2016年04月11日

水天宮前「浜町かねこ」


今夜は海外から一時帰国している大切な友達と
ウキウキ女子蕎麦会♡

お店選びにも気合いが入り、
その前に彼女がいる場所+夜彼女が帰る実家から大体のエリアの見当をつける。
そして彼女はその日疲れているのでできれば個室があるお店がいい。
私ってホント「彼氏にしたらいい男」〜♡
(・・・嘘です、周り中の人に怒られそう(* ̄∇ ̄*))


で、今回ちょうどよかったのが「浜町 かねこ」。
あの神楽坂の超人気店「蕎楽亭」出身の新しいお蕎麦屋さんだ。


最寄り駅は「水天宮前」駅になるのだが
「浜町」駅、「人形町」駅からも歩ける立地で、便利!



静かな路地にスッと現れる美しい姿。

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綺麗なお店ができたなあー!
この灯りの中にどんな世界が待っているのかワクワクするような美しい外観。
このワクワクは同じ蕎楽亭出身のすでに名店「蕎楽亭もがみ」に
初めて行った夜を思い出させる。
http://ayakotakato.seesaa.net/article/316059862.html



お店は奥に細長く1階はカウンターがメイン。

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2階もありどこもかしこもピカピカ!



私たちは個室のような素敵なお席にご案内頂いてしまいました。

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まさに今夜こういうところに来たかったので感謝(>_<)♡
ここならゆっくりできるし最高〜〜(≧∇≦)



メニューも「蕎楽亭」仕込みの、美味しそうなものばかり。

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「蕎楽亭」系のお店だとこの私が「ざるそば」を注文しないという
異常事態が起こります。
だってだって、うどんが美味しすぎるんだもん・・・
というわけで、いつもお蕎麦とうどん両方食べられる「めおと」なのです(^o^)♪


さすが美味しいものだけをしっかり押さえてる感じのメニュー。
う〜ん、いいですねえ!

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「こんにゃく田楽」
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友人絶賛の「こんにゃく田楽」。
海外生活が長い友人は日本人より新鮮に激しく日本文化を愛しており
一緒にいると私まで日本がありがたく楽しい♪



「牛すじの煮込み」
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動画撮りたいくらいの超グツグツ!!
お肉たーっぷりで、
「煮肉」というマイナーなジャンルを偏愛する私にはものすごく嬉しい。
しかも煮込みは脂っこすぎたり甘すぎたりということが多いのだが
「浜町かねこ」のは潔いまでに甘みが少なくシャープな煮込み!



「肉豆腐」
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「煮肉」が好きなあまりそっくりなものを頼んでしまいましたが
全然後悔はありません!
後悔といえば二人してがっつきすぎて食べるタイミングが早すぎたかも(* ̄∇ ̄*)
せっかくの卵、もうちょっと固まってから食べた方がおいしかったかも(* ̄∇ ̄*)



「生ゆば刺」
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「ふきのとう天ぷら」
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見たら絶対頼んでしまう大好物♡
そして注目すべきはこのサイズ・・・
山のお蕎麦屋さんでふきのとうの天ぷらを頼んだ時、店のおばあちゃんが
「大きくなっちゃったけど・・」と何度も申し訳なさそうに言っていたので
その時以来ふきのとうの大きさを観察するようになったのだ。
これはきゅっと小さいだけあって驚くほどほんわりほっくり柔らかくて美味しい!!
ちいさな春の香りがパーンとはじけて二人して大感激♡



「めおと(そばとうどん)」
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来た♪来た♪来た♪
修行先「蕎楽亭」仕込み、ぬたーと並べるように盛られた楽しい眺め。


「そば」
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しっとりぬたーと並んだ蕎麦の束。
ざらつきのありそうな素朴な肌だが口に含むと細切り、密な質感で端正な印象。
硬さはないのだが密で端正なだけに独特のパッキリとした舌触りだ。
思い切りキンッキンに冷たくしめられているせいか最初の香りはごく淡く、
これは待ってると香りが膨らむかな・・・と思い超頑張ってゆっくり食べていたら
(私はどんなに頑張ってもお蕎麦食べるのはとても早いのでたいへん(* ̄∇ ̄*))
食べ進むうちにほわっと蕎麦のかぐわしい風味が感じられるようになってきた。
誠実なイメージの正統派のかぐわしさ。



「うどん」
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さすがは「蕎楽亭」仕込み。
見るからに味の濃そうな姿・・とワクワクしたとおり
食べる前から小麦の香りがたまらない!
ちゅるんちゅるんのしたざわり、口いっぱいに広がるおいしい小麦のうまみ・・・
うーん・・なんか浮気した気分だけど、おいしいものは仕方ないですよね〜(≧∇≦)


とにかく会うといつも笑いっぱなしの楽しい友達ゆえ
今夜も大いに笑ってしゃべって美味しいもの食べて楽しかったな〜〜



お店出てからも駅で大爆笑の逆ナン事件!?
楽しかったね、もとこ!!
また行こうね(≧∇≦)/




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2015年05月11日

宝町「流石 琳」


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最寄り駅と言えば「宝町」になるのだろうが
銀座、東銀座、銀座一丁目、新富町、京橋、どこからだって歩けてしまう好立地。
その上この店には大変にありがたい、素晴らしい魅力がある。
「中休みがない」のだ!

朝から夜まで通しでやっているお蕎麦屋さんというのは
ゆっくり昼酒したい人にも小腹にツルッとたぐりたい人にもありがたい
日本の宝といつも思っている。
「笊の上の蕎麦」というシンプルで美しい眺め、
暖簾をちょいとくぐって一枚たぐるその文化を、私は世界に自慢したいのだ。


でもそういう店ほど手打ちでなく機械打ちのお蕎麦屋さんが多いのも事実。
手打ち蕎麦屋さん応援派の私は昼下がりに蕎麦難民となることが多いのだが
手打ち蕎麦屋さんの仕事量、大変さを思うとあきらめもつく。

そんな中、「流石 琳」のように中休みなく、しかも便利な都心で
いつでも美味しいお蕎麦を食べさせてくれる手打ち蕎麦屋さんというのは
常に忘れぬよう心の真ん中に大書きしておきたい大切な存在なのだ。

しかもね・・・「流石 琳」のお蕎麦の美味しさ+ニクいメニューと来たら〜!!

見て見て、あの上に書いてある、

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「琳名物 小皿コース おすすめ六品 1800円
 琳のおつまみと蕎麦屋酒を粋にお楽しみください」

きゃ〜〜〜たまらない・・・・!

今日は昼から大好きな方の素晴らしいコンサートに酔った後で
ちょっとひとりで余韻に浸りたい気分。



というわけで

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ウキッ(≧∇≦)

お店の方が私の「酒量だけは小鳥」っぷりを知っているお店でだけ出来る
私の希少なひとり酒体験♪


おつまみも美味しそうなものがいろいろ・・
おおお あれとあれとあれが食べたい・・・♡

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しかし今日はやっぱり、外のメニューで惹かれた
「琳名物 小皿コース おすすめ六品 1800円」
に心をがっちりつかまれている。


昼下がりの「流石 琳」にて贅沢なひととき。

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六品小皿コース、はじまりはじまり〜♪


1「京菜花のおひたし」
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おひたしでスタート、って大好き。
野菜の素朴な香りと澄んだ出汁の旨味が体に染みとおる。
おいしい出汁だなあ〜




2「有機じゃがいもと鴨肉の最中」
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出たー、「流石 琳」の名脇役、モナカ!!
これがね〜〜、もうズルイとしかいいようのない美味しさ。
和菓子でもモナカの皮と中の餡が別になっていて
自分で合わせるタイプの物は皮がパリパリで香ばしく
「売り方が賢い!」と思わずにいられないが
「流石 琳」のはさらにズルイ。

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パリパリ香ばしい最中の中に、有機じゃがいもと鴨肉。
胡椒が効いていて贅沢オシャレなじゃがいもサラダ風。
何より演出が楽しいし、美味しすぎる〜〜!



3「岐阜 山之村と猪肉とぼたん味噌」

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なんと贅沢、ここでそう来ましたか・・
ジビエ大好きな私には嬉しすぎる。
ぼたん味噌なんて珍しいなあ。



4「蜆のスープ、蜆の生姜煮、磯つぶ貝」
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うわ〜可愛らしい。うわ〜味が繊細。
このコース本当に素晴らしい〜〜
磯つぶ貝は大好物なのだがなぜか毎回最後が切れて泣く私・・
手先は器用なはずなのにどうしてなの神様〜〜!(;o;)(;o;)(;o;)


5「栃木のトマト、ベビーリーフ&りんごとりんご酢のドレッシング」
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トマトもベビーリーフも大好物。
そして器の選び方が上手い!
鮮やかな色彩のコントラスト、しかも葉っぱの形の器。




6「ふきのとう味噌入りふきのとうの天ぷらと、そら豆天ぷら」
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単品の「ふきのとう天ぷら」はふきのとうそのままらしいが
コースの方はふきのとう味噌入り。
お酒のつまみ用にしてあるのかな?
そら豆もおいしい〜〜


以上6品、はぁ〜〜〜 なんと楽しく豊かな1800円!
私が飲める人ならもうどんだけ飲んじゃってるんでしょうね〜
素晴らしい昼酒処!!


小皿コースとは別に

「鴨肉あぶり」
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肉の旨味が凝縮したような、柔らかいけどみっちりした噛みごたえ。
青森漬物名人のおばあちゃんが漬けたというかぶと大根が添えられている。


そして

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きゃーーー

きゃ〜〜〜〜〜

これは絶対美味しい、嬉しすぎる〜〜!


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ふわぁーっとふんだんにただよう野生的な香り。
おおっこれは、とおもったらやはり福井。
爽やかフレッシュな野生味ではなく在来種らしい渋い野生味が
ああああ なんという美味しさ・・・・・
ハラハラと軽いようで質感はみっちりとした、
ちょっと何年か寝かせた蕎麦のような個性的な食感。
腰というよりネチッとする感じだが極細なので気にならない。
味は思い切って甘みなく渋い滋味深さが穏やかに舌にひろがり続け
私の中には先程私の全身を染めた彼のピアノの音とこの蕎麦の香りが
螺旋状に絡まって走り抜け恍惚の国へ行ってしまう。
ああああ おいしいよう〜〜 きてよかったよう〜〜



つゆは思い切って濃厚、真っ黒なのだがかといって醤油辛くもない。
甘さもスッキリとして、不思議な個性的な美味しさ。
そしてこの器のセンス、ヤラレちゃうわ〜〜♡

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ここはなんといっても
「手打ち蕎麦 おだしうどん 流石 琳」
と名乗るだけあってうどんも大変美味しいのだが
うーん今日はもう「流石に」お腹いっぱいだ・・・
と思っていたら、なんと今日はたまたまもう一種類お蕎麦があるとか!
となれば一も二もなく暴走することに!わぁ〜〜い、ゴーゴー!(≧∇≦)/
(お腹いっぱいだったのでは・・)

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うほほーい
群馬の「なつみ」ちゃんだ!
(夏そばの「なつみ」種)

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「ちょっと失敗してお客さんには出さないはずだったんですけど・・」
という謙遜の言葉が信じられない美味しさ!!
ふっくらした肌からじっわ〜〜と溢れ出す甘み、旨み・・・
おいひい〜〜〜 しあわせ〜〜〜〜



今日は素晴らしい音楽とお蕎麦で胸もお腹もいっぱいだが
私が甘いもの好きならコレもいくんだろうなあ〜
なにやら美味しそうですよ〜

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デザートには「ただ見せてくれただけのはずだった丸抜き」を
「食べてもいいですかぁ〜」とボリボリ食べちゃいました、すみません(^^;;)
なつみちゃん、小粒でモノスゴイ美しい緑!

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ここは「有機野菜うどんすき」も名物なのでいつか食べてみたいと思いつつ、
どうしても毎回お蕎麦を食べてしまうのが可笑しいようなもどかしいような。

次回こそ、「蕎麦とうどんの合盛」にしよう!♪
(いや嘘だな、多分まずは蕎麦を一枚食べて、それからうどんで2枚食べるなこの人・・)



「流石 琳」のしあわせは、昼も、昼下がりも、夜も。
何時に行っても「いらっしゃいませ」と迎え美味しい手打ち蕎麦を食べさせてくれる、
東京の貴重なオアシスである。



2011年11月の「流石 琳」



posted by aya at 11:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中央区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月01日

八丁堀「手打ちそば 菅雅」


手打ち蕎麦屋さんと言えば早仕舞いの店が多い中で
ラストオーダー22:30、閉店23:00というのはありがたい存在だ。

数年前に京成高砂からこの八丁堀へと移転してきた「菅雅(すが)」。
移転前も22時までと遅めだったがこちらではさらに遅くまでやっていてくれている。
八丁堀駅からも宝町駅からもすぐの好立地で
居酒屋のようにも使える蕎麦屋として連日遅くまで大賑わいだ。

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店の前を通る人の視線を奪い袖を引っ張る看板の文字。
「酒肴十品セット 生ビール一杯つき 2000円」
これはすごい誘惑!!
内容としてはほぼ「蕎麦居酒屋」なのだが看板の文字はストイックに
「手打ちそば 菅雅」であるところがなんともニクイ。


酔客の楽しい笑い声が絶えない店内。
私が座った席の前はど〜〜ん!

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これは・・やっぱりこうなりますよね?(^^)

「黒龍」
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「黒龍」大好きなんです〜〜♪
ってこれ全部飲んだら私には致死量ですが(^^;;)


お通しは大好物のホタルイカ♡

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おつまみメニューも豊富。
入り口に水槽があるだけに
「活〆穴子刺身」「活〆穴子白焼」「活〆穴子天ぷら」
の別紙メニューがまず目に入る。

その他
「自家製さつま揚げ」「玉子焼き」「天ぷら盛り合わせ豚の角煮」
「鴨焼き」「鴨つくね」「鶏唐揚げ」「米なす味噌田楽」
「シーザーサラダ」「ジャガイモの塩辛和え」などなどなどなど・・・
各種コース料理もいろいろあってさすが居酒屋さん並みの充実ぶり。

今日は時間が遅くもう売り切れのメニューが多く残念だったが
ではあるものの中から〜(^o^)


「ブリ大根」
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どーんと大きいブリが嬉しい♪♪
こっくり煮詰まった感じの家庭的な味わい。



「鴨ロース蒸し」
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マリネしたようなしっとりジューシーな鴨ロース。
甘めタレのかかっていたのでお醤油中毒気味な私は例によってお醤油を足してしまった。
おいしい♡♡




「そばがき」
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とろんとろん〜ふわんふわん〜
香りはごく淡いのだがとにかくこのとろける食感がたまらない〜


本日の蕎麦粉は茨城・筑西市の常陸秋そば。
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「せいろもり」
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わあ 移転前からざるは変わりませんね〜
このざる美しくて好きです♡

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二八らしい甘い香り。
しっかり目の食感だがコシそのものはかたくなくふっくら。
つるり微粉の綺麗な蕎麦で、これは飲んだ後によさそう。



「田舎もり」
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がっつり黒々、太打ちの田舎。

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ムハーーーッとただよう、海のような強いたくましさを持った香り。
すこし熟成の要素も感じるたくましさだ。
黒々太打ちの見た目に反して食感は独特のふにゅんとしたやわらかさで食べやすい。
こまかな荒さが舌に心地よい刺激を与えるビスクドールのような肌。
やさしい食感を楽しみつつ噛み締めてしばらくすると
だんだんしみじみとした墨のような味わいが感じられてくる。


酔客の賑わいはまだまだ静まることなく
もう遅いのにお店の人は絶え間なく忙しく働き続けている。
更けゆく東京の夜を眺めながら私は蕎麦湯を飲んでいる。
汁は甘めのこっくりしたもの。


蕎麦の香りを楽しみたい私にはたばこの煙がちょっと苦しかったが
入口に近い席だったのはついていた。

開け放した扉からの空気は冷たいのに心地良い。

春がもうそこまで来ている気がした。


posted by aya at 08:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中央区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月10日

月島「由庵 矢もり」


「由庵 矢もり」ついに開店!

・・なんて書くと派手派手しいが、
店は路地裏でひっそりと静かに、そして清々しく始まっていた。

まだ暖簾も届いていない、生まれたてのピカピカの店舗。

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昼夜ともに予約のみのお蕎麦屋さんだけに
この小さな路地はぴったりのシチュエーションだ。



店内も何から何まで行き届いたしつらい。

ながく名店で一流の仕事をし、一流の物を見てきた店主だけに
天井、壁、床、柱、カウンター・・全て「ほんもの」の見事な空間だ。


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「自家製柚子巻と自家製こんにゃく」

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出だしから、心が澄むような美しさ。
「柚子巻」は薄切りにした大根で柚子を包み干したもの。
店主の故郷上野原では民家の軒先でよく下がっているものらしいが
東京では珍しく、これがとても美味しい。
爽やかですばらしいスターターだ。

「自家製こんにゃく」もやさしいコシ、ふるふる感が最高!
すっきりさりげない味付けもさすが。

お酒は「扶桑鶴」。
器も素敵なものばかりで ああ 幸せだなあ・・




「桜海老のおから」「アワビ茸のお浸し」「ひじきと干し筍」
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どれもさりげないのに当たり前でなく、
一口ごとに静かに喜ばせてくれる逸品ばかり。
これは参った。
「矢もり」さん、かっこいいなあ〜〜
(「扶桑鶴」が若干減っているのが確認できますが、この時すでにぐるんぐるんだった記憶が・・
 「酒量だけは小鳥」どころか今日は「虫」くらいだったかも(^^;;))


ここでおもむろに店主が・・・

「そばがき、食べますか?」

食べますとも!!
私の人生に於いてどんなことがあっても
「そばがきを食べない」という選択はありえません。
食べます♪食べます♪食べます♪(^o^)


カラカラパラパラパラ〜


店主が石臼の上に蕎麦の実を置いた。
遠目にも驚くほど青く美しい実!
秋田の蕎麦、美味しそうだなあ〜


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何が始まるのかって?
これは店主が長く任されていた「流石」そのままのスタイル。
これからこの手挽き石臼で蕎麦の実を挽き、
その挽きたてホヤホヤの蕎麦粉で「そばがき」を作ってくれるのだ。
ウキャー (≧∇≦)♡


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ゴロゴロ・・・スルスル・・・・
手挽き石臼ならではのなんとも深く静かな石の響き。
この音、落ち着くなあ・・・
(自分で回すのは重くてとても無理だけど(>_<)←昔「半周」しかできなかった伝説を持つ人)



「そばがき」
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これも器がいい。
器と食材が引き立てあっている。

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ほわあ〜と私を包む、なんとも豊かなかぐわしさ。
野性味もあるがそれよりもふくよか、まろやかなイメージの香りが何とも素晴らしい。
やや粗めの舌触りと、もちっネチッとした食感。
ついさっき私の目の前で青さを際立たせていた秋田の蕎麦の実達が
こんなに芳しくおいしい塊となって私に溶けてくる・・
ああ おいひい・・贅沢すぎる・・・・


「神亀 小鳥のさえずり」
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ここで小鳥、さえずりました!!
このおさけおいしい!!
私にしては「濃い」「大人」タイプなのだが
なんともまろやかないいバランス、うまみがある。
虫が小鳥に昇進。
この酒器もまた素敵だなあ〜
黄昏時の雪景色の中に澄んだ水辺があるかのよう。
そう思うとさらにおいしくなっちゃうじゃないですか〜 (≧∇≦)/ キャ



「蕎麦サラダ」
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「一応サラダと呼んでいますが、僕にとってはこれは
 蕎麦に足りないビタミンCを補えるぶっかけです!」
と店主が言うとおり、ヘルシーで実に美味しそうな汁なしぶっかけ。

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美味しい蕎麦と大根、水菜に、ねりごまと韃靼蕎麦の実の風味。
何より、味付けに唸らされる。
美味しい素材ばかりだから美味しいことは想像できたが
抑制のきいた洗練の味付けにはまさにギャフン。
これに似た下卑た味のものは世の中にたくさんあるが
これはその対極の高いところに居る「蕎麦サラダ」だ。



「鴨南」
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うっ
この美しく澄んだ汁・・

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姿も美しいが味わいもやはり美しい。
すっきり&しっかりとした洗練の出汁。
鴨もふっくら味わいの濃いもので素晴らしい鴨南。





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もう本日は小鳥、とんでいきそうなので
あとはラベルと器を楽しむ係になります(* ̄∇ ̄*)
桜と赤字が京都らしく古典的で素敵なラベル。

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この酒器も紫がかったグレーが美しい。



「もりそば(富山)」
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うわ わわわ
なんと美しい・・・
これほど美しい盛りつけの蕎麦は久しぶりに見た。
お蕎麦が気持ちよさそうに、踊るように盛ってある。

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箸先でふーっと香る、落ち着いた、しかしたくましいかぐわしさにうっとり。
そしてひとくち、口に含んで目が丸くなった。
このなめらかさ!このもっちりふっくらとした食感!
見事としか言いようのない稀有な食感だ。
その夢のような食感の中から滋味深い味わいがスーッとひろがり・・
なんという美味しさ!ばんざーい
「矢もり」ばんざーい!!*\(≧∇≦)/*



「もりそば(秋田)」
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ね、美しいでしょう?
この「軽やかに踊っているかのような盛り付け」!
この踊るような蕎麦の盛り付けは何年も修行の要る職人技なのだ。
すごい〜〜〜
(古伊万里の復刻版という菊の花型の薬味皿と
 瓔珞文の蕎麦猪口にも釘付け)

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こちらは先程のそばがきと同じ秋田の蕎麦。
蕎麦にした方が野性味を強く感じ、フレッシュで爽やかなイメージ。
食感はコチラの方がややぱっきりとしているが、柔らかなコシが素晴らしい。
食べ進むうちに肌はしとぴたっとしてきて、野性味はどんどん強くなる。
うーん、しあわせ・・・


またしても最後まで使うことはできなかったが
ここは汁も大変素晴らしい。
スッキリ洗練・・のあとに、何とも言えない旨みが残る。
普段、蕎麦汁は旨みなんて残らない方がいいと思う方だが、
これはなんともおいしいものが小さくスッと残る。
見事な汁だ。



実は「矢もり」には2階もあり
お言葉に甘えて上がらせてもらった。

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まだ座布団も何もない、生まれたての空間。

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製粉機は2階にあった。



そして2階に行く階段の手前には
アノ方が彫った「矢もり」の看板が。

その看板が嬉しくてニコニコ顔の「矢もり」さんが素敵で
なんだかもったいなくて写真は撮らなかった。

思い切りのいい字が素敵な看板。
いらした方は是非見てみてくださいね〜(^o^)


(現在は夜のみ、予約のみの営業となっていますが是非お気軽に〜☆)


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2013年10月07日

東銀座「石臼挽きそば 築地 文化人」


東銀座駅から徒歩2分の好立地に、美しいオアシスが生まれた。

白玉石が目にまぶしい。

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築地にあった「手挽き石臼蕎麦 土星庵」の店主が
ついにオープンさせたピカピカの新店は「文化人」。
これまたユニークな店名だ。



店内は端正でシンプルなデザイン。
洗い出しの床など、細部にまで行き届いた美意識を感じる。

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そこに大胆なアクセントがドーンとあるのが面白い。
なんと、蕎麦打ち場が仕切りなくそのまま客席スペースにあるのだ!

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打ち場の上のシャンデリア風の飾りもいい雰囲気。




酒器もいいなあ〜
ここはストイックに端正に、「菊正宗」で(^o^)

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キュッ
いいねえ〜〜


「黒豆酢大豆」
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健康食として名高い「黒豆酢大豆」に、お蕎麦屋さんで出会うとはびっくり。
これがお酒に合う。
甘さも酸味もしっかりで、固めのゆで具合。
意外と大人なおつまみだ。


「水なす」
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ハリッハリッの「水なす」は大好物。
しかもこのほんの少しかかっているゴマが大変に香り高い。
あまり良い香りなので尋ねると、やはりお店で炒っているのだそう。
そういうひと手間が美味しさを作るんだなあ〜


「大山地鶏焼き」
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「文化人」において唯一がっつりメニューと言える地鶏焼き。
そう、この店は珍しいほどにヘルシーなお蕎麦屋さんである。
普通はお酒のおつまみということで
どうしても野菜が少なかったり、味が濃かったり
栄養も偏りがちになるお蕎麦屋さんのつまみだが
ここはストイックなまでに体にいいものばかり!
私が食べた「黒豆酢大豆」「水なす」の他にも
「たたき胡瓜の梅肉あえ」「だだ茶豆」など
野菜メニューがいっぱいで調理法もヘルシーだ。



「焼きオクラ」
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これまたヘルシーメニュー。
オクラを焼くとこんなに香ばしくて美味しいんだ!目から鱗。
今年はオクラにハマって買いまくってるけど焼いたことはないので
家でもやってみよう!
でもこれは炒った蕎麦の実もかかっているし出汁もいいし、
絶対これの方が美味しいだろなー(^^)


「粗碾きそばがき」
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えええ!!!ちょっとちょっとこれは危険です
おいしそうすぎます どうしよう

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!!!!!

悶絶!!絶句!!!
ナンデスカこの爆発的フレッシュな、蕎麦畑をそのまま頭から浴びるような
強烈なかぐわしさは!!
穀物というより野菜のような感じを受けるほどのフレッシュさである。
確かに見た目も、若草色の美しい粒が輝くようだ。
極粗碾きのザラザラドロドロ〜とした食感から溢れ続けるかぐわしさ・・・
ああー!(吠える)


お蕎麦の前に運ばれきた山葵がなんだかとてもきれい。

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「もり」
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うわー、これまた素晴らしい色!
そうじゃないかなぁ〜と思ったらやはり福井のお蕎麦でした。
さすがの緑色。

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じんわりと重なる素朴な肌がいかにもおいしそう・・
と手繰り上げると、少しひねたようなフレッシュな野性味がブワー!!
このかぐわしさは凄い。
ひねててフレッシュって何やねん、という感じだが
私の中ではそうとしかいいようのない強い野性味なのだ。
歯ざわりはしっかりめだが硬さはなく、程よいコシが受け止めてくれる。
噛むほどに滋味深い穀物の味わいがあふれ、素朴な舌触りもここちよく
ああああおいしい蕎麦だなあああ〜〜



「旬のお蕎麦」というのも食べてみました♪
(訪問日:9月初旬)

「冷かけ(梅肉とカイワレ)」
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梅肉とカイワレってもうどこまでヘルシーなのかというほど
体にいい事尽くしな冷かけ。
限界まですっきりさっぱりしゃっきり、出汁の美味しさが際立ち
全身が澄み渡るような洗練の「冷かけ」だ。


「サラダそば(トマトとみず菜とオクラ)」
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上からの写真だとわかりづらいが
器の形が蕎麦屋さんらしからぬデザインででもシンプルで、いい存在感。
そしてこれまたスーパーヘルシーなサラダそば!
よくサラダ麺というとマヨネーズが入っちゃったり(それも美味しいけど(^^))
天かすが入ったり豚しゃぶが入ったり、何らか味を賑やかにする要素が入りがちだが
「文化人」はどこまでも貫きます!終始一貫!
おいしい野菜とお蕎麦を、美味しいお出汁で、少しのいりゴマをアクセントに食べる。
これまた、澄み渡るようにヘルシーなのだ。



お蕎麦には、100円でごはんとお新香がつけられます。

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塩分の強くない、体に優しい味。




身も心も洗い清めたような、スッキリ軽くなったような気分で暖簾を出る。



素材の味をそのままさっぱりと美味しく食べることにおいては
世界でも傑出している和の食の世界。


日本の美しい文化が、ここにある。



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2013年10〜11月のライブ出演のお知らせ



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2013年01月08日

銀座「銀座 矢部」


入口からしておよそ蕎麦屋と言う雰囲気ではない。

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銀座通りに面して黒く輝くきらびやかなビル。

この地下1階に「銀座 矢部」がある。
新宿の名店「大木戸 矢部」の矢部さんが
満を持して4年前に開いた店だ。

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ジャンルで言えば蕎麦屋というより美味しいお蕎麦が食べられる割烹。
現在は昼も夜もコースのみなので、蕎麦屋と思っていくと敷居は高い。

「お蕎麦はお蕎麦屋さんで食べればいいのであって、わざわざ銀座の割烹で食べなくても・・」
と思う向きもあるかもしれない。

しかし私はテレビで野球中継していて出前もやっちゃうお蕎麦屋さんでも、
昼酒が似合う粋な老舗系でも、
脱サラで頑張っている自宅改造店でも、
この店のように「ハレの日」にもぴったりの特別な雰囲気の店でも、
そのお蕎麦に心がこもっているならば、みんな等しく愛したい。
私は日本一の蕎麦浮気者でありたいと願っているのだ。



ハイその浮気者、ニヤニヤしながらエレベーターで地下へ参ります。

地下一階のお店の入り口はビルの正面より大分親しみやすい雰囲気。

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テーブル席もあるが、ここはやはり料理人の仕事が見られるカウンター席がいい。
真ん前に座れたので久しぶりに矢部さんの仕事ぶりを楽しく眺める。
お客さんに何を聞かれても明るい口調でハキハキ答える矢部さんが
堅苦しくなってもおかしくはない店全体の雰囲気を居心地よく和ませている。
満席の店内、どのお客さんも実にいい笑顔だ。


隠元の白和え
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海老芋の炊合せ、雲丹添え
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海老芋の焼き目の香ばしさととろとろの出汁の味わいに早くも悶絶。
これ毎日食べたい!



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うわー
こういう演出には滅法弱いのが女子というもの。
雛道具のように美しく、何が入っているのかな?

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うう・・大好物のあん肝、なまこの酢の物などなど・・・
私がお酒が飲めたらここまででどれだけ飲んじゃっているんでしょう。
(いつもはちょっとは飲むんですが、年末に5口の日本酒で
顔の血管切ってほうぼうから怒られてからしばらく自粛しております)



次はいよいよ、日本料理の中で一番の楽しみと言っていい、お椀。
どんなお椀かなあ〜 わくわくわくわく。




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お椀のなかにどーんとアワビ。
その下にほしょほしょと浮かんでいるのは、助子(すけそう鱈の卵)。
肉厚のアワビがやわらかくて味が濃くて美味しいぃぃぃ〜
初体験の助子もおいしいぃぃぃ〜〜
美味しいお椀でノックアウトされると温かさもあって
必ず二の腕がしびれてしまう私。



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お蕎麦とお寿司どっちが好きか、それだけは訊かないでいただきたい私である。
こっ このカワハギ・・肝と一緒に食べた日には・・・
もう今日はお蕎麦なしでもいいかなと思えるほどおいしすぎる。(後で撤回します)
白えびの軍艦もゴージャズな甘さ!


マナカツオ。
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この焼き具合の絶妙さときたらどうだ。
表面パリ、中はふっくら、味がぎゅーっと凝縮されたその瞬間に運ばれてきたような。
ややこしい料理が作れる人も尊敬するが
お魚焼いただけで人をこんなに喜ばせることができる人は大尊敬してしまう。
いくら素晴らしい素材でも、私が焼いたら「すごーく普通の焼き魚」になるに違いない(^^;;)



ここで小さな・・

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からすみ。
去年ものと今年ものを実験のように並べてあるところが楽しい。
お酒のみでないは私はやっぱり柔らかさの残る今年ものが好きかな〜
っていうかお酒のみだったら本当に今日は危険過ぎる日だ!!




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合間にちょんとさりげなく出された塩辛がまたあまりにも美味しい。
「あのー この塩辛が普通でなく美味しいのですが、どうしてですか?」
「愛情がこもっているからです!」
と満面の笑顔で答えた後に矢部さん、
「しっかり干すこと。そして雲丹を混ぜてあるんですよー、ありがとうございます!」
とのこと。



クエ
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これまた大好物のクエ!
もう本当に、魚好きにはたまらない店だ。
プリプリのクエの旨みをふくらませるような出汁具合がまた最高。
おいしい〜 おいしい〜 とついつい怪しく唸りながら食べる。




ここで
「もう結構召し上がったかと思いますが、お腹の具合はいかがですか?
まだ食べられそうですか?」
と聞かれた。
たしかにお腹としてはかなり満ちていたのだが
こんなに美味しいもの尽くしでは口が勝手に
「まだまだ食べられま〜す♪」
と言っちゃうに決まっているではないか。
事実そう言えている間はぺろっといけちゃうものだ。



焼き牡蠣
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これまた大好物の焼き牡蠣。
私はどこにいっても柑橘もタレもなしでそのまま食べます。
いちばん海の味がしておいしい(^o^)



天然とらふぐの白子、焼き
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もう贅沢尽くしで舌も体もびっくりしています・・
この焼かれた皮から溢れる超濃厚もったりクリーミーな夢・・・


天然とらふぐの唐揚げ
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口のところのコラーゲンがぷりぷり!
お腹の許容量としてはこの唐揚げで完全にノックアウトを喰らいました。

これが他の食べ物だったら「もう無理です」と私は言うであろう。

しかしそんなことは天地がひっくり返ってもありえない。


私は今日、この人に会うためにここに来たのだ!



「せいろそば」
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わー!きれいな青緑!!

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素晴らしい・・・・。

たぐりあげた箸先から漂う、
穏やかで凛とした、しかし非常にフレッシュなかぐわしさ。
口に含むとひんやり端整な細切りの輪郭線が心地よく
噛みしめると少し伸びるような絶妙に密なコシがある。
かぐわしさに酔いながら口中のその美しいコシをみつめ、
そこからあふれる穀物の素朴な滋味を見つめ
あおいあおい蕎麦の夢をみる・・・


あのー 

私今日はここでなんだったか
いろいろおいしい贅沢なものを食べた気がするんですが

なんでしたっけ・・・ね?

てなアホになってしまいそうなほど
記憶喪失になってしまいそうなほど
それはそれは美味しい蕎麦なのだ。

もー!お料理も美味しいんですがお蕎麦が美味しすぎますよ矢部さん!!


お蕎麦は「せいろそば」以外にも
ここでは話題になりやすい「ちぃずからめそば」とか〜

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季節柄「牡蠣そば」とか〜
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どれも大変おいしいのだが、
私はあの方(せいろそば)との時間が忘れられず
余韻に浸るばかり浸るばかり。


丹波黒豆ときなこのババロア
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美味しいものを作る人には魔法が使えるらしい。
甘いもの苦手な私が「おいしーい!」といいながらぺろっと食べちゃいました。
もともと豆系は好きなのと、あと甘さも控えめだったのでしょうね♪
余談ですがその昔キル・フェ・ボンで唯一と言ってほど溺愛していた「きなこと黒豆のタルト」は
もう復活しないのでしょうか〜


お酒も飲んでいないのに気づけばかなり長居したようで(単なる食べ過ぎでは)
満員だった店内は広々している。

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日本一の蕎麦浮気者、
今日のしあわせ蕎麦エネルギーで
当分、かなり頑張れそうですよー!






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2012年07月21日

月島「手打ち蕎麦 玄粋庵 KITSUNE」

 
月島にお蕎麦屋さんができたと聞き
あまり深く考えずに出かけてみると、
なんだか眺めが「リバーシティーみたいに」なってきた。

エッ お店がある「ピアウエストスクエア」って
リバーシティーのことだったの!?

かつてリバーシティーには、
私の大切な大切な知人が二人、住んでいた。
幾度となく訪れたとても懐かしい場所・・・

川沿いにあったイタリアンレストラン「マリリン」は
確かもうなくなっちゃったし、
そうかぁ、リバーシティーの中にお蕎麦屋さんができたのかあ。




未来都市に突如現わる、和の意匠。

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あまりの唐突さにディズニーランドのアトラクション気分だが、
扉をくぐればその空間の贅沢さに驚かされる。

外扉から中扉までの間で、立ち食い店が一軒開けそうだ。
(発想が貧乏くさ(^^;;))

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入り口で迎えてくれる石臼。

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窓際の席に通される。

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ここでやっと気づく大ボケの私。
「えっこの円形出窓、マリリン!?」

そう、この店はまさに私の知っているマリリンのあった場所だったのだ。

去年まではまた別の店だったが、今年になってこの
「手打ち蕎麦 玄粋庵 KITSUNE」
に生まれ変わったという。

かなり和のような、全然和じゃないような不思議なインテリア。
強いて言えばロブ・マーシャルが撮ったSAYURIの世界だ。


最初に出される冷たいお茶も白ワイン気分。

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でもお茶を我慢してでも
最初の一口はやっぱりこれで!

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かーっ(>_<)




「しんとり菜のおひたし」
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ひんやり、出汁すっきり、歯ごたえもよく
大変美味しいおひたし。
でもどうもね、台東区中央区墨田区あたりにいると
「おしたし」って言っている人がいると思うんですけど、あ、私?
父は浅草、母は日本橋の出なもんで(^^;;)


「穴子の煮凝り」
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大好物の煮凝り。
味付けはやや甘めだが
じゅわーんと溶けるほんものの煮凝り感がおいしい〜

ね。

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「いか塩辛」
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「豊盃 特別純米」
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「豆腐の西京味噌漬け」
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豆腐の味噌漬けって一般的には
ぎゅーっとクリームチーズのように濃厚で味も濃いものが多い。
濃いめのお酒にはそういうものが合うのかもしれないが
私にはここの、豆腐らしいさっぱり感を残した付け具合がちょうどいい。


「鴨ロース」
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エーーッ!
なんですかこの鴨ロースは!
なんだか魔法のように美味しい。
今までお蕎麦屋さんで食べた鴨ロースの中でも
ダントツと言っていい美味しさ。
鴨自体ももちろんいいのだが、味付け?が絶妙。
私が子供の頃から大好物だった某ドイツハム屋さんの名品「焼豚」(変でしょ)に通ずる
旨み凝縮の魔法がかかっている。


「そばがき」

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ほわぁ〜〜〜〜ん
恍惚の、かぐわしき蒸気。

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草のような、すこし墨のような野性的な香り。
それが口の中で ほんにょりふわとろーん と溶ける。
はああ 脳も溶ける。
おいひい・・



「天麩羅盛合わせ」
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「今日はいい海老が入ったので・・」
とおすすめされて天麩羅も。
茗荷もアスパラも夏らしくておいしい・・・

おいしいのだが・・・

もう、私は待ちきれない。



懐かしいこの場所で出逢う、大好きな人。

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わーっ 大変です。
ものすごく美味しそう。
そう、今日は大好きな赤城高原の蕎麦ということで
期待も最高潮なのだ。

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ビシッと端整、お手本のように美しい姿。
箸先で寄せた香りは思ったより淡めで
口に含むと見た目以上にパッキリクッキリ、角の立ったシャープな輪郭線。
それが、噛むと意外なほどホワッとやさしい食感だ。
ホワッのなかに空気感まで感じるほど。
そこからジワーと溢れ出る味わいがたまらなくおいしい。
ああ濃くて美味しい、おいしいおいしい・・
とついワシワシがっついて食べていたら、
残りあと3たぐりというところで常陸秋そばらしい
何ともすんばらしくかぐわしい香りが
ムッワァ〜〜〜と凝縮されてきているのに気がついた。
なんという美味しい香り!あと3口しかない!
ああ私のバカバカバカ。
もうちょっとゆっくり食べればよかったようー


「わらび餅」
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セレブな方々が多く在住する土地柄、
価格設定も全体にセレブ向けなのだが
これだけ贅沢な空間で美味しいお蕎麦がたぐれる場所は、都内でも少ない。



ランチタイムはサービスで天丼セット(1200円)もやってますので
手始めに是非。

食後は桜並木の川沿いを散歩するのも楽しいですよ〜






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2012年07月04日

築地「手挽き石臼蕎麦 土星庵」


何やら新しい動きを見せ始めている築地の裏通り。

そこに昼間だけのお蕎麦屋さんが誕生した。

「手挽き石臼蕎麦 土星庵」。

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レトロで洒落た雰囲気の、黒塗りの建物。
夜は「SO BAR SAKUMA」というバーである。



そこに「土星庵」の、黒板に白字の看板が鮮やかに映える。
字体も宇宙ぽくて、うん、この看板は実によく合っている!

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カウンターのみの小さな店。
本来はバーなので綺麗な瓶がたくさん並んでいて楽しい。

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お昼のメニューはセットになっている。

・もり 又は かけ
・いなり寿司
・小鉢

で800円。
「ウンそりゃいいな!」ってなわけで
まあお店は大変によく流行っている。
近所のサラリーマン、OLグループ、肉体労働者のみなさまが
ひっきりになしに訪れるのだ。

店主一人で切り盛りしているのでピーク時はかなり大変そうだが
無駄のない動きで手際よくこなしている。

まずはこんなトレイが前に。

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今日の小鉢はポテサラ。
ちっちゃい七味入れが可愛い。


お蕎麦きた!
わぁ〜い!

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すこし赤みを帯びた蕎麦はふんわりした印象。

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近づき見入れば、手挽きらしい素朴な穀物感がたまらない。
ふんわりしていそうに見えた食感は意外や意外、
ゴツゴツといっていいほどのワイルドな舌触りある。
しかし決して硬い蕎麦ということではなく、歯ざわりはしなやか。
二八の甘い香りがほんのりと香る、
素朴でやさしい印象の蕎麦だ。
そこに合わされた、濃いめの甘辛いガツンとした汁。
蕎麦湯とともにおいしく楽しむ。


「かけ」はこんな感じ。

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三つ葉がひとひら。

日本の食べ物ってかっこいいなあ。



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築地の裏通り。

カウンターのみ、手挽きの二八のみ、昼のみの蕎麦屋。

爽やかで楽しい個性を持った店は
新店ながら早くも人気店だ。





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2012年05月27日

銀座「松玄 凛」


今年のBirthday Soba Party・・

大好きなみんなとのんびりゆっくり、おめでとうってお祝いしてもらって
モウモウモウ、身に余るしあわせすぎで
ほんとにどうしましょうでございました!!

「松玄 凛」は個室があるところがなんと言ってもありがたいお店。


夕暮れ時の銀座通りと「白穂乃香」。

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このビール、無濾過だからなのか誕生日で嬉しいからなのか
何だか異様においしいです。

とか言ってこのビールほんとは私のじゃなく・・
今日は嬉しすぎてもともと子供並みに興奮してるので
一口もらっただけで真っ赤っかのグワングワンになりまして。
でもほんとに美味しかったのでもっと飲みたかった〜

大人の皆様は
「赤霧島」→「伊佐美」→「赤霧島」と焼酎三昧の方あり、 
シングルモルトの竹鶴(12年)一本の方あり・・
深雪ちゃんは「赤霧島」が特においしいと大喜び!



「平目骨せんべえ」
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これはお酒のお供に最高らしく大人気。



「粒蕎麦入り 自家製豆腐」
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粒蕎麦入りってどんなだろう〜♪とワクワク一番に食べさせてもらったけど
どこに入ってるのか全然分からない。
お店の人に聞いたけど「中です」と何ともおおらかな回答。
「全体に蕎麦粉が混ぜてあるのかな?」とか
「薬味に入っているのかも」とかいうギロンの末、
最後底の方をすくったら

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おー、こんなところに!
やっと煮た(炊いた?)蕎麦の実にお目にかかれました。
煮た蕎麦の実というのは私の中では最も蕎麦度が低く感じられる食べ方なので
蕎麦的感激は薄めだったけれど、豆腐に蕎麦の実入れちゃうなんて珍しいし、
お豆腐はなめらかで味わいも濃くとってもおいしかった♪



「そば屋の定番盛り合わせ」
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大きなお皿にドーン!とやってくるので
私達の間では別名「舟盛り」。
だし巻き玉子が甘くなくてふっくら軽く、でも卵の味が濃く、
やたらに美味しいと思ったら奥久慈産の卵だそう。
わぁー これはいいなあ


「大和肉鶏 モツ ハツ 砂肝」
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「穴子天ぷら」
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きゃー、お誕生日に大好物が食べられてうれしいな!
ここの穴子はものすごい脂の乗り方で
衣も軽いけど大きめでボリュームたっぷり。



「旬野菜天ぷら」
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「栃木産 国産牛 とろもつ味噌煮込み」
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これもみんなに大人気!リピートしてまた注文。
味噌煮込みなのでちょっと甘め、濃いめの味付けで
焼酎などに滅法合うらしい。


「蕎麦がき」
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これもおいしいと大評判でリピ注文。

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ほわ〜んと香る、正統派の香り。
表面トロッ、中がトロフワモチッというより
全体がトロふわもにょーん、と口の中でとけていく感じ。
「おおきい一個のかたまり」ではなく「4つ小さいのがコロコロ」だからだろう。
あー おいしい・・・・


「蕎麦ガレットチーズ焼き」
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これもみんなに大人気!
やっぱりパーティーにはこういう華やかなメニューいいなあ。
私にはもうちょっと蕎麦粉度と生地の硬さが欲しかったが
そんな変な好みの人は私だけなのでいいのです。
だいたい私はお肉なども一般的に食べにくいものであればあるほど好きという変人なので。
ハンバーグより断然マトンって。




さあいよいよ、〆のお蕎麦タイム。
こんなにごちそう、いーっぱい食べてそれはそれはお腹いっぱいなのに
「もり蕎麦」「田舎蕎麦」両方食べると言っているアホが一人います。私ですが。


「もり蕎麦」
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おー、かなり量たっぷり!

実は
「もり蕎麦 700円」「田舎蕎麦 800円」
「おかわり もり蕎麦 400円」「田舎蕎麦 500円」
という価格設定から、おかわりは量も少なめだろうなと踏んだのだが・・
手前が「おかわり」、奥が普通の「もり蕎麦」。

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たしかに「おかわり」の方が少なめだけど
もともと一枚の量が多いので「おかわり」でも多い!
そっか〜、いつもはひとりで来て「もり蕎麦」「田舎蕎麦」だけ
食べて帰ったりだものね。
量の感じ方がぜんぜん違うなあ。

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ふわり、正統派のかぐわしさ。
蕎麦という穀物の甘く香ばしい香りが、落ち着いた印象で漂っている。
やややわらかめの食感だがしなやかなコシをもち
お腹いっぱいでもするんするんと食べられる。
北海道富良野産の自家製粉蕎麦だ。



「田舎蕎麦」
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おー、今日も黒いね 凛の田舎さん!
あれ・・

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この見た目は、と思ったらやはりやはり、
熟成特有のムッワー!と濃厚な香り。
穀物の力強い香りが限界までたくましく強調され、甘みも非常に強い。
これは甘みの少ないすっきりした汁で食べたらおいしいだろうな〜
なーんて珍しく思ったのだが汁はやや甘め。
前からこんなに甘かったかな?



「黒胡麻だれ蕎麦」
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こちらは、ななちゃんご注文。
わたくし昨日から黒胡麻づいておりまして
またまた一口味見させていただきました。
おー、この胡麻っぷりは!! 
どろ〜と、ものすごい濃厚さだ。
ななちゃん曰く「もうちょっとお蕎麦の味も感じたい・・」そうで
わかります、その気持ち。
この胡麻汁はサラダにかけたりしたらとってもおいしそうだなあ




もう楽しくて楽しくてみんなニヤニヤへらへら、
私なんてもう地に足がついていない状態で
二次会へ突入!!

おかしくて楽しくてどれくらい笑ったか分からない二次会の最後には
なんと私が大好きなケーキ、
「エコール・クリオロ」の「ガイア」が。

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これは甘いもの苦手な私が雑誌で見て
「これは好きに違いない!」とピーンと運命?を感じ
実際食べに行って美味しさにびっくりしたという特別なケーキなのです。
キャラメルのほろ苦さと、層ごとの味わいの違いがすんばらしいの。


ううう・・・(;_;)
みんなホントにありがとう!

プレゼントや花束の写真をちゃんと撮らなかったのが
かえすがえすも後悔だけど、
それを忘れるほど楽しかったってことですね♪




2010年9月の「松玄 凛」




2012年7月のライブのお知らせ
posted by aya at 23:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中央区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月25日

日本橋小舟町「仁行」


今日は、中学一年の時からの親友ゆみちゃんと久しぶりに会って
めちゃめちゃ楽しかったぁーEMOJI_129.gif60P600181_DCE.gif

久々だしゆっくりしたいから
ちょっといい〜お蕎麦屋さんに♪


外観からは極めて想像しづらい、大人の蕎麦オアシス。

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前回来たときはそれはそれは素晴らしい「蕎麦懐石」を堪能したが
今日は「昼の蕎麦膳」にしてみる。

「おまかせの汁そば」+「選べる蕎麦(メイン)」+「デザート」
というセットだ。



最初に出てくる小鉢は、
うんと小さいけれど、うーんと楽しい、美味しい!

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野菜や厚揚げの煮物に玉子焼き。
体がよろこぶ、舌がよろこぶ。
出汁が美味しいと何でも美味しいなあ〜


本日の「おまかせ汁そば」は「花巻そば」。

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これもうーんと小さいのだがうーんと嬉しい。
素晴らしい磯の香り!
すっきりした出汁をあたたかい肌にまとい
穀物の甘みをぎゅうーと凝縮した温蕎麦。


そしてメインの「選べる蕎麦」。

「もり」「おろし」「黒胡麻汁」「とき玉」「おしぼり」「蕎麦サラダ」「どんこ」
「納豆蕎麦」「梅そば」「鴨葱そば」「カレー南蛮」「天もり」「手打ち仁行細うどん」

と数あるまばゆいメニューの中から、

・・・どうしてこうこの人は融通というものが利かないんでしょうか。



「もり」
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ずっしりぎゅー。
仁行の細切り十割。

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思い余って近づきすぎて
写真ではあまり伝わらないかもしれないが、
さすが、容赦ないほどの細切りである。
極めて密で、繊細な肌。
「仁行」らしい、しなやかにのびるような自在なコシ。
細やかな束が口中をめぐるのが実に涼やかで心地よい。
そして今日はかなり「束感」が太くぎゅーと、まとまって感じられ
ぎっちり密な小山は食べ応え十分。
香りはめずらしく淡め・・かと最初思ったが
それがだんだんじわーんと深まって、ついに明確な芳しさが見えてくる。
フレッシュでまろやかな穀物の美しい香り・・ああ・・・・
と思ったときには食べ終わってしまった。


いつもいつも思うのですが
どうして私が好きな人といられる時間は
こんなにも短いのでしょうか。

お隣のゆみちゃんのお蕎麦はまだいっぱいああります。
(人のお蕎麦見過ぎ禁止)


こちらはゆみちゃんの「黒胡麻汁」。

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直前に、私が毎朝飲んでいる「美容健康ドリンク(?)」のレシピと
黒胡麻への愛を熱く語っていたため、
その熱に押されてさっそく選んだゆみちゃん。
ひとくちちょうだい〜、
おー、濃厚&甘さすっきり胡麻汁だねっ


デザートは「イチゴのムース」。
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とろとろ〜のムースにイチゴのツブツブがいっぱい。
果物の食感と酸味がしっかり感じられ
甘いもの苦手の私にもおいしい。



お店は、静謐な大人のオアシス。

・・なのだが、
私たちはしゃべる笑うしゃべる笑うしゃべる!
毎回会う前からのど飴持参しようかと思うほどでして・・

長居してすみませんでしたぁ〜


そして次なる長居は

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マカロンってカワイイね〜
てか、マカロンを大喜びで食べる女の子ってカワイイね〜

としみじみコーヒーを飲むおっさんな私。
(ケーキ屋さんに濃厚蕎麦湯があったらいいのに)

相変わらずゆみちゃんのキャラが素晴らしすぎて
元気をいっぱいもらいました60P600098_DCE.gif
ゆみちゃん、一日早い「おめでとー」をありがとぉ〜〜!





2010年12月の「仁行」




2012年7月のライブのお知らせ
posted by aya at 23:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中央区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月03日

銀座三越「箱根 暁庵」


お正月は、デパ上蕎麦屋さんが私の命綱。

年越し蕎麦で疲れ果ててお休みの蕎麦屋さんが多い中
新年早々中休みなしでやってくれているのだから、
血中蕎麦粉度が下がりすぎて倒れる心配もない。

というわけで2日続けて、デパ上蕎麦!

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立地が便利、無休が便利で、広尾にあった頃より
訪れる頻度は格段に増えている。




「浦霞」
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東北大震災復興応援キャンペーンとして
福島「奈良萬」、岩手「あさ開」、宮城「浦霞」があり
1合につき100円が義援金になるそうだ。
浦霞はかなり種類もランクが幅広いらしいけど、いつも美味しいなぁ〜と思うお酒。




「季節の青菜お浸し」
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ここでは必ず。
甘ったるくないスッキリした味も茹で加減もいい。



「生湯葉」
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ひとかたまりが大きくて湯葉好きには嬉しい。
湯葉らしい「膜」の感じがありつつも柔らかく、
これは大変美味しい湯葉!


「箱根山 暁 豆腐(冷奴)」
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暁庵名物の豆腐。
今流行の濃厚系ではなく、古典的なみずみずしい絹豆腐。
今日のは特にふるふるしてました。




「ざる蕎麦」
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もう、他のテーブルのお客さんに運ばれて行くお盆の上に
目が釘付けでした。
ちょっとちょっと、美味しそうな淡青緑なんじゃないですか?

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あれ、他人の芝は青いじゃなくて
まさに「他人の蕎麦は青い」。
自分の前に来てみるとそれほど青緑でもない・・・?

ところが、たぐりあげたらニカ〜〜〜と笑顔が我慢できない。
ふっくらと甘い蕎麦の香り。
口に含むとすべすべのしっかりした舌触りで
噛み締めた時の強靭なコシがすごい。こりゃすごい。
でも実は私今日は暴走族でお替わりもしまして・・
2枚目はもうちょっとやさしい印象の舌触り、
弾むような柔らかな弾力だった。


またまた蕎麦湯が美味しすぎて長居してすみません・・



2010年9月の「箱根 暁庵」空中蕎麦ランチ

posted by aya at 22:33 | Comment(7) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中央区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月14日

宝町「銀座うどん 流石 琳」(「ざるそば」だ!)


昭和通りにあった「流石」がうどん屋になった。
「流石 琳」という店名である。

蕎麦屋としての「流石」は「流石本店」として裏通りに移転したので
私が「流石 琳」に行くことはないかと思っていたが
うどん好きの友人から「うどんが美味しいから行こうよ!」と誘われてしまった。
うどんかぁ・・・とあまり嬉しい顔もできずにいたら
聞けば何と蕎麦もあるのだという。
そりゃ知らんかった、行きまひょ行きまひょ!

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ひと気のない昭和通りに一生懸命せり出た看板。
蕎麦屋時代より看板が大きくなって、
入り口もなんとなく親しみやすい雰囲気になっている。

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参考までに、これが「流石」だったころ。

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こっちのほうが好きだけど、ちょっと敷居が高そうなイメージなのかな?


地下に降りると、入口扉は変わっていない。

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店内のインテリア等もほぼ何も変わっていないのだが
あれま、うどん屋さんは大変に賑わっております。
なんだか私は非常に面白くないです。
みんなそんなにうどんのほうが好きですか!
お蕎麦じゃダメでしたか!
うどんに対して完全にヤキモチである。

まあそれは冗談として、店が繁盛するのはいいことだ。
うどんだ蕎麦だということよりも、
きっと入口の雰囲気や価格などの影響も大きいのだろう。

価格といったが、メニューを見ると「流石 琳」のうどんは
「ざるうどん 700円」からある。
「流石」の蕎麦が「ざるそば 1000円」「玄挽きそば 1500円」という
ゴージャスな設定だったことからすると
これまた親しみやすくなっているのだ。


うどん屋であるから、
「ざるうどん」「ごま汁うどん」「釜揚げうどん」「桜海老のかき揚げうどん」
など端から端までうどんメニューが豊富に並び、
私は何だか不安になってくる。
でもありましたありました、最後に蕎麦のページが。
生粉打ち十割そば、とはじめに書いてあり
「ざるそば」「鴨ねぎそば」「かけそば」
「鴨なんそば」「合盛(うどん+蕎麦)」がある。
せっかくうどん屋に来たのだし、「合盛」にしてみようという
柔軟な心を持ち合わせていないところが私である。
ああうれしいなお蕎麦だお蕎麦だ、
すみませーん、「ざるそば」ください!


ここで今年3月蕎麦屋時代の「流石」を回想させて欲しい。
あの夜は、こんな素敵な三種の蕎麦だったのだ。


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そしてこの度うどん屋となった「流石 琳」。

こんなことをしながら「蕎麦前」「うどん前」?のひとときを楽しむ。

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「焼き穴子」
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「焼き野菜」
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自然薯がじんわりと実に美味しい。
他に、万願寺、紫大根など。


そしてこちらが、関西出身の友人おすすめ「きざみうどん」。

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細切りネギと油揚げがたっぷり。
この手のうどんにうるさい友人曰く「品が良すぎない出汁がたまらない」そうで
へええ〜意外〜。


そして待ってました、「ざるそば」。

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うわぁぁ
ほんとに、「ざるそば」だ!
って何言ってんだと思われそうだが
今まで「お皿にうず高く小山盛り」が当たり前だと思っていた「流石」の蕎麦が
笊の上にひろびろ広げられてくる眺めが新鮮だったのだ。


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細かなさざなみのような美しい盛りつけ。
手繰り上げるとふわー!
フレッシュな美しい香りがたまらない。
正統派のかぐわしさ。つるりなめらかな肌。
細かく全方向にほどけていく繊細な束。
ふんわりとした食感とふっくらした味わい。
さりげなくゆたかな弾力。
もう褒めちぎっているが何ともかんともおいしいのだ!
すばらしい。


賑やかな店内を見回すと、
意外とお蕎麦を頼んでいる人も多くて嬉しくなる。
ヨシヨシ、お蕎麦、人気だな。
お蕎麦が愛されていると我が事のように嬉しくなる私。

また来まーす、お蕎麦食べに♪





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2011年12月07日

銀座「明月庵 田中屋 ぎんざ本店」


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銀座には蕎麦屋が多い。
どっちの方角へ歩いていっても
「この先には〇〇と◯△があるな」と蕎麦屋地図が頭に浮かぶほど
星座のように蕎麦屋が散らばっている。

とは言え土日の夜は別の街のように静かになる繁華街。
当然蕎麦屋も土日祝日休みの店が多く以前は困ったものだが
最近では年中無休のデパ上蕎麦屋やダイニングバー蕎麦屋などが出来、
土日も安心して私が生息出来る地となった。

この「明月庵 田中屋」も、 年中無休のありがたーい店。
都内に数店舗あるが私はこの本店の利用が一番多い。

何が便利といってやはり年中無休の通し営業。
場所も便利なら、おつまみも充実、席も広々しているので
ちょっとした打ち合わせや会合などにもちょうどいいのだ。




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今日は「お酒は詳しくないけど美味しいもの大好き」チームで乾杯!


メニュー説明に
「日本一辛いお酒ではあるが、切れが良く口当たりはまろやか。
 程よい自然な辛さ」
とあったお酒を選んでみる。

「純米酒 春鹿 超辛口」
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へえぇー こういうのを辛いっていうのかあ
よくわかっていない私は甘さもふくらみも感じてしまうが、
でもすっきり澄んでいてとても美味しい。




「柿と菊菜の白和え」
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甘い和食は苦手なのに
イチジクの料理や柿の白和えなどは
白砂糖の甘さでないせいか大好物。
人生で初めて食べた場所が茶室だった(お茶事で食べた)のも
良かったのだろう。
「明月庵 田中屋」のは、菊の香りも爽やかでさすがの洗練の味。
器もとてもいい。



「あん肝 ポン酢」
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肉はさっぱり、魚はこってりが好きなもので
こういったメニューには目がありません。
飲めないはずの春鹿がすすみまする〜



「しめ鯖」
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「銀だらの西京焼き」
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これまた「今生の大好物ベスト10」に
ランクインしてしまいそうな大好物。
私の体内脂肪はほとんど海から摂取されているのではないかと思うほどだが
こういうアブラが大好きなのだ!!
そしていつも思うが「銀だらの西京焼き」って高級品につき
どこでも(私には)小さ過ぎます・・
この3倍くらいあったらうれしいな〜



「御膳せいろ」
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大きな朱塗りのせいろ。
そこにうすーくひろげられた蕎麦が一面にひろがっている。


よく悪口めいて言いますね、
「東京の蕎麦屋なんてぇのは気取ったふりしてケチッて
 透けるくらい薄く盛ってくる・・・」
なんて。

それはもしや、こういうことですか?

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それともこういうこと?

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でもね、真ん中の方はそれなりに厚みがありますよ。
だいたい薄かろうが透けてようが、
こんなにせいろが大きいのだ!
蕎麦の量は特別少ないわけではない。

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なめらかな微粉の、端正な蕎麦。
箸先にたぐると、まろやかな蕎麦の香りがふわぁーっ
うーんうれしい!!
見た目はおとなしげだが、口に含むと意外にもパキッと角を際立たせている。
ほどよい弾力、スルスルとした舌触りが江戸らしい蕎麦で
噛みしめるとじんわり蕎麦の甘みが広がる。

おいしくて汁は最後までつけられなかったが
スッキリと洗練されたおいしい汁だ。


この店の歴史というか、変遷というか・・を思うと
さまざまな思いが交錯するが
私は今あるこの「明月庵 田中屋」を、あるままに愛そう。



欲をいえば、禁煙だともっと嬉しいのだが・・・
(せっかくの蕎麦の香りがぁ〜・・(>_<))

でも言い換えると「愛煙家の方々に優しいお店」ですね。





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2011年08月21日

築地「布恒更科」


夜の築地に浮かぶ灯り。

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「築地」駅至近だが
私はたいてい銀座の中心あたりからのんびり歩く。
その時間も好きなのだ。


ここの蕎麦は大森の店同様、どーんと盛りがいい。
横長のせいろにまさに「山盛り」でやってくる。

「もり」
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密な肌。
これだけパッキリとエッジの立った蕎麦も珍しいほど
シャープな輪郭線を際立たせている。
香りよりもまず迎えてくれるのは
ひんやりしゃっきり締められた、澄んだ冷気。
口に含むと見た目以上くっきりした輪郭線が口中をめぐり
噛みしめてその強靭なつながりに毎度驚く。
これはしっかり噛んで楽しむ蕎麦だ。



「もりと生粉打ち」と頼んだので
追いかけるように「生粉打ち」が運ばれてきた。

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盛りがいいだけに2枚が並ぶと
何だかものすごい大食いみたいで恥ずかしい。
(いい加減認めたらどうなのか。いや、昔は本当に大食いだったんですけどね、最近はもう・・ゴニョゴニョ・・)




「生粉打ち(十割)」
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「もり」よりもさらに密な肌の太打ち。
これまた手強そうなまでにパッキパキのエッジっぷりである。
ふっくらと甘い香りに誘われて口に含むと、
おお〜、今日はまた、
今までで一番の噛みごたえだ。
ひんやりクッキリ潔い蕎麦をモグモグ噛みしめる度
口中に広がる穀物らしい香り。


店の外は昼間の熱がまだ冷めず、うだるように生ぬるい都会の夜。
しかし、私の脳はひんやり清らかな蕎麦畑を旅している。



真夏は、いつもよりちょっとひんやりめ、
しゃっきりめに締められたお蕎麦がいいな、と毎年思うのだ。



.
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2011年08月07日

銀座「手打 きだ」


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まず場所がとてつもなく便利である。

銀座三丁目、アップルストアの真裏。

そして、土日全滅の銀座エリアにして
この店は火曜日定休というのが誠にありがたい。
三越の中に「箱根暁庵」もできたし
昔に比べれば土日の銀座が呼吸しやすくなったような思いである。


また私の足をこの店に向かわせる要因として
銀座のど真ん中にして、かなりくたびれていても気軽にフラッと寄れる
心安い雰囲気の店であることも大きいだろう。
銀座らしい高級洗練の雰囲気の店もいいし
デパートの中のような賑わい華々しい雰囲気も楽しいが
「ヨレッとフラッと」寄りたい気分の時はここなのだ。


「めごち天」
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「じゃこおろし」
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フワフワではなくよく干された固めのじゃこ。
お酒のつまみにちびちび楽しめそうだ。


そして、何と言っても嬉しいのは
この店のお蕎麦の種類の豊富さである。

「もり(外二)」
「生粉打ち」
「粗挽き」
「御前更科そば」
「季節の変わりそば」

私としては、やはり最初の3つは外せない。

「もり(外二)」
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香ばしい素晴らしい香り!
やわらかいが茹で過ぎのやわらかさでなく、
フワフワ軽い空気感を含んだ弾力のあるやわらかさ。
しっかり濃い穀物の味わいが実に美味しい。



「生粉打ち」
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見た目にさほどの違いはなく見えるが
先程の「もり」の空気感とは対照的に
みっちりしっかりとしたコシを持つ十割らしい蕎麦。
どこかクリーミーな印象の白い薫りを淡くまとった
品の良い蕎麦だ。


「粗挽き」
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ややざらついた平打ちの肌の
ところどころに浮かぶ黒いホシ。
箸先で寄せた香りは、意外にも「生粉打ち」とほぼ同じ
品の良い白い香り。
しかしかみしめてびっくり、藁のような香ばしい香りが
ふわーっと口中に広がる。
面白い。おいしい〜


土日は早仕舞い(18:30)なのはちょっと切ないが
やはりここは私にとって、土日の銀座のオアシスなのだ。







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2011年05月15日

銀座「手打ちそば ふく留」


銀座八丁目の目立たぬ路地。

小さな間口、簡素な看板。
侘びの風情が何とも控えめに、大変に目立っている。

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こんなところに「手打ちそば」の看板を見つければ
ふらっと気軽に立ち寄ってみたくなるものだが
近づいてみれば何となくそうはさせない「敷居感」がズンと迫る。

蕎麦屋でなく割烹で食べる手打ちそば。

これで美味しくなければ「蕎麦は蕎麦屋に食べに行けばよし」と思うが
ここは料理もお蕎麦も大変美味しいのだ。


たまには、こんな蕎麦宵もあっていい。


前菜は野点の風情で。

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竹簾の弁当箱に収まった山海の幸。
出汁の味わいが非常に洗練されているため
どの一品も大変に美味しい。




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「失礼します」
銀座の割烹、着物姿の仲居さんの声と共に、個室に運ばれてきた蕎麦。
見慣れた蕎麦という食べ物がやけにあらたまったものに見えてくる。

北海道旭川ののどかな大地で生まれた蕎麦粉に
「た、大変なとこに連れてこられちゃったなオイ!」
とねぎらってやりたくなるほどだ。

姿勢良くまっすぐに対峙し、ひとたぐり。

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品の良い素晴らしい香り!!
ふっくらと甘い極上の上新粉にも似た、しかし確かな蕎麦の香り。
白いイメージのかぐわしさに白い夢を見る。
これだけ細切りの繊細な蕎麦ながら
一本一本はふっくらとした表情を持ち、
しっとりとやさしく重なり合っているのがなんとも貴い眺めだ。
噛みしめると意外にも甘さはなくすっきりとした味わいで
それがかえって白いイメージの美しい蕎麦の香りを洗練のうちに際立たせている。

うわーおいしいよう
きてよかったよう


汁がまた、前菜でわかっていたことだが
大変においしい。

蕎麦が美味しすぎて
結局つけて食べることはできなかったが
この汁を時々なめつつ楽しむ蕎麦湯タイムはこの店ならではの贅沢。


もっと気軽に、蕎麦にだけ会いに来られるお店ならいいのになーと思いつつ。



またいつか、白い非日常をたぐりに来よう。




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2011年03月31日

銀座「そばきりや山形田」(東北を食べよう!その2)


今夜は、蕎麦愛深き楽しいTさんと
こころゆくまで山形に浸りに、あーべー!

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拙著「蕎麦こい日記」で紹介した頃は京橋にあったのだが、
その後去年現在の銀座3丁目に移転した「そばきりや 山形田」。
松屋銀座の2本裏手、と覚えればわかりやすい。

こちらの名物はなんといっても板蕎麦、と言いたいのだが、
山形と言うところは蕎麦以外にも美味しいものがたくさんあるので忙しい。
とにかくこの店のびっちり並んだ豊富なおつまみメニュー,
その魅力的なことと言ったらないのだ。

しかしである。
ご存知の方も多いかと思うが
山形の板蕎麦というのは大変にサービスの良い盛りっぷりである。
田舎、十割、外一。
常時2種、うまくいけば3種あるこの店の蕎麦を全部楽しもうと思ったら
調子に乗っておつまみをいろいろ頼むというのはなかなか危険な行為。
一人なんかで来ちゃった日にはおつまみはおろか蕎麦複数種も危うくなってくる。


でもだからこそ、今日はノリノリ楽しいTさんとやってきたのでありますよ。
二人とも「山形田」が嬉しくって入店直後からハイテンション、
楽しくガンガン頼んじゃいましょう!

まずはこの「山形田」においては、絶対に絶対にハズせません。
「玉こんにゃく」♪

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見た目、地味です。
しかしこれが、ひじょーーーうに美味しいのだ。
よくしみた味つけといい、ポヨンポヨンの弾力といい、
「山形田」の「玉こんにゃく」はおすすめです!!


ふと見れば、向こうのテーブルにはサラリーマン4人組様。
慣れた様子で注文していたが、運ばれきたのは、まず「生ビール」。
そして次はおつまみ・・ではなく
「玉こんにゃく4つ」と「蕎麦4枚」が最初から一気に運ばれてきたではないか!!
とりあえず適当なおつまみをつつきながら、などではなく
のっけから全員が「マイ玉こん」と「マイ蕎麦」を満足げに抱え込んでの飲み会。
うぬぬぬ参った・・お主ら・・やるの・・・・


でもねえ、おいしいのは「玉こん」ばかりじゃありません。
「米沢牛タンやき」
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「米沢牛筋煮込み」
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煮込み好きの私にはたまりまへん・・・
煮肉、茹で肉にヨワイ!


「地鶏辛子」
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これまた私の大好物。
だってもうこれは美味しいに決まっていますよ、
この「地鶏辛子」、この店の名物「蔵王冷やし地鶏そば」に
乗っかってくるあの鶏肉なんですよー!
さっぱりとしているいるようでしっとりやわらかく、
鶏肉の味と香りをしっかり生かした非常によい塩梅の味付け。
今日は「田舎そば」と「十割そば」、2種類食べたいから
「蔵王冷やし地鶏そば」は我慢してこの「地鶏辛子」を頼んだのに。
やっぱり駄目だ、こんなにおいしくちゃあ、返ってこの「地鶏辛子」が呼び水になってしまった。
あとでやっぱり「蔵王冷やし地鶏そば」も食べたーい!



そしていよいよお蕎麦1枚目、「十割そば」。

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きた〜〜!懐かしや「山形田」の十割さま。
これでもかと巨大な木のせいろに
ツルッツルのピッカピカに輝く白っぽい蕎麦。
「山形田」の十割は一番粉のみで打ち上げた、言ってみれば更科系の十割なので
一般的な「山形板そば」のイメージとはちょっと違うかもしれない。
しかしこれがね〜、いくらでもちゅるちゅる入ってきちゃうんですね〜
ただちゅるちゅるなだけでなく、みずみずしくずっしりと密な肌を噛みしめると
ホワンとやさしい甘みがこぼれる。
ランチ時も夜のお酒の後にも、特に男性達に絶大な人気を誇っているのも頷ける蕎麦だ。



「田舎そば」

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ムハーッ

こちらはぐっと黒く、香り高く、噛みしめて甘い蕎麦。
力強い濃厚な香りがもうとにかくうれしい。
優しい歯ざわりの中から生まれるジワァ〜〜〜とした甘みがまたうれしい。
ああ美味しい・・山形すばらしいだいすき・・


そしてもういい加減お腹がはち切れそうだっちゅうのに
もうどうにもブレーキがききません。
ちょっと分けてもらっちゃいました、「蔵王冷やし地鶏そば」!!

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ウワー
なんでしょう
これ

もうなにか
マタタビでも
はいっているのでしょうか

おいしすぎて
もう形容詞等無理なのですが




本当に本当にお腹がいっぱいで可笑しくなってしまったほどだが
本当に楽しくてしあわせな夜だった。

やはり私はこの店が大好きなのだ。

いつも私は「お蕎麦はやはり手打ちであってほしい」とは思っている。
それはやはり、機械打ちの蕎麦にはどこか味気ない、冷たい単純さをどうしても感じてしまい
一種の寂しさ、のようなものを覚えることが多いからだ。

しかしこの「山形田」の蕎麦は手打ちではないものの
そういった味気なさ冷たさは全くない。
むしろ、あたたかい山形のぬくもりすら感じる蕎麦だ。
それはやはりこの店が素材や作り方を吟味して、
必ず美味しいものをお客さんに食べてもらおう、
山形の美味しさを伝えていこうという強い姿勢を崩さずに頑張っているからだろう。
この店において、蕎麦は非常にデリケートに扱われ
打ってから2時間以内の提供を基本としているそうだ。


今夜も、楽しい友人とこんな美味しいお蕎麦が食べられたしあわせ。

とてもだいじなことなのだ。

とてもありがたいことなのだ。








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2011年03月24日

築地市場「手打ち蕎麦 成冨」



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雨上がりの東京。

まだ湿気を帯びた大気が地表の匂いを空に昇らせている。


ああ今日も蕎麦が食べられて嬉しい。

成冨の「せいろ」。
1枚目は北海道産だ。


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きめこまかな肌に新鮮な水分を流れるようにまとった、
美しい蕎麦。

たぐりあげれば、
たっ たまらない・・・・
深い香ばしさ、食べる前に全部吸い込んでしまいたいほどの
穀物の甘く豊かな香り。
こんなにも香ってくれるのか!

それが食べている間じゅう私を染め、
味わいとなって舌に体にしみこんでくる。
ウワー 今日ここに来られて良かったなあ

外はコンクリートの大都会東京だが
この笊の中は広大な北海道の畑だ。

そこに立ち、深呼吸するよろこび。



この店の蕎麦の「せいろ」はメニューとしては1種類だけだが
おかわりを頼むと産地を替えて出してくれる。
今日の2枚目は茨城産。

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こちらもまた、「成冨」らしい流麗な美しい蕎麦。


たぐりあげた最初の香りは、
うん、北海道のような香ばしさはない。

しかし来た来た、下から、まるくふくらんでくるような、
ゆたかなゆたかな茨城らしい王道の香り。

口に含んで広がる、絶妙の甘みと味わいのバランス。



最寄り駅は築地市場だが、私は使ったことがない。

東銀座や新橋はすぐだし、銀座、有楽町だって遠くない。



さて今日は、どこまで歩いて帰ろかなー





*高遠彩子4月〜5月のライブ出演予定*



posted by aya at 23:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中央区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月25日

八丁堀「八丁堀 茂助」


昨日は大好きなお二人と、八丁堀で、うひうはうひゃは〜

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私の到着時には既に大盛り上がりだったお二人に追いつくべく「駆け付けオーダー」した
「牛すじの煮込み」。
(これは取り分けたもの)
私、焼いた肉より煮た肉、特にスジとかホルモンとかが好きなもので・・
ホロホロのプルプルでおいしい〜♪



京都からいらしたお料理上手のKさん、
東京の出汁巻き卵も食べてみたいとオーダー。
すると「今日は肉味噌があるのですが、入れますか?」と聞かれたので
もちろん、肉味噌入りで!

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何ともゴージャスにとろぉり。
これは、レギュラーメニューにするといいのでは?!




豆腐サラダも美味しくてびっくり。

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見た目はドカーっと豪快系。
カラフルな(味のない)彩り野菜で飾られているわけでもないので
写真に感動はないかもしれないが味重視で仕上がっております。
味付けも、真ん中には炒められ香り付けされたネギソース、
周りの葉物にはオリーブオイル&バルサミコビネガーのドレッシング。
普段は「ドレッシング、要らないかも・・」なんて思ってしまう私も
「茂助」さん〜これ美味しいですよ!



あとはお二人が、リピート注文した銀杏揚げ。

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蕎麦をお迎えする前のファイナル、鴨鍋〜。
(これも取り分けたもの)

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グルメのT氏は一口食べて、「おおっこの鴨は!!」(劇画調(f^_^;))。
聞けばフランス産の鴨だそうで、
確かに肉厚、脂もくどくなくおいしい。
えーっ 私2切れ食べて、いいんですか〜、遠慮しませんよ〜♪

そして、蕎麦。
まずはざる(二八)から。

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箸先で香る、むうっと濃厚な香り。
かすかに熟成感を帯びたような、言ってしまえば美味しい乾麺のような
力強い香りである。
乾麺と言うと聞こえが悪いかもしれないが
干し椎茸にしろ切干大根にしろ、干した食品というのはその香りの中の
力強い部分が占める割合をぐんと増しているものだ。
つるりぬるりとした喉越しのよさで
すでにお腹いっぱいなのにスルスル食べちゃうー




そしてこちらが夜限定の十割。
おおお、見た目はこちらの方が断然好み、美味しそう!

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蕎麦と蕎麦の間に含んだ空気までも香っているかのような、
ゆたかなかぐわしさ。
二八よりもしっかりとしたコシがあり
噛みしめる度に、また新しい香りが口中に生まれるのがたまらない。

おふたりも十割が気に入ったようで、
口々に「おいしい〜、おいしいね〜〜」。

ああ今日は最高に嬉しい!楽しい!


このほかも
「地鴨ロース煮」
「自家製にしん」
「とらふぐの唐揚げ」
「地鶏つみれと田舎大根の煮物」
「地鶏もも肉のステーキ」
のほか、天ぷら各種や鍋物などもあり、もちろん
お蕎麦の種物の種類も多いこのお店。

何よりびっくりは、お昼のお蕎麦のサービスぶりである。
夜に食べたお蕎麦も都心にして量はかなり多かったが、
なんとお昼のざる(二八)は1人前がおよそ280gだとか!!
それで600円ですよ!国産、手打ちですよ!
しかもその上ランチは「たこ飯」が無料サービスって・・
東京の超ど真ん中で、どうにも頭が下がるばかりである。

そしてさらに、私の顔が

( °o°)

となったのは、なんとなんとなんと、
「八丁堀 茂助」の「肉そばの大盛り」はランチ時、
「蕎麦が500ぐらむ」も入っているんだってさ!!!!

「でも皆さんそれでぺろっと召し上がって行かれますよ〜」

ひゃー
そりゃよっぽど美味しいんだろうな・・・
(煮た肉ですから肉そば大スキです♪でもせいろが好き過ぎてほとんど食べたことありません♪)


看板にはひとことも「手打ち」と書かず
ただ「蕎麦」と大書きされた提灯だけを掲げる謙虚なお店。


お腹すいた方はお昼、
おいしい料理と手打ち十割蕎麦を気楽に食べたい方は夜にどうぞ〜









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2010年12月06日

日本橋小舟町「仁行」


「Dancyu」 蕎麦特集号発売日の今日。
掲載店の「仁行」さんはものすごく混んでしまうのでは、
とおっかなびっくり開店時刻11:30に訪れると・・・

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よかったー
まだみんな「今買って読んでいるところ」なのかも(^o^)



「ハレの日の蕎麦」といった趣のメニューをじっくり眺めた挙句
今日はなんと贅沢にも、おまかせで。




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柚子の風味の蕎麦味噌。



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白菜漬。
素敵な器に惚れ惚れ。



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豚と京芋、青菜の煮物。




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だし巻き。

このだし巻きが、とにかく素晴らしい。
卵焼きの類を普段すすんで食べない私だが
これは素晴らしくおいしい。
ふるふる震えるような柔らかさはないのに
口に含むとフワーッとだし汁が弾けるかのようなジューシーさ。
その出汁がまた甘ったるくなく(甘辛が多い江戸においてこれは奇跡)
すっきりと、上質な味わい。
これだけのだし巻き、東京では久々にお目にかかった。



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まぐろの鍬焼き。




そして、待ちに待った「せいろ」。
やっと会えたぁー

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細い。
わかっていたことではあるが、あらためて眺めて、細い。
そして箸先の香りを寄せ、口に含んで新鮮に驚く。
清澄なかぐわしさ、しなやかな歯ざわり。
これだけ細いのにそれを全く意識させない凛とした存在感に
何か超越した迫力のようなものを感じずにいられない。
爆発的な香りがあるわけでもない、じわじわ染み出すことさらなあまみがあるでもない。
一歩控えた、澄んだ、凛とした上質。
ああおいしい・・
おいしいよう・・・しあわせだよう・・
うー


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ふたつめのお蕎麦は「胡麻汁」と「おろし」から
「おろし」を選択。
おろしはぶっかけスタイル。
他のお客さんにはおろしが人気の様子。



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デザートは、洋梨のゼリー。
鎌倉彫の朱に青い硝子器が美しい。



「三越前」「人形町」「小伝馬町」と
どの駅も近いが、このあたりの地名の香りにうっとりしてしまう私は
敢えて町名で表記した。



日本橋小舟町「仁行(にぎょう)」。

私には高下駄の大男が目に浮かぶ、いい響きだ。



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2010年09月28日

銀座三越「箱根 暁庵」


ちょっと前のことになるが、
銀座三越に新しく入った「箱根 暁庵」に行ってきた。

お昼の予定がずれてしまい、たまたま思い出して行ったのだが、
三越がリニューアルオープンして最初の週末だったため
予想以上の大混雑。
11時の開店の5分後にレストランフロアに着いたというのに
どの店も大行列という有様である。


イタリアンレストランやお寿司屋さんの行列は特に凄かったが
お目当ての「箱根 暁庵」にも店の右脇の椅子に2組ほどの待ち客が。

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店正面の打ち場では年配の職人が手際よく蕎麦を打っている。
座って待っていた真横だったので見上げる形になり、なかなか迫力があった。

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やっと通された席は運良く窓際。
せっかくよい席に座れたのでのんびりしたくなり
せいろにおひたしと豆腐、焼き味噌がセットになったものを注文。
流石は「箱根 暁庵」、
おひたしの出汁具合なども実にすっきりと品がよい。
これが当たり前のはずなのに、なかなかないのだ。

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開店直後からの大行列に店内は大忙し。
制服を着た店員さん達もまだ慣れぬうちであろうから
必死の頑張りが伺え気の毒なほどである。
何も午前中から並んでまで蕎麦食べなくったっていいのにねェ、
なんて、自分もニヤニヤしっかり並んだくせに思ったり。


果たして、この窓際で眺める蕎麦の景色は格別であった。

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午前中の平和な光に輝く、銀座のビル街と蕎麦。
普段お蕎麦を食べる時は圧倒的に1階で「地に足をつけて」食べることが多いので
こうして眺めるとお蕎麦と私だけが宙に浮かんでいる気がする。
嗚呼私は何故、こと蕎麦となると
こんなに簡単に二人の世界に浸れてしまうのだろう。
まわりなんて見えない。




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地上12階、いつもより少し太陽に近い場所で出会った蕎麦は
のびのびとおおらかに笊の上にひろがっていた。
たぐり上げて、思わず顔がニッコリしてしまう。
ふわぁーっと軽やかに漂う、上質の蕎麦のかぐわしさ。
品の良く美しい、王道の蕎麦の香りだ。
口に含んでまた嬉しくなる。
「箱根 暁庵」らしいムッチリ、しっかりとしたコシ。

今日はこの大混雑のせいか太さにかなりばらつきがあったが
何度も書いているように太さのばらつきはむしろ私には楽しいおまけ。
(いろんな味がして楽しい)
普段バシーっと、端正な蕎麦を出すお店だけに
ちょっと人間らしさを垣間見られたような、
ほほえましい気分になる。


なんたって銀座駅直結で
11時から23時まで、日曜祝日もやってくれているというありがたさは筆舌に尽くし難い。

なんだかんだでしょっちゅう行ってしまうに違いないのだ。




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2010年09月05日

銀座「松玄 凛」


日曜夜の銀座は寂しい。

あそこにもここにもお蕎麦屋さんがあるのに、
どこも真っ暗。通りも真っ暗。

華やかな平日の歓楽街ぶりが嘘のように広々して、
そんな銀座を歩くのが私はとても好きだ。

とは言えお蕎麦が全く食べられないのは死活問題。

銀座に限らず都心においては
土日の蕎麦砂漠現象は誠に深刻な問題であるが
オアシス蕎麦はそのぶんありがたく、美味しく感じるものだ。

「松玄 凛」は大箱だけに打ち手も多いらしく
訪れるたび違う蕎麦に出会えるのが楽しい。

広々した店内、日曜夜は平日より静かで
一人客の私も心地よく憩える、まさに銀座のオアシスである。


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今日の「もりそば」はまた今までで一番のチュルムニュ感!
機械打ちと見紛うまかりの、見事な、ととのった姿の蕎麦である。
香りは淡いのだが、噛みしめれば粉の甘みも楽しめ
何より「ふるんっ、チュルンッ、むにゅっ」という独特の食感に誘われて
銀座という土地には似合わぬ結構な量なのにあっという間に平らげてしまう。




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対する「田舎そば」はうんと黒め。
黒いホシをふんだんにはらみ、こちらも細長いせいろにたっぷりと盛られてきた。
こちらも「もりそば」ほどではないにせよ
まず感じる食感はチュルムニュン。
しかしそのチュルムニュンを噛みしめると、かすかにではあるが
最後の最後に鋭いジャリ感が主張してくるのが
小さな驚きであり痛快である。

田舎らしい野趣に富む香りを、
ガツンとではなく品良くふわりとまとった、銀座の田舎そば。


ああもうなんだかたいへんにうれしくなってきた。

「松玄 凛」さんよ、日曜夜の私を
見捨てないでくれてありがとう。
今夜も、こんなお蕎麦を食べさせてくれてありがとう。

あんまり気づいていなかったけど「松玄 凛」さんちのおつゆって
ちょっとお菓子みたいな不思議な甘さなんですね。
蕎麦湯のお供によく合いますね。

ほらこうして、チビリ。
おいしいですね〜



と、延々と蕎麦湯を愛でつつ、湯気と「心の会話」をしている私に、

店員さん「あの〜〜〜ォ・・・」

私「あ、はい、」

店員さん「お蕎麦、お好きなんですか〜?」

私「はい、大好きです」

店員さん「そうですか〜、ごゆっくり〜(下がっていく)」


あれ、下がっていっちゃった。




私が不気味だったのかもしれない。








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2010年04月15日

八丁堀「蕎麦 如月」→新橋(まいっちゃうよなぁー)


そう頻繁に行くわけではないが
何年かに1度急に思い出しては会いにゆく。
そんなお蕎麦屋さんが知らぬ間に店を閉めてしまうのは
たまらなく寂しいものだ。


代わりに入った店の新しいのれんを呆然と眺め
路傍に立ちつくす私。


いつまでも立っていても仕方ないので
気を取り直し、久々に行ってみるか、
と八丁堀方面に歩き出す。


うーん相変わらず惚れ惚れするような店構えであることよ。




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八丁堀の路地、というシチュエーションがまた
小村雪岱な雰囲気でたまらない「蕎麦 如月」。


蕎麦は粗挽き、切り口がシャープなので印象は端正だが
よく見れば意外にもごつごつした野性味ある肌を持っている。


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箸先にたぐりあげた香りは、淡いがまるみのある品の良い香り。
そして何と言っても特筆すべきはその歯触りで
ムチッ、プリッ、ピーンと内側からの力を感じるような強靱さだ。

相当強く締めてあったので
しばらく待ったらもう少し香りが出るかとゆっくり食べてみたが
残念ながらその変化はなく。
しかし少しはんなりやさしい歯触りとなった頃もまた楽しめた。


カウンターでは天ぷら専門の職人さんが次々入るオーダーに
手際よく対応、揚げたてを提供し
テーブル席では女性グループがスペイン旅行の話で盛り上がって楽しそう。

店の雰囲気とBGMのジャズがあまり合っていないような、
気がしなくもないが、とにかく活気があって良い店だ。





だが・・
やはり夜道に立ちつくしたあの寂しさから
なんとなく抜け出せない自分がいて。


ヨシ、こういうときはハシゴに限る。





ってなわけで八丁堀から何となく新橋方面に歩き出す。




2軒目もまた、楽しげなグループで忙しそうだ。

本日は福井県大野産、大野在来種。
私にとって印象のよい産地だけに期待も膨らんだが・・・



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うーーーーん。
残念ながら無味無臭・・・


なぜだ。くやしい。
微粉、しっとり、誠実さの伝わるようなとてもいいお蕎麦なのに。


珍しく後半は汁を使って、おろしも、ねぎまでも投入。
もともと何となく寂しい気持ちから元気になりたくて
はしごを企て30分近くも歩いてきただけに、
がっかりな気持ちは拭えぬまま完食する。



しかし。


このお店がまた、どうにもこうにも感じがよいのだ。

小さな店にひしめくようなお客さんはみんな居心地良く楽しそうで
壁に貼られた美味しそうなつまみ類を途切れず時々追加オーダー。
店の人は忙しいながらも「営業」を感じさせない、素朴で誠実な接客で、
うーん、これは狙って出来ることではない。
その感じのよさに触れてゆくうちに
なんだか自分がひどく嫌な奴に思えてきた。



フン!香りがなんだい。
ここでは楽しくおつまみつまんで
最後に種物をズルズルッといけばいいんじゃい。




店内奥で会計を済ますと、店の人がわざわざ一緒に外まで出て、
「また、よろしくおねがいします」と
小さな笑顔で小さく頭を下げる。

あー、

まいっちゃうよなあー。





夜も更けて一層寒い路地。

店を後にして歩き出した私は、
思わず声に出してつぶやいたのだ。




「心、温まっちゃうよなあー」






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2010年01月16日

銀座「花大根」(おいり)

銀座6丁目のしゃぶしゃぶ屋さん「花大根」。

A4、A5と牛肉のランクがメニューに大きく表記されていて、
お昼時は牛しゃぶの御膳ランチや
大きなお鍋でやってくる自家製豆腐御膳などが人気のようで
女性を中心に大賑わい。


しかし私はここでも手打ち蕎麦emoj_btw_00348.gif



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よく田舎の県道沿いとかで食べられるような
いい感じに力の抜けた、どっしりざらっとした蕎麦。
蕎麦のかぐわしい香りというのとはちょっと違うのだが、
粉の香りがゆたかで、おいしい。



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例によってつゆは蕎麦湯の「つまみ」として
舌に乗せて楽しんだが、ちょいと甘さが濃かったかな。



1階は「夏野」という銀座に数軒あるお箸屋さん。
同じ系列なのか、「花大根」にもお箸のディスプレイがあり
帰りには使ったお箸を「お持ち帰り下さい」とお土産にくれる。



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でもそれより私が嬉しかったのが、
食後のデザートemoj_307_00003.gif


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小さなコーヒーと小さなお菓子のなんとかわいらしいこと。
この写真では全然伝わらなくて残念なのだが
このコーヒーも和菓子も、おままごとのように小さいのだーindex.gif




このお菓子が私に命中emoj_i01_00038.gifemoj_btw_00510.gif

香川県の「おいり」というお菓子なのだそうだが、
小さくて丸くて、はんなりとした実に可愛らしい淡い彩り。
口に含むとふわっと溶けてしまう、かる〜い雛あられみたい。

調べたら、四国新聞のサイトを発見。

「西讃の花嫁にとっては欠かすことのできない“嫁入り道具”の一つで、
 全国でも他の地域には見られない独特の風習だ。」

おお〜何と素敵なemoj_btw_00603.gif60P600100_DCE.gif


きれいな写真も出ていたので
興味がある方は是非。

http://www.shikoku-np.co.jp/feature/nokoshitai/syoku/17/





今月は飛ばし気味かな〜
(既に18軒DIMG0010.GIF60P600187_DCE.gif


posted by aya at 16:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | 東京の蕎麦>中央区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする