
しつこく、3度目の「知花」。
立て続けに行ったので立て続けに書くことに挑戦(^^)
1回目と2回目のコース料理が全くかぶらなかったのは驚愕だったが
3回目の今夜はどうなるかワクワク〜♪

「トマトの中に鯵たたき」

えーっ この中に鯵さんが!?
中はどうなっているのかな・・

宝物のように、中から鯵がぽろ〜り。
おいしい!爽やかで素敵な一品。
「自家製豆腐とじゃこ」

前回食べたぎっしり豆腐とはまったく違うとろんとろん豆腐。
とろんとろんだけど豆の味はぎゅーっと濃くて美味しい。
「これは親戚で〜す」
と相変わらず明るい徳ちゃんが持ってきてくれた
さっきの「じゃこ豆腐」と同じ小さなガラスの器にはいったもの。
「めかぶ、自然薯、蒸し鮑、うに」

まず蒸し鮑の美味しさに感激。
そしてその下のとろとろは更に・・
なんでしょう、この奥深い和の迷宮は〜
くーーっ おいしい〜
そして、本日はなんとこれが出ました!!
「スッポン」

希少部位のエンペラ付。
プルプルのコラーゲンの塊が美味しい〜〜!
がっつり料理だけに徳ちゃんにしてはしっかり味で、
柚子、牛蒡の香りが豊かにきかせてある。
「だし巻き」

これまたギャフンの美味しさ。
だし巻き自体は極薄味で、汁がしっかり、でもすっきり。
食感は粗挽き系?でそこから出汁がじゅわー!
もうーーいちいちすごい人だ!!
卵は四万十の「しゅりの里」で放し飼いされ
化学薬品や抗生剤を使わない餌で育った鶏のものを使用。
ちなみに「知花」では野菜も無農薬・無堆肥の自然栽培の物を使っている。
美味しさへの完璧な準備、配慮。
「知花」の美味しさには徳ちゃんの腕だけではなく、
さまざまな理由があったのだ。
「活け物の帆立、きびなご、しょっこ、サワラ、タイ」

「自家製サラミ、鯖のリエット、卵黄の塩漬け、自家製マヨネーズ」

自家製サラミにはなんと山椒をきかせてある!大変おいしい。
リエットは塩辛いのでお酒のお供にぴったりそう。
ここまでで既に大満足、お腹もかなり満ちているのだが
徳ちゃんの腕はまだまだ鳴りまくっておりまして・・
こんなものまで出てきてしまうとは!
「小さな鰻丼」

きゃ〜〜〜〜

あまりの美味しさにびっくり大感激!!
実は私、蕎麦のことばかりうわ言のように言ってますが鰻もかなり好きでして。
しかもひつまぶしに出会ってからは
すっかりあの関西風バリッバリハードな鰻の虜になっちゃったんですね。
関西に住んでなくて良かった、と思うくらいに・・・
(私のお腹は蕎麦で忙しいので)
この徳ちゃんの鰻は、「焼くだけだとかたすぎる」ということで
焼いてちょっと蒸してまた焼いて・・の手法で焼かれたそうなのだが
なんなのでしょう、このすんばらしい食感は!
名古屋の一番好きなあのお店より美味しいかも(>_<)♡
皮が分厚くそれがうまい焼き具合でバリッとしてるのがすごい!
「青柳の炒め、高菜とレンコンの炒め、みょうが」

青柳の炒めはとくちゃんにはめずらしくしっかり甘い味付け。
高菜とレンコンの炒めはそのものにお酒がガツンと効いたお酒のつまみ、おいしい〜
岩牡蠣の鯖のチーズ焼き

そして、蕎麦。

なんと今日は2種類出してくれました!
太打ち(福井、八ヶ岳のブレンド)

熟成の細打ち

太打ちの青さ、吹き抜けるようなフレッシュかぐわしさに感激!
噛みしめると滋味深く渋い穀物の旨みがあふれだし、
あああ〜おいしい・・・・しあわせにモグモグ。
熟成はさすがに赤く、かなりの熟成の香り。色の対比もすごいものだ。
デザートは
「豆乳のブラマンジェ キウイソース」

なんと、つい3週間前の前回と同じだったのは
これだけ多品目のコースの中でデザートだけ。
一人でやっているお店としては驚愕の引き出しの数である。
今日はかねがね並べて見たいと思っていた徳ちゃんの蕎麦猪口コレクション
(言っていいのかわかりませんがものすごいコレクションです)
も見せてもらっちゃったし、濃厚な夜だったなあ・・・
今回の滞在時間はなんと5時間半。
渋谷の奥には長くて、深くて、美味しい別世界が潜んでいる。
2014年8月の「知花」2014年7月の「知花」