お蕎麦屋さんの訃報を聞くたびに、
突き落とされたような気持ちになる。
あの素晴らしい世界を作った人が、
あの忘れられない時間を私にくれた人が
ふっ、といなくなってしまった。
私がこの手のひらの中でその温度を慈しみ
輝きに目を見張っていたあの世界は
どこへ行ってしまうのだろう。
その人の作った世界の大きさ、美しさ
その人の遺した言葉の深さ
優しくしてくれた笑顔を思うと
心の真ん中にあいた穴をふさぐように
この宇宙の真ん中に永遠に残るように
おおきくおおきく
あの世界の美しさを歌い続けていたくなるのです
R.I.P.
あの京都人特有のちょっといけずな言い回し
あの方独特の飄々とした雰囲気
長い長い付き合いだった
素敵な出会いだった
ただ ただ
寂しい
私が長年お蕎麦屋さんについて無駄な文章を長々と書いているのは、これが嫌だからなんです。あそこにあった素晴らしい世界、時間、毎日たくさんの人々が感じていたものはどこへ行ってしまうのだろう?味はどこにも残らない。流れていた時間は写真では伝わらない。それをなんとか掬い上げたくて形に残したくて、冗長蕎麦駄文を書き続けています。
>而酔而老さん
>
>長いお付き合いだった
>
>あの京都人特有のちょっといけずな言い回し
>
>あの方独特の飄々とした雰囲気
>
>長い長い付き合いだった
>
>素敵な出会いだった
>
>ただ ただ
>
> 寂しい