2012年06月30日

中野坂上「ら すとらあだ」


駅上の交差点付近が開発整備され
立派になった中野坂上。
しかし交差点から1本目の路地を入るともうこんな感じである。


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この看板。いいでしょ〜?

「理容 ムトウに行けばアナタもこのモデルのようになれます!」
ってことなんでしょう。
色画用紙に写真を張り付け、住所は手書き。
なんとも心温まる手作りの看板だ。


交差点から1本目の路地を右に。
このナイスな看板の角を左に。
そしてすぐまた右に曲がったあたりに
「ら すとらあだ」はある、はずなのだが・・・

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見当たらない・・・

近くには小学校があるらしく
下校中の小学生がのどかに歩く住宅街。
1本間違えたかな・・・

あれ?

えーっ これがお店なんだ!

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アハッ これはさすがにわからない。
面白いなあ〜


靴を脱いで店内に入る。

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すっきりした板の間には毛足の長い絨毯が敷かれ
大きな窓からの自然の光が実に気持ちがいい。
住宅改造風でもない、かといって店舗らしくもない
個性的な空間。
小さなテーブル席のほかにカウンター席もある。


今日は暑いので、まずは・・・・

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玉村本店の志賀高原ビール、Miyama Blonde。

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真新しい、北海道の胡桃の木のカウンター。
ワンカップの空き瓶に飾るように入れられた「てぬぐいおしぼり」。
しずく型のグラスに注がれたビール。
乙な眺めに、もうすっかりいい気分だ。



開店間もない店ゆえ、ただいま味の研究中という、
「柚子味噌」。

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あらっ 今日はなんだかペースが異様に速い?!

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これおいしい〜
結局本日一番好きなお酒だったかも。


こちらも、味の研究中だそうで
今後つけ汁としてメニュー化しそうな
「きのこ汁」
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これまた、おいしい〜!
これでもかという程きのこいっぱい、
ざっくざく具だくさんのきのこ汁。
タマネギの甘みとバターの芳醇な香り。
ずっしり豊かなごちそうスープだ。



天遊琳
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伯楽星
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(器がひとつひとつとてもいい。このガラス器もすごく好き)

なんだか今日はペースがすごくて
私は味見が精一杯なのですが〜

なかでも私が美味しかったのはコレ!


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純米吟醸 満天星 夏の生(夏まんてん)。
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ちょっと透明すぎ?と思ってしまうほどスッキリすぅーっと入れるけど
その後に澄んだコクがある。
詳しくないので知りませんが諏訪泉にしては
びっくりな味わいらしいです。



「おひたし」
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出汁の味わいもしゃっきり感を残した食感もちょうどよく
美味しいおひたし。



これも試作品だそうです。
「豆腐の白味噌鍋仕立て」
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甘い味付けが得意でない私には
白味噌はやっぱり甘いのだが
お蕎麦屋さんで小さな豆腐の鍋が食べられるのはとても嬉しい。
しかも豆腐は自家製!
味噌仕立てにしてしまうのは勿体無いほどだ。




「だし巻きたまご」
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ふっくらふんわり、軽〜いだし巻き。
私には甘くないというだけでも素晴らしいのだが、
それ以上にとてもおいしい。
食感は軽いけれども味わいはしっかり重めで
たまごやき食べた!という満足感があるのだ。



そしてここのお酒ラインナップは
すごいことになっております。

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もはや全くついていけず味見もできなくなった私。
今日は夏まんてん味見の時点で
もう真っ赤っかの宇宙人声でしたから〜(^^;;)


でも真っ赤っかだろうが宇宙人だろうが
心は常に一点に集中しております。


もうすぐ逢える・・・!

もうすぐ食べられる・・・・!!



ここで告白致しますが、
わたくし今週はちょっとした「生命の危機」にさらされていまして。

なんと9日間の蕎麦抜き生活をしていたのです (>_<)

スケジュールの都合上やむを得ずそういうことになっていたのだが
これだけ長い期間お蕎麦を食べなかったのは、
海外滞在中を除いては実に10年ぶり以上だろう。


そんな蕎麦飢餓状態であったから
今日はもう何と言うか、
気持ちとしては嬉しいを通り越して「感無量」。

「信じられない、大好きなあの人にまた逢えるなんて」

そう思うとなんだか照れくさいほどで
だからといっていきなりモジモジされても
「ら すとらあだ」さんも気味悪いと思うのだが・・



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あああああ
きた

きちゃった

なんだかすごく綺麗な色みたい

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わああああっ・・

この、ものすごいほどの穀物感。
淡緑の肌を埋め尽くす白い影、無数のホシ。
ザックザクの蕎麦粒子たちが集まって描く輪郭線は
猫柳の枝のように揺らめいている。
そしてその風味がまた素晴らしすぎる。
ふわーーーーっっ!と勢いすら感じるほどの
濃厚フレッシュなかぐわしさ。
たった今芽吹いた蕎麦の芽をそのままハグハグ頬張ったイメージだ。
(イメージイメージ、実際の芽はそんな味しませんが)
食感はごく軽く、しかしその中からも濃厚な蕎麦の味わいが。
福井県山室町の在来種。
おいしい・・・めちゃくちゃおいしい・・・
あああ お蕎麦ってどうしてこんなに素晴らしい食べ物なんでしょう
浸透圧で私が全部とけそうです(発言全て意味不明)




2枚目「山形・最上早生」は、ガラスの器で。

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少し橙がかった色つきガラスが
「暮しの手帖」ぽい懐かしいムード。
素敵だなと思ったら先程とても気に入ったお猪口(伯楽星を飲んだもの)と
同じ作家のものだそう。

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先程の福井よりやや太め。
見るからにフワンとしたイメージだったが
食べてもフワンと軽く、そしてモチモチ!
香りは先程の福井より軽いが独特の食感の中から溢れる
白く品の良い味わいがたまらない。
おいしい〜 おいしい〜
ああもう私は、しあわせだ。


食後は蕎麦湯に加えて、
「ら すとらあだ」にはコーヒーがある。

宇宙(人声)から帰ってきた私に
店主がたっぷりめに淹れてくれる。

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まだ看板もメニューもない「ら すとらあだ」。


いろんな意味で日本人離れしていると私が感じている、
自由な感性を持った店主ゆえ
これからどんな道(strada)を進んでいくのか
実に楽しみな店なのだ。


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posted by aya at 13:15 | Comment(14) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中野区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月19日

そばっち


関東はもんのすごい暴風雨ですが
みなさまご無事でご帰宅でしょうか?

こんな夜は和んでいただきたく、
私がひそかにお気に入りのコヤツをご紹介・・

JR「いわてキャンペーン」のイメージキャラ、
「そばっち」!


蕎麦というものはラーメン以上に
「イラストにすると超まずそう」な食べ物。

その蕎麦をキャラクターにする、という不可能系無理難題を乗り越え
生まれたコヤツが・・・



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なっ
なかなかカワイイ仕上がりじゃないか・・・
っていうかすんごい好きなんですけど・・・

前掛け?姿も甲斐甲斐しくてカワイイ。
(お蕎麦はもう少し明るい色のほうがよかったかも?)



「そばっち」ばかり注目していたけど
「おもっち」とか「うにっち」もいるらしい。

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やっぱり「そばっち」がいちばんカワイイと思ってしまうのは
身贔屓、なのでしょうか!?

「おもっち」は「ずんだおもっち」なのかな?




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こーんなカワイイ奴に「おでんせ〜」とか言われたら
「行くよ〜!」って叫びたくなっちゃうけど

でもよく見るとこれはもしや「共食い」では?

食べた蕎麦が頭の上にたまっていくんでしょうか。
深く考えると怖いですが・・







posted by aya at 23:11 | Comment(6) | TrackBack(0) | others>お気に入り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月18日

コラソン動物園


私が昨日贈った
ささやかな父の日のプレゼント・・


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「秋田犬」携帯ストラップ!


私の家族は揃って柴犬・秋田犬に目がないので
実家は日本犬カレンダーギャラリー状態。
(本物も2匹いるのにねぇ)

今回も父のために新たなる秋田犬グッズをかなりディープに探しまして
この「コラソン動物園」というネットショップを見つけました。
このお店がかわいいぃぃい!!

「コラソン動物園」

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(websiteより)





作業工程のページ
を見るととても凝った作りでびっくりしました。
東久留米で、オリジナルでひとつひとつ作っているんです!



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横から見るとわかると思いますが
透明のプラスチックに裏から彩色しているので
毛色のグラデーションがふわっと、とてもきれいなんですよ〜



「世界の猫シリーズ」
今にも猫たちの鳴き声が聞こえそう!
最近猫好きの人に会う度についこのページを見せたくなっちゃうんだけど
携帯じゃうまく見せられなくて残念。
昨日もターシャさんにお見せしたかった(>_<)


鳥シリーズ
もリアルで綺麗。
バードウォッチャーばばさんに紹介したら
とても喜んでもらえてうれしかった!
「俺の一番好きな鳥もいる!」って(^o^)



しかもね、このお店はカラーオーダー(無料)というのがあるんです。
自分のペットの写真を送ると似たイメージに彩色してくれて
「うちのこグッズ」を作ってくれるんだって!
「コラソン動物園」カラーオーダー


うっわー
「うちのこ」がいる方やギフトに、
めちゃめちゃいいではないですか!!



・・と、何でも気に入るとまわし者かってくらい
つい褒めちぎっちゃうのですが
私はまわし者では無論なく・・・(^^;;)


動物をいとおしむ気持ちというのは
その人にとって大切な癒しだったり、支えだったり、すると思うので
私は「コラソン動物園」、
本当にスバラシイなあ〜〜と
真面目に感動してしまうんですー!!



これも欲しいなあ♪♪

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(アメリカン・ショート・ヘア)


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(メイン・クーン)



posted by aya at 18:45 | Comment(4) | TrackBack(0) | others>お気に入り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月16日

茨城・新鉾田「村屋東亭」


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「日本中にその名を轟かせる名店」、
なんて書くと大袈裟と思われるかもしれないが
蕎麦が好きな人にとっては全く大袈裟ではない。

毎回目の覚めるような、
蕎麦脳がリセットされてしまうような蕎麦が
なんでもなさそうにぽんと出てくる超名店。
5年ほど前、雑誌リンカラン(ソニー・マガジンズ刊)で
茨城蕎麦特集を組んだ時も、迷いなく取材に訪れた店である。

茨城は名店だらけの蕎麦パラダイスなので
つい浮気ばかりして今回は久しぶり・・・



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ああー うれしいなあ 来て良かったなあ!
店の前に立っただけで嬉しさに満ちあふれてしまう。
初夏の紅葉が色鮮やかな暖簾とよく合う。


午前中の店内。

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「もりそば」
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午前中の光のなかで
「村屋東亭」の蕎麦と二人きりになれるしあわせ。

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あああああ

なんという・・・

「常陸秋そばの最高の香りがここにある!!」 

フレッシュな、しかし凛として落ち着いた、
どうしようもなく美しい香り。
そうなのです そうなのです。
「常陸秋ってこういうものでしたね!!」
ということを教科書のように思い知らされる。

香ばしさもある。甘さもある。
すーっと導かれるような深さも、ちょっとした青さも、
なにもかもが素晴らしい。
王道過ぎて完璧すぎて、何を書くのも野暮に思えるほどである。

コシだの食感だのを見つめようとしても、ただただ
「おいしい!完璧!」
としか思えなくなってくる。
よく見るとちょっと不揃いな感じもするのだが
口中では微塵も感じない。

ああー もう ただただ 

最高

うれしいよう おいしいよう





そしてここにくると毎回どうしても食べたい、

「みぞれそば」
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自家製豆腐と紫大根、ブロッコリー、アスパラなどの野菜が
飾るように盛られた蕎麦。
色合いがきれい。こんな服が着たい。(また理解されづらいことを・・)

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この自家製豆腐が「あたたかい」というところがまず大ヒット。
ほんのりあたたかい、おいしい〜お豆腐と、
ひんやりしゃっきりしたおろしの辛味、最高の蕎麦が絡み
もうこれはオイシイに決まってます!
ずるいメニュー!!だいすき!!



ここの汁がまた見事としかいいようがない。
潔いまでに甘味を抑えたシャープな汁だが
キュッとキレがある旨みが「余裕の洗練」を感じさせる。

私は蕎麦湯に汁を入れることをあまりしない無粋の者だが
さすがにここでは入れたくなる。



ふわっ

憎いほど粋に香る、昆布の香り。



汁ってこういうものでしたか・・・



私の日常に頻出して過ぎている蕎麦というもの、汁というものへの認識が
ピシッとリセットされた午前中。



さあー リセットされたから
いっぱい食べなきゃね!!(?)


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posted by aya at 08:19 | Comment(4) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>茨城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月15日

秋川「蕎麦 よしの」


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滝川街道沿い、ちょうど西多摩霊園の入り口の向かい側。

突如現れるモダンな形の建物は
入口正面から見ると窓も扉もない。
あるものといえばごく控えめな
「蕎麦 よしの」「営業中」という板看板のみ。
その文字すら消えかかっている。
店のすぐ前は街道だというのに
中に人の気配が感じられない佇まいは
ルネ・マグリットの絵をすら思わせる、不思議な静けさに満ちている。



窓も扉もないと書いたが、近づけば無論入口はある。


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この扉は「いらっしゃいませ、どうぞお入りください」とは言っていない。
かと言って「入ってくるな」とも言っていない。

ひどく自然にそこに「ある」扉だ。

私も自然にそれを開ける。




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吹き抜けになった店内にもまた、余計なものは何も無い。

意図的な洗練も、息の詰まるような統一感もない。

不思議な、何も無さ。

これは居心地がいい。




「そばがき」
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きっ

来たぁー・・・

来てしまいました・・・
「よしの」の「そばがき」!!

もう遠目に見ただけでダメ。
香りがブンブンこっちまで飛んできそうだ。
どんな香りかももうわかる気がするほど
私の五感はあのそばがきに集中している。(動物)

ちょっとみなさん見てください。
この美味しそうさ・・・・

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カァー



思わず目も口も開いたままカラスになってしまいそうなほど
すんんんばらしい姿である。


香りがまた、デジャヴュだか何だかわからないが、
こんな香りが来るだろうなと思っていたとおり。
正統派の、端整な、
もうこの際「世界一!」とでも叫んでしまいたいような完璧な香りが、
「キチッ」「ビシッ」と、決然とこちらに届く。
私は固く目を閉じる。
染み渡る。
染み渡りすぎて、
もうどうしていいかわからないー・・(早く食べましょう)


意を決して口に含んでまた天上の人となる。
なんですかこの極上フワサクエアリーさんは!!!
「フワ」で「サク」で「エアリーにとろ〜」なのだ。

ポテッとした肌に均一に織り込まれた空気は
まるでよく泡立てたメレンゲの泡のよう。
歯に当たると微かに「サク」として
ハッと思うとそのまま液体と消えていく。

えっ あなた 夢!?!!

今そこにいたのに、
こんなにもかぐわしい空気の中で姿を消すとは。

ああ 今日はもう本当に
私はどうしていいかわからない。





「せいろ」
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じわーーーー・・・

私とつながるように香る、滋味深き香り。

どちらかと言えば地味に、おとなしく現れたその香りは
やがて舌に広がり味わいとなり、だんだん甚大になっていく。
もはや口いっぱいが「地味な滋味」で染め尽くされている。
なんという美味しさ。なんというニクさ!

密度濃く水気も多い、ややずっしりとした食感だが
平打ちのため歯ざわりはぬたーとしなやか。

はああー 素敵すぎる。
素晴らしすぎる。
なんておいしい蕎麦なんだろう!!



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ポタージュ蕎麦湯が、またおいしい。



駆け抜けていったかぐわしい夢をたどりながら、
私は、何もない空間に浮かんだような気持ちになる。


ぽっかり、 よしのに、 うかぶ。


外観も店内も、総てそのためにある空間と思えてくる。



秋川の不思議な一軒家。

ぽっかり 浮かびに来ませんか?





2012年7月のライブのお知らせ




2012年06月12日

代田橋「手打蕎麦 まるやま」


毎度のことであるが、この店について書く時
私はかなり体力を消耗する。

「張り切って書く」ことによる消耗ではなく
「全力でブレーキを踏み続ける」という消耗だ。

そのくらい大好きで、興奮しすぎてしまうのだ。
興奮しすぎるとどうしても我を失い
理解されづらい感情と感動を
理解されづらい言葉でまき散らしてしまうので
「落ち着いて落ち着いて、ちゃんと人間の言葉を話して・・」
とブレーキを踏み続ける。

そりゃあ私としては興奮にまかせて
アクセル全開、バーッと書いてしまう方が余程楽なのだが・・・


というわけで、落ち着いて。



「〆張鶴・純米吟醸」
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これが初っ端からすんばらしく美味しい。
お酒一年生の私にも清らかにするーっと入ってきて
旨みがひろがる。
これは飲んじゃいますよ〜、飲めなくても飲んじゃいますよ〜


お酒とともに出してくれる、
「まるやま」の「一品」がまたいい。

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目に美しく、心と体に嬉しい「野菜の煮物」。
お通しと言ったら普通小さ〜い器に
味が濃いものがちょこっっとだけ入っているではないですか。
こんなふうに、色とりどりの野菜を出してもらえたら
「ちゃんと栄養あるものをお食べ〜」と言われているみたいで、
なんだか自分の家に帰ってきたみたいですよ・・ただいまですよ・・うう・・
ああー 「まるやま」はいいなあぁ〜・・・



「しらすおろし」
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大好物!



「焼き葱」
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毎回頼んじゃう大好物。
メニュー自体がいい。味が美味しい。
素晴らしいおつまみだ。


「まろやか豆腐」
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これも大変美味しい。
とてもなめらかなのにクリーミー過ぎず
しかも味わいが濃い。
さっぱりとしながら食べ応えがあって、
私好みのお豆腐!




そして頼んじゃいましたよ〜

来ちゃいますよ〜

お楽しみの「まるやま」の穴子!!


「穴子天ちらし」
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どっかーーーん
容赦なくでっかいです!
ゴージャスに大きな穴子くんに
山のめぐみ達が軍隊のように押し寄せております!
なんという、贅沢な一皿。
パリッパリの衣に包まれた肉厚の穴子にかぶりつくしあわせ。
野菜もひとつひとつがいちいちおいしい。
あああ 「まるやま」はいいなあぁ〜


「獺祭・純米大吟醸(生)」
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〆張鶴リピートしてましたが
ゴージャスな天ぷらが出たので
ここでちょっと趣向を変えてみました。
獺祭もいいですねぇ〜
でもやっぱり私には〆張鶴の方が飲めちゃうなあ〜(危険)
さっきからほっぺたが死にそうに熱いけど
楽しいからなんでもいいや〜



と、ニヤニヤへらへらしていたら。

そのまんま本日のメインの瞬間に飛び込んでしまいました!
突然大舞台の真ん中でロミオに会ってしまった気分!!


きゃあぁ


「二種せいろ(せいろと田舎せいろ)」
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うわ  

うわわわわ

これはもう大変ですよ酔っ払ってる場合ではありません
今日はすごい 今日もすごい 素晴らしすぎる
美味しいのがもうわかりすぎて心が苦しい
どうしようどうしよう

ほらぁー

「せいろ」
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もう 

見た目からしてダメ。

見た目からしておいしすぎる・・・!!

しっとりとした肌の上のめくるめく陰影たちは
私の口中をザラザラザラ〜と滑るように撫でていく。
ザラザラでありながららスベスベするる〜なのが大変に心地よい。
しかも香りが、味わいが!
筆舌に尽くし難い程まろやかで白く美しい蕎麦の香りなのだ。
こんなに美しいのに、それが「ふわりと淡く」とかではなく
うっとりするほど濃厚なのだからもうただただたまらない。
何をどうしたらこうなるのですかまるやまさん。
一見柔らかそうだが表面は比較的しっかりとしておりまする。
程よいコシがあるのでもうその味わいのひろがり方と言ったら・・
はああぁ・・・もうダメです・・



「田舎せいろ」
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見た目は「せいろ」よりぐっと黒いのでたくましい風味を思わせるが
実際はこれもまた「せいろ」に通ずるまろやかで美しい香り。
先程の「せいろ」は大分でこちらの「田舎せいろ」は栃木・益子であるから
この「まろやかな美しさ」は蕎麦粉云々よりも
「まるやまの腕」「まるやまの味」と言っていいだろう。
同じく美しいとは言え、
こちらは「せいろ」と比べるとズシッとした厚みを感じる香りで
噛みしめると滋味深い風味と濃厚な甘みが楽しめる。
あぁ〜 「田舎せいろ」もおいしいなあ!!
密度が比較的薄くフカフカとした食感で、噛めばあっさりと噛み切れる。
一般的にイメージされがちな
モグモグ噛むようなギッチリ田舎蕎麦とは違うのだ。


そして今日はまだまだ暴走しますが
止めないでください。

だってこんな美味しそうな限定お蕎麦があるんだもん!!


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去年はいろんな「あっさり系冷かけメニュー」が楽しかったが
今年はこんなにわくわくする楽しい「冷あんかけ」が!!


「夏野菜の冷あんかけそば(吉野葛仕立て)」
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きれいでしょうーー!
新鮮な野菜の風味と、カリッパリッという食感がたまりません。
しかもこのとろみのついた出汁のおいしいこと。


これ あたしのぶん♪(^o^)

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もう大っ変にお腹いっぱいなのに
全部食べ尽くし、飲み干しましたー。



帰りのお腹いっぱいぶり、しあわせいっぱいぶりときたら
それはそれは大変なもので・・・


うれしがりすぎ、ニヤニヤしすぎの、

私にとっては夢のような時間だったのだ。





2011年12月の「手打蕎麦 まるやま」
2011年07月の「手打蕎麦 まるやま」
2010年10月の「手打蕎麦 まるやま」
2010年3月の「手打蕎麦 まるやま」



2012年7月のライブのお知らせ


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2012年06月08日

A.S.K.&Milluqueライブ


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7月10日のライブの会場である
「自由学園明日館」を見てきました。

大正10年に建てられたという、
フランク・ロイド・ライトデザインの美しさ。

都心にあるのに外国に行ったくらいに感じる異空間でした。

写真は自由学園内のカフェで。


ライブ是非いらしてくださいね!




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a.s.k. & Miluque
~ Concert for Nawashiro Project~

2012年7月10日(火)
重要文化財 自由学園 明日館 講堂
18:00open 19:00start
3000円 (学生券1500円)

*出演
林正樹(pf)
アマンダ・ティフィン(Vo/pf)
ファビオ・ボッタッツオ(Gt)
セバスティアン・カプテイン(Dr/Perc)
松永誠剛(B)
高遠彩子(Vo)

音響 福岡功訓(Fly Sound)
協力 Taguchi スタジオノアカノウプス

e+(イープラス)0570-06-9911 

posted by aya at 22:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | aya>お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

rain



miluquelotus.jpg

http://www.youtube.com/watch?v=keA7LleeX9Y



rain
青いドレスを着てみる
rain
土曜の朝 何もない

鏡に合わせてみる首飾り
雨音に小さなスローワルツ


rain
しばらく見ない映画を
rain
また見るように 





posted by aya at 22:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | aya>お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月07日

今日のおひるー



いつもはとーっても邪魔な人なのに

この店では

あなたなしではいられない・・




「尾張屋」の、海苔。


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ブログ書く余裕がないと
蕎麦とのツーショットを撮り出す人(^^;;)







2012年01月の浅草「尾張屋」
2012年01月の浅草「尾張屋」
2011年09月の浅草「尾張屋」& レミ・パノシャン・トリオ!!
2011年06月の浅草「尾張屋」(ここは蕎麦屋ではない )
2010年05月の浅草「尾張屋」







posted by aya at 23:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | aya>diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする