2014年10月28日

新江古田「じゆうさん」


今夜は、お蕎麦大好きの大切なお友達と一緒なので
絶対に美味しいお蕎麦を食べたい。
じゃあ「じゆうさん」だ!

若き異能の店主の、ここにしかない絶品蕎麦を食べに。

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拙著「蕎麦こい日記(飛鳥新社)」において
私が是非にと紹介させていただいた
「敢えて新蕎麦を出さないお蕎麦屋さん」。

新蕎麦は色や香りは素晴らしいが味わいには欠ける場合もある。
もちろん全て一概には言えない話だが、保存方法が完璧であれば
1年前2年前のものの方が甘みや味わいが深まり、
じわわわ〜っとたまらぬ美味しさが引き出されてくる。

例えば1年前入手した極上の玄蕎麦を完璧な状態で管理し、
その熟成度合いを毎日見つめながら最高の状態に持っていき
見極めた「その時」に自家製粉してすぐさま蕎麦を打つ・・・

はっきり言って新蕎麦を出すよりよっぽどよっぽど大変なのだが
美味しさのためならどんな手間も惜しまぬ蕎麦職人が
今の日本には居るのだ。



ぐっと照明が落とされた、落ち着いた空間。

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「ぜんまい」
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一般的なものよりずっと太くたくましいぜんまい。
ごま油かな?豊かなボリュームある味付けで
どーんと迫力ある山のご馳走だ。
「竹やぶ」出身のお店ではお馴染みのメニューだが「じゆうさん」のは
ボリューム感とさっぱりのバランスが美味しくて大好き。


「つるむらさきと無花果のサラダ」
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季節のメニュー。
つるむらさきも無花果も大好物なのでこれは頼むに決まっている!!
素敵なメニューだなあー


「生ゆばと豆腐」
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「荒挽きそばがき」
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ギャー 来たー!
「じゆうさん」では絶対に頼まなくちゃの「荒挽きそばがき」。
ものすごい荒挽き感、ものすごいフレッシュな美味しそうさ!

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無数の粗挽き蕎麦粒に吸い込まれそうな肌。
見入れば白や新緑のような緑の粒が揺らめき
穀物と言うより野菜のかたまりのようなそばがき。
ふわぁーー!とふんだんに香る、青く美しい最高のかぐわしさと
モチッどろ〜つぶつぶつぶ〜〜 とした舌触りにうっとり!


お蕎麦は「せいろ」と「田舎せいろ」を頼み
いつものように順番はおまかせでお願いする。



と、ここで大事件発生。

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空いていたこのお隣の席にカップルがやって来て
その女性のほうがとっても綺麗な人だったので
わー綺麗だな〜、なんて最初はのんきに思っていたのだが。

その方が、た、大変ゴージャスに香水をまとっていらしてですね・・・(>_<)
もう蕎麦犬&蕎麦好きお友達は、悶絶の大ピンチ、大パニック!!

時は今まさに、愛するお蕎麦さまをお迎えするという瞬間。
ああ何たるこの不運・・・
ただでさえ
「蕎麦が出てくるとなぜか嗅覚が普段の100倍位になり
 店内中の香りが鼻の中に入ってきてしまう」
という深刻な疾患を持つことから蕎麦犬を自称している私には、
これは冗談じゃなく危機としか言い様のない状況なのだ。
もうデパート化粧品売り場にいる気分になるくらい、
鼻先を香水にドボンとつっこんだような気持ち。


綺麗なお姉さんお願いです、
そこにいらしてももちろんいいのですが
しばし動かないでいただけると大変助かります、
ああっそんな、ジャケットをバサバサやっては・・!ヒィィ〜〜〜!



「田舎せいろ」
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感涙。
美しい肌が私の目を、心を底から奪う。
黒々と、土佐和紙のような趣にみちた肌。

蕎麦犬、集中します。
右の方から押し寄せてくる南国の花のような強烈な香りを心眼で無視し、
今この世に在るは愛するあなたと私だけ・・・

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最初に出会ったのは、しずかな香ばしさ。
それがだんだんと深くなりその深さに目を見張る。
甘さやさわやかさなどは見えず、シンプルにただその深さに溺れるひととき。
南国の花は全面無視!心眼で排除!!
ああああ なんと素晴らしい「田舎せいろ」!!
ざらざらの肌はずっしりしているようで
たぐると独特のみずみずしい軽やかさも感じられる。
ざらついているのにすべらかでたぐりやすい繊細な粗挽き。
今日は黒姫の蕎麦。



「田舎せいろ」を食べ終わり、次の「せいろ」までにちょっと一息。
なにしろ愛と危機が同時にやってきたのだから大忙しなのだ。
でも危機とか言いながら
本当は2人ともこのあまりのタイミングと犬過ぎる自分たちが可笑しくて
クックッ大笑いしてたんですけどね・・(^^;;)
お隣のカップルも食べるの大好きのようで、
おつまみを盛大に注文し、とっても楽しそうにしている。



「せいろ」
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大きな四角いせいろの上に広々とひろがるやさしい風情。
今日の肌はやや赤みを帯びている。

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ムンと強くただよう甘い香り。
姿は素朴な粗挽きに見えるが舌触りはなめらかで繊細。
ふっくらと自在なコシといい、甘く優しい味わいといい、
二八の良さと十割の良さを併せ持ったような赤城の十割蕎麦だ。


今夜は途中大ピンチもあったが、
「じゆうさん」への長年の愛を込め全身全霊で集中し
その姿、香り、味を見つめた時間もまた楽しい思い出。


お隣のカップルも、「せいろ」「田舎せいろ」を2枚ずつ注文している。
みんなここのお蕎麦が大好きなのだ。


若き異能の店主の、ここにしかない絶品蕎麦。

「おあげ温そば」っていうのも気になるなあ〜♪




2010年09月の「じゆうさん」
2010年04月の「じゆうさん」



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2014年02月16日

中野坂上「ら すとらあだ」


お酒の味は大好きだがアルコールに弱い体質なので
結局いつも小鳥くらいの量でブレーキをかけてしまう私。

しかしお蕎麦については生まれてこの方ブレーキをかけたことがないので
しょっちゅうぐでんぐでんに酔っ払っている。
特に超絶美味しい蕎麦を複数立て続けに出されると
胸の中で爆発した愛と感激をいちいち片付けることができず(本気で言っています)
いわゆるトランス状態、泥酔状態になってしまうのである。

そんな私の泥酔スポット。

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いつもながら閉店しているとしか思えないこの有様。
看板が壊れたわけでも、天候のせいで今日だけ特別にシャッターを閉めたわけでもない。
通常でこの姿なので、店の真ん前に立ってもここを店と認識することは難しい。
初めて訪れてすんなりたどり着ける人は少ないだろう。

しかし、こ〜んな不思議な構えでこの路地裏にぽそっと現れたこの店が
あれよあれよという間に知る人ぞ知る隠れ有名店になってしまったのだから
いい店というのはいくら隠れていても放っておいてはもらえないものなのだ。


店構えは素っ気ないが店内には店主のセンスが随所に光っている。
ワンカップのグラスにセットされた手ぬぐいで
今日もはじまりはじまり〜♪

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この志賀高原ビールのスーパーフルーティーぶりはすごい!
ホップの香りということだが、
私にはまるっきりマンゴーの香りに感じられる。
なんともさわやかな南国感、おいしい〜〜



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豆の味が濃くて私好みど真ん中♪



「ほうれん草のおひたし」
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おひたしが美味しいというのは私にとって大変重要なポイントだが
「ら すとらあだ」のおひたしはいつも本当に美味しい。
この時も一口食べてつい「美味しいっ!」と声に出して言ってしまったが
ほぼ同時くらいにお隣の方も私と全く反応をしたので大笑い(^o^)




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これは先程のような華やかさはなく、シンプルさわやかな苦味感。
これも好き〜



「土佐しらぎく」
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この酒もおいしい!
入り口はガツッとくるがすぐにディクレッシェンドしてくれて
(すみませんお店来る前歌ってたので音楽モードで)
余韻は澄んでいる。
どんどん飲めちゃいそうで危険危険。



「自家製豆腐」
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今日はできたて!まだほっこりあたたかい〜。

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もともと味の濃いここのお豆腐が、あたたかいせいでさらに味わい濃厚に(>_<)
食感はとろんとやさしいのに味はぎゅー!と力強く舌に染み込んでいくのが凄い。
しかも甘ったるさやしつこさはなく、豆の香りがふわーとしてただただ素晴らしい。
さすがは神田「眠庵」仕込み!





「山廃 本醸造 佐久の花」
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これはガツーン、ズドーンと来ます!
大人の味、私はまだ修行が足らんようです。
この猪口もお立ち台も大好き♪♪



「蕎麦味噌」
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お馴染みの「らすとらあだ」オリジナルメニュー。
いわゆる蕎麦味噌とはかなりイメージが違う異国風アレンジだが、これが非常に美味しい。
ケイジャン風味のマッシュポテトと西京味噌を合わせた上に
バーナーで炙ってあるところがまたニクイ。
ポテトとチーズとクミンの香り〜♪



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今日は全種類味見の勢い(^o^)


「蕪と豚肉のかえし焼き」
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煮詰まった返しが甘辛香ばしい〜
甘い味付けは苦手な私だがこれは素直に美味しい。
豚肉は首の肉だそうでむっちりした食感も大変好み。
蕪と合わせるセンスも素敵。





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ここの山葵はとても綺麗でおいしい。
安曇野からやってきました。



さてここからが、冒頭で言い訳した(つもり)の
泥酔物語の始まりである。
たしかに今日はお酒もちょいちょい味見しすぎた感はあった。
でもお蕎麦が出てくるまでは普通に正気を保っていたのだ。

ところが次から次へと感動最高レベルのものすごいお蕎麦出て来てからというもの
何が何だかわからにゃく・・・・


一枚目「埼玉三芳と益子のブレンド」
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ぶっっ

ナンデスカ

この

恐ろしいほど美しい緑色は!!

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ありえない、この超絶美肌!!美しい緑!!
突き抜けるようにフレッシュな、
蕎麦のかぐわしさの美しいところだけを全部集めたような香りが素晴らしすぎる。
ザラッザラの粗碾き肌ながら表面は滑らかで
スルスル〜 と口中を流れるザラザラの感触がみどりの香りのゆめのなかに埋もれて
もはや言っていることが意味不明すぎる。
とにかくもう、ただただたおいしい!!たまりゃーーーん!!!




二枚目「茨城・笠間 水府在来種」
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うわああ
この肌もまたすんごいんですけど・・

もうそんな、立て続けにやめて下さいと言いたくなるほどのこの眺め。

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(>_<)

む むねがいっぱいで

なにがなんだかわかりません

一枚目「埼玉三芳と益子のブレンド」に比べれば
青いフレッシュさが少ないようではあるが
そのぶん白いまるみがあり、やさしさもあり
でもやっぱり十分青くてフレッシュで・・

はにゃはにゃ・・ゆめのなか・・・



三枚目「松本と摩周のブレンド」
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おー
今度は太打ちであります

もう私相当イカレてるので恍惚の国から薄目で遠く見下ろしている感覚ではあるが
えい、手を伸ばしてたぐってみよう!

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しろくむっちりとした肌からただよう、上品なこうばしさ、たくましさ。
噛みしめるとほんのりした甘みが舌にひろがり、私にひろがり

もう
美味しすぎて
何も形容できません、
目が開きません、

気がつくと体が斜めに・・

「身も脳も蕎麦に捧げて三枚目」

私のデンジャラス・スポット「ら すとらあだ」である。




<おまけ>
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毎回撮らずにおられぬ、理容ムトウの手作り感あふれるポスター。
ムトウ理容師の心に響いた切り抜き、結構マメに張り替えられております。





2012年11月の「ら すとらあだ」
2012年06月の「ら すとらあだ」





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2013年12月28日

新井薬師前「火群」


新井薬師前の隠れ家。

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闇の中、マンションの一階にほうっと浮かぶ灯り。
小さな佇まいは幽玄の趣をひっそりと湛えるばかりで
近づかなければ何の店なのかわからない。


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店には着物姿の女将さんがひとり。
この女将さんがすばらしい。
押すでもなく引くでもない。凛とした、親切さ。
店は大人気につき今日もあっという間に満員になった。
女将さんひとりなので大忙しだが、決して慌ただしくなく、
いつも店には落ち着いた心地良い時間が流れている。
これは本当にすごいことだ。

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お通しの鴨ロース
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お通しの枝豆
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季節外れと思うなかれ。
処理も丁寧で味が濃く、これが大変においしい。


「本鮪 中落ち」
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「今日いいのが入っていますよ」とのおすすめの言葉通り
絶品の中落ち!!
酸味なく、新鮮な脂の旨みが素晴らしい。
たまらん!これでいくらでも飲めちゃいそう!(口だけは達者)



「手作り〆鯖」
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鯖好きにつき何処へ行っても頼んでしまいます。
〆具合やさしく脂が爽やか、とても美味しい。


「和牛のサラダ」
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薄切りのいい肉をサーッと軽やかに炒めてトッピングしたサラダ。
牛肉の甘みがおいしい、下のサラダもおいしい。
ここまでに食べたツマミが全品500円!!信じられない。



「手打ちせいろ蕎麦」
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空気をはらんでふわりと軽やかに重なる肌。
おいしそう〜

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明るめの肌に鮮やかに浮かぶ、黒いくっきりとしたホシ。
手繰り上げるとこれがまた嬉しくなるほどむんと香る!
力強くたくましい、八ヶ岳産の蕎麦のかぐわしさ。

口に含むと見た目の通りふんわり軽やか、
しかし噛みしめるとほどよい余裕のコシがありとてもおいしい。
香りは強烈なほどだが甘みは少なく、味わいはすっきりしているのがまたいい。

汁はいりこのような、なかなか個性的なもの。
これまた甘み少なくすっきりとしている。
そして蕎麦湯にいれると猛烈に美味しい!


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蕎麦湯がおいしいと、ついつい長居。
店内には相変わらず穏やかで居心地の良い時間が流れている。


「火群(ほむろ)」という店名のイメージから
あたたかい炎の周りに美味しいもの好きの虫達が集う、
新美南吉の本の1ページのような絵が、私には見える。



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posted by aya at 16:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中野区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月24日

中野坂上「ら すとらあだ」


巨大なビルが立ち並ぶ中野坂上交差点。
しかし路地を一本入れば、そこは目眩がする程昭和である。

「クラブ湯」。

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どういうクラブかと思ったら
由来はなんと、あのクラブらしい(夜の)。


私が大変気に入っている「理容ムトウ」の手づくりポスターは
若いイケメンモデルにチェンジしていた。

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写真に四つ折りの線が入っているところを見ると、
何かの切り抜きなのかな?
ムトウさんの美意識に響いた旬のヘアスタイルの写真に
こまめに張り替えられるのだろう。



暖簾も看板も何もない「ら すとらあだ」。
路地にこぼれる灯りだけが頼りである。


「ら すとらあだ」の夜は
コップ酒の瓶に入れられた手拭いおしぼりと共に始まる。

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店主らしいセンスの、楽しい演出。


今夜はテーブル席も予約でいっぱいだそうだ。

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店の趣は簡素だが、驚くほど美しい器に出会えてしまうのも
「ら すとらあだ」の楽しいところ。
普段使いの器の間に、凄い器が次々現れる。

薄桃と紅のアクセントが可憐な酒器で飲む、「佐久の花」。

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ガラスの欠片が内側の光を外に放出している。



「レンコンとにんじんのキンピラ」
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しっかり太めで食べ応えあるキンピラはおつまみにぴったり。



「キノコのスープ」
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これは「ら すとらあだ」に来たら絶対の一品。
芳醇なキノコとバターの香り、ザックザクの「食べるスープ」。
おいしいなあ〜〜



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うん、これは飲みやすい。「佐久の花」より大分いけそう〜♪(当社比)



これもまた、ロマンティックな酒器。
満天の星が夜空に溶けていくような。

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「焼きみそ」
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ケイジャン風味のマッシュポテトと西京味噌を合わせたという
アイディア焼きみそ。
和風の甘い味噌味は苦手なのでこの無国籍なアレンジは大変嬉しい。
焦げ目の黒とスプーンの黒が合っているのもおしゃれ。
(「偶然ですよ〜」と店主。)


「トマトとモロヘイヤのおひたし」
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トマトのおひたしって?
と思ったらおひたしはモロヘイヤのみで、そこに生のトマトがドン!
和のおひたしをサラダ化したような、これまたいいアイディアですね〜
出汁もすっきり美味しいので全部飲み干してしまった。



私の背後のテーブル席に後からやってきた予約のお客さんはカップルで
先程から美味しい美味しいを連発している。
おつまみが出てくる度に「この10倍くらい食べられる」と言っている。
その二人の反応が、蕎麦が出てきて少し変わった。
先程までははしゃぎ喜んでいるふうだったが
今度は明らかに驚き面食らっている様子。
「えっ・・・なにこれ、こんなおいしいお蕎麦・・え?!」


フッフッフ、そうでしょう そうでしょう、
「ら すとらあだ」のお蕎麦は美味しいんですよ〜
と知った風に一人ニヤニヤしていた私だったが・・

お蕎麦が現れてギョッとなった。

な、な、ナンデスカこのモノスゴイ蕎麦はーっ!


「栃木・益子(三度碾き)」
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超絶、抜けるような青緑。

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まわりの空気までも青緑色にひんやりと染めていくかのような、
アイス・エメラルドグリーンとでもいおうか。

こんなに美しい青緑は何年も見たことがない。
生まれて初めてと言ってしまいたいほどの感激。驚き。

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色のみならず、ざくざくふるふるとした肌の美しさも超絶。
それをたぐり上げてひろがる香りの美しさも超絶。
青くフレッシュで清冽で、しかし落ち着いた正統派のイメージのかぐわしさも併せ持った超・完全美。
脳の奥まで全てが洗浄されて澄み渡って、私は雲上の人になる。
おいしすぎてもうまばたきができません。なにもかんがえられません。
あああ もうなにがなんだか・・


「粉がいいだけですよ〜」と謙遜する店主。
しかし店主はこの蕎麦に合わせて「三度挽き」という大変な仕事をしている。
「ら すとらあだ」の蕎麦は全て手挽き。
ご存知「手挽き」とは、重い石臼を手でゴリゴリ・・ゴリゴリ・・・と回して
微量ずつ粉にするという、気が遠くなる程時間がかかる作業だが
それをこの蕎麦に関しては3回繰り返したというのだ。
1度挽きでは自分が思い描く蕎麦にならなかったということだが
それにしたってその労力と根気はすごいものだ。

3度碾くと食べてみて何か違うの?と思う方もおられるかもしれないが、
違いました違いました。
手挽きならではのゴツゴツ感、不揃いなざらざら感を楽しませつつも
それらが不思議と整った、するするすべすべとした面の内側にあるのだ。
限りなく美しいひんやりとした青緑が
私の口中を、喉を、そして体内を、するすると流麗にめぐる夢。
これが、店主が思い描いた蕎麦なのだ。すごい!



「ら すとらあだ」では、いつもはだいたい2種類の蕎麦が用意され
「そば 1種類」
「そば 2種類」
のどちらかを選ぶようになっている。
しかし今日は3種類あるということで「そば 2種類」の量で3種類食べられることになった。
うはははははぁ〜〜〜(^O^)


「富山・山田在来種(一度碾き)」
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ウワー・・・
これまたなんと美しい肌なのでしょうか。

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透明感のある澄んだ肌に浮かぶ、極粗碾きの粒子たち。
ふるふると揺れる輪郭線、白く溶ける夢のような肌の陰影を見つめているだけで
時間が過ぎていってしまいそうだ。
こちらは先程の強烈なフレッシュ感はないものの、
白く澄み切った、しかし蕎麦の滋味なるかぐわしさも隅々までまとった
素晴らしい蕎麦だ。
先程の蕎麦の後でなければこれまた目がかっぴらいて
数日忘れられないような蕎麦だっただろう。
こちらももちろん手碾き。
ここまでやるか!というほど粗く不揃いな舌触りに心を澄ませれば、
手をつなぐ蕎麦の粒子たちが目に見えるようだ。
それでいて食感は優しく凛として、
はああ・・・これまた、ただただ美味しい。
素晴らしい。





「北海道・多度志(1度碾き)」
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こちらは太打ちですね。

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ほわぁーーん
雪山のてっぺんで深呼吸したかのような、白く清くまぁるいかぐわしさ。
しかし清すぎて退屈なことなく、蕎麦というたくましい穀物のじんわりとした味わいが
しっかりと下を支えている。
ふっくらもにょーとした太打ちの食感の中に、
粗碾きの粒子が優しく浮かんでいる。



しあわせまみれでもうヘナヘナ、なんとか椅子に座っているような状態の私の背後に
悲壮な雰囲気の男性客が入ってきた。
さっき電話してきた人だろう。

「よかった・・・どうなることかと・・もう限界で・・」
「ら すとらあだ」の蕎麦をしばらく食べないと禁断症状が出るらしいのだが
その禁断症状と海外出張が重なり相当つらかったらしい。
今日は営業時間内に間に合うように無理やり駆けつけたらしい。

わかりますわかります!
おいしいものには罪がある。
私も今日あれだけの蕎麦を食べちゃったからには
そうなる日も近い・・・?



中野坂上の路地裏に、こわ〜い店がある。

暖簾も看板もない建物に、禁断症状で朦朧となった人々が次々と吸い込まれていく・・・


きゃー!







2012年6月の「ら すとらあだ」


posted by aya at 22:44 | Comment(8) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中野区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月30日

中野坂上「ら すとらあだ」


駅上の交差点付近が開発整備され
立派になった中野坂上。
しかし交差点から1本目の路地を入るともうこんな感じである。


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この看板。いいでしょ〜?

「理容 ムトウに行けばアナタもこのモデルのようになれます!」
ってことなんでしょう。
色画用紙に写真を張り付け、住所は手書き。
なんとも心温まる手作りの看板だ。


交差点から1本目の路地を右に。
このナイスな看板の角を左に。
そしてすぐまた右に曲がったあたりに
「ら すとらあだ」はある、はずなのだが・・・

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見当たらない・・・

近くには小学校があるらしく
下校中の小学生がのどかに歩く住宅街。
1本間違えたかな・・・

あれ?

えーっ これがお店なんだ!

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アハッ これはさすがにわからない。
面白いなあ〜


靴を脱いで店内に入る。

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すっきりした板の間には毛足の長い絨毯が敷かれ
大きな窓からの自然の光が実に気持ちがいい。
住宅改造風でもない、かといって店舗らしくもない
個性的な空間。
小さなテーブル席のほかにカウンター席もある。


今日は暑いので、まずは・・・・

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玉村本店の志賀高原ビール、Miyama Blonde。

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真新しい、北海道の胡桃の木のカウンター。
ワンカップの空き瓶に飾るように入れられた「てぬぐいおしぼり」。
しずく型のグラスに注がれたビール。
乙な眺めに、もうすっかりいい気分だ。



開店間もない店ゆえ、ただいま味の研究中という、
「柚子味噌」。

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あらっ 今日はなんだかペースが異様に速い?!

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これおいしい〜
結局本日一番好きなお酒だったかも。


こちらも、味の研究中だそうで
今後つけ汁としてメニュー化しそうな
「きのこ汁」
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これまた、おいしい〜!
これでもかという程きのこいっぱい、
ざっくざく具だくさんのきのこ汁。
タマネギの甘みとバターの芳醇な香り。
ずっしり豊かなごちそうスープだ。



天遊琳
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伯楽星
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(器がひとつひとつとてもいい。このガラス器もすごく好き)

なんだか今日はペースがすごくて
私は味見が精一杯なのですが〜

なかでも私が美味しかったのはコレ!


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純米吟醸 満天星 夏の生(夏まんてん)。
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ちょっと透明すぎ?と思ってしまうほどスッキリすぅーっと入れるけど
その後に澄んだコクがある。
詳しくないので知りませんが諏訪泉にしては
びっくりな味わいらしいです。



「おひたし」
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出汁の味わいもしゃっきり感を残した食感もちょうどよく
美味しいおひたし。



これも試作品だそうです。
「豆腐の白味噌鍋仕立て」
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甘い味付けが得意でない私には
白味噌はやっぱり甘いのだが
お蕎麦屋さんで小さな豆腐の鍋が食べられるのはとても嬉しい。
しかも豆腐は自家製!
味噌仕立てにしてしまうのは勿体無いほどだ。




「だし巻きたまご」
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ふっくらふんわり、軽〜いだし巻き。
私には甘くないというだけでも素晴らしいのだが、
それ以上にとてもおいしい。
食感は軽いけれども味わいはしっかり重めで
たまごやき食べた!という満足感があるのだ。



そしてここのお酒ラインナップは
すごいことになっております。

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もはや全くついていけず味見もできなくなった私。
今日は夏まんてん味見の時点で
もう真っ赤っかの宇宙人声でしたから〜(^^;;)


でも真っ赤っかだろうが宇宙人だろうが
心は常に一点に集中しております。


もうすぐ逢える・・・!

もうすぐ食べられる・・・・!!



ここで告白致しますが、
わたくし今週はちょっとした「生命の危機」にさらされていまして。

なんと9日間の蕎麦抜き生活をしていたのです (>_<)

スケジュールの都合上やむを得ずそういうことになっていたのだが
これだけ長い期間お蕎麦を食べなかったのは、
海外滞在中を除いては実に10年ぶり以上だろう。


そんな蕎麦飢餓状態であったから
今日はもう何と言うか、
気持ちとしては嬉しいを通り越して「感無量」。

「信じられない、大好きなあの人にまた逢えるなんて」

そう思うとなんだか照れくさいほどで
だからといっていきなりモジモジされても
「ら すとらあだ」さんも気味悪いと思うのだが・・



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あああああ
きた

きちゃった

なんだかすごく綺麗な色みたい

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わああああっ・・

この、ものすごいほどの穀物感。
淡緑の肌を埋め尽くす白い影、無数のホシ。
ザックザクの蕎麦粒子たちが集まって描く輪郭線は
猫柳の枝のように揺らめいている。
そしてその風味がまた素晴らしすぎる。
ふわーーーーっっ!と勢いすら感じるほどの
濃厚フレッシュなかぐわしさ。
たった今芽吹いた蕎麦の芽をそのままハグハグ頬張ったイメージだ。
(イメージイメージ、実際の芽はそんな味しませんが)
食感はごく軽く、しかしその中からも濃厚な蕎麦の味わいが。
福井県山室町の在来種。
おいしい・・・めちゃくちゃおいしい・・・
あああ お蕎麦ってどうしてこんなに素晴らしい食べ物なんでしょう
浸透圧で私が全部とけそうです(発言全て意味不明)




2枚目「山形・最上早生」は、ガラスの器で。

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少し橙がかった色つきガラスが
「暮しの手帖」ぽい懐かしいムード。
素敵だなと思ったら先程とても気に入ったお猪口(伯楽星を飲んだもの)と
同じ作家のものだそう。

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先程の福井よりやや太め。
見るからにフワンとしたイメージだったが
食べてもフワンと軽く、そしてモチモチ!
香りは先程の福井より軽いが独特の食感の中から溢れる
白く品の良い味わいがたまらない。
おいしい〜 おいしい〜
ああもう私は、しあわせだ。


食後は蕎麦湯に加えて、
「ら すとらあだ」にはコーヒーがある。

宇宙(人声)から帰ってきた私に
店主がたっぷりめに淹れてくれる。

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まだ看板もメニューもない「ら すとらあだ」。


いろんな意味で日本人離れしていると私が感じている、
自由な感性を持った店主ゆえ
これからどんな道(strada)を進んでいくのか
実に楽しみな店なのだ。


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2011年11月30日

東中野「酒と肴と手打そば 睦」


コンサートの前に、大好きな大好きなZBさんご夫妻と、
ささっとひとたぐり!
こんな時、駅前にある「睦」は本当に便利でありがたい。

夜の開店と同時に入ったが、
時間を逆算すると店には35分しかいられない。
「睦」は美味しそうなものがいーっぱいあるので
メニューを見て目をぐるぐるさせながら選ぶ。
お酒と〜、お刺身と〜、お蕎麦と〜、
「牡蠣のそば粉焼き」は頼みたい!と盛り上がったけど
間に合わなさそうなのであきらめる。


「開春超辛口」と「お通し」
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超辛口だけあってキリッッ!とおいしい〜。
お通しの左のは、蕎麦粉を揚げたのかな?
とお店の料理盗むのが得意技の奥様たみちゃん。
相変わらずたみちゃんの可愛さは犯罪的(>_<)
容姿も性格も声もセンスもかわいいって、なんなんじゃー!ありえん。


「太刀魚」
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「皮はぎ肝添え」
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刺身そのものも美味しいけど
き、肝がヤバイ!!一緒に食べると美味しすぎる!!
宝物は3人で譲りあって、だいじに美味しがって食べる。


「せいろ」
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むわぁ〜と力強く濃厚な香り。
ムチッと弾けるような強い歯ごたえ。
しっかり噛みしめ、味わいと甘みを楽しむ。
おいしいなあー


「細打ち粗挽き」
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こちらは黒っぽい肌に豪華なホシ。
粗挽きの肌は無数の陰影を浮かべ、しっとりとやわらかそうに重なっている。
口に含むと見た目ほど柔らかくはなく、
意外にも凛とした歯触り。
香りは「せいろ」のようなたくましいものでなく、
ほんのりと静かにただよう、渋い枯れたイメージの香りだ。
うーん、今日はコッチのほうが好きかな!


お店の人がぱぱぱと出してくれたため
何とか35分で店を出て、会場にもすんなり。
15分前に会場についた瞬間、ZBさんが叫んだ。

「なんだぁー、牡蠣食べたかったよ!!」

アハハハとウケながら「ねー!!!」と思わず力いっぱい相槌。
あれは美味しそうだった・・

ZBさん、また行きましょうね〜!


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2010年09月29日

新江古田「じゆうさん」


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「じゆうさん」より生中継でお伝えします!

本日は19:30よりアンシュ出演ライブが江古田バディにて行われるため
「じゆうさん」にてエネルギー注入中でーす。


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ちゅるちゅるなのにムワァ〜と野生味溢れる香りを放つ田舎。
端正な極細切り、ふわりとやわらかく
伸びるようなコシを持つ微粉のせいろ。


あ゛〜〜〜
来てよかった。

しあわせだあ〜



さてっ

飛び入りもあるかもないかも(^O^)?

きゃほーい





.
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2010年07月24日

中野「武蔵野そば処」「さらしな総本店 」(ナカノはハシゴ)


中野に行ったらどうにもこうにも梯子である。

蕎麦そのもので言えばちょっと歩いても丸屋に行きたくなるが、
中野駅前の、あのゴチャゴチャした飲み屋街の雰囲気は
やはり捨て難い。

あまりにも至近にあるこの2店の店構えの楽しさよ。
これだけの情緒はなかなかない。


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「武蔵野そば処」



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「さらしな総本店」



この2店が歩いてものの1分とかからない距離にある、
迷路のような楽しい路地。
付近に立ち並ぶ店も道路にはみ出したような店あり、
中から大笑いの声が響いてくる昔ながらの赤ちょうちんありで
これを梯子せずにおらりょうか。


いつもは酔客で大賑わいの武蔵野そば処、
今夜1階はなんと私だけ。
静かなこの店も新鮮でいいもので、
壁一面のメニューをのんびり眺めるのも楽しい。

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お蕎麦は田舎の街道沿いで出てくるような
のんびりした蕎麦。
今夜はやや粉の香りが淡く
生々しいような味わいが際立つため
珍しく薬味をいろいろ投入したつゆにつけて食べる。



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ここは薬味が大変豪華で
黒ごま、紫蘇の実、菊の花びら、もみじおろし、青ねぎと
5種類もついてくるのだ。

紫蘇とごまの組み合わせに目のない私、
アララおいしい ここはやっぱりこれだな〜





さらしな総本店は只今
変わりで「レモン切り」と「笹切り」を展開中。

というわけで、
私が食べた「さらしな」「田舎」「二八」も
全体にレモンで笹なサワヤカフレイバーだったのが
ちょっと(否とても)悲しかったが、
いいのだ!こういうお店は
次回は釜湯がまっさらな朝イチで来ればよいのだ!



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さらしな

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二八

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田舎

 

ところで私はかねがね思っているのだが、
蕎麦には非常に狭い範囲での「地域性」を感じることがある。
戸隠蕎麦やへぎ蕎麦というような、広い範囲の地域性ではない。
都心でも、同じ駅または近隣駅といった狭い範囲で
何店舗のもの蕎麦に一種の共通点を感じることがあるのだ。

多くは「香り」の共通点であることが多いので
おそらく水のせいだと睨んでいるのだが。

今日の2店も蕎麦は全く違うのに
生々しいような香りにおいて
非常に似ていて面白かったなあ。





「飲み屋街シラフでハシゴで蕎麦千鳥」



さー、駅まで歩く商店街も楽しいな。








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2010年04月29日

新江古田「じゆうさん」



進化し、走り続けるものの美しさ。


こんな「じゆうさん」には初めて出会った!



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せいろを一口含んで驚いた。


香りも味わいもふくよかで実に素晴らしいのだが、
何よりも驚かされたのは今まで出会ったのことのない、
目を細めずにはいられない繊細な空気感である。

はかなく貴い天使の羽根を突然預かったかのような、
ピアノの高音トレモロにくすぐられているかのような。

こちらの心まで繊細にならざるを得ない。






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手挽きの田舎もまた然り。
これほど粗挽きのざくざくとした肌を持ちながら
強いところの全くない、繊細な優しさ。
香り、味わいはせいろの方が豊かに感じられたが、
凹凸のある肌が繊細な空気をはらんでいる様は
さらに新鮮な、ここでは出会ったことのない世界。

ちょっとちょっと、「じゆうさん」さん、
どうしましたか心境の変化ですか!




と思ったら、
安曇野の蕎麦粉に替えたのでそれに合わせて打ち方も、
という実に自然な理由であった。



自然と言えば自然だが、
いやいやいや・・・・

こんなにも違う角度から酔わされては、
参ったとしか言いようがない。



凄い、アーティストである。






posted by aya at 02:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中野区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする