2017年01月26日

西荻窪「松乃家」


こんなお店、大好き過ぎてどうしましょー!!!


荻窪駅からバスに揺られて「荻窪警察署前」で降りればすぐ。


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のどかな風景の中にちょこんと佇む一軒家。
(隣の公園は日本のロケット発祥の地「中島飛行機荻窪工場跡地」らしい)
もうこの景色からして私はたまらない。
好きだああああ



昼下がりにつき店の外は静かだったがガラガラと扉を開けてびっくり。
小さな店内のカウンターはほぼびっちり満員。
しかも全員作業服姿のオジサマ!

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カウンターだけなくテーブル席もちゃんとある。

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メニューは丼ものあり天重ありカレーもあり。

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一品料理には「お雑煮」や「焼き鳥」、
あ「なべやきうどん」もあるー♪
私なべやきうどん大好きなんですよね〜
お蕎麦を愛しすぎて人生で数回しか食べたことありませんが(* ̄∇ ̄*)

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ここに来たらなんといったってこれであります!!

「二色せいろ」
(「せいろそば」と「田舎せいろ」の盛り合わせ)
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横長の笊に白いお蕎麦と黒いお蕎麦のコントラストが素晴らしすぎる。
しかも店内の雰囲気に酔いまして「肉せいろ」の二色にしてしまいました。
エヘ(≧∇≦)/


ご覧ください、
この雰囲気の(カレー丼食べている人もいる)お店にしてこのお蕎麦!

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白く明るく素朴なせいろと、これでもかとガッツリ黒い田舎。
ほのぼのと素朴な手打ちの風情に加え大胆な個性もあって
うーん、絶景すぎる・・・・


「せいろそば」
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窓からの自然光にそのかすかな凹凸を浮かび上がらせる素朴な肌。
ほわあ〜と漂う香りは思いのほか白く美しく
めったに食べられない極上の更科蕎麦のよう。
うわ〜〜 これはすばらしい〜
口に含むと舌触りはしっかり硬めで素朴な輪郭線がくっきりはっきり、
弾むようなコシを噛み締めるとその味わいもまたほんのり白く美しい。


「田舎せいろ」
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その迫力は建仁寺の「雲龍図」の如く。
ぬったりうごめくように重なる姿に見入れば
濃厚な黒い外皮の香りがこちらにむわあー!と迫ってくる。
ずっしりむっちりとしたコシをモグンモグンとかみしめれば
海のように荒々しくもたくましい香りが口中で濃厚に爆発し続ける。
しかし素晴らしいのはこれだけの印象ながら
味わいはどこまでもフレッシュであること。
いや〜〜〜こんなお店、大好き過ぎてどうしましょー!!!


お蕎麦が美味しすぎて結局一度もつけることはできなかったが
この「肉せいろ」のつけ汁もおいしい。

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見た目は結構脂っこそうだがギトギトした感じはなく
煮詰まったような豚バラ肉がたっぷり入っている。
あったまるぅ〜〜



味ばかりではない。
ここの店主夫婦の感じの良さはいったいなんなんでしょう。

側から聞いているこっちが嬉しくなるほど
思いやりの伝わるほのぼのとした接客。
お客さんに応対するときばかりでなく小さな厨房からは
二人の会話も聞こえてしまうわけだがそれがまたなんとも言えずいい。

先ほどまでカウンターを埋め尽くしていた作業服のオジサマたちは帰り際
「うまかったー!ずっとまたここに来たかったんだよ!」
と行って帰ったのでどうやらわざわざここに来たらしい。


私の存在がちょっと珍しかったのか(?)お店の奥さんが
「お蕎麦が好きなの?」と話しかけてくれる。
ハイ!と返事する私にそれはそれはあたたかく接してくれ
もうなんだか心温まりすぎて遠吠えでもしたくなってくる。


はあああ こんなお店、大好き過ぎてどうしましょう・・・
好きだあああああ


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「ごちそうさま、また来ます!」
と行ったからにはまたバスに乗って行くんだー!





posted by aya at 07:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>杉並区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月24日

たまプラーザ「風來蕎」


おしゃれ住宅街「たまプラーザ」の超人気店!

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開店前から行列ができてしまうほどの人気につき、
開店15分前に着いた私。
ラッキー! 今日は一番乗りだぁ〜


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暖簾をくぐったところが小さな待合になっている。
そこに座るとまもなく次から次にお客さんがやってきた。
土地柄か知的な雰囲気の方ばかりで
思いがけず話しかけられしばらくおしゃべりに花が咲いてしまい
それがとても楽しかった。


開店時間になると着物姿に白割烹着の美しい女将さんが
にこやかに店内に迎えてくれる。
拙著「蕎麦こい日記(飛鳥新社)」に書かせていただいた頃は
同じたまプラーザの小さなお店だった「風來蕎」。
時が経ってお店はこんなに立派に大きくなって大流行りなのに
女将さんは寸分変わらないのが不思議なくらいだ。
(クールビューティーなのにお話しするとおちゃめで面白い♪)


店は大きく、美しい。

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この席は光が気持ちよくて個室っぽくていいなあ。

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天ぷらが美味しい店なのでカウンターもいいムード。

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そしてですね・・・
さっき待合でお話しした方々もそうだったが
今日は何てったって「あるもの」をお目当てにやってきたのであります!

じゃーん、土日祝日限定のコレ!

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うはははは・・・・
うはははははははは・・・・

もう嬉しくて嬉しくて、まだ注文もしていないのに
世界を征服したようなこの達成感!!
やっと土日に来られてうれしい〜〜〜!!


それ以外にもここは美味しそうなものが多すぎて危険すぎます。

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ぎゃー 大粒カキの天ぷらはぜったい食べたい!
ここの天ぷらはおいしいですからねえ〜〜〜
白子は超食べたいけど
お魚好きが高じてアニサキスアレルギー発症して2年めの私は泣く泣く断念・・

でも実は今日は、スペインからの大事な大事なお客様♡をお連れしておりまして
彼らのために白子もいきましょ〜♪


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あ”〜〜
大好物のサバが美味しそう〜〜
でも食べ過ぎアレルギーは断つことで治るんじゃないかと
マエムキに、希望を持って我慢!



「おぼろ豆腐」

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スーッと薄く掬ったような盛り付けが
いかにも美味しそうなおぼろ豆腐。
美しい形を崩さぬよう口に入れると
なめらかでありながら大豆の素朴さも感じられる素晴らしい食感。
「豆の甘みが広がります」とメニューにある通り優しい甘みがひろがるが後味はスッキリ。
イマドキな感じのおぼろ豆腐とは一線を画す「中庸の美」を感じさせる美味しさ。
これ大好き♡



「野菜の白和えサラダ」
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ありそうでないちょっとユニークなメニュー。
白和えの豆腐部分がサラサラで「豆腐ドレッシングのサラダ」という感じ。
カブの質感がつるぬるパリッとしていい。



「鴨ロースあぶり」
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写真でもお分かりかと思うがこのあぶりの美味しさは普通ではないです!!
火の通り加減といい脂の美味しさといい程よい薄さ柔らかさといい素晴らしいの一言。
めちゃめちゃおいしい〜〜〜


「大粒かきの天ぷら」
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うわあぁ〜♡
これは嬉しいすんごい大粒!
小さくて味のつまったのも美味しいけどやっぱり大きいのがスキ!!
しかもここは天ぷらが本当に美味しいのでたまりまへん。
サクサク繊細に軽く、まさに花が咲いたような美味しい衣。
その中から現れる大粒クリーミーな牡蠣!
ああ〜〜〜ん(≧∇≦)


「ふぐの白子天ぷら」
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こちらも大変に美味しかったということが
スペインからの友人のとろける顔でよーーくわかりました。
私は我慢という名の精神修養中 (≧∇≦)



「油揚げの肉味噌挟み焼き」
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こちらは初めて頼んでみたメニュー。
先に食べた友人が口に入れた瞬間ビクッ!と飛び上がったのでびっくりしたら
なんと美味しすぎて飛び上がっちゃったらしい。
油揚げがパリッとして、中の肉味噌の味付けが絶妙、確かにおいしい〜〜!
薄いので軽く食べられる感じもいい。




今回一緒に行ったスペインの友人は料理上手で美味しい物大好き。
しかも日本人より日本人ぽいところが多くて笑っちゃうのだが
そんな彼らの大好物がこちら。


「そばがき」
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あたたかな濃厚蕎麦湯の中にもったりと身をひそめる姿。
この姿だけですでに彼らは大興奮、大喜び♡
よかった〜〜〜ありがとうございます!!

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このタイプは蕎麦湯にとろけて唇に触れた時の感激がたまらないのだが
うわあー・・・・
これはまた極上のとろんとろん、もたーっと私までとろけそう。
香りも味わいも上品に淡く、もたーっととろけて
はにゃはにゃ・・・ほにょほにょ・・しあわせ



「おせいろ」
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きたー・・・
何度出会っても感激で胸がいっぱいになる、「風來蕎」の「おせいろ」。


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ひらひらとやさしいラインを描く平打ちの輪郭線。
なめらかでクリーミーなアイボリー色の肌に浮かぶ無数の蕎麦粒子に、私は吸い込まれる。

キンッとひえた冷気がまとう淡い香り。
見た目は素朴だが食感は思いのほかつるつるとして
噛み締めると平打ちのはんなりやさしい質感。
意外にも香りや味わいは淡めで、
おおお〜こんな上品な「おせいろ」は初めて。

特に前回爆発的な深い香ばしさと甘みにノックアウトされた記憶が忘れられないだけに
この鮮やかな変化には驚かされた。
あの時のメモには
「うっひゃー!!福岡の美味しいカステラの焦げたとこみたいに
クラクラするほど甘く深く香ばしい香りが
蕎麦から濃厚に漂ってしまっているこの魔法!!」
と書いてある。
(いつもながら私のメモは頭わるそう(* ̄∇ ̄*))

打って変わって今日のこのほんのりとした「おせいろ」・・
白く美しい夢のような上品さだ。


「手挽きせいろ」
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やっと会えた!!
この深紅の器のドラマティックな演出。
移転前の小さな店舗の頃からこの演出には毎回唸らされてきた。
日本の器は本当に世界一だと思う。


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本当に久しぶりに食べる「風來蕎」の「手挽きせいろ」。
こちらも見た目は素朴だが質感は意外にもつるりとしている。
肌表面は確かにざらざらしているのだがつるりと滑りが良く質感も軽い。
味わいはみずみずしくすっきり軽く、香りも先程のせいろ同様淡めだが
見つめるとこちらには黒い香ばしさがほんのり浮かび上がってくる。
これだけたくさんの料理を準備する店主が
朝から時間をかけ力を込め手挽きした粉と思うと
より大切に味わわずにはいられない。




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さんざんゆっくりしてしまった上に濃厚蕎麦湯でまたゆっくり。
大混雑だった店内はようやく落ち着いてきた。

家族づれ、、マダムの女子会、熟年ご夫婦、若いカップル。
カウンターには一人客も多く、あらゆる層に大人気のこの店。


最近は昼ばかりで夜来ていないので
次回はゆっくりお酒を飲みながら・・是非♡


posted by aya at 14:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>神奈川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月22日

四谷三丁目「佳蕎庵 くぼた」


とにかくシビれる、このシチュエーション。

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新宿区荒木町の路地裏。
こんなところに蕎麦屋があったらいいな、というところに「手打ちそば」の幟がある。
やっぱりシビれるぅぅぅ〜〜〜



すんきそば??
そしておでんも本格的で楽しそう〜

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階段を上って現れる空間もまた独特。

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カウンター席はテーブル席より一段高くなっていて
その間に仕切りがあるユニークな作りになっている。
なにより目につくのは壁いっぱいのメニュー。
それも9割がお酒!
そうここは「手打ちそばと信州の地酒」という店なのだ。
ひとつひとつに詳しい説明があるのが素晴らしい。
私だってお酒強かったらこの壁眺めながら永遠に飲んでられそう(≧∇≦)


いかにも真面目そうな女性店主は厨房で大忙しでなかなか姿が見えないが
呼ばれると手を空けて客席のほうにやってくる。
お酒のエキスパートらしく
お客さんにどのお酒について尋ねられても特徴をぱっと答えている。


そんな私が数ある中からお酒はコレ!

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理由は「松本城(お城)が好きだから」。
何か?(* ̄∇ ̄*)
いいんです、あのだーい好きなストイックな黒漆塗と白壁のコントラストを思いつつ
飲みたいんです!

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おお〜長野らしいといえば長野らしいガツンとした感じ。
入り口はガツンなのだがそのあとのひろがり方がまるく香り高くやさしい。
またこの「酒の肴」の「酒の肴」っぷりときたらどうよ!
わさび漬け、蕗味噌、かまぼこ、いりこ。
お酒好きの心を鷲掴みにするこの渋くも完璧な肴!
かーっ たまりゃん!
って偉そうなこと書いて私「酒量だけは小鳥」なんですが・・
(5mlのお酒で5秒で酔って15分後に冷めるという人間離れしたサイクルを展開)


おつまみも長野らしいものが多い。
「信州珍味4種盛り」は
信州昆虫食文化、「いなご」「蜂の子」「さなぎ」「ざざむし」の甘辛煮だそうで・・
珍味系好きな私ではありますが昆虫はやっぱり怖い・・ムリ(*´д`*)


というわけで、お蕎麦屋さんの王道おつまみ。

「そば焼き味噌」
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こちらのは正統クラシックしゃもじスタイル♡
綺麗にできてるなあ〜
荒木町の路地裏で、「松本城」を傍らにこの眺め、たまらなすぎる・・・!


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しかもここのは特に、大変においしい。
メニューに
「白味噌、そば米、信州産生クルミ、ネギ、本枯れ鰹節」
と書いてあるが、ザクザク香ばしく甘みもちょうどよく焼き加減も素晴らしい。
(焦げ大好き)
これはここに来たら毎回頼みたい!



「国産牛すじ煮込み」
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煮肉愛好会会長(会員1名)としては煮込みはどこでも見捨ておけない一品。
ここのはコラーゲン部分が大きくてプリンプリン!
味の濃さ甘さもおつまみにちょうどいい具合で大変美味しい。



「きつねサラダ」
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大皿にどーんとボリュームたっぷり。
焼いたお揚げと7種の野菜の和風サラダ。
柑橘の爽やかなドレッシングでパクパク食べられしかも軽い、とてもいいおつまみ。





「せいろ」
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お〜横長の端正なせいろに二山盛り。
店の雰囲気からするとなんとなく意外なスタイルでやってまいりました。
非の打ち所なき美しさ・・!


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キンと冷えた空気が運ぶ、爽やかな野生の香り。
二八らしく小麦の甘さも感じる香りだがそれも爽やかな甘さ。
口に含むと思い切り冷たくしめられた肌はピンピンと跳ねるような硬めの食感で
噛み締めると二八らしからぬ密な歯ごたえ。
端正な細打ちの姿からすると意外な、モグモグ噛みしめて味わう感じ。
運ばれてきた時は量はそれほど多く感じなかったが
モグモグ噛みしめるのでたっぷりあるように思える。

香りは最初が一番強く感じられ、だんだん儚くなっていったが
噛み締めた内側から溢れるやさしい味わいと甘みを追いかけ・・・

荒木町の路地裏で、私は今こんな美しい蕎麦を見つめている。


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ここは客層も素晴らしい。
ひとり客が多く、それもいかにもお酒が好きそうなおじさんが次々入ってきて
皆静かに楽しげに過ごしている。
キャリアウーマンらしい女性のひとり客も
ガンガンお酒を注文しその人もまた自分だけの時間を楽しんでいる。

開店してまだ3年ほどらしいがこの店はもうすでにこんなにも愛されている。


荒木町の片隅の小さな空間。


巣のようにここに帰ってくるお客さん達の
静かな時間が流れている。








posted by aya at 07:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>新宿区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月15日

立川「あかつき」



尊敬する、大好きな方と「夜の打ち合わせ」。
えへへへーーーー♡

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楽しいセッションで歌い狂った後なので声も心も宇宙へ飛んで
酔ってもいないのにはしゃぎ気味。
でもここはリラックスできるお店だからよかった〜(^o^)


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飲みほーだいもありますよ〜
ここは料理も自慢なのでランチも良さそう♪

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黒板メニュー。

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おっもしろいメニューがいろいろ!
ここはお酒に合う楽しいメニューがいろいろあって、
お蕎麦メニューはもりそば一本、というスタイル。
しかも「メニューにないもの応相談」って、かっこい〜〜

「お通し」
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鶏団子のと大根のスープ。
今夜は寒〜いので嬉しいお通し。



「旬菜のお浸し(カリフラワー・春菊・方蓮草)」
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お浸しにカリフラワーを入れるところにセンスを感じる。
食感が出ていいですね〜
真似してみよう!


「だしオムレツ」
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これまたありそうでないアイディアメニュー。
だし巻き玉子のオムレツ版!
あんかけのようになっていて、普通のオムレツより軽くてさっぱり。


「大分名物 鶏天ぷら」
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これ九州で食べた時も美味しかった!
塩でカリカリ食べるのがいいですね〜


「本日の蕎麦」
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豊かにうず高く盛られた「あかつき山」♡


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世界を魅了するマジカルハンドがお蕎麦たぐってますよ〜!
キャ〜妬けるぅ〜(どっちに?←普段はお蕎麦と私の間に入るもの全て敵視)


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むわああ〜っと濃厚に香る野生のかぐわしさ。
草のような強めの野生の香りの下をずっしりした甘みが支えている。
口に含むとはっきりとした輪郭線、舌触りも固めの印象だが噛み締めると硬さはなく
程よいコシの中から粉の甘みがじんわり溢れる。
ここはその日によっていろんな産地の蕎麦を楽しませてくれるらしい。
本日は北海道・弟子屈産の蕎麦。



お蕎麦は食べ終わってしまったが
まだ楽しい時間が終わってほしくない時にぴったり。


「蕎麦湯」
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この店ののんびりとゆるーい感じもいいなあ〜




でも頭の中は次にやりたい曲でいっぱい。

帰ったら楽譜書かなくちゃー!

2017年01月10日

早稲田「汐見」


風の強い日はどきどきする。

街のどこかで目に見えない大きなものが生まれているような、
自分の野生が掘り起こされるような、
不思議な感覚の中で私はどきどきする。


いや、でも今日のは完全に「恋のどきどき」ですね、お蕎麦への(≧∇≦)♡

ずーっとここに、来たかった。

大切に気持ちをあたためて、
楽しみに楽しみにやってきた「汐見」。

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いやーん コースも楽しそう♡

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お蕎麦が「せいろ」+「かけ」とは、粋ですねえ〜
そばがき椀てどんなのだろ?
和食の椀物風に出てくるのかな?
そばがきワン? U^ェ^U


でもやっぱりわがままな私は
どこでもアラカルトに惹かれてしまう。

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(この繊維強靭な和紙もすごい!)



明るく綺麗な店内には、すでにお酒とおつまみでくつろいでいるお客さんたち。
カウンター内の厨房にはパリッとした白衣姿の料理人たちがキビキビと働いていて
いかにも美味しそうなものが出てきそうな気配ムンムン。

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私が思い描いていた通りの、これぞ名店!な雰囲気に
何も食べてないうちから嬉しさ絶頂気味!!
ぶ、ブレーキをかけねば・・・


しかしブレーキどころか
これではますます加速しちゃうじゃないですか〜

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どれも美味しそうすぎる・・・♡


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いいですねえ〜
もう楽しくてたまんないですねえ〜

しかもこんなページも。

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人肌燗、ぬる燗、上燗、熱燗、飛び切り燗。
それぞれの温度も書いてあり、これは通にはたまらない案内だろう。
好きなお酒をいろんな温度で試したくなるし
外国人に説明したら面白がりそう (≧∇≦)/


まずはおもてなしのこんな一杯。
お酒ではありませんよ〜(^^)

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あざやかなピンクが美しい、「紅芯大根のあたたかいすり流し」。
新鮮な野菜の風味と上品な出汁が軽やかにまとまっていて
これからの時間に期待高まりまくる素晴らしいスタート (≧∇≦)/


「開運」
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メニューに「グラス販売」ってありましたが
こういうグラスで来るとは♡
しかも大好きな「開運」。
うーん なんかこれはいつも以上に入り口がすっきりしていて
なんだか飲めちゃいそうで危険危険危険〜
うはっはっはっは〜〜〜(≧∇≦)



というわけでわたくし、例になくウカレて心が宙に飛んでしまい
なんと美しいお通しの写真を撮り忘れるという大失態!!

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お見苦しい食べかけで申し訳ありません・・・
「擬製豆腐と鯛のお寿司とおひたし」。
アニサキスアレルギー2年目につき「鯛のお寿司」は泣く泣く我慢しましたが
一つ一つが美しくて美味しい!
美味しいお店かどうかってこの時点で分かっちゃいますよね〜♪


「季節野菜の白和え」
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白和えは大好物なので見るとついオーダーしてしまうが
豆腐と野菜の量のバランスや甘さなどお店によって実に様々。
このスナップエンドウとかぼちゃの白和えは豆腐に対して野菜多めなので
クリーミーでありながらさっぱりヘルシーな印象。
そしてくるみの食感と香ばしさが素晴らしいアクセント。
ブルーとグリーンの色合わせも素敵♡


「そばがき」
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ぎゃー

なんかすごいの来た!

こっ これは・・・


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ああああああああ

なんという、たまらない最高のかぐわしさ!!

かぐわしさの海に私自身がとろけて流れてどうにかなりそう・・・・

蕎麦の香りの清澄な美しさ。青い野生。滋味深きかぐわしさ。
全てが最高濃度で、しかも最高のバランスでこのそばがきの中にある。
それが私の全身を染め脳を染め、
本当に食べなくてもいいかなと思うほど(思うだけ(* ̄∇ ̄*) )、
香りだけで数分は恍惚としていられそうだ。
口に含むと程良くホワッもちっとした食感。
(エアリーと言う感じでもないところがまたニクい)
食べ応えもあるのに重さはないのがなんとも粋で、
私にとって「最高のスタンダード」と思える食感!ナニコレ!
それがとんでもない香しさを秘めて私に身を投げかけて来るのだから、
もうもうもう、
本当に美味しすぎて大好きすぎてどうしていいかわかりまへん・・・


食後、この蕎麦の産地を聞いて激しく納得。
数年前幻の大ヒットで私を射抜いた「群馬・赤城の蕎麦」だった。
あちこちの店で食べてどこでも恐ろしく美味しくて大感激、
忘れ得ぬあの時の蕎麦を彷彿とさせる最高の香りだ。




「鴨ハツ塩焼き」
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これがまた大変に美味しい!
新鮮な鴨ハツの香りと弾力、そして炭火焼きかと思うほどの香ばしさ。
シンプルな料理だからこそ素材の良さと鮮度、そして調理の腕がガツンと伝わる。
うーーーん こんなにも美味しいものばかりでは飲めない私でも
お酒が進んでしまうではないですかぁ〜(≧∇≦)



お次は
「柚子香らない方の出し巻き玉子」。
ってそんな名前のメニューはないんですが
「柚子香る出し巻き玉子」という季節メニューがあるので
柚子好きの方はそちらを(≧∇≦)


実は私、最近また「だし巻き玉子を上手に焼きたい熱」が再燃しておりまして
家で粛々と修行の日々なのです。目指すは京都「菱岩」のだし巻き!
それだけにここの出し巻きもワクワクしていたら・・

なんと〜〜、料理人さんがテーブルで盛り付けてくれるサービス!

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すごい、これだけ大きなの、焼く時どうやってひっくり返すんだろ?

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ホッカホカの大きなだし巻き、一体玉子何個分!?

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ものすごくお腹いっぱいになりそうだ・・・と思いきや。
これがまたありえないくらいジューシーで、
スッキリ感すらある「だし汁フルな出し巻き玉子」なのです!
(こんなにジューシー&大きいのにすどうやってひっくり返すのかますます凄すぎ)
甘さが潔いほど控えめなのも
和食の甘い味付けがとことん苦手な私には大変に嬉しい。美味しい〜〜
調理&盛り付けてくれた女性スタッフのニコニコ笑顔もご馳走でした。



「きのこの天ぷら盛り合わせ」

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豊かな山の恵みがどっさり!
しいたけ、エリンギ、なめこ、しめじ、紫蘇。
ふんわり優しい薄衣に包まれたきのこの香り。
美味しい〜〜〜 きのこだーいすき!




そして時は満ち。

私は身を正して自分に言い聞かせる。

奇声をあげません。
飛び跳ねません。
変な息や念仏のような唸り声を店内に響かせません。

ああ ついにきちゃった・・・・!!!


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え・・?

えーーー!?
なんですかそのものすごい緑色は!?
やりすぎではないですか!?

そんなものすごい色してたらものすごい香り方しちゃうのでは・・・


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(>_<) !!!!!!

う 受け止めきれない・・・!!
ありえない、最高のかぐわしさ!!!
「洗脳」という危険ワードが閃くほど私の脳が一瞬で洗われ
最高に素晴らしい蕎麦の香りが全身を突き抜け染め尽くし何も考えられなくなる。

フレッシュでさわやかな青い野生。
澄み渡る美しいまろやかさ。
素朴さの中でもひときわフレッシュで清い部分。
それらをそのまま、清いまますくい上げ天頂に持って行って上からばら撒かれたかのように
今私の世界はこの蕎麦に染まって何も見えない。何も聞こえない。

その中で辿る食感がさらに私を恍惚の雲の奥に引きずり込む。
ナンデスカこの絶妙な素晴らしい食感は!!
粗挽きの素朴な質感+繊細、洗練の細打ちの舌触り。
噛み締めたコシはどこまでもやさしく、格別の主張しないまま確かにそこにある。
ただただ、ニクい。
こんなお蕎麦がこんな香りで、もうもう何が何だか、どうにかなりそう・・・
店の隅で謎の文言をぶつぶつ唱え蕎麦への賛美は止まらない私は
やっぱり直前の心がけの甲斐なく挙動不審者となってしまいましたが店内の皆様お許しください。

だってこのお蕎麦がおいしすぎて素晴らしすぎて

おお〜ん

おおおおお〜〜〜〜〜〜ん・・・・



というわけであんなに愛したお方はあっという間に目の前からいなくなってしまい
(愛する人を食べちゃった!残虐物語)
悩みましたがやっぱり2枚目をお願いしてしました。
あまりにも美味しすぎると2枚食べるのはバチ当たりなような気すらしてしまうのですが・・

でも、えへへへへへへ

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今度はさっきよりだいぶ落ち着いて眺められる。
つくづくとすごい緑だ!

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美しい・・・・
このたまらない粗挽きの肌。震える輪郭線。
蕎麦粒子の一粒一粒が私に語りかけてくるようだ。
(アカンまた発言&挙動不審方向に・・)

蕎麦もそばがき同様群馬・赤城の蕎麦。
今宵こんなにも美味しいお蕎麦に出会わせてくれた蕎麦打ち職人さん、
そして農家さんにも思いを馳せ、心は赤城の蕎麦畑を翔る。


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これだけの蕎麦粉であるから蕎麦湯も無論美味しい。
汁もまたいい。
軽やかに洗練されつつも下を支える旨みと甘みがあり、私好みの美味しい汁だ。



美しいデザートにも驚かされた。

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なんと「みかん大福」。
季節の果物を入れた大福をシリーズでやっているらしく、
今は和歌山産の味の濃い「こみかん」を使用しているとのこと。
実は甘いものは滅法苦手のはずの私ですが・・・
これはめちゃくちゃ美味しいぃ〜〜〜〜 (≧∇≦)
もともといちご大福は例外的に好きなのでそのせいもありますが
それにしたってやはり餡のおいしさや量などが大問題。
これは白餡が滑らかで上品で少なめ、求肥も繊細で最高♡


食後若い女性スタッフがテーブルにやってきて
こんなものをくれた。

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キラキラの瞳でニッコニコしながら

「お店のオリジナルのシール作ったんですけど
 わたしコレ大好きなのでもらってください!
 ね〜、いいですよね〜これ!
 どこかに貼ってくださいね〜〜!」

って、いやいやわたしはシールよりあなたがかわいいですよ、
と言ってしまいたくなる天然かわいい店員さん。
嬉しかったので私はお願いして2枚もらった。
何より、こんな風に若いスタッフが一生懸命しかものびのびと働き、
心から愛されている店というものに感動させられた。
店主の人となりが伺えるというものだ。



暖簾を出ると風はだいぶおさまり
冬とは思えないあたたかな夜になっていた。



さっきこの暖簾に向き合っていた私と同じ。

どきどきはおさまり、今はこんなにあたたかく幸せな気持ちだ。











posted by aya at 10:56 | Comment(5) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>新宿区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする