2016年07月05日

大森町「もりいろ」


京浜急行「大森町」駅。

東京に住んでいても降りたことがある方は少ないかもしれない。
「え?そんな駅はじめて聞いた」なんて人もいるかもしれない。

しかーし、そんなことを言っている場合ではございません!
品川からたった13分。
その駅前と言っていい場所に、
こんっな超絶に素晴らしい名店があるんですから
行かなきゃ損!本当〜〜に損!!
私と一緒にぜひ行きましょう〜〜〜(≧∇≦)/


「大森町」駅の改札を出てすぐ。
商店街の入口のようなところにあるこんな印象的な建物。

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エントランスも2階も、青々とやわらかそうな木々を抱いているかのよう。
お店というより素敵なお家みたい。
こんなところでおいしいお蕎麦を食べられるなんてうれしいなあー!


店内も、外観からの期待を裏切らない完璧な美しさ。

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ゆったり居心地が良さそうなカウンター席。



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どの席にも座ってみたい、なんて思う店は珍しい。



そして何より、
ここは出てくるものがなんでもかんでも本当にやたらめったら美味しいのだ。

メニューを見ただけでもわくわくするでしょう?

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「クレソンのポテトサラダ」って!
「鴨ロースと九条ねぎの冷かけ」って!
「豚肩ロースのビール煮込み」って!

うううう 全部食べたい・・・



どれもつい飲みたくなるような美味しそうなものばかりなだけに
お酒の品揃えもだいじなところ。
ベルギービールも日本酒も、いいでしょう〜?
これはほんの一部♪

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その他メニュー本には定番のお酒やおつまみのページがまだまだあり、
見開き全部がワインのページもあるんですよ〜♪

おつまみのところには「大豆」というカテゴリがあるのに感動。
どれも魅力的なものばかりでお腹が3つくらい欲しくなる。



しかもお蕎麦は
「産地、挽き方の違う二種類のお蕎麦」の「二種もり」
があるのです!

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二種もり、私とっぴでお願いします!(死語)
それがなくなったらぜったいに泣くからぜったいにとっぴ!!

なぜ死語を連呼してまでお蕎麦の心配をしているかというと
名店は名店だけに大人気だから。
上の店内写真は帰りに撮ったもので、実際は開店直後から常にほぼ満員。
ゆっくり昼酒を楽しむ人、カウンターでさっと手繰って帰る人。
開店して一年余りだがいろいろな層に愛されてすでにすっかり町の人気店なのだ。



私は今日はゆっくり楽しみに来ちゃいましたよ〜


うふ♡

「新政 生成(エクリュ)」
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「農家直送・北海道蘭越産アスパラの天ぷら」
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蘭越と聞くと蘭越産の美味しい蕎麦を思い浮かべてしまうが
アスパラも素晴らしい香り高さ。
しっかり太くてホクホク香ばしい畑の恵み。
さっくりした薄衣も見事だ。




「汲み湯葉」
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全体にやわらかとろとろではなく液体と皮の感じの王道の湯葉。
食感はキリッとしているが豆の旨みは濃厚。
生醤油もとてもいいものらしく湯葉の美味しさが倍増して感じられた。
金継ぎ文化が大好きな私は器にもシビレました〜



「そばがき」
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きゃ〜〜〜
もうもう・・・なんといったらいいのやら・・
なんでしょうこの、
「あなたがおいしいのはもうわかりました」
という自信たっぷりな予感は!
すでに世界を手中にしてしまったかのようなしあわせ感!!
うれしすぎて・・・うっ

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ふわぁー!!と思い切り濃厚に香る青いフレッシュな香り。
この香りの素晴らしさ濃厚さはうれしすぎる。
もっちりむっちりザラザラの粗挽き肌。
ふわっとエアリーなタイプではないので食べ応えがあるのだが
あまりにも美味しい旨みと甘みの濃さにあっという間に食べてしまう。
器もセンスがいいなあ〜 何もかも本当に素晴らしいお店だなあ〜



「塩豚と大豆の煮込み」
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「煮肉愛好会会長(会員2名)」であり大豆好きの私としては
聞いただけでたまらないメニュー♡
まず大豆だけ食べてみるとソーセージのようながっつりした風味がしてドイツ料理の雰囲気。
しかし塩豚そのものを食べてみると和の感じ。
豆の煮込みなので全体の印象はラテンぽくもあり
これは楽しくていいおつまみだなあ〜
「豚肩ロースのビール煮込み」も気になる!!



ああ そして

私はあなたに出逢った。

「二種もり(一枚目)」
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たっ
たまらなすぎるこの姿・・・
あなたはおいしい。まちがいなくおいしい!!
栃木・益子の鈴木さんの蕎麦
ウワーン うれしいよう〜〜〜

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ぷわぁー!
箸先から香りを寄せるまでもなく濃厚に漂う香ばしさにびっくり。
フレッシュ、さわやかというのではなく、
まったり甘くふっくら濃厚な穀物のかぐわしさ。
やや粗挽きの素朴な肌ながら角がくっきり感じられ一本一本が独立しているので
口に入れた瞬間は硬そうに感じるのだが嚙みしめると全く硬さはなく柔らかな見事なコシがある。
何よりこの蕎麦はびっくりするほど甘い。
ほぼ常温と言っていいほどほとんどしめてられていないため
余計に甘さがぎゅううぅうと強烈に感じられ
食べ進むほどにさらに甘さが深まっていく。




「二種もり(二枚目)」
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こっ
これは〜
さらにすごいのがきちゃいましたよ・・・・
これだけおいしそうなオーラむんむんの太打ちには滅多にお目にかかれるものではない。
これは、さらに、絶対においしい!


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わおーーーーん・・・・
おおおおおーーーーん・・・

感激余ってもう吠えるしかありません

なんという美しく深遠な世界!!

最初はね、一枚目の益子の香りが強烈すぎたので香りが弱く感じたのです。
しかし探るうち炭のようなストイックな香ばしさが感じられ
それがだんだん白く美しい粉の香りにふくらんで
次第にそればかりになって
もう もう 目が開かない恍惚宇宙・・・

粗挽きのざらざらするするした舌触り、ずっしりした太打ち。
嚙みしめるほどに白く美しい味わいが膨らみ
やさしい甘みはすーっと口中を染め
ああ〜〜 だいすき。おいしすぎてもうだめです・・・

さらにこの蕎麦が店主の修行先「小松庵」で私が溺愛していた
北海道・新得の蕎麦と聞き大いに驚かされる。
エーッ 新得からこんな個性を引き出すとは、全く違うイメージだ。




もう何が何だかヘナヘナのところに
大変なニュースが。

なんと今日はたまたまお蕎麦がもう一種類あるそうなのです!

たべますたべます是非いただきます!!
(昇太師匠の「不動坊」の「ください今ここにください!」って手を出すの思い出しちゃった(≧∇≦))


「三枚目(埼玉・三芳)」
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( °o°)

ナンデスカこの目が覚めるような美しすぎる緑色はぁ〜!?
あまりにも緑色に写りすぎて色調補正しないと不自然だったほどの鮮やかな緑色。
しかも珍しいくらい繊細な細打ちだ。
これまたものすごいのが出てきちゃった(≧∇≦)♡

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いやいやいや・・・
いくらなんでも青すぎます。美しすぎます。
どんな人が育ててどんなふうに製粉して打ったらこんな色に到達できるのかと思うほどの
最高レベルの美しい青緑色。
そして見入るほどにミニチュアのような極細打ちである。
極細なだけなら他にもあると思うがこの儚いまでの繊細さはなかなかない。
口に含むとくすぐったいほどのやさしいさざなみ。
食感は儚いが香りはたっぷりとゆたかな香ばしさが濃厚。
そしてこれもびっくりするほど甘い。さざなみから甘みがギューギュー出てくる。
1枚目もそうだったがこれもなかなか足が早いのでさっさと食べてしまう。
ああ〜 なくなっちゃうのがさみしい さようなら〜



ここは蕎麦汁もものすごくおいしい。
大変私好みでつい飲んでしまったほど!
甘さもちゃんとあるのに全体がすっきりと洗練されていて、
なにも飛び出していないところが素晴らしい。

私にとって蕎麦湯がお酒で蕎麦汁がおつまみ。
蕎麦湯ゴクリ、汁チロリの至福のひとときなのだが
汁が美味しすぎて今日はいっそうしあわせ。



開店からお客さんが途切れずずっとほぼ満員だった店内は
気がつけば一組のお客さんを残してゆったりした時間に切り替わっていた。
楽しすぎてすっかり長居しちゃったなあ〜

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エントランスの木々のせいで緑の光が差し込む店内。
今のこの静寂は何よりの贅沢だが
思い返すと満員の時もこの店はまったく騒がしくなかった。
二人連れやグループのお客さんもそれぞれゆったり憩っている感じで
はあ〜客層ってあるものだなあと感心させられた。


こんなランチタイムは幸せすぎる!

でもでも、やっぱりお酒もおいしそうなのばかりあんなにあるし
夜ゆっくりしたいなあ〜


というわけで、
行かなきゃ損!本当〜〜に損!!

近々是非行きましょう〜〜(≧∇≦)/



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2014年10月24日

下丸子「蕎麦nicco」


下丸子にできた新しいお蕎麦屋さん。

可愛らしい店名は雑貨屋さんか何かのようだが
由来を店主に尋ねて感動してしまった。
奥の厨房から顔を出し、少しはにかみながら

「お蕎麦を食べてニコニコしてほしいからです・・」

(>_<)

(>_<)♡

なんて可愛らしい、ステキなお店・・・!




駅から徒歩5分、角に佇むスタイリッシュな外観。

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入口にあったメニュー。

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オープンしたてにつきまだメニューは少ないそう。






店内はぐんと照明が落とされクールな雰囲気。

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箱のような蕎麦打ち場がユニークだ。

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「お通し」
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お通しが野菜であるのはとても嬉しい。
しかもこんなすっきりとしたお浸しであるのはもっと嬉しい。
開店祝いで(勝手に(^^;;))ノンアルコールビールを飲んだ私(^^;;)


「香ばしい焼味噌」
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スタイリッシュな店ながら
出てくるものは正統派、王道のスタイルであるところが嬉しいところ。
甘めの味噌と香味野菜の豊かな香り。


「長芋のもっちり揚げ」
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長芋って揚げると(揚げても♡)美味しいですよねー!
シンプルで豊かな山のごちそう。


「醤油麹で漬けた焼き鳥」
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醤油麹というのが面白い。
確かにちょっと珍しい、しみじみとしたボリュームのある味わい。
お肉もふっくら〜♪



「せいろ」
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わー!
正方形の陶器の器に、端麗な蕎麦がおおらかにたっぷり。
すっきりと、美しい眺めだなあ〜〜


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ふーっと静かに伝わってくる、ちょっと個性的な野生の香り。
女性的な印象を受けるほど繊細、端整な舌触りと
絶妙のふっくらしたコシを持つ正統派の二八蕎麦。
食べた瞬間「北海道」という文字が私の脳裏に点滅したのだが
やはり北海道・黒松内のお蕎麦でした(^o^)
(店内暗めにつき、せっかくの美しい肌を撮りきれなかったのがちょっと残念・・)




ぶっかけ大・大・大好きながら
普段は人生をせいろに捧げ過ぎてなかなかたどりつけないのだが
今日はここまで来られました!わーい!

「いろどりそば(冷)」
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「かつおぶし、千切り大根、三つ葉、揚げ蕎麦」

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これまた王道スタイルのぶっかけながら
蕎麦の実を揚げた「揚げ蕎麦」というのが蕎麦犬としてはかなり嬉しいところ。
香ばしいぽちぽちのなかから蕎麦の風味がこぼれる喜び!
いやーぶっかけって本当に本当に罪な存在だ。
美味しいお蕎麦にこんなに美味しいものばかりのっているんだから
美味しいに決まっていますよねえ〜〜!大好きすぎる。
なのに食べている間じゅう「ああお蕎麦だけで食べたい」
という思いがグルグルするという悩ましいお方・・
単に私の蕎麦煩悩の問題なのですが。



静かな店内には
近所の親子連れや会社帰りらしいカップルがぽつりぽつりと入ってくる。
開店したての清々しい雰囲気の中、
スタッフの女性の丁寧なもてなしの声が印象的だ。



これからこの空間の中で、たくさんのニコニコが生まれていくのだ。


そう思いながら、ニコニコ蕎麦湯を飲んでる私(^^)




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2014年02月13日

鵜の木「はや川製麺所」


夜景の綺麗なお蕎麦屋さんで
向い合って楽しく話していると、
ふいに声をひそめてささやかれた。

「実は、こんなところで何なのですが・・」

どうやら何かイケナイものをくれるらしい。

なんだろう!?と一瞬ドキドキしたら、




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某製麺所のお蕎麦(^o^)

ヒソヒソは、お蕎麦屋さんにおいて
別のお店のお蕎麦を手渡すことへの気遣いだったのでした。

ちなみにこのお蕎麦は、その方に以前から聞いていた
大田区鵜の木の「はや川」という製麺所のもの。
「はや川」には立ち食いの店舗も併設されていて
ラーメン、タンメン、焼きそば、カレー、丼などが人気らしい!


というわけで早速今日茹でてみまして

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むっはぁ〜と香る、小麦粉と蕎麦粉の混じったほっこりした香り。


香りはムンムン系なのだが、甘みはさっぱりとしているところがとてもいい。
しかもよーく味わっていると蕎麦のこうばしさも感じられてくる。
むっちりと強靭なコシがあるのだが、ふるんふるんとどこか軽さもあるので
するするどんどん箸がすすんでしまう。



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ちなみに今日は黒胡麻を擂って
「擂りたて黒ゴマ+黒練りゴマ+蕎麦汁」という黒胡麻汁を作り
そこに紅芯大根を入れて食べたら馬鹿ウマー!
私ってもしや天才!? (←単純ってしあわせヾ(*´∀`*)ノ)


Kさんごちそうさまでした♪




.
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2014年01月14日

下丸子「暁庵」

(昨日の続きです♪)

出会いは、突然。

もうお腹いっぱい、お蕎麦いっぱいな気分で
下丸子駅まで歩いていたのだがこんな景色に出逢ってしまった。

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店名こそ銀座三越にもある有名店と同じだが
この店はパッと見からして手打ち蕎麦屋ではない。
カレー南蛮とか丼物とかが美味しそうな町蕎麦屋である。

しかしその立て看板に見慣れた蕎麦生産地の張り紙(^o^)を発見!!
「午後五時〜数量限定 本日の十割蕎麦」
とある。
何ですかこれは!!
めちゃくちゃ気になるじゃないですか!!

手打ちかなあ〜
どこにも書いてないなあ 気になるなあ〜
でも訊いてみるわけにもいかないし、どうしようどうしよう!!

独り身なれば一も二もなくそのまま突入ー!なのだが、傍らには
「えっもしや彩ちゃん入りたいの・・?」
と青ざめ気味のわが愛すべき友・・・(^^;;)

そうだよね〜普通の人はしないよね〜お蕎麦屋さんのハシゴなんて。
でも頼む!察して!この私の精一杯のお誘いおねだり光線!!
「大丈夫、お蕎麦食べるのは一人なんですけど〜ってお願いするから、ねっ」(^.^; )

ゲラゲラ笑う優しき友と、嬉しくってニッコニコの私でめでたく入店。


このお店が、すこぶる楽しかったー!

まず店中に張りめぐらされたメニューに和みまくり。

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一見普通なようでいろいろと見逃せない。
いかにもありそうな天丼やカツ丼はなく
じゃあ天ぷらがないのかと思うと「天セイロ」や「かきあげセイロ」はあるあたり
独特の美意識?を感じさせられる。
カレー丼はあるのになあ。
冷たいそばのところにある「冷やしキムチ納豆半熟玉子添え」ってのも
記憶喪失になりそうなほど美味しそうではないか。


そして何より、この雰囲気。

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テレビの音。
さっきから彫像のように動かないおじいさん。
「肉じゃが」「ポテサラ」「クジラベーコン」等で熱燗を楽しくやっているふたり連れのおじいさん。
小さいテーブルに4人ぎゅううと座り
「なべやきうどん」の鍋や食べ終わった丼等でテーブル中いっぱいな近所の家族連れ。
お店の人も非常に普通〜な感じで、飾り気の無い親切さがとても居心地がいい。



お蕎麦を一人前しか頼まないのでせめておつまみを。

「 銀だら西京漬け焼」
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このメニュー見て頼まなかったことあるのか、というほど大好物メニュー。
こちらは潔い感じでジュンッと焼かれております。
大好きな皮の部分が焦げているのでセーブしようと努力しましたが、
全部食べてしまいました・・・(^o^)


「塩豚グリル キャベツ添え」
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肉食女子なわが友のリクエスト。
私はいい焼き具合のキャベツに大喜び〜!




そしていよいよ・・ドキドキの蕎麦♪

表の張り紙メニューで見かけた
「数量限定 十割蕎麦 800円」
こちらのお店のメニューに並んでいる普通の「もり」は530円なので
やっぱり特別な蕎麦なのだ。
手打ちだといいなあ・・・


来たっ!


「数量限定 十割蕎麦」
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一目見て
「アレー やっぱり機械打ちだった・・・(ややトーンダウン)」
この輪郭線、重なる姿は見紛うことなき機械打ちである。


しかし

お?

おおおおお?

よーく見入れば、なんだか美味しそうな気配、風情がムンムンと伝わってくるではないか・・・
これは一体どんな蕎麦なの??

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たぐりあげてびっくり、目がかっぴらく。
香りがいい!吹き抜ける、渋い香ばしいかぐわしさ。
食べてみるといかにも機械らしい均一ちゅる〜とした舌触り、弾むようなコシの中から、
これまた珍しいほど香ばしい、燻したようなかぐわしさと
たまらぬほど滋味深い味わいが出てくる出てくる。
えーー!何ですかこれ、すっごい美味しいのですが!!!


きけば手練り、機械ごね、機械打ちらしい。

北海道川上郡弟子屈町の蕎麦。
美味しい蕎麦粉で美味しく作ると、こんな機械打ちのお蕎麦も生まれ得るのだ。


はぁー・・・今夜は、なんとすごい出会いをしちゃったものだろう。


「新メニュー 蒸鶏とキュウリ トマト入りごまだれ そば うどん」
が「温・冷」選べるあたりにも非凡かつ挑戦的なセンスを感じるのですがー!

次回試せたら是非(^o^)♪









posted by aya at 15:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>大田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月13日

下丸子「SAKE家 心花」


店名を聞いただけではお蕎麦が出てくるとは思えないが
ここは「手打ち蕎麦と魚とお酒の店」である。

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下丸子というのどかな駅の商店街にありながら
平日は23:30、金曜日は深夜2:00までやっているというのだからすごい。



テーブルにつくと、確かにまず眼に入るのは豊富な日本酒の品揃え。

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そしてテーブルマットに書かれた言葉
「蕎麦と魚がやたらうんめええぞby 元寿司屋の蕎麦マニアな店長」
お寿司屋さんだったんだ!

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「鍋島 三十六壱石」
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私事ですが父が鍋島藩に関する研究者であるために
なんとなく鍋島があると選んじゃうんですよね(^^)

「飲み比べ三点セット」
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「鏡山」「山形正宗」「金澤屋」「ロ万」「獺祭48」「鳳凰美田(新酒)」「鍋島」
の中から選べるセット。
本日は女子会につきこんなセットは嬉しい♪
「山形正宗」「鳳凰美田(新酒)」「鍋島」を選ぶ。
お店の方も明るくてとても親切。



「刺身5点盛り」
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さんま、スルメイカ、のどぐろ、甘鯛、藁であぶったかつおタタキ、かつお漬け。
お醤油の他に、さんま用に「さんまの肝ダレ」、イカ用に「イカの肝ダレ」
がついてくるとサービスにびっくり。しかもそれがとても美味しい。
何故か普通のお醤油がとても甘く私は苦手だったので
特に「さんま肝ダレ」熱愛!




「切り野菜サラダ」
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なにやら戦国時代的な豪快なネーミングが気に入って注文しただけに
この豪快なスタイルはある意味期待通り(^^)
レタス、トマト、きゅうりなどがバッサバッサと斬られて大鉢に投入され
ドレッシングとゴマがかかっている。
このサラダの趣旨に敬意を払い、戦国時代的に豪快につつき合いました!



お蕎麦は「北海道・音威子府産」。
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「もりそば」
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笊に直接、薬味とネギとわさびが盛られているというこれまた豪快なスタイル。

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ちょっと熟成を思わせる艶のある肌ながら
たぐりあげた感じはフレッシュそのもの。
箸先ではほとんど香りがなく、最初はごくさっぱりとした蕎麦に感じられたが
少しおくと淡い香りが出てきてしっかりめのコシを噛むうちに味わいも感じられてきた。
音威子府らしい、爽やかな野性味ある淡い香りが口中に広がる。

つゆはこっくり甘め。
「生卵のたれみたいでおいしい!」とよろこぶ友よ・・面白い(^^)



そしてこの後お店を出てから駅までの間に突然の展開に・・

つづきは次回(^o^)♪



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posted by aya at 17:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>大田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月20日

大森「手打蕎麦処 ひらそば」


最近、蕎麦ではないことでちょっと大森づいておりまして・・

その帰り池上通り沿いに見つけた新しいお店。

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「平林酒店」と「ひらそば」が2軒並んでいる。
平林さんというお家が経営している2軒かと推測されるが
平林さんが「ひらそば」で平打ちの蕎麦打ってたら超面白いぞ。
うわー ぜったい平打ちがいいな!
俄然平打ちの蕎麦が食べたくなってきた私(^o^)

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ピッカピカの新しいお店。
暖簾に描かれた蕎麦の花の絵が、店全体を生真面目すぎず優しい印象にしている。


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外観の印象と同様、清潔感にあふれた店内。
奥に長いせいもあってか実に居心地いい空間になっている。


「自家製とうふ」
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自家製という言葉に惹かれて頼んだ豆腐。
器とのバランスも非常にいい眺めで、
のんびりといい気分で一口食べてびっくり。
ちょっとちょっと、これは何だか飛び越えた美味しさではないですか。
なめらかクリーミーだけどどこか退屈な流行りの豆腐とは違い、
豆の味の大切な部分がぎゅーっと詰まって、
それでいて程よいなめらか感が心地よい。
これは、次回も絶対頼みたいメニューだ。


「そばがき」
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メニューの「もっちりとした食感と蕎麦の香り」と書いてある通りの
もっちりとした粘りと甘い蕎麦の香り。
500円というのも嬉しいではないか。


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「自家製とうふ」と「そばがき」の器。
どちらもメニューにぴったりと合っていてとてもいい。
カジュアルなものだが、
大切に選ばれたものであることが伝わってくる。

さていよいよお蕎麦!

平打ちかなあ〜
平打ちだといいなあ〜
「ひらそば」たのしみだなあ〜!


「もりそば」
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チガッタ・・・ (^^*ゞ

小さな煮物が添えられているのが
家庭的な優しさを感じて嬉しい。
ちょうど暖簾の蕎麦の花のようだ。

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そばがきでも感じた、むんと甘い香り。
口に含むと意外なほど輪郭線がパキッとはっきりとしていて
食感としては(聞こえは悪いが)ちょっと乾麺のようだ。
無論「ひらそば」のは手打ちであるがそれほどつるつると整った肌。
味わいも香りと同様、穀物の甘みがじわ〜と広がる。


一品料理には
「黒むつの西京焼き」
「浅利の酒蒸し」
「岩魚の塩焼き」
「日向鶏の塩焼き」
「鴨ロース煮(フランス産鴨)」

など美味しそうなものが多いし、
「越乃景虎」をはじめ「天狗舞」「八海山」「出羽桜」などの日本酒や
焼酎の品揃えも豊富。
これは夜来るのも楽しそうだな〜




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(店内に飾ってあった「六郷とんび凧」。世界に誇りたいデザイン!)





<1012/10/31 ライブ出演のお知らせ>


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2012年04月26日

池上「にかい坊」


「二階にあるからにかい坊」

とつぶやきながら路地を入ってきたが
見当たらない・・・

あっ あれだ

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なんと控えめな小さな看板。
これが蕎麦以外の看板だったら絶対に見逃してしまうだろう。
(蕎麦の看板だけは相当離れた場所からでも
 そこだけ浮き上がって見える私。)

「にかい」に上がると

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「いらっしゃいませ 営業中」の文字にほっとする。

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すっきりとした入り口も、
他店の大きく派手な看板に全く対抗しない小さな看板も、
実に好ましい。




店に入って尚、その印象は強まる。

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全てのものが実にすっきりとシンプルで
しかもそれがさりげないところがいい。
清潔感にあふれた、居心地の良い空間。


外の立て看板でも店内メニューでもまず目に付く
「ほろ酔いきげん」というセット。

「蕎麦味噌や板わさなどの定番つまみ」と
「お酒orビール」と
「〆の蕎麦」
で1600円というおトクさ!

こんな粋なセットは昼間眺めるとますます楽しいが
すみません、相変わらずの私・・
一番逢いたい人に直行させていただきます。

「にかい坊」のお蕎麦は
「二八せいろ」「十割せいろ」の2種類。

まずは

「二八せいろ」
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うわ
これはこれは、
見るからにきれいな、おいしそうなお蕎麦。

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いいっ!!
このなんとも美しい影の揺らめく肌、
ほどよく素朴な輪郭線、
ふわぁーっと爽やかな香り。
もう食べる前から俄然好きになってしまいました。
これは、美味しいでしょう!
うわー・・・やっぱりおいしい(^o^)
軽くふわりとした食感、しかし存分なすばらしいコシ。
いかにも北海道らしい、私には米糠に近い要素を感じる
野性的な爽やかな香りと濃厚な味わい。
北海道・恵庭のキタワセである。


「十割せいろ」
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キャー
こちらはまた更に更に素敵なご容姿でございます。

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たっっ
たまらない・・・めちゃめちゃタイプ!!
見た目だけで一目惚れな感じのお蕎麦ではないですか・・
(どうしてこう惚れっぽいのか私は。蕎麦限定で)

だってこの、やさしい素敵なザクザク感。
ゆらめく陽炎の如き、見えないようで見える蕎麦の粒子たち。

もう大好きに決まっているのでかなりドキドキしながら手繰り上げると

ああああ

素敵です。大好きです。
「濃厚なさわやかさ」の下に穀物の「たくましさが軽く」潜んでいる感じ。
逆じゃないところがなんともニクイ。
見た目の通りのやさしいざらつき。
噛みしめるとややムチッとした弾力。
そこから穀物の濃い味わいがひろがる。
いちいちニクイ。素晴らしい。おいしい!
福井県福井市山室町の在来種。



つゆは「鰹!!」という感じの味わい深いもの。
好きなタイプなので是非とも蕎麦をつけて食べてみたかったが、
今日もやはり無理でした・・

ここのBGMは弦楽やピアノのクラシック音楽。
澄んだ音に耳を傾けつつ、
蕎麦湯をゴクリ、蕎麦汁チビリ。

見上げると

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飛行船のような素敵なスピーカー。
ピアノの音が好きな私には、
なんだか自分も浮かんでいるような気分になれるスピーカーだ。



ちなみに平日のランチはサービスとして
全てのメニューに「わらび餅」のデザートがつく。

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門前町である池上はわらび餅屋などの和菓子屋店が多いので
「お土地柄」な感じがいい。


「合鴨ウインナー」っていうのも気になる!







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2011年08月13日

多摩川「おおたにや」


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老舗である。

中原街道沿いに大書きされた、何とものどかな店名ロゴ。
「おぉ」と最初の「お」だけやたらに大きいのが
何だか視力検査みたいだ。

こちら、1階のショーケースを見る限り、
お寿司も天ぷらもうどんもやっているが
歴とした手打ち蕎麦屋である。

店は2階なので外から店内の様子は伺えないが
2階に上がってみれば相当広々とした立派な店だ。
寿司屋のようなカウンター席もあり、
テーブル席は衝立で個室風にしてある。

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昼時は「蕎麦+寿司」「蕎麦+丼」などのセットが大変お得で人気だが
私は相も変わらずこういう人間でして・・


「もり」
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笊の上にたっぷりと広がるのどかな印象の蕎麦。

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しかし近づいてみれば思いのほか、
素朴な肌感が美しい端正な蕎麦である。
瑞々しいコシと甘い香り。
これは熱ものにもよく合いそうな蕎麦だなあ。


帰りには同じく中原街道数軒先の有機野菜屋「えころじあ」、
おすすめですよ〜



posted by aya at 12:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>大田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月02日

田園調布「兵隊家」


田園調布の住宅街に
突然現れるお蕎麦屋さん、「兵隊家」。

広々とした店内の雰囲気は一見普通かもしれないが
なんだかんだでよく行く私にとっては
通えば通うほど、その店名の如くちょっと不思議な店である。

広々とした感じや住宅街の静かな雰囲気から
地方にあるのんびりしたお蕎麦屋さんのような印象も受ければ
やはり田園調布、客層も独特で、
赤坂砂場に似た風情もあるのだ。



ここがありがたいのは二色せいろがあることである。
(最近メニューの呼び名が変わった)。
石臼、寿、田舎と三種類ある蕎麦の中から
好きなものを2つ頼めるのだが、
石臼は機械打ちということもあり
「寿と田舎の二色」が私の定番である。


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この二色、横長のせいろ二枚に
実にぎっしりたっぷり盛られてくる。

「寿」を一枚で頼むと900円、
「田舎」は800円となかなか高額であるから
この二色せいろ1250円は大変お得に思える。
とはいえ普通のもりを頼んだことはないし
周りの方々も大抵セット物を頼んでいるので
普通のもり一枚の量は知らないのだが
とにかく実に豊かな気持ちにさせてくれる「二色せいろ」である。



さて、本日の寿。
ちょっと緑がかっている。
新蕎麦のようなフレッシュな青緑というのではなく
韃靼のような黄味のある緑。
香りは淡いが、微粉の舌触りとむにぃーと伸びる歯ごたえが個性的。
噛みしめずとも舌の上に甘みが広がる、
やさしく品の良い味わいの蕎麦である。

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こちらは田舎。
つやつやと輝く、美しく切りそろえられた蕎麦は
およそ「田舎」というイメージではないが
赤みを帯びた肌に近づけば
微かに熟成感を帯びた香りが、むわぁ〜と濃厚に打ち寄せてくる。

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こちらはむにぃーと伸びる感触のある寿とは対照的に
スパッと潔く噛み切れてしまう蕎麦。
しかし味わいは濃厚なのでそれで十分に楽しめる。


座敷席では賑やかにフランス語が飛び交っているし
隣の品のいい老夫婦は二人してロースカツセットを大人しく待っているし
日に焼けて金のネックレスしてブランド品のセカンドバッグもった男性は
ずっとスポーツ新聞を読みながら
やたらにゆっくり楽しそうに一人晩ご飯している。


私はと言えば、ちょっと薄い蕎麦湯をくゆらせ
(私の感覚では蕎麦湯をゆっくり楽しむ時間には
 「くゆらせる」という言葉が実にしっくりくるのだ)
これまたしあわせな時間である。

店員のおばちゃんの勢い?に時々縮み上がったりもするが
それまたここの個性の一つ。




さあー、豪邸街の夜道を、帰りますか〜


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posted by aya at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>大田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする