2020年08月24日

森下「十七」

 
行き慣れた森下のあの場所に、
今日は歩いて行ってみることにした。

日が傾いて急に涼しくなり、空が美しい夕方だったから。



どの道を通って行くか迷ったが、
やはりあの橋を渡りたくて、大川端通りを南に歩く。




柳橋。


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今日最後のオレンジ色に染まる、思い出の場所。



両国橋を渡り下町の住宅街商店街を抜けていけば森下はすぐだ。



交差点にある、私が長年愛してきた店はいつもと同じようにそこに佇み、
しかし看板だけ別の名前になっている。

「十七」。

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ここはつい3年ほど前までは「京金」という超名店があった場所だ。
しかし閉店ではなく、「京金」の店主夫妻はこの同じ建物の上で
隠れ家のような静かな素晴らしい店を始めたので寂しさはない。
寂しさはないのだが、やはり時の流れに体を馴染ませるのには時間がかかる。

森下「京金」2017年2月最高に楽しかった訪問時のブログ



しかし新しい「十七」は、もともと「京金」で働いていた人が始めただけあって
大きく姿を変えることなく・・・と言うより、
嬉しくなってしまうほどそのまんまの形でそこにいてくれた。
「京金」ファンの私は、心底ほっとした。


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靴を脱いで上がるスタイルだけは変わったが(今は靴のまま入る)、
テーブルも椅子もレイアウトもそのまま。


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メニューはそのままのものもあれば、新顔もあって嬉しい、楽しい。



歩いてきたので、今日はやっぱりコレからですね♡

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プハーッ たまりゃ〜〜〜〜ん!! (≧∇≦)




夏らしいメニューをと、まずはこれ。

「焼きなす」

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予想よりかなり小さい器で「ちまっ」とやってきたが
この季節、焼きなすとビールは最高!



「新れんこんとゴボウのキンピラ」

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こちらも ちまっとサイズ。
一人でつまむならちょうどいい量だろう。
甘みしっかり、家庭的なキンピラ。



天ぷらは「京金のスペシャリテ」と私が勝手に呼んでいた「蓮根の天ぷら」と迷ったのだが、
悩んだ末こちらにしてみた。


「白エビとお野菜 天ぷら」
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これが素晴らしく美味しかった!!
サクサクと軽い揚げ方が最高で、
素材の美味しさが鮮やかに感じられるのがすごい。
特に白えびは食べてしまうのが惜しいほど、
一尾一尾大切に味わって食べました!! (≧∇≦)

しかもこの「天つゆ」がまたよかった。
なんてったってまず温度がアッツアツ!
「うちの天ぷらは揚げたてをアッツイまんま食べてくださいねー!」
と言ってくれているかのようである。
甘みはぐっと控えてあるのだが奥深い旨みが長く続く。
まさに、美味しい天ぷらがますますおいしく感じる天つゆだ。




「そばがき」は蓋つきでやってきて、
テーブルで蓋を開けるパフォーマンスが嬉しい。
ホワ〜〜ッとひろがるお蕎麦のオーラたっぷりの湯気がたまりません。


「そばがき」

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わーい!「京金」とそっくり!器も雰囲気もまったく同じ!
でも何かが違うと思ったら、4分割にしてくれてありますね(^^)


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見た目からはもっちり系かと思ったのだが
意外にもとろけるような舌触り。
その中に優しいざらつきがあり、ざらざらとろ〜〜んとした感じ。
噛みしめるとシャクシャクした繊維感も感じられた。
香りはごく淡く、味わいもほんのりやさしい感じ。






「せいろ」
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細切り肌のに浮かぶ、オレンジや褐色の美しいホシたち。
箸先から、シャープな野生の香りが淡く漂ってくる。
口中に含むと極細の輪郭線たちがやさしく束になる感じがあり
噛みしめるとくにゅんとしたコシが受け止めてくれる。
初めはシャープな野生の香りを淡く纏っていたが
食べ進むうちにだんだん小麦らしさが加わった
やわらかく甘い香りになっていった。
味わいは淡くすっきりした感じ。


蕎麦汁は甘み少なくキュッと旨みの効いた個性的な味わい。
少し変わっているのだが、それがなんとも粋で美味しいのだ。




今夜は入店した時にはほぼ満席で、ご近所の人が多いのか回転が非常に早かった。
みなさん慣れた感じで楽しそうにくつろいでいて、
次に見た時には別のカップルが食べ終わるところだったり。
新しいこの「十七」も早くも人気なのだなあ〜と実に嬉しい気持ちになる。


私が行った夜の接客担当は学生さんかな?と見える初々しいスタッフたちが
一生懸命活躍していてとても清々しかったし、
帰り際にすこし話した店主も素朴な印象で感じがよかった。



開け放された入り口の外からは、
よく知っているこの街の晩夏の夜の気配。




こうして私は新しい「十七」に出会い、
時の流れに身を馴染ませたのだ。







posted by aya at 20:41 | Comment(1) | 東京の蕎麦>江東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月23日

破壊するのが得意です


私はよく、買った洋服やバッグ、アクセサリーなどに
自分で手を加えてしまいます。

洋服だったらまず日本のメーカーに多いごつい裏地が嫌いでとってしまう(乱暴)。
シルエットがモタつくので・・・自分で別にインナーを着た方が綺麗に見えます♡
形がいまいち気に入らない洋服は自分でダーツを入れたり切って短くしたり。

アレンジしているというより、自分では「破壊している」という感覚です( ̄▽ ̄) 



先日は
「うっす〜いベビーピンクとベビーブルーのマスクが欲しい!」
と思い立ち、探して探してやっと通販で見つけたマスクを購入しました。

しかし届いた商品は、
写真とは似ても似つかぬ「濃いピンク」と「濃い水色」で😱

破壊の王者彩子は開封して数分後にはもう準備を始め
希薄した漂白剤(温度が大事!)で様子を見ながら30分、
見事希望していた色に変身させちゃいました (≧∇≦)


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その日のファッションに合わせて使い分けています〜












posted by aya at 11:40 | Comment(0) | others>h a n d m a d e | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月21日

六本木「蕎麦 おさめ」

 
蕎麦屋で、六本木で、このビジュアルとくれば
もうそれだけで事件である。

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正確にいうとこの建物全体が蕎麦屋なのではなく、店はこの2階に入っているのだが
この建物のお腹の中のようなところに「おさめ」の文字がドン!と目立っている。
暗い画像だと伝わるかな?

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この看板いいなあ
とにかく力いっぱい、逃げも隠れもしない感じ(≧∇≦)

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二階に上がると入り口はちょっとマンション風?
白い暖簾が清々しい。

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そして店内はさすが六本木、スタイリッシュ!
こんなところで手打ち蕎麦が食べられるとは〜


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価格も大人な雰囲気であります!

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客層も、私が日々行っているようなお蕎麦屋さんとはまるで違う。
しっとりした雰囲気の男性女性の皆様が大人の時間を楽しむ空間、
という感じ。


こんな場所でこんな雰囲気で
皆さんが手打ち蕎麦を楽しんでいる姿というのは新鮮で、
なんだかワクワクしてしまう私。
好きな人(蕎麦)が人気だと、自分のことのように嬉しいんですよね〜(馬鹿)



しかし周りの雰囲気を把握できていたのはこの時までで、
メニューを見ると私の心は蕎麦にだけ集中。
周りは見えなくなる。

だって、ここには
「せいろそば」
「粗挽きそば(数量限定)」
「玄挽きそば(数量限定)」
の、3つもあるんですよ〜!?


「本日のおすすめ」という手書きメニューにあった「そばがき」も絶対食べたいし
「冷やかけ」も気になるし大変だ!!



まずはビールのお供。

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生姜の山葵醤油漬と蕎麦味噌。
小さいけれどガツン。



そして予想を超えてこの人が早速来てしまい
心の準備が〜!
(その日1番最初に出会う蕎麦というのは感動もひとしおなので!)


「そばがき」
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ああああ 

美しい・・・!!

もうこれは美味しい予感バンバンです!あなたは美味しい!絶対おいしい!


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うわあ・・・
最っ高の、すっばらしい、新鮮フレッシュな青い香り!!
もう食べなくてもいい、いつまでもこの香りを嗅いでいたい、と思うほど
素晴らしいかぐわしさだ。
口に含むとグルタミンを感じる素晴らしい旨味があるが
それが濃厚ではなく、あっさりと旨味がある感じ。
食感も、ふんわりエアリー感があって最高!
面白いのは舌触りで、なめらかなのだが
全体に超細かいすりガラスのような肌であること。
そのせいかちょっと「シュワッとするふんわりエアリー」であるのが面白かった。
とにかくこの香りに衝撃的に胸射抜かれた私は、
長野山形村の乗鞍在来種と聞いてすっかり嬉しくなってしまった。
懐かしいエリアなもので〜・・・





「玉子焼き」

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絶妙な焼き色が大変美しい玉子焼き。
出汁巻きではなく玉子焼きなので甘いかなと危惧したのだが(甘いの苦手)
これは美味しい!
塩分がギリギリ控えてあるので卵の旨味が濃厚に感じられ、
出汁もあくまでほんのり。そして甘さが絶妙。
味は上品なのだが油分がしっかりあり、ボリューム感のある玉子焼きだ。




そしていよいよ時は満ち。




「せいろそば」

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うわーっ
やっぱりこの場所で、手打ち蕎麦って新鮮!!感動!

美しい・・・





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感動余って激写しまくり (^^;)

お蕎麦の景色は枯山水に負けない美の宇宙である、と固く信じております!





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「せいろそば」は長崎、対馬在来種。
箸先からふーっと香ばしいかぐわしさが伝わってきてワクワクする。
シャープではなく、やさしく厚みがあるような香ばしさだ。
口に含むと、思いっきりキン!と冷たくしめられている。
そのせいなのか、食感はかなり硬めだ。
輪郭線はパッキパキにはっきりしていて
口中をハラハラパラパラと巡る感触が印象的。
味わいはほんのりなのだが、噛みしめるうちにうまみが出てきて美味しい。
面白いのはこちらのお蕎麦にも、先ほどの「そばがき」と同様の
すりガラス肌な舌触りがあったこと!
噛み締めても食感としてのすりガラス感を感じ
これはなかなかユニークだった。




「粗挽きそば(数量限定)」
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懲りもせず2つの角度から撮影。
どちらも美しすぎて抑えられず!! (≧∇≦)
本日はお付き合いくださいませ〜




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「粗挽きそば」は千葉、成田在来。上野さんのお蕎麦♩
「せいろそば」よりかなり粗く、ゆらめくホシが華やか。
箸先で香りを寄せると、うわあ〜!
青い笹のような竹のような爽やかな野生の香りが漂ってきた。幸せ!!
口に含むとこれもしっかり硬めで、輪郭線がはっきりパッキリ、
もぐもぐ噛む蕎麦である。
味わいは極上の和菓子のような、上品な白いイメージ。
はじめはほんのりだった甘みは噛むほどに濃くなっていった。
そしてこれまたすりガラス感あり!面白い。
粗挽きだが、優しい感じの肌の凹凸があり、
その中にすりガラス感がある感じ。





「玄挽きそば」
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やっぱりすごいなあ〜
この景色!





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茶道のお点前が始まる前のような、美しい緊張感に惚れ惚れ・・・



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おおおお!?
なんとびっくり、予想をしていなかった熟成がやってまいりました!
ムワムワムンムン、これが穀物だけの香りとは到底思えない、
強烈なだしのような、塩分さえ感じるような香りである。
蕎麦肌の舌触りはこれまたすりガラス。粉の挽き方に特徴があるのかもしれない。
こちらのお蕎麦が一番硬さがなく、
噛みごたえはあるがむっちりとした食感でコシもある。
味も香りに負けず劣らず超濃厚!!
甘みもうまみも爆発的に濃い。
鳥取伯耆町(ほうきちょう)の蕎麦。




蕎麦後の蕎麦湯。

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私にとって蕎麦湯はお酒で、蕎麦汁はおつまみ。
蕎麦湯をストレートでゴクリ、蕎麦汁チビリ、が至福の時だ。

こちらは蕎麦汁も個性的で蕎麦汁というよりタレ、というほど濃厚である。
なんとなく粘性があるほど!
そして甘さも醤油辛さもガツンとあるが、
全体が丸く調和して大変美味しい蕎麦汁だ。




蕎麦に溺れて気がつけばあっという間に時間が経ってしまい
先ほどまで賑わっていたカウンターはすっかり静かに。

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ちょっと前に来たテーブル席のお客さんが
楽しそうにメニューを選んでいる声が聞こえる。

そう、ここはさすが六本木だけあって、
営業時間が18~24時(L.O23時)と、仕舞が遅いのが素晴らしい。
深夜に手打ち蕎麦をたぐれるというのは実に貴重だし、
若き店主夫妻の感じの良さにも心和まされた。



そうそう、店名の「おさめ」はこの店主夫妻の苗字である。(スゴイ)
しかもお二人揃って下のお名前も古風でかっこよくてシビレました。



ここは来るたびに違う出会いがありそうで
今後がますます楽しみだなあ〜








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2020年08月20日

乾麺蕎麦のおいしい食べ方♡


先日の
「勝手に乾麺蕎麦ランキング Vol.2」
大反響いただきましてありがとうございます!

さて、今日ご紹介するのは「乾麺蕎麦の簡単おいしい食べ方」です♡

手打ち蕎麦偏愛症候群の私は
お蕎麦やさんでは何十年ももりそば一本。
「蕎麦と私の間に入るものは水も空気も許サヌ」
と最初から最後まで何もつけずに食べきるのが当たり前になっているのですが、
乾麺蕎麦の場合は薬味や調理法の工夫で少しでも美味しく!!
と貪欲にいろいろ試しています。

私が行き着いた、
乾麺蕎麦を10倍美味しく食べられるコツをご紹介しますね〜!


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⭐︎冷たい蕎麦(せいろ+薬味編)
@大根おろし&すりごま(私はオニザキのつきごま白 一択!)
A生卵&もみのり
B揚げ玉&大根おろし

⭐︎冷たい蕎麦(ぶっかけ編)
C納豆そば(納豆、生卵、しそ、みょうが、なめらか系豆腐、もみのり等)

⭐︎温かい蕎麦のとき
D豚肉&ネギ
E別盛りローストビーフ蕎麦



@ABは、どちらかではなく、このペアでの食べ方を、強く、激しく、熱烈におすすめします。
大根おろしだけじゃダメで、オニザキのつきごま白登場で
別次元の美味しさになります!

Aの生卵の時は、かならず「もみのり」を。
極細の刻み海苔より断然「もみのり」をおすすめします。
私は大きな海苔を手でちぎっています。(有明産♡)

B新鮮な揚げ玉が手に入るのであれば、揚げ玉最強です。
お蕎麦やさんから
「修行時代、自分の打ったどんな失敗蕎麦も揚げ玉があれば食えました!」
と聞いたこともあります(^^)
揚げ玉の時もおろしを忘れずに!

Dは簡単すぎちゃう鉄板おいしいメニューです!
炒めた豚肉とネギを投入するだけ(^^)
彩りは三つ葉で〜

Eは意外かもしれませんが最っ高に美味しいのでお勧めします!
私はローストビーフが大好物で自分でも作るんですが
(写真のローストビーフも自作です)
私にとって一番美味しいローストビーフの食べ方が
この「別盛りローストビーフ蕎麦」かも。
別盛りってところがポイントで、ローストビーフを温かい蕎麦の中に
投入してすぐ、すくい上げて食べる!
ローストビーフに熱が加わった瞬間、の美味しさはヤバイです (≧∇≦)
しかもそのあと蕎麦と一緒に食べると悶絶します (≧∇≦)


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写真はすべて私が作った家蕎麦です。
中段右の別盛りローストビーフ蕎麦に特にご注目 (≧∇≦)




みなさん、ステイホームでも美味しいお蕎麦を〜!🎶


posted by aya at 21:01 | Comment(0) | その他の蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月17日

日本の夏



暑い日のお散歩。


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posted by aya at 00:08 | Comment(0) | aya>diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする