一応最寄りは尾山台ということになっているがいろんな駅の真ん中。
5年前までここから歩けるエリアに住んでいた私は
今回懐かしくて自由が丘から歩いて行った。
おしゃれエリアの住宅街に似合う、上品でモダンな外観。
縹という美しい名前から、鮮やかな暖簾を想像していたが
ざっくりとした麻の暖簾に縹色の文字。
うーん、このやりすぎない感じが、ニクイですねえ〜♡
開店まもない時間だというのに店内は満席。
予約しておいてよかった!
(写真は退店時)
「ハートランドがある店はいい店だ」。
私が敬愛する方の言葉です(≧∇≦)
湿度が高いこんな夕方、全身に効くぅ〜〜!!
お通しの「油揚げと小松菜ときのこの炊いたん」。
これが美味しい!
このお店が美味しいことがもう確定しちゃった感じ。
ア〜ガ〜るぅ〜〜(≧∇≦)!♡
さてメニューをビビるくらいガン見します。
ホワイトボードに手書きの、本日のおすすめ。
今が旬!という言葉には惹かれるに決まっているが
復活!という言葉にはさらに惹かれる。
それだけ大好評だったってことですよね〜♡
そしてここまでで気づいた方はスルドイ。
なんかお寿司屋さんぽいでしょ?
そう、こちらはなんと、元々お寿司屋さんだったのです。
長年 この地で愛されてきたお寿司屋さんが、
2017年にお蕎麦屋さんとして生まれ変わったのだ。
ところで、私高遠彩子には「蕎麦スイッチ」という 機能が搭載されておりまして
お蕎麦屋さんにやって来ると、 というかお蕎麦が私の目の前に運ばれてくると
その かぐわしい香りを鼻の中に吸い込みたいあまり、
嗅覚が犬並みに敏感になってしまうという困ったことになっております。
お蕎麦が運ばれてきた瞬間に、それこそ隣のテーブルの人の柔軟剤の匂いや、
おしぼりに使われた洗剤の匂い、
ひどいときには厨房で使ってる台所洗剤の匂いまでもが私の鼻の中に飛び込んでくるという、
流石にちょっとおかしい、迷惑かつ特殊な能力が備わっております(笑)。
なので、大変正直なことを申し上げますと
こちらのように生魚を扱う店というのは、ちょっぴり心配もございまして
生魚そのものは大好きな私ではありますが、 お蕎麦屋さんでとなると
ちょっと香り的に、魚臭さが心配される部分もありました。
(普通のお蕎麦屋さんでもカレー南蛮とかイカ焼きとかが他のテーブルに出ると
蕎麦の香りと引き離されまいと一人悶絶格闘しています笑)
でもこちらのお店では 全くの杞憂でございました〜
美しい店内はお魚も出す店とは思えない空気。
ご近所の人らしい、おしゃれご夫婦のデート使いが多いみたいです(≧∇≦)
そして定番メニューはますますヤバイ!!
お蕎麦はもちろん、美味しそうなおつまみが多すぎる!!
ここは絶対美味しい予感!!
しかも後から気づいたんですが
クラフトビールもこんなに揃ってる〜
オーダーして最初に来たのは
定番メニューの中で一番気になったこちら。
「トマトとアンチョビのだし巻き玉子」
いやこんなメニュー名見たら絶対頼みますよね?
まずアイディアに拍手!!
そしてこのものすごいボリュームとふっくら感に大拍手!!
ふっくらして甘くなくてめっちゃくちゃおいしい。
トマトもたっぷりー♡
とにかくアンチョビ の主張がすごいので
出汁っぽさはあまり感じないものの、
たっぷりのトマトの酸味、ジューシーさも最高。
うーん、一発目からヤラレました〜
「復活!海鮮サラダ温玉のせ」
ぎゃーーーー
すごいの来た!ヤバイの来た!
これ絶対美味しい!!
席についてまず一番にこのメニューに目を留めた自分の勘を表彰したい!!
もう、 参りましたと言うしかない。
さすが、元お寿司屋さん、すべての素材がとんでもなくおいしい。
海老、サーモン、タコ、トビコ。
特にサーモンの焼き具合と旨みは 衝撃と言っていい美味しさ!
私はあんまりドレッシングって好きじゃない方なのだが、そのドレッシングもめちゃくちゃおいしい。
またさーー、 サラダだけでこんっっなにおいしいのに、
その上に温玉載せるとかってずる過ぎるよね〜〜笑!!
海鮮サラダって生まれてからどれぐらいたくさん食べたか分かりませんが
多分、人生で1番おいしい 海鮮サラダに、お蕎麦屋さんで出会っちゃいました!!
「自家製胡麻豆腐とじゅん菜、濃厚出汁で」
涼しげな野菜系が食べたくて選んだこちら。
自家製の胡麻豆腐はぷるぷる感、クリーミー感はあまりなく
なんとなく粉っぽく硬めな、 個性的な質感。
胡麻豆腐自体の味は超スッキリだけど出汁が確かに超濃い。
酸味があり最初は酢かと思ったくらい?
そこにじゅん菜とすりおろし山葵。
夏らしい一皿ですね〜
「新生姜と枝豆の天ぷら」
まず、この取り合わせ自体にセンスが爆発してますよね。
夏らしくて、 こんなのつい選んじゃいますよー!
しかも、この天ぷらがめっちゃおいしい。
まず揚げ方が最高。カリカリで軽い!全く脂っこくない。
油も腕も よくなくてはこうはならない。
新生姜が刺激と枝豆の香りが爽快で止まらない〜〜
「二八せいろ」
華やかに外皮のホシを散らした、はんなりと優しい姿。
箸先から香りを寄せると、むわあーーー!と強く甘く、力一杯逞しい香り。
口に含むと、輪郭線は比較的はっきりしているのだが
噛み締めるととても優しくやわらかな印象で、コシはあまりなくふっつりと切れる。
それがなんともやさしい。
そしてこと蕎麦に関しては、病的なまでにその香りに執着がある変人の私は
どこでも蕎麦汁をつけずに完食してしまうと言う悪癖があるのだが
この店ではちょっと違った。
そばつゆをちょっと舐めてみて、おおおっ!?と 反応した私。
老舗の名店系の、かなりガツンと濃い、 しかもちょっと珍しい位おいしい汁なのだ。
これは・・・と思い、 ちゃんと良い子にして蕎麦汁をつけて食べると・・・
うっわ、めっちゃくちゃ美味しいんですけどーーーーーー!!
私にとっては珍しく、
汁につけたほうが感動の大きい、北海道のお蕎麦でした♡
そして、実はぶっかけ蕎麦も大好物の私。
お料理が美味しい店では特に見逃せません。
大根おろし、きゅうり、干し海老、岩海苔、揚げ玉。
選ばれし、メンバーにセンスを感じるーーー!
そして、蕎麦汁がやっぱりめちゃくちゃおいしいーーー!
こちらに来たらお蕎麦はこのぶっかけ、おすすめします〜
デザートにはこちらを♡
とろたく細巻〜!!(≧∇≦)
お蕎麦屋さんでこれは、楽しすぎますよね!?
こんなおしゃれエリアの住宅街のモダンなお店なので
ギャルソンエプロンとかした素敵なスタッフが
バシッとした接客をしてくれそうなイメージを勝手に持っていた私ですが、
そこもいい意味で裏切られ大感激。
家族経営のこちら、とても感じの良いお父さんとお母さん、
そして息子さんのお嫁さんが、素朴で温かいおもてなしをしてくれました。
私にとって、一番好きな蕎麦の名店と言うのは
やはりお蕎麦が最高に美味しくて、 できればお蕎麦の種類が複数あって
それらを蕎麦汁もつけずに完食して(よい子は真似をしてはいけません笑)
食べ比べできるようなお店が1番好きなのだが
こういう、 最高においしいおつまみが充実して、
ご近所の人や幅広い層に愛される 手打ち蕎麦屋さんもいいよなぁーーー!
と 改めて感激してしまった。
私の国にはお蕎麦屋さんという、
素敵な文化があるのです。
(s7)
2023年07月12日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック