2013年06月26日

NARUMI TAKIZAWA vol.2


NARUMI TAKIZAWA
http://www.narumitakizawa.com/Pages/default.aspx

広尾のブティックの隣にはお洒落なカフェ「Hashibami」もあるので
是非行ってみてくださいね!



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photography by glen
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2013年06月19日

西八王子「蕎酔庵 いっこう」


図抜けている。

「蕎酔庵 いっこう」を思うとどうしても「図抜けている」、と思う。


とびきりおいしい蕎麦。
他のどこにもないものを生み出し続けるエネルギー。
卓越した感性、美意識・・


なーんていうと小難しそうだが
お店はのーんびりと居心地よく、小難しさとは対極にある。

そのバランスが素晴らしすぎる!



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西八王子の住宅街、自宅改造のお店。



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門から玄関までの小さな露地スペースも、
「いっこう」らしい楽しい趣。


本日使用されているの蕎麦粉の産地も、
張り紙などではなく、こんな手作りの看板でお知らせしてくれる。

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屋根がついているのが何とも可愛らしい。

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今日は一番乗りなので「いっこう」を贅沢に独り占め。

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早速この湯呑に一目惚れ!
(「いっこう」の器はほぼ全て店主の自作なのですよ〜)

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う、う、美しいいぃ〜〜〜〜
少しピンクがかった肌の「甘美な素朴」。
うっすらつけられた十字のラインと丸みを帯びたスクエア型のバランス。
うっとり、お茶で酔っ払いそうだ!


「東北泉」
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なんとこの店でいまだに頼んだことがないメニューがあることに気がついた。

「そばみそ」
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おもいっきり焦げ目がつけてある!
西京味噌、胡桃、刻み葱、鰹節入り。

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焼かれた葱と胡桃が香ばしく、ザクザクジャキジャキとした食感が楽しい。
甘さも味もしっかり濃いめで柚の香りがきかせてある。


「喜久酔」
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この酒器も好きすぎる。もうメロメロの喜久酔で彩酔。




「そばがき」
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蕎麦湯の中でとろけるあなた。

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ほわ〜と淡く漂うかぐわしさの中
とろとろドロドロ〜とそのまま流れるような食感。
今日はいつもより粗挽き感が少なくきめ細かな舌触りで
味も香りも淡めかな?


薬味の小皿もカワイイなあ〜

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「鴨焼き」
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持ち手部分が個性的なこの器ももちろん店主作。
鴨と野菜もデザインの一部のように盛られている。

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ローストビーフのような、やわらかいハムのような「いっこう」の鴨焼き、
好きだなあ〜♪
じゅうじゅう焼かれたナス、葱、ししとうの香り。
器のデザインのせいもあって今ここでバーベキューしてるみたい。



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この湯呑も大好き!
形といい、肌といい、内側と外側の色のコンビネーションといい
もうもう「いっこう」さんはどこまで私を酔わせたら気が済むのでしょう・・・

しかも店主も奥さんもいつもニコニコ飾らない人柄が素晴らしく、
うううう 言葉になりませぬ・・


その上、本日はすごいニュースがありまして
なんといっこうさんに新メニューが。
「いっこう」のお蕎麦「粗碾き三兄弟」、
「せいろ」「粗びき」「十割」の三種類が一度に食べられる
「3種盛り蕎麦」というメニューが出来たんです!

じゃーん。

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しかもですよ、このメニュー、私も出演させていただいだ
「SOBA FORUM in麺産業店」を「いっこう」さんが観に来てくださったことが
きっかけとなって誕生したなんて・・ひゃ〜〜嬉しすぎます!

あのトークイベントでは私、結果的に結構暴走?してしまいまして・・。
「やはりお蕎麦屋さんで、彩りのきれいな盛りつけのメニューがあるといいですね!」
という全体の流れに対し
「そ、そうですね・・でもあの〜、私はもりそばの眺め、肌の美しさがやはり・・」
さらに
「ということで、やはり女性はデザート付きのセットメニューがあると嬉しいですよね!」
という全体の流れに対し
「は、はあ、そですね・・でもあの〜やっぱり2種盛りとか3種盛りとかあると
 初めての人でも食べ比べできると思うし、私は一番嬉しいです・・」
という何とも融通の利かないゲストになっちゃったんですが〜(^o^;)



だって3種盛りって嬉しいじゃないですか!

うっわーい

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す、すごい
「いっこう」の「粗碾き三兄弟」が川の字に並んでいる・・
パリとストックホルムとニューヨークにいっぺんに着陸する感じに似ていると言っても
誰にも理解されないだろうが、
どうにも嬉しすぎる。興奮しすぎる。
落ち着いて・・落ち着いて、この喜びを噛みしめよう。




「十割」長野(黒姫)・信濃一号
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ギャ〜〜〜〜〜
全然落ち着けるわけもないこの眺め!!この眺め!!
これ以上ないほど渋く、香ばしく、けむるような最高のかぐわしさ。
ムーッと香る外皮の黒い香り。
全体は黒っぽいが、見つめれば透明感を帯びた肌に無数のホシと陰影が揺らめき
口に含むと独特のふるっとした軽さとみずみずしさが迎えてくれる。
粗碾きのザラザラぼこぼこした粒子がすべすべつるりとした肌の中で心地よい。
味わいはごく澄んでいて、甘みも少なく
滋味なる香ばしい味わいがスーッとひろがっていく。
今日は入店してすぐに
「今日の黒姫はいいんですよ〜」
と店主が嬉しそうに教えてくれたが、
その黒姫をここまで美味しくしてくれちゃうとは・・
参りました。もうへにゃへにゃでございます・・・




「せいろ」福井・福井在来種
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川の字の真ん中、ひときわ涼やかな緑色の肌。
「いっこう」さんは
「この蕎麦は色はいいけど今ひとつ・・」
と教えてくれたが、いやいやいやいや、私はこの蕎麦のそこはかとない魅力に惹きつけられた。
確かに最初の香りはアレ、と淡い。
しかしその次に、なんとも上品、フレッシュで、あまり出会わぬ儚いようなかぐわしさが
ほーーーっと浮かび上がるように満ちてくる。
口中で感じるいびつで、繊細で儚い輪郭線。
見えるような見えないような薄緑色のすりガラスの向こうにある澄んだ夢。
もうどうにも私は壊れています
あたまがなんにもうごきません
ただただ素晴らしく美味しいです・・・(>_<)




「手びき」長野(飯山)・信濃一号
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もうすぐ芽吹くネコヤナギの枝のような、ボコボコゴツゴツ、極粗碾き肌。
白く澄んだ、上品な和菓子のような香りがほんのりと漂い、
ふるふる軽い食感の内側から、淡く上品な甘みがひろがる。
ややつるりぬるりとした肌は口中を滑るようにめぐり
表面のゴツゴツした刺激がなんとも心地よい。




蕎麦後の蕎麦湯。

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この大胆な器もいいなあー



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この湯呑もいいなあぁー




ああ

「いっこう」は、いいなぁー





2012年09月の「蕎酔庵 いっこう」
2011年07月の「蕎酔庵 いっこう」
2010年04月の「蕎酔庵 いっこう」



2013年06月15日

Royal affair


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観ている間は泣かなかったのに映画館を出て歩き出してから勝手に涙が出てくる。
誰が泣いているのか、他人事のような不思議な涙。

昨年観た中で一番よかった映画「アーティスト」で初めて経験したおかしな感覚だったが
「ロイヤル・アフェア」でもまた同じことになった。
デンマーク人なら誰でも知っているという実話の映画化だけに心が250年前を浮遊する。
「愛と欲望の王宮」という邦題(の副題)のせいで
何だか安っぽい恋愛もののイメージになっている気がしてならないが、
腐敗した貴族政治を一掃し階級差別に苦しむ民を自由に導きたいという啓蒙思想を軸に結ばれた3人が美しい。
伝えられてきた史実よりも美しく愛情深く描いてくれたこの映画に感謝するばかり。
デンマークに行きたくなった。

というわけで最初観た時は買わなかったパンフレットを後日買いに行って、
しかも今日上映最終日にもう一度観に行って、
計3回も足を運んでしまったのでした(^^)



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2013年06月10日

千葉・京成大久保「信州手打そば処 くるみ庵」


テラス席のある外観は明るく可愛らしい感じ。

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しかし中に入ると雰囲気は一変。
ジャズがジャカジャカ流れ、少し照明を落とした店内は
昼間から「蕎麦居酒屋」なムードであります。

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メニューは揚げ物、焼き物、サラダ、天ぷら、ごはんもの、なんでもござれ。
アルコールも日本酒からサワー、果実酒などなど種類も豊富で、
特に焼酎が全国からいろいろ揃えられている。
日本酒は店内の黒板に本日のおすすめとして
「長野でとりあえず3本だけ買ってきました」なんて書いてあったりして
産地直送な感じがいかにも楽しい。

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何より「くるみ庵」は全体的に非常にリーズナブル。
お得なセットはランチセットだけでなく「夜セット」というのもある。
例えば
「5種盛天丼セット 5種盛天丼・蕎麦・小鉢2品・漬け物」1230円
って手打ち蕎麦屋さんとしてはびっくりなお得さである。
(しかもここはお蕎麦の量もすごーーく多いんですよ〜)




「鴨スモークのサラダ」
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「自家製もつ煮込み」
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「鴨焼き」
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「お蕎麦は細打ちと太打ちから選べます」
ということなのだが、私に限ってはこの文章は間違っている。

「お蕎麦は細打ちと太打ちあったら選べません」(断言)
選べませんよね〜、当然両方ですよね〜〜!(^o^)


さて先に価格を言ってしまいますとこちらの「もり蕎麦」は680円です。

680円の手打ちの「もり蕎麦」がですよ・・
こーんな「山」で来るんです!

ジャーン!


「もり蕎麦(細打ち)」

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すごいー
ずっしりうずたかき「細打ち山」!

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繊細に震える、手打ちならではのいびつな輪郭線。
見た目に柔らかそうだと思った肌は意外にもしっかり固めで
細打ちではあるがギュッと噛みしめる感じの蕎麦である。
香りはごく穏やかだが二八らしい甘みが広がり、
細打ちの繊細な輪郭線が口中をめぐる。
これは熱ものにも良さそうなお蕎麦だな〜





「もり蕎麦(太打ち)」
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太打ちとは、平打ちでした。
こちらも「山」です。
なんだか本当に長野に来たみたいな気分!♪

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細打ちよりもしめの温度がぬるめだったためか、
こちらのほうが甘い香りが感じられ、田舎のやさしい印象。
これもしっかり固めな歯応えだが、平打ちなので食べにくさはない。
噛みしめるうちに甘みがより強く感じられてくる。



お蕎麦屋さんは数あれど、屋根のないところで食べられる店は少ないので
次はテラス席で食べてみたいな〜♪

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歌うのもお蕎麦食べるのも、屋根のないところがいちばんが好き。




posted by aya at 18:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>千葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月08日

埼玉・秩父「手打そば こいけ」


私の胸の奥に宿り、輝きつづける無二の存在。


全国にその名を知られ騒がれようが、
飛行機に乗ってまで訪れる人がいようが、
名店はどこまでも「普通」である。

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知らぬ人なら気付かず通り過ぎてしまうであろう。


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謙虚に毎日蕎麦を打ち、気取らぬ飾らぬ素朴な店で、
ただ最高に美味しいものを食べさせてくれる。

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いつ来ても、その尊さに心打たれずにはいられない。



店内。

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秩父がこれほど蕎麦で有名になる前にこの店を開き、
40年以上もここで蕎麦を打ち続けてきた店主。


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飴色の時間。



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アラッ いきなり「ビール色の時間」になってしまいました(^^;;)

本日は今をときめく東京蕎麦界のプリンス様たちとご一緒させていただいております。
30代から70代まで、知識感性食欲酒欲マックスな皆さまに混ぜていただき
蕎麦犬わくわくキョロキョロしております。
いつもはテーブル席なので、囲炉裏風の小上がりが嬉しいなあ〜♪


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「こいけ」定番ビールのお供、揚げそば。
シンプルでおおらかな出し方もとてもいい。



熊本「香露 大吟醸」熊本県酒造研究所
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「手打そば こいけ」のお酒はどれもお酒一年生には大人の味・・かな〜?
これはバシッと濃いめで、ひと舐めで脳にきました(^^;;)


「わらびのお浸し」
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茹で具合といい、濃すぎない品の良い味付けといい、
最高の「わらびのおひたし」!
このはりパリっとした歯応えと香り・・おいしすぎる(>_<)



「焼きみそ」
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先程の「香露 大吟醸」を、今度は燗で。
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「山菜の天ぷら」
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今日は「山菜の天ぷらがある季節のうちに、こいけへ!」とやって参りました。
わらび、こしあぶら、ふきのとう、アスパラ、たらの芽、こごみ。
ああ山の恵みはいいなあ・・
(やっぱりフキノトウが一番好き〜)



「行者ニンニク」
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ワラビのおひたしとは対照的に
行者ニンニクの強い味に負けない、うんと濃い味に仕立ててある。
店主が行者ニンニク好きだけあって、
これはここのお酒のどれもに合う。



「そばがき」
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お湯の中に身を寄せる、かぐわしきかたまりたち。

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ほわぁ〜んと鼻腔をくすぐる美しい香り。
くちびるを寄せると、うわー・・・比類なきとろとぅる肌に食べぬうちから恍惚である。
舌触りはとろーんとしつつもどこか生っぽい蕎麦粉感もあり、
噛みしめるとほわっとエアリー。おいしいぃぃ・・・・


大阪「呉春」呉春酒造
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「そばがきの天ぷら」
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そしてついにこの時が


「せいろ」
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ああ もう
大げさでなく心臓がドキドキする。

あなたに、会いたかった!!

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・・・なんというか・・
ひたすら言葉を失うのであります。
それくらい、飛び抜けちゃっているのであります。
食べたことのない方は、もうこんな私の文章なんてどうでもいいので
とにかく一度食べていただきたい。
もう最高過ぎて何が何だかわからなくなるほど、完璧な王道。
繊細な超絶美。

こんなにも端正で繊細な舌触り・・・
それが美しい蕎麦の香りにつつまれて、口中でハラリほどけては流れる。
その奥に現われるほんのり、しかし凛としたコシ・・・

私は、もう溶けていってしまいそうです、否、もう溶けてしまいたい・・
美味しすぎる!!!




「田舎そば」

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あーうれしいよう しあわせすぎる。
大好きな「こいけ」の「田舎そば」。

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ピカピカと輝く平打ちの輪郭線。
ずっしりと重量感があり、箸先で寄せた香りは穏やか。
しかし表面に水分をたっぷりとたたえたつるつるの肌を口にふくむと
突然「ぷわぁー!」と香りと味が広がり目が覚めるよう。
こんなにも水分があるのにこんな濃厚な味と香りが生まれ続けるってすごいことだ。
ずっしりとしているが密すぎない、軽すぎもしない。
これは間違いなく稀有な蕎麦だ。

と書いているとしっかりしているようだが先程から私は
「おいしい〜 うーおいしい〜 おいしい〜」と
馬鹿の一つ覚えのように唸り続けている。
もうやめようと思っても「ぷわぁー!」と美味しさが広がり続けるので
口が勝手に言ってしまう。
ここに一人で来たことはないが一人で来ちゃったらお店の迷惑ですね。
店の片隅から念仏のような唸り声が・・・?(^^;;)



そして今月の「変わりそば」は「けしきり」。

「けしきり」
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蕎麦原理主義という物凄いあだ名?をつけられたりもしている私。
蕎麦の香りがあまりしない変わりそばというものに長年あまり興味がなかったのだが、
芥子の実って良い香りですよねー♪
ふっくら豊かな香ばしさはフカフカの焼きたてパンでも食べているような贅沢さ。
「こいけ」のは平打ちで、ふんだんに散りばめられた芥子の実が
白いつるつるした肌に映えて美しい。

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最高濃度で香る、芥子の豊かな香ばしさ。
見た目でつるつると思った肌は意外にもすべすべとして
きめ細かな石のような舌触り。
変わりそばはつるつる系が圧倒的に多いのでこれまたニクイ肌である。
そのすべすべした肌、ふるふるとしたコシの中で出会う芥子のプツプツ。
もうお腹いっぱいなのですが・・どんどんお腹に入ってしまいます・・・


そして「こいけ」はうどんがまたものすごく美味しいときているのです。
私の胃は本日宇宙のように拡がっています。


「もりうどん」
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うわーこの色の濃さ、いかにも弾力がありそうな肌。
見るからに美味しそう!

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お、おおおおいしいぃ〜〜
ふくよかな小麦の香り、食べた瞬間舌にひろがる味の濃さ!
つるん ぷるっとした歯応えと、弾むようなコシ、
あまりにおいしくて思わず顔がニヤけてしまう。
練らない捏ねない踏まない半干し、というのおいしさの秘密らしい「こいけ」のうどん。
「こいけ」ほどの名店が、うどんまでこんなに美味しいなんて
本当に悩ましすぎるではないか。


でも一人で来ちゃっても大丈夫(^o^)
「こいけ」には「三色もり」という素晴らしいものがあるのですー♪♪

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左から「田舎そば」「せいろ」「けしきり」。
こんなにたくさん蕎麦の写真を載せると一体どれだけ食べたのかと言われそうだが、
私もよく分かりません・・・
(あまりにも夢中だった&はんぶんこさせていただいたりしていたので)
でも同席の男性5人の中で一番食べたのは間違いないらしいです・・ (* ̄∇ ̄*)


もう、もう、どうにも私はしあわせまみれでへにゃへにゃですが
酒宴はまだまだ続きます。


山形「上喜元」酒田酒造
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秩父の人たちがオーダーして作った「秩父花暦」というお酒。
五百万石を50%磨いて9号酵母で作ったという贅を極めたもので、
香りが濃厚〜


千葉「岩の井 無濾過」岩瀬酒造
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千葉「木戸泉 高温山廃仕込無濾過生原酒」木戸泉酒造
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「手打そば こいけ」の店主はきのこ採りの名人でもあるので
次はきのこを狙って来なくっちゃ!

「湿度が高い季節、夏に良いきのこが出る」そうですよ、きゃ〜♪




<お知らせ>
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「手打そば こいけ」で修行した巣鴨の大人気店「手打そば 菊谷」では
次期料理長を志望する、蕎麦職人・料理人の見習いの方を募集しています。
詳しくは「菊谷」店主ブログ

写真は秩父にある菊谷の蕎麦畑にて、蕎麦の花♪
(と私の手〜(^^;;))




posted by aya at 03:30 | Comment(1) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>埼玉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月05日

下北沢「手打ちそば 七つ海堂」


若者中心の街にはお蕎麦屋さんが少ないだけに、
貴重な存在。

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「下北沢」駅から茶沢通りを下りまくりまして、
440(Four-fourty)を過ぎ、3(Three)も過ぎた先の左側。

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「七つ海堂(ななつみどう)」。
ロマンティックでどこかレトロなイメージの店名は
趣味人の集まるこの街によく似合っている。




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「ゴーヤおかか酢あえ」
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苦み好きな私、ゴーヤも大好物。
これはお酢がきいているのがちょっと個性的。
夏らしくさわやか〜


「牛すじ煮込み」
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相変わらず煮込みに弱いもので(^^;;)
しかも「煮卵入りはプラス50円」、こういうの大好き。


「ざるそば」
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「七つ海堂」の笊は小さめだけど
深くてぎっしり入っております。

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箸先でふーっと香る香ばしさ。
ちょっと珍しい、おせんべいのような香ばしさにうれしくなる。
ぎっしり密な食感で、味わいはあっさり淡白。
最初感じた香ばしさも食べ進むうち淡くなり、全体がほわ〜と上品なイメージになる。
そしてここのお蕎麦は足が早いのでうっとりのんびり食べてちゃ駄目・・・って
あっという間に食べちゃったくせに何を言っているのやら(^^;;)
うーんどうして私のお蕎麦さんは人のより早く居なくなっちゃうのかなー


「粗挽きそば」
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メニューに
「粗挽きのそば粉をブレンドした太打ちの田舎そばです」
と説明がある通り、いかにもずっしりとした太打ちだ。

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赤みを帯びた肌に浮かぶ白い陰影。
見た目の通りのたくましい香りで
それがさらに「さわやかでフレッシュ」であるところが素晴らしい。
ムハムハたくましい系の香りは、このイメージがプラスされると
好きさ100倍になるのであります。
食感は固すぎず柔らかすぎず、モグモグネッチリと噛み切れる感じ。
噛みしめるほどに甘さも深まってくる・・・



蕎麦後の蕎麦湯。

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帰り際、レジの脇に黒板メニューを見て大ショック。
久々だったから黒板メニューの存在忘れてたぁ〜〜(;o;)(;o;)(;o;)

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「ほたるいかと春菊の青じそみそあえ」
「和風ラタトゥイユ」
「みょうがと新ごぼうのピクルス」
(>_<)!!



でも今日食べたのもおいしかったからいっかー、また次回〜(^o^)♪




posted by aya at 14:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>世田谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする