2017年06月08日

インターネットTV「ZAPPA TOKYO」ゲスト出演☆


6月10日(土)20:00-22:00
末次安里さんがホストを務めるインターネットTV
「ZAPPA TOKYO、Dreamy Heavenly TV『Linx!』」
にゲスト出演します!

昨年YouTube上で発表した私のプロモーションビデオを始め
長年お世話になっている音楽プロデューサーの三田晴夫さんのお仕事をクローズアップする特集で
トークのゲストとして呼んで頂きました。

インターネット生番組なので生で観て
どんどん投稿やフォローをしてくださいね!
投稿は生番組中のみ可能です。

ZAPPA TOKYO
Dreamy Heavenly TV『Linx!』11
「CM音楽/レーベル制作‥superboy全仕事」
ゲスト:橋本一子、クリヤ・マコト、MARU、高遠彩子、三田晴夫

https://freshlive.tv/zappa/122495

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2017年05月27日

Many thanks for many birthday wishes!!


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皆さま

たくさんのお誕生日メッセージありがとうございます!!
今日は雨ですが、あたたかいお言葉に朝からしあわせな気持ちでいっぱいです。
雨の音を聞きながら、みなさまとのご縁に感謝・・・雨の恵みにも感謝・・・
たくさんの愛と感謝をこめて、今後ともどうぞよろしくお願いいたします✨

(写真は先日、大好きなゆうこちゃんとスリランカ料理屋さんで♪
お蕎麦以外も食べるのですよ〜〜
私がモデルをしたミハイル・ギニスのスカーフを巻いています♡)
https://www.michailgkinis.com/about-me
posted by aya at 16:38 | Comment(2) | TrackBack(0) | aya>diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月21日

レコーディング


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めちゃめちゃ素敵なプロジェクト用のレコーディングを
とっても素晴らしい方と
とっても面白い場所でしていますー! (≧∇≦)/







posted by aya at 16:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | aya>diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月12日

大阪・北浜「笑日志」


大阪のど真ん中、北浜は
東京で言えば日本橋か霞ヶ関かという金融街らしい。

その一角に、この長屋のようなこぢんまりとした建物・・

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瓦屋根にレトロな窓、羽目板の外壁に小さなのれん。
可愛らしいお店だなあ〜


張り切って開店時間ちょうどに行ったので
厨房から出ていた店主が「どうぞ〜」と招き入れてくれる。


うわあ・・・

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開け放たれた大きな窓。
夕方の緑と水の眺めが店全体を青く染めている。
こぢんまりとした外観からは予想できなかっただけに
この空間の美しさには感激!

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ここからも近い北浜にあった「そば切り てる坊」(現在は駒ヶ根に移転)も
外観からは想像できない素晴らしい眺めがあったのを思い出す。
あの眺めも忘れられない。
http://ayakotakato.seesaa.net/article/236043033.html



客席の面積はさほど大きくないが大きな窓からの眺めがあるのと
吹き抜けなので広々と感じられる。

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しかもあちこちいろいろとデザインが可愛らしくて本当に素敵なお店!

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大阪は本当に店舗の美意識が高い街だと思う。
その「バシッとやってくれる」感じがカッコいいなあーといつも思う。


その上ここはおつまみお蕎麦も「やってくれちゃう」のだから参ってしまう。

この誘惑っぷりはなんなのだ!!

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いかにもビールやお酒に美味しそうなものがズラリ。
特に目を奪うのはやはり猫にマタタビ私に蕎麦粉、蕎麦が入ったもの。
「カモネギ蕎麦チヂミ」食べてみたーい!
「そばがきの蒲焼き」って何!?
そして「そばがき」が「絹挽き」「田舎」「粗挽き粒」とあるんですけど〜〜
もう全部食べたくて逆に悲しくなってくる。
えーーん 誰かもう一つお腹を貸してください〜〜(TOT)

しかもおつまみメニューだけで泣いてる場合ではございません。
このお蕎麦メニュー・・・!

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ぎゃーーーーー
なんですかこの美味しそうさは!!!
どんだけ私の煩悩の恥ずかしさを私に自覚させるのですか!
だってだって、
「絹挽きせいろ」
「田舎せいろ」
「粗挽き粒せいろ」
3種類もあって、それぞれのネイミングや説明が魅力的すぎる。
(日によっては「白せいろ」という更科もあるらしい)


とにかくお蕎麦は3種類全部食べられる「三色せいろ」に決定。


その前に美味しいものをつまみつつ・・

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お酒の品揃えも楽しそうなのだが今日は蒸し暑いのでビールで♪
ところが私よっぽど煩悩でぐるぐるすぎたらしく、
珍しく写真を撮り忘れてしまいました・・(* ̄∇ ̄*)
青い窓の眺めとビール、綺麗だったのに残念〜



「そばがき(粗挽き粒)」
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湯気にのって漂うむわぁ〜とたくましい香り。
ザクザクモチモチの食感は食べ応えがあるが
味わいは白く上品なイメージ。



「ピーマンのおかか和え」
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超シンプルなメニューだがなんだか初夏らしくて美味しそうだなと思ってとったら
これがすごく美味しい。
七味をかけるとさらにビールに合いますね〜♪
(って半分も飲めなかったくせに偉そうに(* ̄∇ ̄*) )


「鴨はつ焼き」
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これまた「超シンプルに上手に焼いただけ!」という感じが素晴らしい。
お蕎麦もそうだが素材の旨味や甘みをシンプルにそのまま感じたい欲求が強い私には
この感じは超好みであり意外と出会えないもの。
余計な味付けをせず素材の旨みが最大限に引き出されていて
鴨さんに感謝したくなってくるくらい素朴なありがたい美味しさ。
おいしぃぃぃ〜〜


鴨はつがあまりに美味しかったのでこちらも。

「鴨焼き」
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うわ〜ふっくらむっちり食感のすばらしい鴨肉♡
こちらは蕎麦汁を使用しているのか甘めの味付け。




そしてこの「天ぷら盛り」の造形美をご覧ください・・・

「天ぷら盛り」
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窓の眺めといい、この野菜の切り方や天ぷらの盛り付け方といい、
うーーん本当にこの店は美しい景色だらけ!
きっと店主がよほど美意識の高い人なのだろう。

店主は厨房に入ったきり姿が見えないが
奥さんなのかサービスの女性のとびきりの笑顔もまた一級だった。
サービスもその店の大切な景色だ。


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離れて眺めても美しいが近くで見ても完璧な美しさ。
パリッパリの薄衣の美味しいこと!!
かなり固めのパリッパリなのだが薄いのでそのパリパリ感が心地よく
衣になんともいえない旨味がある。
海老もぷりぷりでしかも大きくて大満足。
すばらしい〜〜〜




「絹挽きせいろ」
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あああ 嬉しい・・・
開け放たれた窓の眺めと美しい蕎麦。
私は外の光を感じながら眺める蕎麦が本当に大好きなのだ。
心を奪われる蕎麦の景色に出会うたび
この美しさを世界中に自慢したいと心から思う。



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「絹挽き」という名前からするとやや粗挽きで素朴な、しかしやさしげな肌。
ところが見た目に反して香りはむわーと海のようにたくましい。
噛みしめると舌にギューと押し込まれるような蕎麦の旨みと、
何と言っても甘みがすごい。
舌触りは見た目より密でなめらか、繊細な極細切り。
それにしてもこの甘み・・・穀物からこんな強烈な甘みが出るとは!




「田舎せいろ」
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おお〜
今度はぐっと黒い肌。
眺めがいちいち美しくてうっとり見とれてしまう。
蕎麦猪口もこの店に合ってるなあ〜♡


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いかにも香ってくれそうなザックザクの黒い肌だが
意外にも最初の香りは淡い・・・?
ところがそれは肌が非常にみずみずしいためだったらしく
だんだん黒く香ばしい香りが深まってきた。
噛み締めた感じも非常にみずみずしく手作りこんにゃくを思わせるような
ぷるぷるざらざらした食感。
香りはストイックな黒さでスッキリと透明な感じなのだが
これまた食べるとびっくりするほど甘く
それがどんどん深く強烈なまでになってくる。
先ほどの「絹挽きせいろ」もそうだったが
これは今日の蕎麦粉の個性なのか、店主の蕎麦打ち技によるものなのか?
とにかく凄い個性だ。

ちなみに本日の蕎麦粉はこちらでございます♡

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店の一角にある製粉機コーナーの随所にも美意識を感じる。

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「粗挽き粒せいろ」
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日が暮れてきて外の青さはこわいくらい鮮やかになってきた。
そこに映えるこの粗挽き肌の宇宙・・・・

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見入るほどに吸い込まれそうになる蕎麦粒子の宇宙。
ゆらめく白い影の上に浮かぶ様々な色の粒子は
赤みを帯びたのもあれば鮮やかな緑の粒すらある。
ドキドキとたぐり上げると一枚目と似た
たくましいむわーと海のような香りに、これは上品な白いイメージの粉の香りが続く。
ずっしりと重量感のある質感だが食べると二枚目の「田舎そば」に近いザラツブぷるぷる感もあり
みっしりとした粉の感じもある食感。
そしてこの「粗挽き粒せいろ」も強烈に甘みが強い蕎麦だ。
1枚目、2枚目、と続いてきて蓄積しているからかもしれないが
大げさでなくコーヒーが必要になってくるほどの甘みを持った蕎麦なんて初めて!
面白い個性だなあ〜〜



超濃厚なずっしり蕎麦湯。

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蕎麦湯をゴクリ、蕎麦チロリが私の「蕎麦後」のお楽しみ。
ここは蕎麦汁の甘みもかなり強めで
それとバランスを取るかのように出汁には独特なシャープさがある。


開け放した窓は夕暮れ時も気持ちが良かったが夜の空気もまた素晴らしい。


気がつけば店は満員ですっかり賑やか、その雰囲気のよさにも思わず見入る。
常連さんが多いらしく皆この店が大好きのようで
聞こえてくる会話の楽しいこと。
どのテーブルにも笑顔があり、旅人である私は眺めているだけで楽しい気持ちになり
いつまでもここに座っていたくなった。


そして気になっていた「そばがきの蒲焼き」をインターネットで調べてみたら
衝撃画像をたくさん見つけてびっくりしました〜〜
どう見ても「鰻の蒲焼き」にしか見えない蒲焼き、
しかもその中でも大変美味しそうな「一流店の鰻の蒲焼き」が
お蕎麦で表現されていましたΣ( ̄Д ̄;)
もうそれこそ食品サンプル級の精密さで!!



最初に出会ったこぢんまりと可愛らしい外観からは想像できなかった大阪の楽しい夜。

大阪はほんまに楽しいところやなあ〜〜〜(≧∇≦)/










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2017年05月11日

浅草「蕎亭 大黒屋」


言わずと知れた名店中の超名店。

その存在は最早私にとっては蕎麦屋ではない。
完全に「蕎亭 大黒屋」というひとつの眩い星である。

決して誰にでも薦めたくなるステレオタイプの店ではない。
運が悪ければ待ち時間は気が遠くなるほど長く、値段も安くない。
(私は最長で、着席してからお茶が出されるまでに40分待ったことがある。
しかも店は混んでいなかった!?のでその昔話のような時間に身を任せた)
しかしここで出されるものはどれもこれも飛び抜けて美味しい。
派手さのない、しみじみとした本物のありがたい美味しさが
脳に染み付いて忘れられなくなる。
それらすべてをひっくるめて、この店は私にとって浮世離れした「星」なのだ。



浅草観音裏の闇にひっそりと浮かぶ灯。

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鬱蒼と建物に絡みつく草木、灯篭に浮かぶ粋な文字。
私の目には全てが完全に映る。
「蕎亭 大黒屋」として完璧だ、と思う。



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店内は細長く、掘りごたつ式の座敷席とテーブル席がある。

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メニューの体裁も浮世離れ。
白扇子に筆書きだ。

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本当にここで食べるものは蕎麦もおつまみも素晴らしく美味しいので目移り・・♡
しかし今日は好きなものを頼むわけにはいないのだ。

実は今日は私たっての希望で
長年の夢であった「大黒屋の名物鴨すきうどんなべ」を食べに来たのです〜〜
ばんざーい ばんざーい*\(^o^)/*
(もちろん最後にお蕎麦も食べます!)

やはり鍋ですから人数がいたほうが楽しい、ということで
なかなか実現しなかっただけに、もううれしくてたまらない。


まずこの店のanother大名物である女将さんが
鍋のセットをしてくれる。
(今夜は今まででも一番の剽軽ぶり&すっぴんの美肌ぶりがすごい)

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もう数十年も使っているという「陣笠鍋」。
墨のように黒く驚くほど重く、美術品のように美しい。
由緒ある製造のものなどではなく
「知り合いに銅板を叩いて作ってもらった」というところが
いかにも一茶庵「友蕎子」片倉康雄さんの直弟子の店らしいところと感じさせられる。
しかもこのコンロのカバーともいうべき木の箱は店主の手作りだ。
コンロがお客さんの手に触れて熱くないようにという実用品だが
片倉さんの教えは常に「実用」であり、
それが最高の美に至っていることには全く無意識であるところに
私はいつも驚かされ、畏敬する。
同じく直弟子で昨年惜しまれつつ閉店した秩父「こいけ」の店舗も
片倉康雄さんの教えによるこいけ店主の手作りで
私にとっては重要文化財に指定してほしいくらいの建物だった。
http://ayakotakato.seesaa.net/article/442114672.html


店の奥には片倉さんの書いた言葉が
店を見守るように掛けられている。

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今日はお酒通、美味しいもの通のみなさまとご一緒ゆえ
お酒の方でもこれでもかと「蕎亭 大黒屋」を堪能します!
と言いつつ「酒量だけは小鳥」の私、
本日は皆様のお酒通っぷりをほえーと眺める殻付きヒヨコに格落ち気味でしたが、
ここは酒器のコレクションがまたすごいので
それだけでも楽しめました〜♪

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注ぐ時にピロロロと小鳥のように鳴く徳利は見たことがあるが
なんとこれはお猪口も鳴く珍しいもの。
片口の注ぎ口のようになっている部分から飲むと
「ピロロロ・・・」
男性が小鳥のように鳴いているとなんとも可愛く
また飲むたびに「私飲んでまーす!」とテーブル中にアピールしてしまうという
話題と笑いの尽きない楽しい酒器。
五角に梅と垣根の絵付けも邪気のない美しさだ。




「焼き味噌」
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蕎麦屋の大定番だけにあちこちで出会うが
なんでここのはこんなに魔法のように美味しいのでしょうねえ・・・
ふんだんな蕎麦の実が思いっきりざっくざくなこと、
焦がした部分の素晴らしい香ばしさ、生姜などの薬味のことさらでない風味。
甘さは結構しっかりあるのだが要はバランスの妙ということなのだろう。
とにかく大変に美味しいのだ。



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底に富士山の写真(!)がある珍しいお猪口。
お隣の方のは北斎の赤富士でした。
「覗き富士」、おもしろい〜〜



いよいよメインの登場であります。
長年の憧れであった「大黒屋名物・鴨すきうどんなべ」。

どどーん!!

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大皿に山盛りの、畑の恵みの美しさ。
新鮮な鴨肉の明るい色味も大変美しいのだが
それが視覚的に後回しになる程この野菜は特別に美しかった。
なんというか立体的にハリがあって
いきいきとした生命力が感じられるような、
みずみずしさが弾けるような野菜ばかりなのだ。
そのひとつひとつに丁寧に面取りなどの仕事がしてあり
僭越ながら鍋奉行を仕った私は愛しく嬉しくそれらを箸で扱った。


鍋はこのお出汁で食べる。

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このお出汁がまた絶品である。
よくある鍋用の出汁ポン酢などとは別世界!
強いところ濃いところが全くない、しみじみとさりげない出汁。
そこにたっぷりのおろしが入っていて、どこかさわやかな軽やかさがある。
このさわやかな軽やかさはなんだろう?と思ったら柚子だったので
私はまたしても全く参ってしまった。

私は日頃柚子とか柚子胡椒とかポン酢の味つけのものをすすんで選ばないのだが
(遺伝性醤油中毒のせいもあってしゃぶしゃぶはお醤油で食べる♡)
それはそれらが嫌いなのでは決してなく
効かせすぎて素材の味が見えなくなっているものがほとんどなので
つい避けてしまうのだ。
蕎麦もそうだがなんでも素材の味を楽しみたい私としては
柚子ものはほんのり幽かに効かせてこそ全体の美味しさを引き立てると思っている。
この「蕎亭 大黒屋」の汁はまさにそんな効かせ方で主役はどこまでも野菜であり鴨肉。
出汁は存在を最小限に消して素材の味をそっと支えている感じで
見つめるほどに参りました・・・・
おーいーしーいーーー(≧∇≦)!



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九重堆朱のような漆塗りに
裏と表でおかめひょっとこになっている楽しい酒器。
今夜のお酒はどれも私にはかなりオトナがっつりなお酒が多かったので
お酒は器についてばかり書いていますが
中ではこの「至」が入り口が細くてまっすぐで美味しかった(≧∇≦)


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鴨肉もこの写真の見た目は華やかだが質感も味わいも実に上品。
ガツンとした派手さはまったくなく美しい野菜と鴨肉をしみじみと味わう鴨鍋。
食べ物のありがたさ美味しさがシンプルに私に染み渡っていく。



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山の絵が描かれたユニークな急須型の酒器と
逆さ富士のお猪口。
こういう形の酒器を見ると和装バッグに見えて
着物姿でこれにお酒入れて澄まして外歩いてたら
面白いなあと思ってしまうんですが(* ̄∇ ̄*)




野菜と肉をほぼ食べつくしてしまうと、
今夜は常に絶好調な感じの女将さんがカタカタカタ!と下駄の音かき鳴らして
うどんを持ってきてくれた。
このうどんももちろん手打ち、しかも小麦粉も自家栽培らしい!
金町にある蕎麦畑で小麦粉も育てているのだそう。
知らなかったーーー!



この迫力の色、姿。

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わたくし普段の悪い癖がつい出まして
お鍋に入れる前に1本そのまま食べてみちゃいました。
お、おおおいしいぃ〜〜〜〜なにこれー!
小麦粉の豊かなうまみと甘み、香り、ぷりぷりの食感。
本当に美味しい手打ち蕎麦屋さんの手打ちうどんというのは
美味しすぎて参ってしまう。
秩父「こいけ」の手打ちうどんも絶品だったなあ・・



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あまりのおいしさにうどんを追加注文したくなりましたが
みんなでぐっと堪えました。

なんたってこの後、あの方にお会いするんですもの・・・



「おせいろ」
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うわ

これは・・・

めくるめく鴨鍋ワールドに夢中になっていた私は
突然枯山水の眺めか何かに出会ったような気がした。
テーブルの隅に宇宙が生まれた。
店主が長年表現してきた蕎麦のあり方が、ズンと私に伝わってきた。

この、何でもなさそうな顔をした迫力・・・!


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静かに、ただそこにある宇宙。
繊細な極細、平打ちの黒い肌。
その上にまばらに浮かぶ無数のホシたち。


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ふーっと低く深く香るたくましいかぐわしさに誘われ口に含むと思いの外つるりすべらか。
さりげないざらつきはあるのだが質感が密なので舌触りはつるりとしている。
繊細な蕎麦束が口中を流麗にめぐり、そっとかみしめると
これをコシというべきなのか迷うほどの儚いさりげない弾力に支えられる。
箸先で寄せる香りはやや生々しさを感じるほどたくましいのだが
食べてみるととすっきり黒く香ばしいのが軽やかで嬉しい。

ああああ おいしい〜〜〜〜〜
おいしいよう〜〜〜

今日は今までこの店で出会った中では一番黒く一番極細だったし
印象も少し違うところがあったが
そこは蕎麦の香りや甘み、食感を引き出すべく11台もの石臼を使い分けて
その時の粉に合わせて自家製粉しているというこの店ならでは。
底に静かに流れるしみじみとありがたいような美味しさは
まさに「蕎亭 大黒屋」らしい蕎麦だった。



今年で開店40年となる「蕎亭 大黒屋」。
長年店主と奥さんとで忙しく切り盛りしてきたが
この数年は昼の営業はやめて夜の予約のみの営業となっている。

少し不便にはなったけれど
もともと便利な店ではないから全然いいのだ(≧∇≦)!


この浮世離れした「星」が
観音裏にいつまでも輝き続けていてくれますように。
そう願いつつ、皆で楽しくゲラゲラ笑いながら
浅草の路地を歩いて帰った。

月がすぐそこにあるかのように紺色の空に浮かんでいた。




「浅草寺屋根で飲んでる春の月」










posted by aya at 02:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>台東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする