・・・
このお二人がお酒が強くて楽しい楽しい♪
お通しは「里芋の煮物」と「鴨ロース」が選べるということで
それぞれに。
私の「まるやま耽溺」はもうすでに始まっている。
とにかくこういった全てのひとつひとつに私をシビレさせるものがある。
家庭的でありながら全てが美しく美味しい。
これはなかなかないバランスだと思う。
そしてなにより心がこもっているのが伝わってくるのが
私にはどうにもたまらないのだ。
メニューは一見奇を衒わない素朴な感じなのです。
でもどれも本当においしいものばかり!
いつもどれを頼むか迷ってしまうが結局どれを頼んでも全部美味しい(^o^)
そしてなんといってもお蕎麦は「二種せいろ」!!
ここは季節の種物もめちゃくちゃ美味しいので(人のを奪った犯罪歴多数)
それも食べたいのだがお腹が一つしかないのが毎度悩ましいところ(>_<)
でもねえ〜やっぱり「二種せいろ」は外せませんからね〜♡
しかもここはお酒の品揃えも私にツボ過ぎると来ている。
酒量だけは小鳥な私にお酒を語る資格はないのだが
〆張鶴や黒龍をはじめ私がだーい好きなお酒だらけ♡♡
今日はとりあえずこちらからスタート。
「獺祭」
うぴゃ〜〜
うまみがとろっと濃くてうま〜〜〜〜〜
でも今日は飲めない度がいつも以上で小鳥以下、
虫くらいの量をなめました(* ̄∇ ̄*)
「たらこのわさび漬け」
これは大変危険なお酒がすすみまくるメニュー♡
友人夫妻もおおよろこび〜〜
「しらす辛味おろし」
しらすは魚好きが祟ってアニサキスアレルギーを発症した私でも食べられる
ありがたいお魚。
おろしもギュッと辛いものでうれしい。
舟形の器もいいな〜
友人夫妻は酒豪につき一合なんて一瞬で消えてなくなりました。
ヤルなあ〜楽しいなあ〜〜
大好きなお店で大好きな友人たちと、しあわせすぎる。
飲んでない私が一番はしゃいでいるような?(* ̄∇ ̄*)
「鶴齢」
(実はこの後もドコドコドコドコお酒を頼んだのですが
本日は「小鳥以下の虫」につき私がなめることができたのはここまででした(^^;;))
「山芋の千切り」
おしょうゆたらしてよーくまぜまぜ。
こういうのをちょびっとずつ舐めながら日本酒ってーのはたまりゃんですよね〜!
ここは店主はお酒大好き&ものすごくセンスがいいので
お酒好きのツボをつんつんつつきまくってくれちゃうわけです。
私も量は飲めないけどその良さは痛いほどわかるんだぁ〜(≧∇≦)
さいこうですよね〜〜(≧∇≦)
「茄子の揚げ出し」
大きくてピカピカツヤツヤ、なんて美しい畑のご馳走。
これを食べている時の友人の幸せそうな顔ときたら・・・
美味しいものって素晴らしいですね〜
そして今回特筆すべきはこちら。
「蕎麦がきのさつま揚げ風」
「まるやま」ではファンの多い人気メニューだが
今回はじめてだった友人夫妻はそのあまりの美味しさにビックリしまくり。
揚げた醤油味がめちゃくちゃ香ばしく
その中から現れるほっくほくトロトロのそばがき・・・・
こんなの誰でも大好きに決まってる!!
あ”〜〜 こんなおいしいことばっかりしちゃダメだってばまるやまさん〜〜〜〜
そして出ますよ・・・
いよいよ出ますよいつもアレが・・・
いえまだお蕎麦ではありません。
「まるやま」名物、「穴子天ちらし」!!
ドカーーーーーン!!
写真では伝わりきらないかと思いますがこの器めっちゃくちゃ大きいです。
大きさも高さもお城のように大きい作家物らしき器。
その中に巨大な穴子がドカーーーー!!
そこに襲いかかるように畑の宝物たちがドカーーーー!!
ここまでやるかというダイナミックさ、ゴージャスさなのです。
そしてなんてったってここの穴子の天ぷらの美味しさときたら・・・
以前私がブログで「日本一美味しい」と書いたら
コメント欄で「いいえ、宇宙一です!」とファンの方に訂正されたほどの超絶世界。
まず衣がありえないくらい美味しい。もう美味しいなんて言ってられません。うんまい!!
潔いまでにバリンッバリンの香ばしい衣だけでもううっとり。
その中から現れる特大の穴子の「旨さ」と来たら・・・
肉厚で脂が乗って新鮮な魚感があって臭みゼロ!
なんじゃこりゃー!!
こんな美味しすぎる穴子天食べちゃったら今後の人生が大変じゃないですか!
どうしてくれる!!
そりゃあこんなお店みんな大好きに決まってるよね・・・
満員にもなるよね・・・
と、大スターに恋する一ファンの切ないときめき。
あああ〜〜 まるやまさん大好きだよう〜〜〜〜〜
そして時は満ち。
ついについにこの方がやってきてしまいました。
もう「好き」が頭のてっぺんから溢れてヘナヘナの私のところに、
愛する、愛する、愛する、
「まるやま」の「二種せいろ」!!
うはははは・・・・・
うははははははは・・・・・
もう見ただけで感激で壊れて笑うしかありません
もう知りません
これは誰がなんと言おうと美味しいです
危険です
毎度のことながら食べずともわかるその犯罪的なまで美味しさ・・・!
こちらは「せいろ」の方。
(>_<)
(>_<)
もう、もう、感想とか、どうでもいい気がします
なんでこんなにも美味しいのででしょう
とにかく美味しい喜びが大気圏を突き抜けて爆発しております
この上なく美しい青くフレッシュな香り。
粗挽きの節を感じる独立した素朴な肌がすべらかスルスル、
かみしめた優しさそこからあふれる美しい味わいと旨み
そのなかで私がぶっ倒れています
もう何を言っているのかわかりません
あああああああ
ああああああああああ
おいしいよう〜〜〜〜〜〜〜
まるやまさん 大好きだよう〜〜〜〜〜
「田舎」
思い切り香ってくれそうな褐色の肌、まぶしいホシたち。
「この肌だったらこんな香りかな・・こんな感じだといいな♡」
「まるやま」の田舎はそんな期待を裏切らないばかりか
そんなものはスパーンと遥か超越したかぐわしさ!!
箸先から香りを寄せただけで「えっ!」と思わず笑ってしまう。
あまりの魅力に体の芯が抜ける感じで上半身をまっすぐ保つのが難しくなる。
何をどうしたらこんな美しい香ばしさを抽出出来るのか。
手品師なんですかまるやまさんは!!
この「田舎」のように黒い蕎麦は独特の外皮の風味が魅力だが
その中の黒く輝くような美しい香ばしさだけが
フワ〜〜〜!!と軽やかに濃厚にそこにある。
食感は意外なほどやわらかく、やさしいコシの中からジワワワワ〜〜〜と
とんでもなく滋味ふかい旨みがあふれ、
甘みもあるがスッキリこうばしい香りの高みに私が連れて行かれる
何がなんでも最高すぎる
とにかく大好きすぎてもうダメなんです
うわ〜〜ん どうしたらいいんだぁ〜〜〜
まるやまさん 大好きだよう〜〜〜〜〜
いつものことながら私の蕎麦だけ一瞬で消えて無くなってしまう。
それを私は「蕎麦カマイタチが通った」と言っている。
おなじく「まるやま」のお蕎麦の大ファンの友人夫妻は
嬉しそうに大事そうにまだまだたくさんあるお蕎麦を楽しんでいる。
私はうらやましい。
なので仕方ないので食べる前に撮った写真を見る。
うわあ〜〜美味しそう♡
「白〜と黒との間にはぁ〜 今日も美味しい蕎麦がある〜」
全然替え歌になってませんが故障中につきみなさん無視しましょう。
私の夢は「白と黒の間に住むこと」です♡
2014年10月の「手打蕎麦 まるやま」
2012年10月の「手打蕎麦 まるやま」
2012年6月の「手打蕎麦 まるやま」
2011年12月の「手打蕎麦 まるやま」
2011年07月の「手打蕎麦 まるやま」
2010年10月の「手打蕎麦 まるやま」
2010年3月の「手打蕎麦 まるやま」