2015年12月30日

溜池山王「永田町黒澤」


年の瀬はどこのお蕎麦屋さんもテンテコマイでブチ倒れそうに忙しそう!!
普段からお蕎麦にたいへんお世話になっている私は
年末は自主的に足を遠ざけるのが通例となっているのだが・・・

この蕎麦会だけは別♡

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高橋邦弘さん率いる達磨の蕎麦会@「永田町黒澤」。

隣は議員会館、向かいはホテル。
見渡す限り巨大な真新しいコンクリートとガラスだけの整然と冷たい世界に
ポッとこの木造の建物が現れるカッコ良さ。


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1階脇の部屋では、高橋さんが蕎麦を打っていた。
毎年のことながらこの部屋で眺める高橋さんの蕎麦打ちはいいなあ〜

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(Kさん、今年はますます嬉しい眺めでしたよ〜〜!)


しかも今年は、とんでもないほど錚々たるゲストの方々とご一緒させていただくことになりまして
ただでさえ美味しいお蕎麦で舞い上がっているのにいろんな意味で大興奮。
お蕎麦を前にするとスーハーしたり恍惚としっぽふったりいろいろ挙動不審になりがちな蕎麦犬は
とにかく目立たぬよう、一生懸命人間のふりをするのに集中しておりました。

だいたい私の両隣が村上ポンタさんとピンクレディーのミーちゃんって
すごすぎるんですけど・・
ギランギランとキラッキラのスーパーオーラに挟まれて
しかもこれからだぁ〜い好きなお蕎麦さんに会えるなんて
蕎麦犬もうなにがなんだかわかりまへん!!



まずは、蕎麦前とお酒が。

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確かに蕎麦前とお酒の写真・・・なのですが、
前の萬田久子さんと高橋恵子さんがあんまりにも美しくて魅力的で
これくらいなら許されるのではないか・・とちょこっとご出演いただいてしまいました(* ̄∇ ̄*)




来たーーーー!!

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いつもながら私の心を奪うこの眺め。
さも何でもなさそうに、やさしくおおらかに笊の上に広がるこの姿。
しかし今日の期待はいつも以上でして・・

実は先程高橋さんがお蕎麦を打っている部屋に入った瞬間
それはそれはものすごいかぐわしさに全身が染まったのです。
あまりにも美しい素晴らしい極上の蕎麦の香りが部屋中に満ちていたので
他の方もいたのに「うわぁーー!いい香り!!」と言ってしまったほど。
ああ〜〜 どんなかなあ、楽しみだなあ〜〜




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( °o°)

(>_<)

(>_<)

突き抜ける、感動・・・・!!
もうもうもう、かぶりを振ってそのままじっとせざるを得ない、
「参りました」という美しい香りに脳が溶けて
全身の細胞がどこかへ旅立ってしまいそう(流石の意味不明)!!!

なんっっっっちゅう美しい香りなのですか。
なんっっっっちゅう素晴らしいところだけをすくいあげて集めてここに持って来ちゃったのですか。
野性味や素朴さや香ばしさよりも、
青い、フレッシュな、でもとてつもなく澄んだ
心が天に浮き上がっていくような軽やかな美しさ。
今日はいつもの常陸秋そばをメインに弟子屈の蕎麦や清里町の牡丹そばなど
4種ほどをブレンドしているそうだが魔法と言っていい夢のようなことがここに起こっている。
蕎麦のかぐわしさのシャングリラにダイブするような感激!!

歯ざわりがまたむっちりと豊かで、かみしめたそのコシの中から美しい香りが
高らかにいくらでも生まれてくる。
ああ〜〜〜〜 美味しいよう〜〜〜〜

お隣のポンタさんも真顔で
「いつも美味しいけど・・今年はちょっと特別に美味しいな、香りが凄い!」
と感激のご様子(≧∇≦)キャ


というわけで

二枚目〜〜〜♡
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三枚目〜〜♡
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「永田町黒澤」のバシッと鰹が効いた蕎麦汁。
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あれだけの蕎麦粉ゆえ、蕎麦湯の美味しさもさすがとしかいいようがない。

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あまりに素敵な、美しい刺激でいっぱいの楽しいひとときだったが
楽しい時間はこれでは終わらずそのまま夜へ・・・


皆様ほんとうにありがとうございました♡


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2015年12月28日

「FOODIE(フーディー)」麺そば5品食べ比べ


年越しそばの季節ということで
「FOODIE(フーディー)」という三越伊勢丹が運営する食情報サイトで
「乾麺そば5品食べ比べ」のお仕事をしました。
(我ながら本当に変った歌手だと思う(^^;;))

ちなみに写真も私です。
よろしければご自宅年越しそばのご参考に是非♪

「マイベストな味で年を越そう! 厳選「そば」5品を食べ比べ」
http://mi-journey.jp/foodie/17270/


posted by aya at 22:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | aya>お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月25日

Christmas Party at my parent's house


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毎年「派手ニスルベカラズ」というお触れが殿から下される中、
母と三姉妹でお昼から集まってお料理〜♪


ケーキのクッキーツリーとシュガーくまは
またまた私が後から載せちゃいました。
その場所に居たグレープフルーツさんに謝りつつ(≧∇≦)



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2015年12月24日

1月のライブ出演のお知らせ


めちゃくちゃ豪華で楽しいライブイベントが
1/28(木)、青山CAYにてあります。

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また翌日29日(金)はGiulietta Machineライブです。

○ ○ MUlietta MUchine 2016 ○ ○
●MUMU±1…Miya(fl) 本間太郎(key) 植村昌弘(ds)
●Giulietta Machine…江藤直子(key) 大津真(g) 西村雄介(b) 藤井信雄(ds)
Guest… 西岡竚虎(tp)高遠彩子(vo)
2016年1月29日(金)
open 19:30 / start 20:00
CHARGE:2000円+オーダー
会場:荻窪ルースターノースサイド
東京都杉並区上荻 1-24-21 協立第51ビル B1
Tel:03-5397-5007


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2015年12月23日

奥多摩「一心亭」



奥多摩に紅葉刈りに出かけエッホエッホと歩き始めたら・・・


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あらっ こんなところに新しそうな手打ち蕎麦屋さんが!

お昼の予定は別にあって本日は蕎麦抜きの予定だったのだけど
見ちゃったら・・入りますよね??(* ̄∇ ̄*)



周りには何も無いところなのに店内はほぼ満員。
人気ですね〜

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お二階へどうぞ〜と案内されるとひろびろとしたお座敷が。
畳が気持ちいい。
日本っていいなあ〜

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卓上にあったメニュー。

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「手打そば」以外のお蕎麦もみんな手打ちなんでしょうが
もりそばを「手打そば」と表記するあたりに
「ウチの売りはこれです!」
という自信と気合を勝手に感じます(≧∇≦)
ますます嬉しい(≧∇≦)


「手打そば」
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おー!
なんだかめちゃくちゃ小さい笊にギュッとまあるく盛られてきました!


蕎麦猪口と並べてこのサイズ。
なんだかワクワクするような可愛らしい演出。

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笊は小さいけれどギュッッッと盛られているので量はしっかりある。
小麦と蕎麦粉の混じった甘〜い香り。
ふっくらかるい質感だが噛みしめると粉の味わいがゆたかで
山間らしい、素朴な蕎麦のしあわせに浸る。
あー こういう空気の良いところで食べるお蕎麦は美味しいな〜



店を出て歩き始める。


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子供の頃から何故か山を強く恋慕する私は
森の香りのなかにいるだけで極上の源泉かけ流し湯に入っているかのように
トロトロに癒されてしまう。
「フィトンチッドだけは蕎麦の香りより好き」
といつも思う。




鳩ノ巣渓谷のところで廃墟を見つけた。

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元旅館かな?



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ガラスに張り紙があった。

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わわわ 
ここはさっき行った「一心亭」だったんだ!
今は車が通る道路沿いにあるけれど
元はこんな自然の奥深くにあったのか・・

いいところにあったんだなあ・・・・


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閉店したわけではなく移転なのだから別に悲しい話ではないのだが
ひとつの「終わったもの」を目の前にしてなんとなく立ち尽くした。


こんな森の香りの中で食べるお蕎麦はまた格別だったろうな・・



廃墟が、森の音を聞いていた。







2015年12月19日

青蓮院門跡




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日本庭園と、襖絵などの障壁画ファンの私。
また来てしまいました愛する愛する「青蓮院門跡」。




門前の、天を支えるような大きな楠

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宇宙のような日本庭園

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2015年12月18日

カフェ キャラウェイ



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学生時代の先輩のコーヒー屋さん「カフェ キャラウェイ」が
祐天寺駅近くに移転したので行ってきました。

ますます素敵なお店になった上にコーヒーの美味しさにビックリ!
私の理想とする(勝手な好みですが)
「甘みとコクがあって香り高くて酸味がない」
最高の一杯でした。

陶芸家による手描きという床のパターンを見るのを楽しみにしていたけれど、
これがまた他にはない素敵さ。


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カップ&ソーサーもめちゃくちゃ素敵で、うっとりどころ満載〜
先客はフランス人カップルだったのでコーヒーの香りとフランス語の響きが混じり合う店内から、近所のおじいちゃんが自転車でのんびり通るのを眺めたり。

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私はめずらしくどすっぴんで行っちゃったのですがそれがまたよかったような
「素敵なのんびり」に満ちた午後でした。


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http://c-caraway.com



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2015年12月17日

京都・祇園「蕎麦流々 千角」


去年の秋、母と二人で「京都の雑貨屋さんめぐり」なんてカワイイことをしている最中
前を通ってしまったのがこの店。

あっこんなところに手打ち蕎麦屋さんがある!
ん〜〜〜〜どんなお店なのかな〜〜???

と後ろ髪どころか首が180度回転しそうになりながら通り過ぎたので
あれから気になり続けて1年。
ついに今回やってきました〜

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外観からは中の様子は伺えないが、なんてったってここは祇園。
一日限定二組のコースもあるし、格の高いお店なのかな・・・
とちょっとドキドキしつつお店の前のメニューを見ると、
おや・・?

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なんか普通〜に親しみやすそうじゃないですか〜(^o^)


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あのかき揚げおいしそー!

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「手打ち蕎麦・地酒」
あらっ なんだか俄然楽しくなってきちゃった!


店に入ると「いらっしゃいませーーー!!」
奥さんらしい人のよく通る高い声。
そして店内は近所の人や観光客で賑やかにワイワイわさわさ満員御礼!
店舗自体はモノトーンで落ち着いた感じなのだが人気余って庶民的と言ってもいい賑やかな雰囲気。
店の前に來るまで高級店かと構えてきた私は拍子抜けしてしまった。


こんな張り紙も発見。

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南富良野ですか〜♪
その手前にはなにやら美味しそうな地酒がいっぱい。



満員なので入れないのかと思ったら奥にどうぞ〜と案内してもらえた。
すると奥にはいきなり雰囲気がガラッと違う静かな個室風のお部屋が。
(+上杉謙信似の製粉機が)

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わー!
朝からガンガン歩きまわって疲れてるのでこの静かな空間はうれしい〜
これはラッキー(≧∇≦)



メニューに書いてあるお蕎麦は
「せいろ」と、その他いろいろ楽しそうな種物がいっぱい。
しかしこの時、神が私に何かをささやいたのか私は店員さんに
「あのーお蕎麦は、お蕎麦としては一種類なんですよね?」
と確認したのだ。すると
「+200円で新蕎麦十割がありまーす!」
というではありませんかーっ
訊いてヨカッタ〜〜〜(* ̄∇ ̄*)
メニューにある「せいろ」は二八らしい。

じゃあ「二八」と「十割」で、と思ったが・・・

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ん〜〜
外の看板でも惹かれたけど桜海老のかき揚げいいなあー
いっちゃうか!

「お待たせいたしました。 限定鴨せいろ」
っていうのも表現がうまいというか気になるというか要は食べたい。

どうせお蕎麦はお蕎麦だけで食べちゃうににしても
それらはおつまみな感じで、食べたいものをいっちゃいましょー!(^o^)


というわけで
「桜海老のかきあげ天せいろ 小鉢つき」
の小鉢さんが最初にやってきました。


「自家製蕎麦胡麻豆腐」
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これ、ミニチュアみたいに小さくて可愛かった〜〜〜
(箸袋の幅と比べるとお分かりいただけるかと(^^))
ねっとり濃い感じでなく質感も味もさっぱり系の蕎麦胡麻豆腐。



「そば屋の自家製豆腐、うに添え」
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ちょっとーー 反則反則〜〜
こんなのオイシイに決まってるじゃないですかズルイ!
お豆腐にはなんにも乗ってないのが理想だけどウニさんならもっちろん許します。
むしろいつでもウェルカム!!(≧∇≦)
パフェのような足つきのガラスの器にお豆腐、塩ウニ、しそ、葱・・・
私の好きなものしか乗ってない(≧∇≦)
カフェに行ってパフェじゃなくてこれだったら毎回食べたい〜〜!



「桜海老のかき揚げ」
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このビジュアルには弱い。
この手のかき揚げを見るとどうしても利休庵タワーを思い出さずにはいられないが
実に楽しい、嬉しい!
パリッパリッの食感と桜海老の豊かな香り。
かき揚げって汁につけてお蕎麦と一緒に食べると
悶絶級に美味しいのはわかっているのだが
どうしてもお塩だけで食べちゃうんですよね〜




「新蕎麦十割」
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新蕎麦十割はお塩でもどうぞ〜と塩が添えられてきた。

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色とりどりのホシを浮かべ、ピカッと輝く粗挽き肌。
この蕎麦は食感、質感が独特で
これだけの粗挽き、これだけざらざらの素朴肌ながら驚くほど繊細、端正な舌触りなのだ。
いわゆるコシとか弾力と言ったものはあまりないのだが
あらびきのやさしいポコポコしたフシの感じ、
はらはらとやさしい舌触りが非常〜に魅力的。
香りも味わいもごく淡いのだが
その食感を追いかけて夢中になってしまう魅力がある。




「鴨せいろ(二八)」
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二八は十割よりさらに香りも味も淡く澄んだ感じ。
こちらはしっかりとした食感、よく考えると固めなのだが
それを感じさせない繊細さ端正さでこれは種物にとてもよさそう。
こんなに端正な印象ながら挽き方で大小がつけてあるのか
独特の節感やざらつきを感じるのが楽しい。



「鴨せいろ」の鴨汁。
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ガッツリ、油もしっかりめ、ボリューミーな汁。
鴨肉が柔らかく、しかもムッチリしておいしい。




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ここは終始静かだったが
メインの客席は相変わらず大盛況らしくどんどん注文が入って
お店の女性の甲斐甲斐しい高い声が絶え間なく聞こえてくる。
BGMはジャズピアノ。



さあー午後も行きたいところがいっぱい!


これ↓も楽しそうで食べている間じゅうついチラチラきになっちゃったけど
それは今度夜来たときに〜♪


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posted by aya at 07:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月16日

奈良・近鉄奈良「そば切り 百夜月」


奈良にあって「百夜月」とは何とも風雅な店名である。

なんたって「天の原ふりさけ見れば春日なる」の昔から
人が月を愛でてきた土地というイメージがある。


その風雅な店は「近鉄奈良」駅出口から1分以内という超便利な場所にあり
それでいて騒々しさは全くないという奇跡の立地である。


今日は久々に来たのだが
このテントみたいな?ひこにゃんみたいな?布でくるんだようなお店・・
ユニークだなあ

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(ひこにゃん^^)

大きなガラスの向こうに店内が浮かび上がったように全部見えていて
まるで店全体がショーケースのよう。
以前来たのは昼間だったのだが夜眺めるとますます印象的だ。

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ここの店舗デザイナーはかなり攻めているなあ〜


左側の、赤い毛氈が鮮やかに見えているのは待合いスペースらしい。
石を敷いて坪庭風にしてある。

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客席から見てもショーケースな感じが面白い。
道行く人はすぐそこ、すぐ近くを通り過ぎていく。

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そして先程から私の目の焦点はあの右奥の貼り紙に集中している。

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きゃ〜〜〜

本日の蕎麦
「二八・十割」     群馬赤城産
「手挽き(限定十食)」 鳥取・溝口産

だって(≧∇≦)!!
私には

「ドレス」    ジヴァンシィ 
「アクセサリー」 ハリー・ウィンストン

と書いてあるようなまばゆさだ。


「百夜月」はおつまみ類がシンプルで品数は多くないので
とにかく「蕎麦」が入っているものを全部頼んでみました。
だってお蕎麦が入ってると何でも美味しいんだもん〜


「鴨のそば粉焼き」
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しっかり焼いてるのに柔らかく弾力があって、まぶした蕎麦粉が焼けた味もすごくおいしい。
味つけもほっとする美味しさ。
今回関西に来てから鴨を食べる機会が何度かあったのだが
不思議なことにどれも印象が似ていてどれも美味しかった。
「みんなちがって、みんないい」ではなくて
「みんなにていて、みんないい」でした(^o^)



「そばがき」
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墨のようなストイックな渋い香り。
とろとろーんと流れるようにゆるい質感で
食べるとふんわりエアリーな感じもありなめらかでおいしい〜〜
質感が質感なだけに最後は食べるのが結構たいへんだったが
おいしいので意地でも頑張って残さず綺麗にいただきました(≧∇≦)




「ざるそば 二八」
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白木のせいろに簀の質感。
美しい日本の眺め。



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潔く流麗な輪郭線。
むっちりとした弾力のあるしっかりめの食感だ。
香りはごく淡かったが、だんだんかすかにさわやかに甘い、
二八らしい香りが伝わってきた。
味わいも極限まで上品に淡かったが
これもだんだんかすかにほんのりした甘さが感じられるように。
大好きな群馬県赤城の蕎麦。




「ざるそば 十割」
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十割は趣向がうんと変えて楕円の細長いお皿に盛られてやってきた。
こういう演出の変化はこちらも楽しいし、
それぞれの蕎麦に対するお店の思いが伝わってくるようでいい。

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ざっくりと素朴な粗挽き肌、いかにもむっちりとしていそうな流麗なライン。
二八と同じ赤城だがこちらほんのりと葉っぱのような
青い野生を感じる香りが淡〜くふわ〜〜
ウレシイ(*>ω<)♡
味わいもその感じで葉っぱのような野生を淡く感じる。
見た目よりもなめらかな舌触りで、密な質感のため二八よりしっかり固め。




そして最後はいよいよ、私にとって本日のメイン・・!!
十食限定なのであらかじめ電話し今日はまだあること確認して
ウキウキやってきたのです〜♪


「ざるそば 手挽き」
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ギャー

容赦なさ過ぎの物凄い極粗挽き!!


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すすすすごすぎる・・・
見入れば見入るほど攻め攻めなこの肌・・・!

しかも姿だけでなくこちらは香りもたいへんに個性的。
言葉にすると平凡になってしまい残念なのだが強いて言えば干し草のような?
とにかく出会ったことのない個性的な野生の香り。
島根・溝口産ということで期待はしていたが面白すぎる。
食感がまたものすごい。
ゴッツゴツの輪郭線、ツブツブのフシが口中を撫で
噛みしめようとするとギチギチと固く暴れる感じ。
攻め攻めだぁー!
食感はものすごいがそこから溢れる味わいはとても美味しい。
なんともフレッシュで野生的、個性的な穀物の旨みが
ギチギチと溢れてくる本当に稀有な蕎麦。




店内のBGMはジャズ・ヴォーカル。
今サッチモのCheek to cheekに変わった。



亡き人を想いながら、蕎麦湯。

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ここの汁は甘めながらなかなか美味しく、
濃厚蕎麦湯に溶かすとさらに美味しい。


普段は蕎麦湯は蕎麦湯だけで飲むのだが
今日はなんだかいつもしないことをしている。



暖簾出て月無き路地の空凍てる






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posted by aya at 11:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>奈良 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月15日

京都・京都駅「京都和久傳」大叔母とにしん蕎麦


私のルーツの4分の1は京都だ。

私の親戚には面白い人が沢山いて、
特に「女傑」と呼ぶべき大叔母達が何人もいた。
それぞれの大叔母同士には血縁はないのに「なぜこんなにも!?」
と思うくらい素敵であっぱれで、どこか笑っちゃう大叔母達。

日本で最初に海外公演を果たしたプリマドンナだった大叔母。
(なのに普通の会話が五代目志ん生級に可笑しい。相槌一つがたまらなく可笑しい)
初期の宝塚女優だった大叔母。
(バレエと日舞の名手で晩年は私の親友だった)

皆残念ながら亡くなってしまったが
今回は今も元気で京都に住んでいる「伝説のスーパー美人」の大叔母と
京都駅でランチすることに。

大叔母に会うのは久しぶりだったが遠くから見ただけで私は仰け反った。
その類稀なる美意識。
セーターも、パンツも靴もバッグもこれ以上ないほどシンプルな美しさで、
見れば見れるほど選びぬかれたものであることわかる。
マーガレット・ハウエルが見たら驚くのではないかと思う程
文句のつけようがないコーディーネート。
歳はとっても美貌は変わらず。(きゅ、90歳・・・アンビリーバボー)
肌は抜けるようにそれこそ雪のように白く、
お化粧で白いのではなく首筋まで抜けるように真っ白で、
美しい形の小さな口元には鮮やかな真っ赤な口紅つけているという・・・

ええええ??大叔母、何歳だったっけ??と何度も見入ってしまったほど
もうもうもう、ひたすら口あんぐりの美しさ!!

あまりの全身の美しさに私はどうしてもいろいろ聞きたくなってしまったのだが
なんとその美しいアイボリーの編み込みセーターは大叔母の手編みという。
しかも、
「東寺のがらくた市で糸問屋の放出品の何キロもある糸束を買って持ち帰って
細い糸と太い糸を合わせて自分で編んだの。同じデザインで何枚も編んだわ」
とサラリと言う。
そこに合わせたこれまた素敵なネックレスは
ドリス・ヴァン・ノッテンがアフリカで買い付けたビーズで作りました、
と言われたら信じるようなニクイほどお洒落な木のネックレスだったのだが(しかもニ本重ね付け)
「東京に行った時乗り換えの駅の構内で300円のを2本買ったの」
と言う!!!!!( ̄□ ̄;)!!

しかも大叔母は料理の名手でいまだに京都某店に某食べ物を卸してるって・・・・・
もうもうもうひたすらアッパレ、ただただ降参するしかない。


そんな大叔母なだけにどこでランチしていいか本当に迷ってしまったが
脚が不自由なため駅から近いところがいいというご希望。


というわけで今日は「和久傳」のお手軽バージョン、
「京都和久傳(ジェイアール京都 伊勢丹11F)」へ。

私は何を隠そう伊勢丹デパ地下で売っている
「和久傳」の「鯛ちらし」弁当がだぁ〜〜〜〜い好きでして、
その「鯛ちらし」も入っているランチコースを選択♡ 




「京都和久傳」はデパートのレストラン街にあるだけあって
さすがに雰囲気はかなりカジュアル。
出てくるお料理もかなりカジュアル〜だったのだが
とにかく最後の鯛ちらしが楽しみで楽しみで・・・♪


ところが、実際は〆の炭水化物は3つから選べるようになっていて、
そのひとつには「にしん蕎麦」もあるではないですか・・・・!!

そうか〜「和久傳」は紫野の2階で「五(和久傳の手打ち蕎麦屋さん)」
も始めたし、ここにも手打ち蕎麦があるわけなのね〜〜
うううう迷う・・・大大大すきな「鯛ちらし」を諦めて、
普段は食べない温蕎麦に、いくか?いかぬか!?


いきます!鯛ちらしはまたデパ地下で買えるし!(^o^)


というわけで和久傳的「にしん蕎麦」。

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おーっ意外にも太打ちの平打ちである。
そしてよく考えると私「にしん蕎麦」というものを生まれて初めて食べます(* ̄∇ ̄*)
どんな食べ物なんでしょう アハハハ〜〜〜〜



お・・?

おおお〜〜〜〜

おいしいじゃないですか〜〜

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まずとにもかくにも蕎麦の香りを嗅ぎたい欲求がDNAに書き込まれた虫のような私は
この絶対的に周囲を支配する出汁の香り高さにしんの香り高さをすべてかき分け
蕎麦を味わうことだけにどうしても集中してしまうのであるが・・・

これが大変美味しかった。
蕎麦粉の良さが伝わる正統のかぐわしさ、
程よいコシの中から生まれるバランスの良い、滋味深い味わい。
わ〜 予定していなかっただけにうれしいな〜〜
おそば おそば おそば(^o^)

そして出汁もさすがに素晴らしい。
とにかく和食の甘い味付けが苦手な私はこういった煮魚っぽいもの?は
ちょっとドキドキなのだがこれは甘くないし
にしんもすっきりした旨みがあって肉ホロリ、とても美味しかった。



それでも未練がましく「鯛ちらし」の写真も撮らせてもらった私(^^)

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あらまー!ご飯が信じられないくらい薄いではないですか!!
確かにコースでこの前にたくさんお料理が出てきたので
ご飯が少ないのは当然の配慮なのだが・・
これではせっかくの美味しいバランスが〜・・

一口もらいましたが何故かデパ地下弁当のほうがずっとおいしく感じてしまった・・
(実際この翌日の夜また買って新幹線で食べましたがやっぱりめちゃくちゃ美味しかった(≧∇≦)♡)




久しぶりに会えた大叔母とのランチタイム。
とても刺激的で楽しい時間ではあったが
今はもう亡くなってしまった親戚たちの話をたくさん聞いて
諸行無常の感、寂しさにも引きづられた。
あれほど輝いていた人達、輝いていた時代がまるごとみんな、消えてしまったなんて。


しかし食事が終わり店を出ると
いつ直したのか大叔母の真っ赤な口紅が綺麗に塗り直されていた。

それを見たらもうとにかくただただ
「参った!」!!(≧∇≦)


90歳の大叔母に元気をもらったひとときだった。




posted by aya at 15:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月12日

京都・嵐山「嵐山よしむら」


近年観光客の急増が日本中で話題の京都。
清水(きよみず)さんなんて行った日にはそれこそお山全体が渋谷駅前くらい人・人・人の大混雑で
30cm前に迫った人の背中を見に行ったのだかなんだかわからなくなるほどだ。

ここ嵐山も名勝地だけにやはり大変な混雑なのだが、
「嵐山よしむら」はなんと言っても午前中10:30からの開店だ。
10:30からお蕎麦食べる人も少ないだろうから
まあ開店時間に行っておけば大丈夫でしょう!

・・と思ったのは全然甘かったようで・・・
あの〜〜・・・あの人の多さは一体ナンデスカ?

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(真ん中の二階建ての建物が「嵐山よしむら」)

鴨川沿いの、私の記憶では静かなあの通りになんであんなに人がいるのでしょう??
何かイベントとか?結婚式とか?事件とか?


近づいてみると

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別になんということもなくなくただただ観光客で溢れているだけであった!


それにしても「嵐山よしむら」、まだ開店前だというのに
なんでこんなに人だかりが・・?
これじゃあまるで名所旧跡か何かみたいではないですか〜

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入ってみてびっくり。
えええええ〜〜〜10:30の開店前から行列???うそでしょ?


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ちなみに左奥は「嵐山よしむら」経営の「豆腐料理松が枝」となっていて
そこにも行列ができている。


「嵐山よしむら」の入り口は手前のこちら。

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私が知っている「嵐山よしむら」はもっとゆったり静かなお蕎麦屋さんであったのだが・・・
まるで別の場所のように思えるほど雰囲気まで違う気がする。


人気の秘密はやはりこの店のロケーション!
嵐山の絶景を眺めながら美味しいお蕎麦を食べられるのはやはりたまらない魅力だ。

2階のカウンターが特等席となっているのだが・・・

さあ皆さんいいですか?
一緒に驚いてくださいね〜この絶景に!


じゃ〜〜〜〜ん

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わーーーー!!



ぜっ

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けい

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だぁーーーーー!!

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やはり何度来てもここの眺めは圧倒的に凄い。
こんなところで美味しい手打ち蕎麦って・・・極楽浄土??(≧∇≦)


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メニューは清水さんや五条にある「よしむら」の他の店舗とだいたい、だいたい似た感じ。

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「そばがき」
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たいへん たいへん 
あらかじめ醤油タレみたいなのに浸かっちゃっています。
そのままで食べたい私としてはなかなか衝撃・・・(>_<)

しかし自然の光の中、一筋の湯気を立ち上らせるその姿は
神々しさすら感じる美しさだ。

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草のようなさわやかな香りがふわーっ
ふんだんに空気を含みもっちりふんわり、ややざらつきのある食感。
ああ〜〜おいしいなあ〜〜
と一生懸命タレのついていないところをまずは食べて
あとから甘辛醤油タレ?の付いた部分をいただきました(^^)



「季節の天ぷら盛り合わせ」
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これだけの絶景だけに仕方ないのかもしれないが
お蕎麦が一枚1080円という観光地価格の「嵐山よしむら」。
でもこの「季節の天ぷら盛り合わせ 1240円」はそれに比べてかーなーりお得!

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臭みもなく脂のりまくりの大きな大きな穴子。
海老も甘くていい海老で、かぼちゃ、銀杏、まいたけなど秋の野菜が美味しい、嬉しい。
バリッバリッの衣がボリュームありすぎな感じもしたが
朝から嵐山歩きまわってお腹すいていたのでバリバリいきました!



「石臼挽き十割そば」
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嵐山の光の中に投げ出された、蕎麦という美しい穀物。

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おおお〜
これはまさしく先程の「そばがき」と同じ、さわやかな草のような香り。
しかしそれがすぐに消えて、ちょっと変ったまろやかさのある
穀物のふっくらした香りと淡い味わいに変化していった。
見た目はややざらついていそうな素朴な感じだが
舌触りはなめらかで輪郭線はっきり、でも硬さはなく柔らかなコシがある。
全体におとなしく淡く上品な印象の十割蕎麦。
本日は北海道の蕎麦だそう。


メニューからは全く読み取れないのだが「嵐山よしむら」には二八のお蕎麦もあるらしい。
五条の「蕎麦の実よしむら」には二八も田舎もあるのであってもまあ不思議ではないのだが
ここのメニューはどうみても
「石臼挽き十割そば」1080円
「追加蕎麦(そば粉100%の手打ちです)」760円しかない。
なのでわたしもてっきりここは十割だけに絞っているのだと思っていただけに
左隣のセット物?を頼んだお客さんに「二八のお蕎麦です〜」と運ばれてきた時は
思わず耳も目も左にずい〜んと吸い寄せられてしまった。


というわけで、

「二八蕎麦」
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あれ?
見た目は「石臼挽き十割そば」にそっくり。
見分けがつかないほどだがこちらのほうがやや赤みがあって
しっとりずっしりしてるかな?

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見た目は似ていてもこちらには草っぽい香りがなく
水のような香りが静かにただよっている。
こちらのほうがさらにつるつる、輪郭はっきり、ややかため。
噛みしめると香ばしさと甘さが生まれそれが濃厚になっていくのが嬉しい。
意外や意外、十割よりこちらのほうが好きかも?


ちなみに人気の「鴨汁そば」はこんな感じ。
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鴨肉がやわらかな弾力があって味わいも濃くてとても美味しい。
少し甘めの出汁もとても美味しい。
汁は冷たいお蕎麦のつけ汁では横に広がる強い甘みを感じたが
温そばだと甘さはほんのりとして出汁の良さが際立っている。




この窓辺に居ると
蕎麦湯の湯気を見ているだけで時が経ってしまいそうになる。


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時々店内を見回すと一瞬空くこともあるにはあるのだが
またすぐにいっぱいになる嵐山の大人気店。

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ウェブサイトを見たら蕎麦職人さんの多さにビックリしました( °o°)
http://www.arashiyama-yoshimura.com/soba/sobanomi/kodawari.html





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2015年12月10日

京都・大原「野むら山荘」


京都中心部から地下鉄に乗り最北の終着駅「国際会館」駅で下車。
(なつかしい〜)

そこからバスに乗り、揺られ揺られて降りる停留所は
その名も「野村別れ」。

「♪のむぅらぁああ〜〜っわかれぇのううう〜〜♪」

とデタラメな歌が歌いたくなるほど、
大原女の昔話にでも出てきそうな地名ではないか。


その「野村別れ」から徒歩数分の「野むら山荘」・・・


あっ 看板が見えてきました〜

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元は旅館であったが今は宿泊業はしておらず
料理を楽しむ贅沢な広大な館として隠れた人気を誇る「野むら山荘」。
お料理のメインは地鶏や軍鶏。

その「野むら山荘」が、ここ数年手打ち蕎麦を出しているというので
今日はやってきたわけなのですが

えーと建物はどこに・・・


あ、あの石に「野むら山荘」と彫ってあるのであの階段を登って行けばいいんですね。

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それにしても広いなあー



んん???
素敵な庭園に着いてしまいました。

建物まだ見えません〜  

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やっと建物が見えてきました。
どれだけ広いんでしょう。

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玄関。

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わわわわ 素敵な情緒〜〜〜



玄関に入ると、元旅館らしいこんな空間が。

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ウワサの美しい女将さんが迎えてくれて
お部屋に案内されるのをここでしばし待つ。
私はこの大きな木の椅子が大変気に入り(会ったことの無い祖父が買い、遺したものを思い出す)
それに座って大原の静寂を聞いた。



まもなくまた女将さんがやってきて奥に案内される。

と言っても非常に広いのでどこをどう行ったのか覚えていないのだが・・

たどり着いた先は、茶室であった。


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えっ!

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丁寧な作法でお菓子まで出た!

ちょっとちょっと、
もっと気軽なランチかと思っていた私はびっくりしたが
(お値段からしたら信じられない)
だんだんこの「野むら山荘」の大きな、豊かな時間が楽しくてたまらなくなってきた。

特に10年以上習っていた茶道を数年前にやめた私には
久々の茶室でのお茶がたまらなくうれしかった。
黄身餡のお菓子もお茶も美味しかった。



お茶が済んだらいよいよ昼食場所へ。

今度は仲居さんに案内され、また広大な館内をぐるぐるとどう歩いたのか・・

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(案内されながら廊下の窓からお庭を激写。本当に広い。)


たどり着いた先は

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ゆっくり泊まりたくなっちゃうほど気持ちのいい、
まるきり旅館の一室!
(元旅館なのだから当たり前だが)

うれしいなあ〜
こんなところでゆっくりお昼ごはん&お蕎麦が食べられるなんて。


こんなに広くては手入れもさぞ大変だろうにお庭もきちんとととのえられている。

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手書きの、本日のお品書き。

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本日は「軍鶏鍋と手打ち蕎麦のコース」。
・・と思ってやって来たのだがなんとすっぽんも出るではないか。
その他いろいろ美味しそうなものもいっぱい。

ううううう ますますすごい 「野むら山荘」・・・


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九条葱の紅白酢味噌和へ
海苔玉
手羽田楽
柳葉魚燻製
へしこ大根

私はにっくきアニサキスアレルギーのため
一番食べたいへしこと柳葉魚が食べられなかったが
食べたものはみんな美味しかった。
海苔玉って綺麗で美味しいなあ〜



「すっぽん土びんむし」
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うううううれしい・・・

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生姜の香りがふわ〜〜
肝も入ってる〜〜
肝も美味しいけど皮のとぅるんとしたところも
なんだかぐしゃぐしゃした形のとこもそれぞれに美味しい。
こういう、部位ごとに楽しめるものってだーいすき。



「野むら山荘」名物の「軍鶏鍋」。
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うわ〜〜〜 軍鶏おいしそう!!
食べ物はワイルドなもののほうが好みの私にはこれは魅力的。
「うちだま」がぴかぴかしてる〜〜


すべての料理はスタッフの女性が丁寧に(おそらくすごく遠い厨房から)運んできて
とても丁寧に給仕してくれる。
最近は旅館でもお部屋食を省いて食堂でのサービスをすることろも多いのに
なんと贅沢なランチだろう。



ぐつぐつしてきました。

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この軍鶏鍋が美味しい!
和食の甘い味付けが苦手な私はすき焼きなどが甘すぎて食べられないことが多いため
この軍鶏鍋もちょっとドキドキしていたのだがこれは美味しい!
甘みはほんのりで出汁がとても美味しい。軍鶏の旨みがすごい。
鶏肉とは違う身のしっかりした美味しさ。
これまた一つ一つの部位が全然違ってとても楽しい〜美味しい〜




「手打ち蕎麦(十割仕立て)」

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おお〜ほんとに来た!
お蕎麦がきっかけでここに来ることを決めたのだから出てきて当たり前なのだが、
すっかり異次元気分に浸っていたのでなんだか現実に帰ってきたような
家族に会ったような気持ち。(蕎麦と家族なんですか?)



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ごく微かに香る上品な粉の香り。
見るからにパキパキしていそうな輪郭線は
口に含むとまさにパッキパキの舌触り、くっきりはっきり固めの食感。
香りも淡いが味わいも上品に澄んでいる・・・と思ってよく見たら
きれいな紫色の辛味大根がついているではないか。

鰹が効いた甘めの汁に紫辛味大根を投入。
すると・・・

突然、夢のようにおいしい〜〜〜〜〜!!!!
めちゃくちゃおいしい〜〜〜〜〜〜!!


なんというか、これはもう魔法ですね。
すべてがマッチしている。
パッキパキの食感も、超すっきりな蕎麦の味わいも、鰹がガツンの甘めの汁も
すべてが辛味大根で食べるこのスタイルのためであったと思えてくる。
この辛味大根のおろし方(細かく刻んだような)も絶妙だし
軍鶏鍋のあとでやや火照った体にはもうたまらない涼やかさ、美味しさ。
もともと「越前おろしそば」が大好きな私はウン♡ウン♡ウン♡ウン♡と大喜びで
あっという間に食べちゃいましたとさ(^o^)


「野むら山荘」のウェブサイトのトップページには

「何といっても蕎麦は香りと喉越しが命、
主人自ら必要分を打ちたて茹でたてで提供しています。
小難しい蕎麦うんちくはそこらに置いといて、
つるつるっと気軽に楽しんでいただければ嬉しく思います。」

とあるのだが、そうそうまさにそうですよね!
つるつるっと、楽しく美味しくいただきました〜〜〜(^o^)




「水菓子」
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このデザートにもハートを鷲掴みにされました。
ものすごくいい果物をちょっと、って最高の贅沢ですよね〜
このみかん、産地を訊けばよかったなあ、味が濃くてすごくおいしかった。
キウイはりんご、いちごに次いで私の大好きな果物♡♡♡




あまりにも感激したので敢えて値段について言及してしまうのだが、
この軍鶏鍋と手打ち蕎麦のコースは4300円。
昼から4300円というのは贅沢といえば贅沢だが、
これだけ贅沢な敷地、館で、素晴らしいサービスで
すっぽんに軍鶏鍋、茶室でお菓子までいただいてこの値段はありっえませんっ!!
満足感からするとその倍でもアリかなと思えました〜〜
(帰りはなんと三千院まで送っていただけちゃったし!!)

4人以上だと「国際会館」駅まで送迎バスというサービスまであるらしい。

これは京都のマダムたちの女子会に人気なのも頷ける。


楽しかったな〜〜〜


今度は桜の季節に会いに来たい。



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2015年12月09日

品川「あきた美彩館・秋田県仙北市 そばタベクラーベの会」


今年も行ってまいりました!
品川「あきた美彩館」における
「そばの郷・秋田県仙北市 そばタベクラーベの会」♡


思えば2年前の3月、仙北市で行われた
「第一回・そばタベクラーベの会」にお招きいただき生まれたこのご縁。
その時の私がどれだけ嬉しく楽しかったか、
仙北のお蕎麦の稀有な個性とおいしさにどれほど感激したかは
コチラに書いてございます♡↓↓(銀世界の秋田!!)
http://ayakotakato.seesaa.net/article/353029658.html


その素晴らしい体験が東京にいながらできてしまうと言う夢のような会が
一年に一度開かれています。
なんたって蕎麦粉だけじゃなくその職人さんごと、腕前ごと、
もっと言えば方言ごとあったかさごと仙北が東京に来てくれちゃうんですよ!?
どんだけ素敵なんじゃい!!キャ〜〜〜!!


というわけでものすごーーーーく楽しみにやってきた「あきた美彩館」。
品川駅からすぐ、駅前のウィングの裏にあります。

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会場に入るともうこんな素敵なセットが。

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マズイ・・・これはマズイですよ・・・
おつまみが異様に美味しそうな上に大好きな「秀よし」がある。
おまけに向かい合わせの同席の方々は皆様初対面。
舌から入った5mlのお酒で5秒後に酔っぱらい15分後には冷めるという
常人には理解不能な単位で生息するコトリ星人の私は
ひとりだけ宇宙人声になって浮かないよう、全力で気を付けなくちゃ・・


会が始まり、まずは仙北市からやってきたお蕎麦屋さん達のご挨拶。

「手打ちそば 野の花庵」さん
「手打そば すが家」さん
「手打そば さくらぎ」さん

私がだぁ〜〜〜〜い好きな、仙北の各名店の店主が東京に、品川にいる!!
冷静に考えると相当おかしかったと思うのですが
この時の私はただのジャニーズファン状態。
もうもうもう、仙北のお蕎麦屋さん達のお顔を見てるだけで、
仙北のあったかい言葉で仙北のお蕎麦の話を聞いているだけで
どうにもこうにもニヤニヤニヤニヤ笑いが止まらず
満面の笑みで写真撮ったりウンウン頷いたり・・・
かなり痛い人だったかも(* ̄∇ ̄*)

我慢できず撮っちゃった写真も載せてしまいますが愛に免じてお許しを・・・

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(左が「野の花庵」さん、右が「すが家さん」。
 この時「さくらぎ」さんは厨房釜前で大活躍中でした♪)

うははははは・・・
いま写真見てもやっぱりうれしくてどうしても顔が笑っちゃう私は
真性・仙北のお蕎麦屋さん症候群かも?(≧∇≦)♡




「本日の蕎麦前」
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西明寺栗の渋皮煮
仙北のゼンマイの煮付け
ばっちゃんのがっこ
合鴨のロース
地物野菜のディップ
仙北の干し柿
仙北の銀杏
大根ビール漬け


どれも見るからに美味しそうだが本当に本当に美味しい。
素材が素晴らしい上にそれを生かしたやさしい味付けがまた素晴らしい。
そしてこの美味しい蕎麦前に「秀よし」が合いすぎて美味しすぎて大変に困る!

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第一回そばタベクラーベの会の時も出てきた「秀よし 本醸造 生貯蔵酒」。
「秀よし」の社長がこの会のためにセレクトしたということだが、
入り口まる〜くまろやかで、その後濃厚にふくらむのにすっと澄んで切れるという
私の個人的好みの理想形!!
どうしよう私、ブレーキブレーキ!(* ̄∇ ̄*)

色鮮やかな蕎麦前の左下の隅にある、変わった形をした赤いものは何ですか?
と訊いてみると
「チョロ・・です」

???
語尾が良く聞こえず何度も聞き直してしまったのだが
最終的にはお向かいに座っていらした仙北出身の若い女性(ありえないほどの美肌!おそるべし秋田!!)
が教えて下さり「ちょろぎ」であることが判明した。

へ?ちょろぎ?

可愛い名前〜!しゃくしゃくして美味しい〜!
と喜んでいたら帰りに「あきた美彩館」の物産コーナーで発見。

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秋田では正月料理としても食べられているらしい。
名前も見た目も可愛いな〜〜

この後は私が大好きな方言の話で盛り上がりまして

ねねね(寝なければいけない)
さねね (しなければいけない)
とねね (さみしい。なんと徒然と書く!文学的!?)

などなどどれも素敵すぎて
せっかく「秀よし」セーブしたのも意味ないほど大喜びしてしまいました。


案内の用紙にあった通り本日のお蕎麦は3種類。

「高嶺ルビー」ヒマラヤから来た赤い宝石
「階上早生」粘りが強く、豊かな風味
「常陸秋そば」そば独特の香り、優れた風味、甘み

もちろんすべて仙北市産の蕎麦粉だ。 


1枚目「高嶺ルビー」
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蕎麦の花が白でなく「赤」という大変珍しい品種である「高嶺ルビー」。
その花の美しさから観賞用に用いられることが多く
栽培量に対しての収穫量が少ない(他品種の半分位!?)ために非常に高価であることから
あまりお目にかかれない希少な蕎麦だ。
不思議なのはどこでも
「高嶺ルビーが赤いのは花だけで蕎麦切りにしたら赤くはありません」
と聞くのだが私の目にはどうしても蕎麦切りも赤く見えるんですよね〜(≧∇≦)

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ざっくりした粗い肌と直線的なライン。
口に含むとちょっと手作りこんにゃく的な「つるっとしたざらつき」があり
はらはらふるふるとした食感がユニーク。
ふっくらと甘い、蕎麦と小麦の入り交じった濃厚な香り。
旨みも甘みもじわわわわーと深く濃厚でおいしい〜
仙北での「第一回」、東京での「第2回」で食べたときは爆発的に個性的な味わいだった
「高嶺ルビー」だが今回は比較的素直な豊かな味わいでした。



二枚目「階上早生」
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「高嶺ルビー」のあとだとぐっと色が落ち着いて見えます。
グレーっぽいけど少し緑がかっているのが嬉しいなあ〜

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ふーーーーっと漂うかぐわしさ。
フレッシュとか爽やかとかいうより、静謐なストイックな石のようなイメージの蕎麦の香り。
プラス小麦の甘く豊かな香り。
ねっちりと密な質感だが細打ちの平打ちのため繊細な印象で
味も香りもとても濃厚!



三枚目「常陸秋そば」
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お蕎麦屋さんも順番というのは真剣に考えていると思うので
最後のお蕎麦というのはどうしても期待高まるもの。
そして
あーん もう3枚目、さいごだー・・
と悲しくてたまらない私(;_;)

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わあ〜〜
これはとても爽やかなかぐわしさ!
それに加えて野生も、ふっくらした豊かさも感じる素晴らしい香りだ。
これもはらはらふるふる軽い食感で、
甘味は少なく滋味深い味わいと香りが濃厚で美味しい〜〜〜!


「本日の蕎麦湯は、3つのソバが合わさった、ここでしか、味わえないものです!」
と「野の花庵」さんが説明してくれた通り、
蕎麦湯が独特の味わい深さで美味しかった〜〜

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蕎麦汁はかなり甘めなのだが
鰹の風味があとからしみじみとやってきてチョコレートのようなまろやかさがある汁。
(蕎麦汁にチョコレートという形容は乱暴?に聞こえるかもしれないが
 私は時々出会う印象なので実は結構いろいろな店で書いているかも)



大好きな仙北にまみれてしあわせいいっぱい。
また秋田に行きたいよーーうう!!心のなかで叫びながら
楽しい物産コーナーをうろうろ何周もしてしまいました。

で、こんなの発見→購入!

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いぶりがっこ大好物なんですが「いぶりがッキー」って(* ̄∇ ̄*)

今度の蕎麦会に持っていこう〜っと♪



posted by aya at 13:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東北の蕎麦>秋田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする