2014年01月31日

長野・小布施町「せきざわ」


雪の中に佇む名高き名店。
 
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今夜は偶然のタイミングとは言え、なんと「せきざわ」を独り占め出来てしまった。
混雑時は数十人待ちもザラな店だけに、なんという贅沢!


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玄関を入ってすぐの待合のような空間から店内を見る。
そう、待合スペースが必要なほどの店なのだ。




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静かな雪の夜。

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「せきざわ」の蕎麦は、
自家栽培(信州栄村)や契約栽培の蕎麦を手狩り、完熟、天日乾燥させ
それを低温貯蔵し、自家製粉したもの。
書くは易いが気の遠くなるような手間のかけられた蕎麦なのだ。

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まずは、「せきざわ」では必ず頼みたい「手挽きそばがき」から。
あの愛しいそばがきに対峙できる今宵のありがたさ、嬉しさときたら・・・

「手挽きそばがき」
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身を寄せ合う姿がなんとも可愛らしい。
でもさらに見入ってください、見つめてください。
「せきざわ」の「手挽きそばがき」の超絶肌!!

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どろ〜り、ギリギリで形を保っているような極粗挽き肌。
網ですくって器に取り分けただけで、テーブルに香りがふわぁー!
フレッシュな、青い、しかし野性味というほど暴れていない、
出会ったことがないほど上品なフレッシュさ。
こんっな素晴らしい香りがこんっなにふんだんに香ってくれるなんて・・

口に含むと姿の通りのどろどろ〜
極粗挽きゆえつぶつぶ感も大変楽しく
つぶつぶどろどろ〜としているのにほわっとエアリーな感じもしっかりあり
エアリー過ぎてシュワシュワした感じすらある。
この食感はすばらしすぎる。恍惚過ぎる。

つけて食べるように「自家製味噌」や「つゆ」も添えられてくるのだが
それは一生絶対につけられないほどそばがきが美味しい!!!
お味噌はあとでそれだけで美味しくいただきました(^o^)



「おまかせ」
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「鴨ロース」「出汁巻き卵」「蓮根まんじゅう」
「二十日大根」「田んぼで採れたセリ」「にしん」 

出汁巻きは上品な薄味ながら甘みはしっかりあるタイプ。
蓮根まんじゅうが揚げたてで香ばしくて美味しい!
田んぼで採れたセリのおいしさにも感激。大地の香り。



いよいよ、心澄ませて、蕎麦。


「生粉打ち」
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ひろびろと美しい木の空間と蕎麦の景色。
静けさが際立つ瞬間。

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わーっこれは!!
そばがきとまっったく同じすんばらしい香りである。
繊細な極細、1本1本がちゅるちゅるちゅるりと超みずみずしいが
こういうみずみずしいタイプの蕎麦にはありえないほど香りが濃厚である。
ちゅるちゅるだが、1本1本が非常に繊細で大切な印象。
みずみずしいせいか味わいはごくさっぱりと感じられるが、
とにかくひんやりと清澄で、しかも香りが濃くて、最高の美味しさ!!





「磯切り」
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さすがは磯切り、鮮やかな緑。
これまた極細ゆえ重なりが密なのか、
なんだが全体が小さくギュッとくっついたような印象の小山盛り。

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新海苔がはいっているというので
青海苔のようなはっきりした香りがプンプンの蕎麦を想像したが、意外や意外。
さきほどの生粉打ちの上澄みだけのような清澄な香りに
磯のヴェールをふわりとかけた程度。なんというニクい美味しさ!!
「磯切り」というより「磯の風切り」とでも呼びたいような。
この蕎麦は、噛めないほどの強靭な食感だったのがまた面白い。
一本一本断面が丸いイメージの輪郭を持ち、ちゅるんっちゅるんでものすごい強靭さ。
すっきり薄口の汁につけるとこれがまたドンピシャリ合っていて美味しい〜。


「あら挽き」
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またまた全く同じ、美しいフレッシュな香りに感激!
「同じ蕎麦なら同じ香りで当然なのでは」と思われるかもしれないが
同じお店の同じ品種の蕎麦でも、
挽き方や打ち方で香りの方向性が違って感じられるのはよくあること。
しかし「せきざわ」ではすべて「この香り」という、同じかぐわしさをピタリ突いてくる。

同じとは書いたがこの「あら挽き」は
先出の「そばがき」や「生粉打ち」よりさらに白い粉の夢のようなすべすべしたイメージ。
(いつもながら私の感覚、表現って・・(^^;;))
粗挽きのざらつきはあるがみずみずしいので全体としてはすべらかで、
なによりもちっとした食感が美味しい。
しろく美しい味わいがしろいもちもちのなかでひろがる恍惚・・・



お馴染みのオリジナル湯桶。

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蕎麦湯はナチュラルだが、底に濃いところがあって嬉しい。
今は誰もいないが、それまでは混んでいたことを伺わせる味わいの濃さである。



雅やかなネーミングのデザートも、おいしそう♪

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posted by aya at 23:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | 甲信越の蕎麦>長野 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月29日

東十条「一東菴」


誰かを喜ばせたいときについ一緒に行きたくなる、
大好きな大好きなお蕎麦屋さん。

その佇まいの美しさからして心が踊る。

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ものすごく寒いのに、しばらくここで眺めていたいような
入る前のわくわく感をしばし楽しんでいたいような気持ちになる。



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店内の趣も素晴らしい。
田舎家の庭先のような風情を表現しながら
どこまでも明るく、清々しく、清潔感溢れる空間。



お酒のメニューの紹介の仕方も
風景に溶け込んでいる。

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綺麗なディスプレイの中に拙著「蕎麦こい日記」も飾ってあるではないか・・・!
ウッ ウッ うれしい・・ありがたい・・・




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お通し
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紅芯大根にしらすかな?
綺麗だし、こういうすっきりとしたものでスタートできるのは理想的。



「生ゆば卵とじ」
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寒い季節は、こういう小鍋料理が嬉しい。
生ゆばをふわんと卵でとじたというアイディアメニュー。
ボリュームとさっぱりの真ん中、洗練と家庭的の真ん中、
なバランスがとてもいい!





「鴨ロース煮」
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ここの「鴨ロース煮」は美味しすぎる。
肉も素晴らしいのだろうが味つけが犯罪的に美味しい。
私と私の家族が長年崇拝(!)している「某手作りドイツハム屋さんのチャーシュー」
というのがあるのだが、何故かそれにとても似ている。
これは次回来ても絶対頼みたいのだが
ここは美味しそうなメニューが多すぎて毎回本当に困る。
「豚肉と大根のプラム煮」も「鶏ハツのオニオンソルト焼」も美味しいしなあ〜



「穴子・野菜天」
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バリッカリッではなくふんわり〜とやさしい天ぷら。



そして店内に輝く「本日あります」との張り紙を見てニッコニコで頼みました!

「焼畑手碾き限定そばがき」
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うわ〜
美しい器の底に、愛しい宇宙が!

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この香ばしさはまさに「焼畑」。
通常の「蕎麦のこうばしさ」というのとはまるで違う、
燻したような、土のような、まさに大地を焼いた香ばしさ。
甘みはあまりなく渋いストイックな味わいで
極粗碾きのざらつきとねっとりとした舌触り。
焼畑ということがこんなにはっきり味に出るんだなあ、面白いなあ〜



そしてこちらはこんなに楽しいおつまみメニューがいーっぱいあるというのに、
お蕎麦の種類もたくさんあるので本当にお腹が2つ以上欲しくなるお店!!

お蕎麦は十割だけでも二産地、二八もあり、
あまりの美味しさに毎回恍惚トランス。
結局今日は偶然の幸運も重なり5種類も!食べられちゃったのだが
何が何だか、私は夢を見ていたのだろうか?(*´∀`*)
(だいたい今回は、相変わらずちょっとだけとは言えお酒も飲んだのに
 その写真もない・・・相当ウカレてたようで)



常陸秋そば(二八)
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笊の上に踊るように盛られた、お手本のように美しい蕎麦。
うわー・・なんだか香ってくれそう・・・

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(>_<)

このムワァ〜とスモーキーな香り・・!!
ややぬめるような肌はかみしめるとふっくらと絶妙な歯ざわりで
じわあ〜と滋味深い味わいが濃厚。甘みも濃い。
おいしいーーー!! 初っ端からこんなに美味しくては困るのですが・・・



茨城・益子の蕎麦(十割)
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こちらは1枚目より粗挽き、やさしい感じの蕎麦に見えるのだが・・

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食べてみると意外にも密な質感で、
かみしめるとかすかにネチッとした粘度を感じる。
香りは淡く爽やかな野生味があり、
味も甘みもごくさっぱりとしたすっきり蕎麦だ。






北海道・新得の牡丹そば
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ウシシ・・北海道の中ではとても好きな産地です。
楽しみ〜〜

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ムッワァ〜〜 
なんというかぐわしさ!!
そしてこの味わいの濃さはなんでしょう・・・
舌の上に穀物の味わいが濃厚にひろがっていくのがたまらなすぎる。
ムッチリ、しっかりした舌触りながらコシそのものは大変程よく、
噛み締めた刹那のジャリ感がまたニクイ。
おいしい・・おいしすぎる・・・
しかもこのお蕎麦、食べ終わってもまだ食べてるみたいに
香りも味わいも口の中に残っている。
なんというたくましい穀物!



埼玉・三芳の在来種
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思わず目を細めずにいられない。
この軽やかな青さ!
シンプルな板に盛る洗練の演出が
その肌の美しさを際立たせている。

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ああああ やっぱり・・・姿も青いが、香りも青く美しい!
フレッシュでさわやかな蕎麦のかぐわしさがストレートに伝わり、
味わいもほんのりと澄んでいて、ただただ素晴らしい。
ああ〜おいしいよう〜・・しあわせだよう〜〜



今日たまたまあったそうで、
ラッキにーにももう一種類食べられてしまいました。

茨城・水府の在来種
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もうひとつの青さに、心奪われる。
先程の埼玉はこれに比べると青緑だったことに気付かされる。
こちらはひんやりと透けるような青さだ。

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ほんのりと淡くただよう、白いかぐわしさ。
味わいもほんのりとしてやさしい印象。
なにより粗碾きの肌のざらつきがすばらしく
口中をザラザラザラ〜と流れていくのを見つめ楽しむ。



はあー お腹いっぱい過ぎてどう考えても食べ過ぎなのだが
帰り道の心はしあわせでフワフワ。
そのまま夜空に駆け上がれそうだ。


店内の雰囲気が大好きなのでいつもテーブル席を選んでしまうが
次回は小上がり席も体験したいな!



2012年1月の「一東菴」






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2014年01月27日

牡蠣蕎麦


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牡蠣蕎麦つくってみましたー

大切な方から素晴らしい花かつおを頂いたので
「これを最大限にうれしく使いたい!」と思いまして。


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我ながら美味しくできてしまい図に乗っております(≧∇≦)/





posted by aya at 19:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他の蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月22日

明治神宮前「鎌倉 松原庵 欅」


ミラノから大学の同級生もとこが帰国しているので
同じく同級生のてると集まって、嬉しい楽しいお蕎麦ランチ♪

美味しいお蕎麦屋さんは数あれど、
そのシチュエーションによって喜ばれる店というのは違うもの。
故に人とお蕎麦を食べに行く時は
「どこにすれば一番喜んでもらえるか?」
と頭を悩ませるのが楽しみの一つでもある。

今回は、帰国中大忙しなのに何かと気を使うもとこが
「私はとにかくゆっくりしたいだけだから、彩子、何も選ばなくていいからね!!」
と何度も念を押してくれるので、
あーハイハイ頑張りません選びませんと聞き流しながら
それは頑張って選びましたとも、愛を込めて!(^_-)♡

静かで、眺めがよく、三人でゆったりとしたひとときが過ごせるお蕎麦屋さん。

鎌倉の「松原庵」、表参道と麻布の「川上庵」の系列店で
中では一番新しい「松原庵 欅」。


原宿クエストビル4階のエレベーターを降りると
料亭のようなドーンとした構えが現れワクワクする。
鎌倉・由比ガ浜の「松原庵」を思い出す演出だ。

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広い店内にはお座敷や個室風の席などいろいろあるが
本日予約したのは窓際の席。
なんと言っても、表参道の並木の眺めが良い。

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お昼に来るといつもこの一番小さなランチのセットを頼むのだが
これが大満足の内容。
「前菜4種」+「選べる好きなお蕎麦」
というセットだ。

前菜は色鮮やかな盛り付けも美しく、
静かでゆったりとした店の雰囲気もありすっかり贅沢な気分に。

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「長芋とセロリの蕎麦汁つけ」「青豆豆腐の醤油豆がけ」
「鴨ロース」「芋揚げ」「銀杏」「栗」・・・

毎回「これを4種類って言っちゃっていいんですかーっ!」
と喜びのクレーム?をつけたくなるくらい嬉しい前菜なのだ。


お蕎麦の前に寄り道して、
アラカルトメニューからこんなものを取り、分け合ってみました。


「そばがき」
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ザックザクの素朴な姿がそそる〜

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渋い、炭にも似た甘みの無い香ばしい香り。
ふわとろではなくムッチリもっちり、その中にたまらないザクザク感がある。
お二人はそばがきが初めてではないとは言え
温かい蕎麦の香りに新鮮に感激しながら食べてくれるので
こちらもますます美味しく感じる。
楽しいー!!


そして「選べるお蕎麦」であるが、
私達が頼んだ1500円のコースで選べるお蕎麦はこちら。

「せいろ」「海苔せいろ」「ゴマだれせいろ」「かけそば(温)」

最初、当然の如くわたしは「せいろ」を頼んだのだが
その後に続く二人が実にすんなりと
「私、ゴマだれでお願いします」
「私も!」
と言うではないか。

え〜〜・・なんか羨ましい(´・_・`)・・ (コドモか)


しかも「せいろ」でも「ゴマだれ」でも同じ値段。
じゃーせっかくだからと、私もゴマだれにしてみた! (≧∇≦)/


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しびれます、この眺め。
だいたい私は自然光の下で眺める蕎麦がだーーーーい好きなのだ!


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端正な細切り。
細かな黒い星をかすかに浮かべた肌からは
やや野性味を感じる蕎麦の香りがストレートに伝わってくる。
そばがきとはだいぶ違う印象の香りだ。
固めのはっきりした歯ざわりで、しっかりと噛みしめるうちに穀物の甘みが広がる。


と、せっかくのゴマだれを完全に忘れて
蕎麦のみに集中・没頭しているのは私一人・・

気づけば二人はゴマだれ祭ですごいことになっていた!!

「えー ちょっとなにこれ!!」
「こんなのはじめて食べた、美味しすぎる!!」

てるは大きなお目目をキラッキラに輝かせて
夢見るお姫様みたいに嬉しがってくれている。
もとこに至っては無意識にイタリア語連発の事態となり
私の目をヒタと見つめ、美しい発音で

「ヌーメロ・ウーノ(ナンバーワン)よ」。

ヒェー かっ かっこいい、私もそんなふうに色っぽくお蕎麦を褒めてみたい!


食べてみると、なるほどお二人大絶賛の通り。
確かに「松原庵 欅」のゴマだれは
超濃厚で出汁の味もとても良く、大変美味しかった。


何もかも美味しかったのだが、
それより何より楽しすぎた。

今書いていてあの時間を思い出すと涙が出そうになるほど。
ひっくり返って笑って、たーのしかったなあ・・・


また美味しいお蕎麦屋さん、一緒に行こうねーー♡



2011年11月の「鎌倉 松原庵 欅」



posted by aya at 22:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>渋谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月14日

下丸子「暁庵」

(昨日の続きです♪)

出会いは、突然。

もうお腹いっぱい、お蕎麦いっぱいな気分で
下丸子駅まで歩いていたのだがこんな景色に出逢ってしまった。

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店名こそ銀座三越にもある有名店と同じだが
この店はパッと見からして手打ち蕎麦屋ではない。
カレー南蛮とか丼物とかが美味しそうな町蕎麦屋である。

しかしその立て看板に見慣れた蕎麦生産地の張り紙(^o^)を発見!!
「午後五時〜数量限定 本日の十割蕎麦」
とある。
何ですかこれは!!
めちゃくちゃ気になるじゃないですか!!

手打ちかなあ〜
どこにも書いてないなあ 気になるなあ〜
でも訊いてみるわけにもいかないし、どうしようどうしよう!!

独り身なれば一も二もなくそのまま突入ー!なのだが、傍らには
「えっもしや彩ちゃん入りたいの・・?」
と青ざめ気味のわが愛すべき友・・・(^^;;)

そうだよね〜普通の人はしないよね〜お蕎麦屋さんのハシゴなんて。
でも頼む!察して!この私の精一杯のお誘いおねだり光線!!
「大丈夫、お蕎麦食べるのは一人なんですけど〜ってお願いするから、ねっ」(^.^; )

ゲラゲラ笑う優しき友と、嬉しくってニッコニコの私でめでたく入店。


このお店が、すこぶる楽しかったー!

まず店中に張りめぐらされたメニューに和みまくり。

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一見普通なようでいろいろと見逃せない。
いかにもありそうな天丼やカツ丼はなく
じゃあ天ぷらがないのかと思うと「天セイロ」や「かきあげセイロ」はあるあたり
独特の美意識?を感じさせられる。
カレー丼はあるのになあ。
冷たいそばのところにある「冷やしキムチ納豆半熟玉子添え」ってのも
記憶喪失になりそうなほど美味しそうではないか。


そして何より、この雰囲気。

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テレビの音。
さっきから彫像のように動かないおじいさん。
「肉じゃが」「ポテサラ」「クジラベーコン」等で熱燗を楽しくやっているふたり連れのおじいさん。
小さいテーブルに4人ぎゅううと座り
「なべやきうどん」の鍋や食べ終わった丼等でテーブル中いっぱいな近所の家族連れ。
お店の人も非常に普通〜な感じで、飾り気の無い親切さがとても居心地がいい。



お蕎麦を一人前しか頼まないのでせめておつまみを。

「 銀だら西京漬け焼」
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このメニュー見て頼まなかったことあるのか、というほど大好物メニュー。
こちらは潔い感じでジュンッと焼かれております。
大好きな皮の部分が焦げているのでセーブしようと努力しましたが、
全部食べてしまいました・・・(^o^)


「塩豚グリル キャベツ添え」
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肉食女子なわが友のリクエスト。
私はいい焼き具合のキャベツに大喜び〜!




そしていよいよ・・ドキドキの蕎麦♪

表の張り紙メニューで見かけた
「数量限定 十割蕎麦 800円」
こちらのお店のメニューに並んでいる普通の「もり」は530円なので
やっぱり特別な蕎麦なのだ。
手打ちだといいなあ・・・


来たっ!


「数量限定 十割蕎麦」
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一目見て
「アレー やっぱり機械打ちだった・・・(ややトーンダウン)」
この輪郭線、重なる姿は見紛うことなき機械打ちである。


しかし

お?

おおおおお?

よーく見入れば、なんだか美味しそうな気配、風情がムンムンと伝わってくるではないか・・・
これは一体どんな蕎麦なの??

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たぐりあげてびっくり、目がかっぴらく。
香りがいい!吹き抜ける、渋い香ばしいかぐわしさ。
食べてみるといかにも機械らしい均一ちゅる〜とした舌触り、弾むようなコシの中から、
これまた珍しいほど香ばしい、燻したようなかぐわしさと
たまらぬほど滋味深い味わいが出てくる出てくる。
えーー!何ですかこれ、すっごい美味しいのですが!!!


きけば手練り、機械ごね、機械打ちらしい。

北海道川上郡弟子屈町の蕎麦。
美味しい蕎麦粉で美味しく作ると、こんな機械打ちのお蕎麦も生まれ得るのだ。


はぁー・・・今夜は、なんとすごい出会いをしちゃったものだろう。


「新メニュー 蒸鶏とキュウリ トマト入りごまだれ そば うどん」
が「温・冷」選べるあたりにも非凡かつ挑戦的なセンスを感じるのですがー!

次回試せたら是非(^o^)♪









posted by aya at 15:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>大田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月13日

下丸子「SAKE家 心花」


店名を聞いただけではお蕎麦が出てくるとは思えないが
ここは「手打ち蕎麦と魚とお酒の店」である。

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下丸子というのどかな駅の商店街にありながら
平日は23:30、金曜日は深夜2:00までやっているというのだからすごい。



テーブルにつくと、確かにまず眼に入るのは豊富な日本酒の品揃え。

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そしてテーブルマットに書かれた言葉
「蕎麦と魚がやたらうんめええぞby 元寿司屋の蕎麦マニアな店長」
お寿司屋さんだったんだ!

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「鍋島 三十六壱石」
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私事ですが父が鍋島藩に関する研究者であるために
なんとなく鍋島があると選んじゃうんですよね(^^)

「飲み比べ三点セット」
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「鏡山」「山形正宗」「金澤屋」「ロ万」「獺祭48」「鳳凰美田(新酒)」「鍋島」
の中から選べるセット。
本日は女子会につきこんなセットは嬉しい♪
「山形正宗」「鳳凰美田(新酒)」「鍋島」を選ぶ。
お店の方も明るくてとても親切。



「刺身5点盛り」
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さんま、スルメイカ、のどぐろ、甘鯛、藁であぶったかつおタタキ、かつお漬け。
お醤油の他に、さんま用に「さんまの肝ダレ」、イカ用に「イカの肝ダレ」
がついてくるとサービスにびっくり。しかもそれがとても美味しい。
何故か普通のお醤油がとても甘く私は苦手だったので
特に「さんま肝ダレ」熱愛!




「切り野菜サラダ」
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なにやら戦国時代的な豪快なネーミングが気に入って注文しただけに
この豪快なスタイルはある意味期待通り(^^)
レタス、トマト、きゅうりなどがバッサバッサと斬られて大鉢に投入され
ドレッシングとゴマがかかっている。
このサラダの趣旨に敬意を払い、戦国時代的に豪快につつき合いました!



お蕎麦は「北海道・音威子府産」。
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「もりそば」
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笊に直接、薬味とネギとわさびが盛られているというこれまた豪快なスタイル。

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ちょっと熟成を思わせる艶のある肌ながら
たぐりあげた感じはフレッシュそのもの。
箸先ではほとんど香りがなく、最初はごくさっぱりとした蕎麦に感じられたが
少しおくと淡い香りが出てきてしっかりめのコシを噛むうちに味わいも感じられてきた。
音威子府らしい、爽やかな野性味ある淡い香りが口中に広がる。

つゆはこっくり甘め。
「生卵のたれみたいでおいしい!」とよろこぶ友よ・・面白い(^^)



そしてこの後お店を出てから駅までの間に突然の展開に・・

つづきは次回(^o^)♪



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2014年01月08日

恵比寿「松玄」


1月4日。
まだまだ油断ならない危険な街トーキョーである。

どう油断ならないかと言うと
いつもはニコニコお店を開いていてくれるはずのお蕎麦屋さんが
まだお正月休みである可能性が非常に高いという意味での、
手に汗握る油断ならなさである。

お店に「やってますか?」と一本電話を入れればいい話、
HPをチェックすればいい話なのだが
年末年越し蕎麦を打って打って打ちまくって
疲労困憊ぶっ倒れていたいであろうお蕎麦屋さんのご苦労を思うと
それもできない気弱な私。

というわけでいそいそと「絶対にやっている大箱店」に赴くのであります(^o^)

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「松玄」は麻布十番のお店にしても銀座の「松玄 凛」にしても
個室があることや遅くまでやっているという意味でとても便利。
場所柄か、客層も私が普段行くようなお蕎麦屋さんとは一線を画しており
なにやら華やかな装いの方々やらゲーノー人(風?)やら若い男女の笑い声やら
バブリー(死語)な雰囲気に一瞬押されるが
くつろいでみれば店内暗いだけになかなか居心地がいい。

ダイニングバーのような感じでおつまみも充実しているので
どんなシチュエーションでも楽しめる。

しかもそれらがちゃんと美味しい(^o^)

「生ゆば刺身」
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まだまだお正月気分ゆえ、ちょこんと飾られた紫蘇の花にまず感激。
日本は素敵な国だなあ。
刺身というイメージよりはふわふわとろとろ〜とやわらかい湯葉。
とても美味しかっただけに
最後お皿にくっついてとれないぶんが切なかった。
スプーンもらえばよかった〜



宮城「阿部勘 亀の尾 純米吟醸」
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「カンパチカマ炭焼」
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魚好きの私、カマ焼などは「食べにくいほど燃える」タイプでございます(^o^)
ワシワシ掘り進んでお魚さんが悲鳴をあげるまで食べ尽くします。
ところがこのカマ焼きはやたらスタイリッシュな細身の姿でやって来た割に
肉厚で食べやすくて脂が乗って美味しいったらありゃしない!!
炭火焼だけに焼き具合も最高、
なんてゴージャスな600円なんでしょう・・大変得した気分です。



「刺身 三点盛り合わせ」
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時は新年1月4日。
築地市場は今日まで休みで、まあ言うなれば今日出されるお魚は去年のお魚である。
そんな時にお刺身を頼むなんて愚の骨頂・・・? いえいえ、大間違いでありました!!
このお刺身が、何がどうしたんですかという位おいしかった!!
しまあじ、まぐろ、大トロ、いか。
どれもすっきり綺麗な味わいで、脂の甘み旨みが最高、100点満点の刺身づくし!
お蕎麦屋さんとしてはお値段もゴージャスでしたがそれ以上の価値がありました。



新潟「八海山 純米吟醸」
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基本的にお酒には大変弱いので「酒量だけは小鳥」な私ですが
大好物過ぎる「生のお魚」が出てくると突然ヤル気が・・・!!
お刺身と日本酒ってどうしてこんなに合うのでしょう・・・合いすぎです。
文字通り危険すぎます。ああ 八海山すばらしい くにゃるー



「幻の金華豚 炭火焼」
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平田牧場のブランド豚さん。

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さすがは炭火焼、皮パリで美味しい!
肉の脂身は得意でないがこれは脂が軽いのでパクッといけてしまった。
炭ってすごいなあ〜


お蕎麦はもちろん「田舎」と「もり」。
「松玄」に来て片方しか食べなかったことは一度もありません(^o^)


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うほほーーい
絶景かな絶景かな

しかしここで大問題発生。

カウンター隣席のお若いカップルが注文した「チーズカレーうどん」も
今まさに時を同じくして運ばれきてしまったのだ!!
30分ほど前、このカップルの前にいたミドルエイジ・カップルが「カレーうどん」を食べていた時
「ああよかった、私と蕎麦の逢瀬の時とかぶらなくて・・」
とほっとしていたのに、今度はそれにチーズ入りですかい!!
蕎麦が目の前に来ると突然「蕎麦スイッチ」が入り、
嗅覚がそれまでの何十倍にもなってしまう蕎麦犬の私・・・
ああ・・カレー過ぎる・・・世界はカレー過ぎる・・・
ガンバレ蕎麦犬!



「もり」
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キーンとしっかりしめられているだけにごく淡いが
ほんのり香るさわやかな蕎麦の香り。
淡いだけに愛しくて一生懸命感じようとするあまり、
頭がカレーとカレーとその向こうの人のタバコと
出どころ不明のカボスの香りでいっぱいになってきた。
するするの肌と弾力ある食感のさっぱり爽やかそば。
噛みしめるとほわっと淡く穀物の味わいがあふれ、それを愛しく見つめるひととき。



田舎
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飾るように派手に散らされた大きなホシが目に鮮やか!
口に含むとぬめるようなつるんつるんの肌で
はねるような弾むような強い強い腰は容易に噛み切らせない感じすらある。
噛みしめるとジャリというより「つぶつぶ」と感じるほどの大きな粒感がまた新鮮。
香りはこれまたさらに淡いが、かみしめると土のようなたくましい味わいがひろがり
しかし全体の印象はさっぱりしているのがとてもいい。



お店の人に尋ねてみると今日北海道の蕎麦とのこと。
「北海道に玄蕎麦っていう蕎麦があるんです!そこからとった名前で松玄て言うんです!」
と言われ思わず聞き返してしまったが、とても親切で感じのよいお兄さんでした(^o^)


お正月明けののいろいろと不便なときに、
変わらず元気に営業していてくれてありがとう!

さて明日辺りからは、あのお店もあのお店も、もうやっているかな?(^o^)




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2014年01月04日

新宿タカシマヤ「総本家 小松庵」(初蕎麦)


三が日も過ぎようとする夜、ふと気づけば・・
もう3日もお蕎麦を食べていない!!

大変だ、倒れる前に血中蕎麦粉度をあげておかなくては・・・

というわけでなんだか毎年のように初蕎麦はここに来ちゃうんですよねえ〜
新宿タカシマヤ「総本家 小松庵」♪
(今日は横浜にいたのにねえ)

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わぁーい、今日もいつもの新得のお蕎麦。
久々のお蕎麦がうれしくって店の前からもう血中蕎麦粉度アガりそう(≧∇≦)/



デパ上だから三が日でも必ずやっているという安心感もあるが、
ここはやっぱり夜景がいい。
なんとなく新年の晴がましい気持ちに合うのだ。

宮城「浦霞」
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「板わさ」
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まだまだお正月気分ゆえ、四角の大きな器での演出が嬉しい。



「春菊のお浸し」
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春菊は大好物なので家でもしょっちゅう食べているのに
メニューにあるとつい頼んでしまう。



「穴子の天ぷら」
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衣はカリッ、中はホワッ
下に、穴子スター様を健気に支える春菊さん発見!やったー



「そば豆腐サラダ」
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かなりねっとり濃いめのふるふる〜とした蕎麦豆腐だけに
野菜と組み合わせるのはなかなかユニーク。
普通の豆腐よりねっとりしているし、野菜と蕎麦豆腐が独立して盛られているので
一般的な「豆腐サラダ」とはかなり印象が違う。
じっくり味わうと蕎麦粉の味わいも感じられ、
ドレッシングは自分で調節してかけながら野菜も食べられ、
私には大変嬉しいメニュー。


「鴨焼き」
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塩分は控えめなので、柚子胡椒で楽しむ。



〆はもちろん「二八」と「生粉打ち」の食べ比べセット♪♪

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二種類ある蕎麦の両方をちょっとずつ楽しめるこのメニュー、
小松庵の他の店舗では見かけないし、
新宿タカシマヤ店でもあったりなかったり?という
私にとっては大変ありがたーーい存在なのだ。
(小松庵は一枚の量多め&高価格だけに!)



「二八せいろ」
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ふわぁーっと香る、新得の蕎麦のたくましい香り。
舌触りは見た目よりパキッとしているがかみしめたコシはふっくらやさしく、
甘い二八の味わいがおいしい。

「生粉打ちせいろ」
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二八よりやや赤みのある肌。
こちらはさらにパキっとした舌触りで固めの食感。
噛みしめると慎ましい蕎麦の香りがふーっと鼻腔を抜ける。



はぁー 三日ぶりに血中蕎麦粉度が満ち満ちて、実に豊かな気分。


しみじみとありがたい気分で新春の夜道を歩く。

キンと冷たい空気の中、イルミネーションが綺麗だった。







2013年2月の新宿タカシマヤ「総本家 小松庵」(ご報告)
2012年1月の新宿タカシマヤ「総本家 小松庵」
2011年1月の新宿タカシマヤ「総本家 小松庵」

2014年01月02日

あけましておめでとうございます。


東京はよく晴れてあたたかい、気持ちのいいお正月となりました。

昨年もこのいろいろな意味で偏ったブログを読んで下さった皆様、
本当にありがとうございました。
「ブログ読んでいます!」とお声をかけていただいたりする機会も多く
とても嬉しかったです〜♪

今年も、でこぼこと、まっすぐに活動していきたいと思っていますので
どうぞよろしくお願いいたします(^o^)


皆様の2014年が実りある楽しい年でありますように!!




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posted by aya at 23:22 | Comment(3) | TrackBack(0) | aya>diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする