2016年05月06日

本所吾妻橋「山介」


今日は、前々からものすごーーーく楽しみにしていた日。

だってね、だってね、

「山介」さんに行くんですよー!(≧∇≦)!!


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この5月で開店3周年を迎える「山介」。
開店した時点ですでに超名店だったのにその美味しさ凄さは留まることを知らず
どんどん進化していってついに最近は夜のみコースのみのお店となったのだ。


コースのみ、ってなんだか敷居が高いような
行きづらいようなイメージあるじゃないですか。
特に私のように「こっちよりこっちがゼッタイ好き!」とか好みの激しい人間としては
イタリアンでも何でもアラカルトから選びたいという気持ちが強い。

しかーし!
この「山介」、雰囲気は実に気楽で居心地がよく
何てったって料理が、お蕎麦が、お酒が、とにかく全てが
ほんとはあんまり教えたくないくらいほんとーーーーうにすんばらしいんです!!


だってこんな有様なんでございますよ・・・

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思わず歓声をあげずにはいられないこの並外れた美味しそうさ。

「稚鮎の煮浸し」
「沢蟹素揚げ」
「うなぎの肝あえ」
「自家製豆腐の雲丹のせ」
「ながらみ」
「黒豆とマスカルポーネのあえもの」
「芽かぶと昆布と蕎麦の実の酢のもの」

見た目も素晴らしいが全てがいちいちたまらなく美味しい。
しかも「山介」は海のものが自慢だというのに
私が食べられないものを全部避けてくれた中でこの素晴らしさなのだ!!
「魚好きが祟ってアニサキスアレルギー発症して2年目」の私。
海魚は全部食べられなくなりましたが川魚、貝類、うに、えび、養殖鰻などは大丈夫なんです。
こんなメンドクサイ私に対応してくださったものがこんなに美味しいんだから
シビレルなんてもんじゃありません。
お隣のカップルのお料理も時々チラ見しちゃいましたが
そちらには「山介」得意のめちゃくちゃ美味しそうな海魚が
ふんだんに使われていましたよ〜〜(≧∇≦)♡



しょっぱなからこんなに美味しいものづくしでは
いつもはブレーキかかりまくりの私もつい緩むのは致し方ない。

「京の春」
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えーっ この美味しさは・・
お酒の品揃えも恐ろしく素晴らしい「山介」だけに
とんでもないお酒が出てきてしまいました。
にごり大好きですけどこれは甘みが絶妙に控えられて
ほどよい酸味と旨みが奥行きをもって丸くひろがり
ちょっと出会ったことのない感激の美味しさ!!
というわけで今日はいつも「酒量だけは小鳥」の私が
カラスくらいに変身して大暴走〜〜
うっはっはっはっは〜〜〜〜
だってこんなに美味しいものと美味しいお酒じゃどうしようもないでしょ〜〜
もうしらなーい(≧∇≦)♡♡♡


ちなみにこちらが日本酒リスト♡
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「生ゆば、出汁ジュレ、ホワイトアスパラガスのゼリー、雲丹、生クリームがけ」
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あのね・・・
こんなの、困るわけですよ。
美味しすぎるにも程がある!!!
カラスの着ぐるみ着た小鳥が更に飲んでしまうではないですかー(≧∇≦)
普段生クリームは得意でない私にもこの鉢の中においては生クリーム不可欠と思えるこの魔法。
あああ〜 おいしいよう〜
どうしていいかわからないよう〜




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見るからに一流だが味も一流・・・!
「山介」さんてお鮨屋さんでもあったの?
赤酢の鮨飯といい握り方といい何もかも素晴らしい。
しかも私が食べられるネタでというのがありがたくて泣ける。
ちなみにまたまた ろくろっ首でお隣カップルを覗いたところ
アレルギー仕様でない場合はめちゃくちゃ美味しそうな中トロと青物が来てましたよ〜♡


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つぶらなお目目が可愛すぎて目があってしまいましたが
心を無にしてバリンバリンといきました。
超軽くて香ばしくて美味しい〜〜



もう今夜はわたくし危険なほど調子にのっております。
小鳥がこんなに飲んでいいわけはないのですが
私にツボ過ぎる美味しいお酒だらけの「山介」さんが悪いんです。

「亀泉」
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うわ〜〜〜〜これまた素晴らしいお酒!
入り口はボンッと分厚いのに膨らんですぐスッと丸く消える。
これはすばらしくおいひい〜
私はどこへいくのでしょう〜
めはとっくのむかしにぐるぐるです〜〜
(危険物化に見かねた皆様のご配慮でどんどんお水が運ばれてきました(* ̄∇ ̄*))




「トマト蕎麦」
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す、すごい
最近アレンジ蕎麦に腕が鳴りまくっている「山介」。
でもねえ、私はとにかく蕎麦の香りが嗅ぎたい虫みたいなものなので
アレンジ蕎麦への愛情は薄めなんですよね・・・

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ところが、これが実にニクイ一品!!
さらさらすべるようなみずみずしいざらつきのある肌は
更科粉に粗挽き粉とトマトを混ぜたそう。
ほうれん草のピューレの色合いも美しく
こんなイタリアンなアレンジだけにもっとはっきりした味わいを想像してしまうが
そこが「山介」さん・・・拍子抜けするほど上品で淡い味!
塩分は限界まで控えてありトマト風味がほんわり浮き上がるのが大変にニクイ。
しかもお蕎麦はちょっと熟成させてあるんだそうで
それを全く感じさせないところがますますニクイ!!
限界の薄味トマトな蕎麦にオリーブオイルをつけて食べる美味しさ。
蕎麦とオリーブオイルはね〜〜合いすぎですよね〜〜♡



「天豆のそばがき」
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これまたすごい、心千々に乱れるメニュー!
普段そばがきも一切何も付けずに食べる私は
どうしてもお蕎麦と私の間に割って入ろうとするものを全て敵視しがちである。
何も入っていない方がいいに決まっている。

でもなあ、「山介」さんだしなあ・・・

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( ⊙‿⊙)

あら

( ⊙‿⊙)

まあ!

(≧∇≦)

これはおいしい!!
モハ〜と香る天豆の福々しい香り。
とろ〜りもっちりした食感はクリーミーさ感じてしまうほどで
もはやこれはフレンチの世界!?



「ひらそば、マッシュルームソース」
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・・・・もうわたくし四の五の申しません・・・
何もつけない蕎麦がいいと言いつつ、これは見ただけで絶対に美味しいです。
大好物のマッシュルーム、しかもこんな色、美味しいに決まっています!

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やっぱりとんでもなく美味しいー!!
輪郭線をひらひらとさせた蕎麦の素朴なざらつきと常陸秋そばの風味。
そこにマッシュルームの旨みをそのまま凝縮させたソースが犯罪的に美味しすぎる。
実は私はイタリアンもかなり好きなのだが
これはイタリアンの一流シェフにも是非食べていただきたい目から鱗のメニュー。
これは絶対パスタではなく蕎麦が合う。
私がかつてイタリア北部の「城」に招かれ食べた蕎麦パスタ「ピッツォッケリ」
http://ayakotakato.seesaa.net/article/381895797.html
のような秘密があるのかしらん!?(≧∇≦)




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き、来てしまいました・・

なんという美しい緑・・・・

もうなんだか食べる前から壊れそう

だってこれは絶対に美味しい

食べなくてもわかる

ああああ

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むあーー!!
意外にも、海のようなたくましい香り!!
であるのに味はいきなり白く上品!!
そしてなんとも言えない「女体」感が素晴らしい。
(相変わらず表現が・・(* ̄∇ ̄*))
むっちり、ずっしり。
つるりするりすべらかで、でも「細かな粗挽き」を感じるビスクドールのような肌。
冷たくしめない生ぬるさだからこそなのか海のようなたくましさがずーっと続き、
むっちりの中からあふれる白い美しい粉の香りもまた
女体っぽい、健やかな色気を感じさせる。
だいたいこの美しい緑だけでも宝物のような蕎麦だ。
ほぼ十割、京都産の蕎麦。




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いやーーーーん(≧∇≦)

先程の京都の素晴らしかったが
この肌は更に美味しそう!好きそう!もうダメそう!!

しかも私がだーい好きな栃木の鈴木さんの蕎麦とあっては・・・

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あああああ

なんという素晴らしいかおり
どこまでもフレッシュで青い畑の夢

粗挽きながらすべらかするするさらさらの肌
口中をなでるここちよさ

味わいがまた!!
美しい正統派の蕎麦の味わいの上澄みをすくい上げたような
甘み、味わいがかろやかに広がりその全てがただただフレッシュで
ほんとうにもうだめです
私が染まっていきます

あああああああさようなら・・・・



ハッ

「明日葉の天ぷら」
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地上の皆さんこんにちは。
耽溺の宇宙から戻りました高遠彩子です♪
山盛りの明日葉、山のご馳走!
パリッパリで軽くて素晴らしい揚げ具合。
おいしいなあ〜



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ついにクライマックス、
私の感激も最高値を突き破ってはみ出し続けております!

どちらのお蕎麦もめちゃらくちゃらに美味しいことは
よつぱらい宇宙からの俯瞰でもよくわかります。

もうもったいなすぎて食べられず
ずっとあなたに見惚れていたい・・・

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「宮崎」
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この肌、この輪郭線、この香り・・・!
どれだけ私を壊したら気が済むのでしょう「山介」さん・・

香ばしくあまく深い、超絶なかぐわしさ。
その香りの凄さときたら、炊きたての御飯のような甘さも感じれば
しかも上品な出汁のような、塩分を感じるほどの濃さなのだ。
味わいも深く滋味深く出汁の味がついているみたい!
何なんですかこの異次元の美味しさは!!
見た目よりやや太めに感じられるふるふるっとした舌触り、
食感は独特のぷに感と軽さがある。
そしてさっきからうーうーうーうーブザーのような音がしているのは
どうやら私の唸り声のようでございます・・・
もう「故障中」って張り紙でも用意してこようかな〜(* ̄∇ ̄*)



そして最後のこちら。
私としても興奮してばかりでは信憑性がないのでちょっとは落ち着いて書きたいんですが
こんなに飛び抜けて美味しいものばかりではどうしようもないんです。
でも信憑性なんて心配しなくても写真見れば美味しさ伝わりますよね・・・♡

「栃木・常陸秋そば(粗挽き)」
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ナンナンデスカこの素晴らしい香ばしさは・・・・!
黒く深く美しい、飛びっ切りの香ばしさ!しかも濃厚!!
粗挽きのジャキジャキ感が激しく楽しいが
乱暴なまでジャキッ!がたまにくる感じではなく
丸みのあるジャキジャキだらけ、みたいな刺激(≧∇≦)
黒く滋味深い味も最初から最後まで最高値の濃厚さで
何より私が驚くのはこれがかなりの熟成であることである。
熟成というのは本当に難しいもので私は苦手なものも多いのだが
「山介」さんの熟成は毎度完璧!!
よくもこう熟成の利点だけをバシッとキメられるものだと感心するしかない。
なんという深い味わい、熟成とは思えないスッキリとした香ばしさ・・・
私はもう・・蕎麦の香りの雲海で亀泉ダンスを踊る小鳥でございます・・・



蕎麦後の蕎麦湯。

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これだけの名蕎麦たちが茹でられた蕎麦湯だけにおいしい〜〜〜!
汁は上品な甘さのある東京の汁。



あまりの楽しさにすっかり長居してしまいましたが
おかげで酔いも覚めてきてヨカッタヨカッタ。
私は飲んで数秒で酔っ払う代わりに、量が量だけに覚めるのも早いのです。
(でも今日はおちょこ5杯くら飲んだんですよ〜 スゴイ(≧∇≦)/ )


他のお客さんは帰ってしまったようなので
久々に「山介」探検にゴ〜〜♪

「山介」は元設計デザイナーだった店主自ら設計しただけに
超ユニークな作りなんです。必見♡


手前が私がよく座るカウンター、
奥左手に個室風のテーブル席。

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でも左手の上の方にご注目・・・中二階があるんです。
中二病じゃないですよ、中二階(* ̄∇ ̄*)

中二階からの眺め。
左の奥がカウンター席、手前にハンガーがかかった個室風のテーブル席が見えます。

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しかも地下にはほんとの個室もあり!
こんな面白い作りのお店はなかなかない。



美意識高い店主だけにいつも面白い発見もいろいろあって実に楽しい。
今回はこのレンゲ。

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かっわいい、使ってみたいなあー



今日はあまりの美味しいものづくしに調子に乗りすぎ
帰り際店主に
「途中逝ってしまわれるかと思いました・・」
と真心こもった可笑しいお言葉をいただいてしまいましたが
それも全てが素晴らしかった証拠(≧∇≦)/


帰りは店の目の前が「本所吾妻橋」駅のエレベーターですから
皆さん這ってでも帰れますよ〜〜おほ(* ̄∇ ̄*)


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2013年5月の「山介」
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2014年02月06日

鐘ヶ淵「生粉亭」


闇の中にポツンと輝く、小さな佇まい。

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格子戸や小さな階段などのしつらいが
お芝居のセットか何かのように可愛らしい。




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おすすめメニューが外に書き出してある。
相変わらずリーズナブルだなあ。



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明るく綺麗な店内では
お客さんのおじいちゃんが酔っ払ってお連れの女性になにやら怒っている。
と思ってよく聞いたら全然怒っていなくてこの店を絶賛している。
「ここはさあー、何食ってもンめんだよ!な?そうだろ!そうなんだよなあ!」
(私の父や市川の某蕎麦屋店主もそうだが、下町出身の人は「うまい」を「ンまい」と発音する)
いかにも温和な「生粉亭」店主夫妻はニコニコと親切にもてなしている。


壁の「本日のおすすめ品」
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メニュー本も合わせて見ると前好きだったものがなかったりして
ちょっとメニューが少なくなっちゃったかな?という気もしたが
まずは外で見て美味しそうだと思ったこちらを。

「カキと千寿ネギの天ぷら」
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黄色い衣がいかにも卵リッチそうな天ぷら。
衣がバリンッと厚くて固くて美味しい。
カキの天ぷらは大好物ゆえ大満足。
これで525円なんて凄い!



「ほたて貝柱天ぷら」
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名前を名乗らずにホタテに付き添ってきた相方が大好物のマイタケ!
うれしい。




ここは「せいろ」525円という良心的価格の店ながら
お蕎麦の種類は
「せいろ」
「田舎せいろ」
「生粉打ちせいろ」
と3種類もある。
さすがは「生粉亭(きごなてい)」と名乗るだけのことはある。


私はもちろん「三色せいろ」で!(^o^)

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うずらの卵がついてくるのが
浅草「尾張屋」育ちの私にはシビレるサービス。
うずらカッターはさみ付きだ。(^^)


せいろ(本日はブレンド)
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ふんわり柔らかいが柔らかすぎず、食べやすくて非常によい食感。
香りや味わいはほとんど感じられないのだが
ふんわり感を楽しみつつ、大好きなうずらで美味しく食べる。



「田舎せいろ」(本日は茨城)
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おおっ この色み、透明感は・・と思った通り、かなりの熟成であります。。
食感は見た目以上にしっかりとしてモグモグ噛みしめる感じ。



「生粉打ちせいろ」(本日は北海道)
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二八より色も濃く密な質感だが、これもとてもよい食感。
端整な細切りで程よいコシがあり、なんとも心地よい歯ざわりだ。
かすかに野性的な、北海道っぽい香りがするなあーと思っていたらやはり北海道だった。
噛みしめると粉の味わいも楽しめ、私はこれが一番好き!



私は行ったことがないが、ここは地下にも客席があるらしい。
誰もいないと思っていたら突然お客さんが出てきたりしてビックリする。

今日は赤ちゃん連れの若夫婦が水入らずで使っていたようで
ゆっくりできて、ヨカッタねー(^^)

posted by aya at 22:52 | Comment(4) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>墨田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月18日

本所吾妻橋「山介」


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2013年5月17日オープン!
ピッカピカの新店は「本所吾妻橋」A0出口真ん前。
なにしろ便利である。


「手打そば 日本酒 山介」。


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左右対称の漢字が二つ並んだ堂々たる看板。
実に目に鮮やかだ。


外観はすっきりと純和風だが、店内は相当おもしろい造りになっている。


入って左手はカウンター席。

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右手は個室風のテーブル席。

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うん、ここまではまあ普通ですね。

でもよく見てください。
テーブル席の上あたりに、もうひとつ部屋が見えませんか?

そう、中二階とも呼ぶべき上のフロアには、さらにこんな空間が。

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上から見下ろすとこんな感じ。

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楽しい眺め〜〜!(^o^)
写真左側が1フロア下の個室風テーブル席、その奥がカウンター席だ。

しかもその上、地下には隠れ家のようないい〜個室席があるのだ。
これは、一回来るごとにまったく別の店のような体験ができるに違いない。


本所吾妻橋はアサヒビールのお膝元ということで
「山介」の生ビールはアサヒの熟撰。(熟撰すきー♪)

しかし看板にも「日本酒」と掲げ店先に杉玉も提げるこの店。
なにしろ日本酒の品揃えがものすごいので
ついそちらに目がいってしまう。

全部はメニューには全く乗り切っていないので
冷蔵庫の写真を撮ってしまいました。

じゃん!

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「本日の地酒」というメニューより。

「栃木 旭興 特別純米 直汲み 無ろ過 生原」
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旭興っておいしいんだー!
スッキリしているのにコクが分厚い。
これは大変に気に入ってしまいました。
お酒のことは右から左に忘れてしまう私だが覚えておかなくっちゃ(^^)
八丁味噌と蕎麦の実をたっぷり使った蕎麦味噌と共に♪


肴メニューがまた粋だ。
王道の「間違いなくおいしいもの」だけが揃っている感じ。

「野菜の酢みそ和え」
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「とろり生ゆば刺」
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「そばがき」
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朱塗りの椀とはまたいい演出。
しかもこの肌・・・やや「生感」を感じる、個性的な姿だ。


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顔を近づけて思わず「はあああ〜」と言ってしまった。いい香りー!!!
香ばしくて、フレッシュで、それをまとめるような大地の感じもあるのだが
どこまでもきれいな香り。
もっちりモコモコ、でも田舎っぽいどっしり系ではなく軽やかな、めずらしい食感。
ちょうど椀がきそばがきと鍋がきそばがきの中間のような感じで、
そうか、だから見た目にも生感が感じられたんだなあ。
何よりもこの香りが素晴らしすぎる。美味しすぎる。
なんだっけこのかぐわしさ、この、私の脳に入り込んで何も考えられなくしてしまうような、
なんだっけなんだっけ・・・
と思っていたら、これは私の大好きな大好きな「大分・さちいずみ」でした。
ひゃーん、さちいずみさーん!(>_<)♪



「山介」は店主がアートが好きなのか、
あちこちに面白いものがあるのも見逃せない。

器も素晴らしい。

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描き絵の小さな猪口。
形も質感も色も、可愛らしすぎないほっこりとした愛嬌が実にいい!


この猪口と同じ作家のものという壁飾り。
これ、幅6cmくらいしかないんです。

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眺めていると小さな夢の中に入っていってしまいそうだ。
サイドのポチポチが優しいなあー


「高知 亀泉 吟麗 純米吟醸 うすにごり」
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こんなグラスでにごりの白を見せてくれる演出がまたいい。
白いシーサー?の置物とお似合いだったので一緒に眺める。

にごりはつい「ヨーグルトとかマッコリみたいでおいしそう」と思ってしまう私だが(幼稚)
これは香りからしてかなり大人のお酒でした〜
どんなお酒だと思ったか書くとどうにもアタマの悪そうな擬音だらけなので
自粛しておきます・・(^^;;)


「初摘み生のり」
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おおおおおいしいいぃ〜〜〜〜!!
店主のおすすめだけあって、食べた瞬間目がかっぴらいて動けなくなりました!
海の旨味がぎゅぅうううっと凝縮されて、でも食感は繊細でふんわり感すらあり、
さすがは有明産!
もうなんというか問答無用に最高に美味しい。
ついでに器も素晴らしい。
こんな肴が揃っていては、
お酒が飲めたらもうどんどん飲んじゃうでしょうねえ・・危険危険!



「鴨ロース」
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何とも太っ腹に分厚くふっくら、贅沢な鴨ロース。
うんとご馳走感のある肴と、シンプルで粋な肴の対比がいい。



「静岡 喜久酔 特別純米」
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わぁ〜「喜久酔」はやっぱりお酒一年生にも優しいお酒だ。
優しいのだけど味は濃いところが好き♪



「山介」の蕎麦は「せいろ」と「田舎そば」の二種類。
もちろんどっちもいきますよ!いきますとも!


「田舎そば」
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うず高く盛られた小山盛り。
ざっくり黒々、これは香り高そう、おいしそう〜〜!

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しっとりふっくら、ザックザクの粗挽き肌。
手繰り上げるとふわぁ〜と濃厚に香ばしい香りがさわやかに押し寄せてくる。
濃厚だが重くなく、さわやかフレッシュなところがすんばらしい。
口に含むと粗挽きの質感がザラザラザラ〜としっとりとやさしく舌に伝わり
それにうっとりとしていると、突如現れたイタズラ坊主にびっくりすることになる。
噛みしめると、クリスピーと言ってしまいたいほどの強いジャリジャリ感に
突然出会い目が覚めるような思い!
しかもかみしめた質感は驚くほどかろやかで、その中にジャリジャリがある。
うわぁ〜たのしい、おいしい!!
あまりにおいしくて、一生懸命ゆっくり食べようとしたのに
驚くほどあっという間に居なくなってしまいました・・・

ちなみに「田舎そば」は
自家製粉した「栃木・常陸秋そば」と「大分・さちいずみ」のブレンド。
両方共私が大好きな品種!いいとこどりだぁ〜〜


お次は「せいろ」・・となるところで
「肉つけせいろ」「鴨つけせいろ」というメニューが目についてしまいました。
おいしそう・・・(>_<)
迷いましたが、「せいろ」は「肉つけせいろ」にすることに。


「肉つけせいろ」
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実は先程からまわりのお客さんのもとに運ばれてくるお蕎麦のあまりの美しさに
ろくろっ首になってしまいそうなほどジーーーーーッッと見つめてしまっていた私。
おいしそうな肉汁はとりあえず置いておきまして、
そ、そ、その美しい緑のお蕎麦はいったいナンデスカ!!!

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ふっくらとかさなる粗挽き肌、そこに浮かぶ白い陰影、ゆらめく輪郭線。
うわぁ〜〜と口に含むと、しっとりとやさしい質感の奥に凛としたコシがあり
そこから穏やかで上品なかぐわしさと味わいが生まれる。
それがだんだんにふくらんでくる。穏やかなかぐわしさに私が染まる。
こちらももちろん自家製粉、「大分・さちいずみ」。

これは肉汁につけるのはもったいない・・・つけられない・・

あっ やっぱりお蕎麦だけで食べちゃった!

肉汁は肉汁だけでいただきまして、
甘辛の汁に薄切りの豚肉、おいしかったですよ〜



蕎麦後の蕎麦湯。

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うっ この猪口もいいー・・!
こんな器で飲めば美味しい蕎麦湯がますます美味しく、
蕎麦湯時間が余計長くなってしまう。


舌のしあわせ、目のしあわせ。



「山介」の時間が、ここに端然と清々しく流れ始めた。





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(すぐそこにスカイツリーの「あたま」がぴょっこり♪店前より。)


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2012年12月26日

錦糸町「蕎麦前 小まつ」


錦糸町駅からもすぐの一角に、こんな景色がある。

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のんびりと自転車行き交う通りの小さな別世界。
打ち場の「年越そば」の張り紙が下町の師走の風情を盛り上げる。


入り口は背の低い潜戸になっている。

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ランチメニューがお得過ぎる。

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せいろだけで800円なのに、それに
「野菜小鉢」「魚介と野菜の天麩羅」「さつま芋と豚の炊き込みご飯」
がついて1000円!
すごい〜


頭をぶつけないように気をつけて潜戸を入ると
すぐに店のなかは見渡せず、通路の奥にその世界がある。
ワクワクする。

いつもせいろばかりの私でも
さすがにあのランチを見たら頼みたくなります。
ランチセットくださーい♪

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コース料理のように一品一品運ばれてきて、
1000円だけに頭が下がってしまう。



「小松菜とお揚のおひたし」
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おいしい。
いつも思うのだがおひたしというのは大変重要である。
おひたしが美味しいお店はたいてい「美味しいお店」なのだ。



「さつま芋と豚の炊き込みご飯」
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これまたおいしい!まいった。
さつま芋と豚という取り合わせも楽しいし、
ほんのりした甘さの中に胡椒がガツンときいて、食べ応えもあって
うーんお蕎麦が楽しみなのについモリモリ食べちゃいますよ・・



「魚介と野菜の天麩羅」
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もう〜どうします?
エリンギ、ヒラメ、ナスの揚げたてを持ってきてくれて、盛り方も品良く
またこのヒラメのおいしいこと!
1000円のランチですっかり贅沢気分だ。

隣の殿方は一品一品の間隔をうんととってもらって
さっきからチビリチビリとそれは幸せそうにやっている。
その幸せっぷりは見ているこっちが笑っちゃいそうになるほど(^^)。



窓際のカウンター席もいい雰囲気だ。

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「せいろ」
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流麗なラインを描くクッキリとした輪郭線。
目をこらすと細かな蕎麦粒子の素朴な表情もありおいしそう!
ふわりとさわやかに香るかぐわしさに目を細めつつ口に含むと
つるりクッキリとした輪郭線が口中でも感じられ
やや固めの食感、コシの中から豊かな穀物の旨味が溢れ出す。
見た目以上に微粉の密な肌が楽しめる蕎麦だ。



こんなお得なランチがあるのにとなりにやって来たカップルは
800円の「せいろ」を頼んでいる。
きっと私みたいな変人なのか、初デートで緊張しているかどちらかだろう。

そして彩子はミタ。
ランチのせいろと量はおんなじですよぉ〜!!(^o^)



ゴンッッッ


帰りは潜戸に頭突きしてしまいました。

すみません・・・・



posted by aya at 11:33 | Comment(3) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>墨田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月03日

両国「江戸蕎麦 ほそ川」


しばらく休店したりして心配していた「ほそ川」。
訪れてみれば以前と何の変わりもなく、
この店を愛する人で今夜も賑わっている。

両国駅至近。
小さな路地にこぼれる「ほそ川」の煌き。

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まずここに来たら絶対食べる、コレから♪

「そばがき」
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磯辺巻き風にも楽しめるよう、
パリッと香りよい海苔が添えられている。

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フワ〜〜〜
フワとろ〜〜〜〜〜〜〜

「ほそ川」のフワは、本当にすごい。
口に含んだ瞬間のメレンゲのような極上の泡感!
それが瞬時に、とろぉ〜んと夢のように溶けていく。
しかもその全てが、ビシッと慎ましき蕎麦の香りのなかにあるのだ。
ここまでされるともう「かっこいい」という形容詞を冠したくなるほどである。
「かっこいいそばがき」って何やーと言われそうだが
こんなにも、これ以上ないほど洗練された、
これ以上ないほど素朴な食べ物。
もうそりゃ、かっこいいですよ・・メロメロですよ・・
口の中がしあわせすぎて あー ほにょほにゃだ・・


というわけで添えられた海苔は演出としては楽しいが、
結局全部バラバラに食べることに。
磯辺巻き風にすると海苔の香りが立ちすぎて
蕎麦の香りが全くわからずもったいなくて
スマン兄貴!俺にゃどうしても巻けなかった・・・(誰)
海苔も大好物なので得した気分♪



「穴子の天ぷら」
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これもこの店では何が何でも頼む大好物。
おいしい穴子天というのは
もうくちびるに触れた瞬間から美味しい。
噛んだ音が美味しい。(うれしくて絶対笑っちゃう)
わくわくするような良い香りがして
肉厚のフカフカした噛みごたえがまた笑っちゃうほど美味しい。
最後はやわらかく四方八方に崩れていくような食感を恍惚と辿り・・
ニヤニヤ〜 (´ ∇`)
しかもこれだけのボリューム感がありながら全く胃に重くないのだ。
何が違うんでしょうかねー
もう魔法のように別物だ。



そして本日の一枚目は「茨城」。

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端整な輪郭線、お手本のような肌。
いかにもムワァーッと濃厚に常陸秋そばの香りが飛んできそうだ。

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・・・と思ったら、予想に反して香りも味わいも淡め。
何やら生々しい、たくましい香りはまとっているものの、
食感もややパキパキ、硬めの印象。
でもそれはいつもの「ほそ川」の茨城の素晴らしさと比べてしまうからで
普通でいったら大変美味しい蕎麦なのだが・・



二枚目は、「北海道」。

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わあーこれはすっごく美味しい!
穀物の滋味深き香りがジワー。
かみしめた味わいもなんとも深くジワー。
食感も、一枚目「茨城」とは打って変わって
しなやかでややムニッと素晴らしいコシ。
「上手いっ」と掛け声を掛けたくなるほど
非常に巧みで、自由自在な印象の蕎麦。
うーん、かっこいいなあ。
こういうのを「粋な蕎麦」というのだと、私は思う。


「ほそ川」は、汁も粋。
私は常々
「辛いとか甘いとかワァーおいしいとか出汁がどうとか、何も感じさせないバランスの良い汁」
と絶賛しているのだが、今日は蕎麦汁も天ぷらの汁も
いつもより昆布がかなり優っているように感じた。

でも意外と関西のお蕎麦屋さんの汁も大好きだったりする私には
それもまたとても美味しかったりして・・・


全く、自分の浮気性が恥ずかしいばかりでございます(^^;;)








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2012年04月21日

とうきょうスカイツリー駅「向島七福 すずめの御宿」


「とうきょうスカイツリー駅」もリニューアルオープンし
いよいよスカイツリー開業まで一ヶ月となった。

東京に観光に来た人の楽しみが
増えたのはいいことだと思うが・・・
(はしゃいで見上げている人を見ると私も嬉しくなる)

何が残念だと言って「業平橋」という、
香りある名前の駅が消えてしまったことである。

「とうきょうスカイツリー駅」。
無味乾燥。
「業平橋駅」のほうがずっとかっこいーのに!!!
観光に来た人にもその方が旅情があってずっといいと思うのだが・・
(ついでに言うと私は「スルガ銀行」もスルメみたいで
 見る度に悲しくなる。
 昔の「駿河銀行」はロゴも行書体で格好良かったのになあ)


その「旧・業平橋駅」を最寄とする蕎麦屋。

「向島七福 すずめの御宿」。

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付近には店らしいものは他になく
まあ住宅街といっていい目立たぬ通りにある。
そこに突然こんな黒々とした店屋が現れても、
唐突というよりかえって粋な印象を受けるのは
向島という土地ならでは。


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入り口の丸窓から打ち場が覗ける演出。





道路からすぐ店内、ではなく、
こんな「玄関のしつらい」があるだけで
ふっ、と穏やかな気持になる。
数メートルで、時間が切り替わる。
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奥に長い店内。
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おおっあれはなんじゃ

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「和牛すき焼き蕎麦」で、
しかも「ほろほろ鶏の卵添え」。
なかなかインパクトのあるメニューだなあ。


このお店はメニューが豊富で面白い。

夜はコースメニュー(2.940円〜)他、
「鰻まき玉子焼き」
「酷のある銀だらの焼き物」
「酷のある豚肉の焼き物」
「お好み天ぷらいろいろ」
「うにの貝焼き」
「焼ふぐ」
その他蕎麦屋の定番メニューもいろいろ。

ユニークなのはランチの
「江戸蕎麦と選べるちょっと一口ご飯セット」
というもの。

この店の江戸蕎麦というのは
「江戸味噌と大根おろしの汁で食べる二八蕎麦」のことで
セットのご飯は以下から選ぶ。

「国産うなぎご飯」
「コラーゲンかに玉ご飯」
「島骨鶏の卵かけご飯」
「うにの貝焼きご飯」
「焼きふぐご飯」
「鶏つくねご飯」
「和牛そぼろご飯」

楽しくてつい、頼む予定もないのに
どれにするかバーチャル決断したくなるではないか。
私はやっぱり「島骨鶏の卵かけご飯」かなあ♪
TKG大好き!(焼き海苔必須)


何故こんな楽しいランチセットを頼まぬかと言うと
例によってお腹が蕎麦の予約でいっぱいだからである。

ここはお蕎麦が3種類もあるのだ!

「粗挽き玄粒田舎蕎麦」
「十割蕎麦」
「二八蕎麦」

「二八蕎麦」の汁を「江戸味噌+大根おろしの汁」に替えたものが
「江戸蕎麦」だというので、3枚目はそれを頼むことにする。




「十割蕎麦」(一日20食限定)
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(メニュー説明より)
「当店の石臼で挽きっぱなしの丸抜きを振るいにかけず打ち上げたつなぎなしの香り高い一品です」

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むわぁーっ
濃厚に漂う熟成の香り。
硬めのちょっとパキパキとした食感で、
でこぼこした節を感じる輪郭線は
芽吹きたての猫柳の枝のようなイメージ。
熟成特有の味わい、甘さが濃厚な蕎麦だ。




「粗挽き玄粒田舎蕎麦」(一日20食限定)
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(メニュー説明より)
「玄蕎麦を殻ごと挽き、粗く手挽いた玄粒と合わせ、野趣あふれる風味に仕上げた蕎麦です」

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迫力、圧巻の肌である。
物凄い黒さ、粗さ、ジャリジャリのツブツブ。
手繰り上げるとこれまた爆発的と言っていい
濃厚な甘皮のかぐわしさである。
焙煎されたかのような香ばしさ。いい香り〜〜〜
食感は見た目の通りのツブツブのザリザリで、
時折チリっとした刺激を感じるのも楽しい。
噛みしめるとこれも「十割蕎麦」同様、かなり硬めの食感である。




「江戸蕎麦」
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(メニュー説明より)
江戸時代のお醤油が普及する前、蕎麦汁は味噌味でした。粋な江戸っ子は「あく抜き蕎麦」(蕎麦殻を抜いた白い蕎麦)を「煮ぬき汁」(江戸味噌に大根おろしの汁、かつをだしを加えた汁)で食べていました。それをできるだけ忠実に再現したのが当店の「復刻」江戸蕎麦です。麺とのからみも抜群でどこか懐かしさと新鮮さを感じさせられる味わいです。(尚、江戸と東京を食べ比べていただきたく、お醤油味の汁もお付けしております。)

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ふわぁーっと甘い粉の香り。
そして驚きはなんとも珍しい繊細なつるぬる感である。
かみしめた部分が伸びて応えるような、独特のコシ。
津軽そば(大豆をすりつぶした呉汁を使う蕎麦)にも似た食感だ。


そして
「江戸味噌に大根おろしの汁、かつをだしを加えた」
という江戸蕎麦の汁。
写真では手前にある、底のほうが濁ったような汁だが、
これがおいしい!
まあ味噌と大根おろしだから私がは好きに決まっているのだが〜


もうひとつ、食べ比べ用に添えられてきた「お醤油味の汁」というのは
てっきり1枚目、2枚目の蕎麦についてきた基本の汁かと思いきや
全然違う汁でびっくり。

「粗挽き玄粒田舎蕎麦」「十割蕎麦」「二八蕎麦」
といったシンプルな蕎麦メニューには
江戸醤油ー!という感じの辛い濃い汁。

「江戸蕎麦」には例の
「江戸味噌、大根おろし、かつおだしの汁」ともうひとつ
「すこし甘めの柚子風味の汁」
が添えられてくるという演出である。
蕎麦も3種類、汁も3種類作っているなんて凄い。



お昼はランチセットでない人にもデザートが付くのか
「このあとデザートにところてんがつくのですが、
 甘い黒蜜と酢醤油とどちらがいいですか?」
と感じの良い店員さんにニコニコと聞かれる。

なんと、これは素敵なサービスですよ。
甘いものが苦手な私には
「甘くないデザートがつく」というのは
滅多に無い喜びである。

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こんな店の最寄り駅は、
「とうきょうスカイツリー駅」なんて
ようちえんのクリスマス会みたいな名前でなく、
やはり「業平橋駅」であってほしかったな、
とまだまだ未練がましい私であるが・・・


帰りには言問橋を渡って、
ちょっと機嫌をなおす。


言問橋。吾妻橋。駒形橋。

まだまだ素敵な名前はたくさんあるから、
そういうものをたいせつにしようと、隅田川を渡る。


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言問橋袂より




*2012年5〜7月の出演のお知らせ*





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2011年12月28日

浅草「吾妻橋 やぶそば」


冬の陽差しを浴びる、シイキの店。
おっと、浅草に来るとヒとシが、どうもねえ。

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アタシャァここが、なんだかどうにも好きなんです。
こんないい店が駒形橋のたもとなんてえ粋な場所にあるなんて
思っただけでたまらない。

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諏訪泉もありますが今日はやっぱり

「菊正宗 上撰」
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うーん 相変わらず私にはガツンと感じるお酒だが
ここで飲むと(舐めると)いいんだなあぁぁ



「鳥わさ」
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下町ですからしっかり濃い味。
菊正と合う。
 


「もりそば」は小、中、大とあるのが珍しい。
一人前は「小」だ。

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以前の蕎麦も好きだったが
移転を機に手打ちになってからの蕎麦はさらに素敵だ。


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素朴で素直な印象の、粗めの肌。
手繰り上げるとフワッとやわらかい香りが迎えてくれ
すべすべの肌を噛みしめるとなんとも良いコシがある。
口の中がほっこりと蕎麦色に染まる。
本当にいい蕎麦だ。


今日はこんなものも頼んでみた。

「納豆そば」
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これがですねーえ!
なんというか、どうにもセンスがいいのだ。
めちゃくちゃおいしい!

「納豆そば」って安易そうなメニューに見えて
おろし入れたり入れなかったり
ごまを入れたり入れなかったり
たくわんや天かすまで入ってるのもあったりで、実は様々。
それぞれの具材のちょっとしたバランス次第では
「うーん、こんなにおいしいものばかり乗っかってるのに何故・・?」
という仕上がりになっちゃっているのもあったりする、のだが。


「吾妻橋やぶそば」のは、唸るバランス!
さすがは私が惚れた男!
(注・店主のことではありませぬ。店を男性に例えたまでで御座います)


シイキの店ってぇのはこれだからたまらない。





2011年8月の「吾妻橋やぶそば」



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2011年08月28日

浅草「吾妻橋やぶそば」


「贔屓の店」というものがある。

理由もなく好きなのか、
それともいろんな要因があって好きなのか
自分でもわからないが、そんなことはどうでもいいことである。

私はただただ、「吾妻橋やぶそば」がだーーーい好きなのだ!

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駒形橋のたもと。
まずそう聞いただけでうっとりだ。
しかし移転前の店舗がその店名の通り「吾妻橋」近くにあった時も
「吾妻橋!いいよなぁ〜〜〜」
とうっとりしていたのは確かである。
しかし現在のロケーションは駒形橋のまさに真横の一軒目。
その風情たるや、私にはたまらないものである。


新しく清々しい店内は昼下がりというのに
空いているテーブルがひとつしか無い。
ここは中休みなしの夕方5時まで営業なので
のんびり一人蕎麦、のんびり昼酒組も多い。
一人客が憩いやすいテーブルレイアウトも実に気がきいている。


真夏日に涼感を運ぶ、入り口付近の演出。
白地に染めぬいた「やぶそば」の文字が美しい。


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今日は入って右側の「お忍びデート席」に通された。
そんな名前がついているわけではないが
低い壁で小さく仕切られた二人用の席は
ちょっとめずらしくて楽しい。

「お忍びデート席」に一人で虚しい?
とんでもない。

私は、お蕎麦と二人きりimage/2011-08-28T12:45:51-1.gif


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ほかではあまり見かけない、少し横長のざる。

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ちょこや薬味皿と共にびしっと並んだ様は茶の湯を思わせる美しさで
私は密かに「藪点前」と呼び愛しんでいる。


瑞々しい蕎麦が、
さざなみのように美しく散らされた盛り方にしばし見惚れる。

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甘い香りを漂わせる蕎麦をたぐりあげると
驚くほど「スルスルッ」とした食感。
ツルツルではない、スルスルッと、潔く涼やかな粋な蕎麦なのだ。
噛みしめると程よいコシが心地よく
そして何より、食べている間じゅう私は
「ああー 大好きだー しあわせだー  このお店が好きだー」
と無言で吠えている。

汁はまさに藪!な濃厚汁。
これがまた美味しくて、最後の方はしっかり汁につけて楽しむ。


この店は奥さんがまたすんばらしい。

その接客はまるでおひさまのようと言うか野に咲く花のようと言うか
特別な何かをしているわけではないのに
こちらは毎度根っこから癒されてしまう。

店主もとても感じがよく
暖簾を出ると「ああ ここに来てよかった、また来たい」
としみじみと思う。



駒形橋のたもと。

私の密かな、贔屓の店である。



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(駒形橋上より)




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2011年05月28日

両国「蕎肆 穂乃香」 


リクエストを頂きましたので
「蕎肆 穂乃香」ご報告〜♪

まずは、うひひひ。
ひとつ大人になったからにはこれ位いきますよ!
「きき酒三種」

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この中では私は左のお方が好みでした。
すっきり、でも懐の深いお方♪



「穴子の煮こごり」

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穴子好き煮こごり好きの私が一番に選んだメニュー。
口どけよくおいしい〜




「馳走三種盛り合わせ」

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5種類の中から好きなものを選べる盛り合わせ。
2皿を取るにはどう選ぶかなかなかややこしく
真剣に悩み話しあう一同(^_^;)
「葉わさび漬け」「豆腐よう」「鯛わた」「もろみ豆腐」「莫久来」、
ハイみなさん落ち着いて〜


「天ぷら盛り合わせ」

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ペコロスや赤ピーマン、茗荷に海老イカなどなど、
種類が多く何をひそんでいるのやら楽しい。




「穴子の天ぷら」

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きたーっ
煮こごりに続きしつこく穴子!
このあと穴子寿司と焼き穴子が来たとしてもウェルカムなほど
穴子大好き高遠穴子でございます。
築地朝〆のものだそうで、みんなも美味しいと大喜び。
Jonは骨にびっくりしてたけど一番にトライし
「good!」って(^o^)


ここで
「ねえ彩ちゃん、そばがき頼まなくていいの?」
と何もかもお見通しな深雪ちゃんの神なお言葉が。
あひーうれしいよう。
あんまりみんなを蕎麦攻めにしてはいけないと遠慮しておりましたが 
では遠慮なく。

きゃー♪
「そばがき」

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おっ

美味しすぎるですよこれ・・・(>_<)

ほんわりふくよかに香る、たまらぬかぐわしさ。
口に含んでびっくりの、予想を越えたなめらかさ。
舌の上でふわっととける空気感。
そして絶え間無く新たに生まれ続ける、馥郁たる蕎麦の香り。

考えてみると「穂乃香」は一人でしか来たことがないので
そばがきは初体験。
おいしーーい!!
「穂乃香」のそばがき、おすすめですよ〜!





さて大本命、お蕎麦はですね。
実は「穂乃香」においては私、大変に珍しいことに
いつも「せいろ」でないものを頼むのです。
なぜなら、ここのとろろはあまりにも美味しすぎるのだ!

「つけとろせいろ」

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相変わらず蕎麦は蕎麦だけで食べ、とろろは単体で楽しむところが
私のイカレているところか。でも
「蕎麦は蕎麦だけで食べ終えた後、半量(1段)おかわりしてとろろにつけて食べる」
というのもよくやる手です。

このとろろ、極上のエアリーふわふわ、
味わいはぎゅううと濃く本当に素晴らしい。
とろろに関して言えば「銀杏」のより好きかも・・・
「穂乃香」に行ったら、是非お試しを!


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蕎麦も、そばがきと同質のかぐわしさ。
あまりの美しい香りに感激したのは私ばかりではなく
テーブルからは「このお蕎麦おいしーい」「うわあ いいね〜」と
歓声まであがりまして。
もう私は自分が褒められているかのように
モジモジするほど嬉しくってたまらないわけです。


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なに、顔が赤い?

照明のせい・・うそです
小左衛門さまのせい(^o^)





.
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2011年02月27日

両国「江戸蕎麦 ほそ川」


春の宵、路地裏に浮かんだぼんぼりのような。

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灯りの中に流れる、磨かれた時間。


毎度のことだが、私はここの器が大好きだ。

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ゆったりと大ぶりの湯呑み茶碗。
その隙無き完全さと、無邪気な大胆さの同居が心憎い。
そして、この空間にこれを選んだセンスは、憎すぎる。




あさつきと烏賊の酢味噌和え。

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酢味噌は甘くて苦手なものもあるが
勿論ここではそんな不安は無用。
素直な春の香り、日本の味である。


そしてお楽しみは・・・
イエまだ蕎麦じゃあありません。
「ほそ川」の「穴子の天ぷら」!
キャッホー!!

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ええ、ええ、たしかに私は穴子の天ぷらが好きですよ。
でもやはりこれは特別な存在なのだ。
バリッと香ばしい衣の旨さ。(美味しさ、って感じじゃないんだなー)
滋味深き、たまらぬ穴子の味わい。
これよりもっと「巨大!」とか「ふっくらフカフカ!」
という美味しい穴子の天ぷらはあるが
何だかなあー「ほそ川」のこの小慣れた、粋な、
ウー もうどーでもいいや
とにかく大好きなのだ!!

蕎麦前の最後、
「穴子ときゅうりの酢の物」。

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どんだけ穴子好きなのかって、どうぞ高遠穴子と呼んでください。



そして非常に静かにあっけなくやって来てきてしまう、感激の瞬間。
本日の1枚目、「茨城」。

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大きめの丸い笊にひろびろと平らに盛られた、「ほそ川」のせいろ。
誤解を恐れずに言えば、今日の蕎麦はいまひとつフォトジェニックでない。
しかしそれは決して美味しくなさそうなのではなく
極上のだだちゃ豆のような凝縮感と、老成したような迫力を感じる姿である。

フォトジェニックでないとは言ったが、
美しさをさがして目を凝らしくまなく見つめれば
ああやはりこんなにも、美しい。

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姿で感じた迫力は、やはり。
箸先からただよう王道のかぐわしさ。
コシだの味わいだの、私ごときに余計なことは感じさせない、
言うなれば、「隙のない王道の味」。
はぁー・・・素晴らしいー・・・



2枚目は、「北海道」。
なんと、運ばれてきただけで香りがぱぁーっと空気を染めた。

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たくましく、それでいて乱暴さは微塵もない、静かな大地の香り。
蕭蕭と広がる、朝霧に包まれた北の大地が目に見えるようだ。
しっかりと受け止めてくれる腰を噛みしめれば
味わいと甘みが口中いっぱいにひろがる。

そしてこれも毎度のことだが、
ここは汁が素晴らしすぎる。
私の好みで言えば、完璧だ。
どうにもこうにも・・ああ来てよかった。しあわせだ。



駆け抜けた夢のあと。
食後に出されるお茶にも、毎回ノックアウトされる私。
大好きなこの湯呑茶碗。

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ここは、国立博物館か平成館か。
安らかさに満ちた、完全なバランス。
手にとってハッとさせられる絵付けの高台にはシビレるばかり。


この味、この蕎麦にしてこのセンス。


家に帰ってもまだそのよろこびが続くような、
「心を豊かにしてくれる時間」は、ここにある。


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2010年6月の「江戸蕎麦 ほそ川」


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2010年07月09日

押上「朴仙」(蕎麦切れ)



蕎麦切れったってお蕎麦屋さんの
「今日お蕎麦終わっちゃいましたー」
という蕎麦切れではない。

かと言って
「なにィ、蕎麦ぁ?!!」
と蕎麦をネタにキレることでもない。

私の血中蕎麦粉度の話である。
ここ数日、蕎麦がたぐれなかったのだ。

そのダメージときたら。


何をしていても何だか物足りないような、
集中できないような。

酸素が薄いところにいるわけでもないのに
なんだか息苦しいような、

気温は熱いのに体は冷えているような。


元気になりたくて
いつも以上にしっかり食べているのに
なんでこんなに調子が上がらないんだろう・・・


あっ。



「お蕎麦が足りないんだ!」



てなわけで、
今日は押上「朴仙」。

ピッカピカつっるつるの熟成系せいろと

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黒々とした太打ちの田舎。

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これまた流麗なつるつるぶりで
噛みしめるとややぬめり感のある歯ざわり。
その内側から大地の力強さを思わせる味わいが
こぼれてくる。





でもね・・・
美味しかったのですが、
お腹もたいへんいっぱいになったのですが


「まだ蕎麦粉が足りない」。



蕎麦粉度、相当マイナスになってるみたいで・・・


今日は蕎麦茶解禁dayにしようかな〜
(ペットボトルの蕎麦茶すら大好き)







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2010年06月21日

両国「江戸蕎麦 ほそ川」


黄朽葉色に塗り込められたモダンな空間。

最初こそ少々気詰まりに感じたが
この店で憩うペースを見つけた今は、
私にとって豊かなる寛ぎの空間である。


両国という場所もいい。
昼間は国技館や博物館に来た人々で賑わい
夜は打ってかわって静かな街。


何よりこの蕎麦、そして汁である。


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昨日の茨城の、馥郁たる薫り。

「蕎麦は貧困な土地で育つ穀物」と言われてしまうことがあるが
厳密に言えばそれは間違いで
「貧困な土地でも比較的育ち得る穀物」である。
米や小麦同様、肥沃な土地を好むのは植物として当然。


この蕎麦は、正にその茨城の沃土を思わせるふくよかな薫りを
溢れんばかりにたたえていた。


口に含めば、これぞ「ほそ川」。
余裕の軽さ、余裕のコシ。
これだけふんわりとやさしくありながら、
凛々しき品格を失わぬ稀有な蕎麦。
はあー、いつもながら、参ります。


黄朽葉色の洞窟にふうわり浮かぶ、
時間なき時間。


それを裂くように
「えーっ 田舎ないのぉー!?」
と言ったのは私ではない。
向こうのテーブルの女性である。


私も「ほそ川」においてはここのところ
運悪く田舎売り切れが続いているので
今日も大いにがっかりしたのだが、
来た時間も遅いので仕方ない。

せいろを2枚頼めば、産地違いのお蕎麦を出してくれるので
(それも「あれば」だが)
それでしあわせを感じようではないか!



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2枚目の福井は、
福井にしてはやや大人しく優等生な印象。
ガツンとした強烈はないものの、
「ほそ川」の醍醐味である余裕の歯ざわりを楽しむうち
奥深い味わいが口中を染めてくれる。


ここで私が愛するのは蕎麦ばかりではない。
その汁。
これがどうにも肌に合う。

蕎麦を汁につけない私が
汁について語ってもあまり意味はないが
「蕎麦湯を何も入れず飲みつつ、時々チラと汁を舌に載せる」
ことを蕎麦後の無上の喜びとしている私にも、
私なりの好みがある。

汁は「何も感じない汁」がいい。
甘いとか辛いとか濃いとか薄いとか
「カツオーッ!!」とか「しょうゆ〜〜っ!!」とか
何者も飛び出していないものがいい。

という理由で私は「ほそ川」の汁が好きなのである。


そうそう、ここは器の趣味もとても好きだ。
湯呑みなど、キリリと端正な磁器ながら
大きさはゆったりしているものが多いのが
のびのびとした気持ちにさせてくれる。

手びねりの素朴な陶器の湯呑みで大きめのものは多いが、
どちらかと言えば磁器好きの私、
ここの器は毎回見て惚れ、触って惚れ。



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濃厚蕎麦湯をなみなみとたっぷり飲みたくて
ついお湯呑みで蕎麦湯を飲んでしまい
いつもながらほそ川さんすみません・・・(^^;;)








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posted by aya at 20:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>墨田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする