2022年06月01日

愛媛・道後公園「そば屋 二葉」


「点数つけるなら一億点!!
全人類に勧めたい絶品お蕎麦があるお店!!」


まず「二葉」という名前が可愛らしい。
というのは、ここは
料理旅館「栴檀」が営む手打ち蕎麦屋なのだ。
栴檀は双葉より芳し♡


「栴檀」の料理が気軽に食べられるということもあって
知る人ぞ知る存在の手打ち蕎麦屋。
道後公園からも程近く、石手川の畔という絶好のロケーションである。

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右奥が「栴檀」。「二葉」は「栴檀」のすぐ左手にある。



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武者絵デザインのなかなか個性的な暖簾をくぐると
店内はさらに個性爆発である・・・


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えっ


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ええっっ


元々は趣味でやっていたバースペースを、
蕎麦屋として使い始めたという空間。
蕎麦屋の店内としては異色中の異色だが
全てがどっしり重厚なトーンなので
居心地はすこぶるいい。


一際目を惹く、アンティーク家具らしい立派なバーカウンターには
たくさんのお酒とともにお蕎麦のメニューが写真付きで
並べられている。

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今日のお蕎麦は兵庫県産ですってー!
ときめく〜〜♡



バーカウンターに飾られた写真付きのメニューも
なんだか色々と普通ではない。
ちょっとちょっと、これはなんですか!?
と詰め寄りたくなるほど気になるメニューだらけ (≧∇≦)

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テーブルに置いてあるメニューはこちら。
「ひやいそば」、「ぬくいそば」っていいなあ〜

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上段左端
「全商品に玉子焼きがつきます」って書いてある!!
えーっナニソレうれしい〜〜 (≧∇≦)



「せいろそば」

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ほんとだあ〜 玉子焼きついてきた!


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極細に打たれた美しい姿。
箸先から香りを寄せると、ふわ〜と
白くまろやかなイメージの香りが漂ってきた。
面白いことにそれはだんだんシャープな野生の香りに変化してきたのだが
どちらにしろ非常にフレッシュな感じでかぐわしい。
食感は非常に上品なコシがあり、
極細の舌触り、束がしなやかにほどける感じも素晴らしい。
味わいはスッキリ透明なイメージ。
兵庫・辰野の常陸秋そば。
同じ常陸秋そばでも育てられた場所で
こんなに違う個性を纏うのだなあーと、実に楽しい気分。



「桜えびの変わり蕎麦」

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おほーーーっっ
想像以上に鮮やかで美しいピンク!
桜えび含有量多そう〜〜♡



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香りを寄せた瞬間思わず笑っちゃいました。
桜海老そのものですか!?というくらい
ブワンブワンに桜海老の香りが爆発しております !!(≧∇≦)
こちらも「せいろそば」同様極細だが
こちらの方がややシャープな輪郭線を持っている。
そしてとにかく頭から桜海老の山に突っ込んだような桜海老の香り!
蕎麦の香りを一生追い求める虫のような私は
蕎麦そのものの香りが香りづらい変わり蕎麦というものは
普段から興味が薄いのだが、桜海老大好物ということもあり
これは、おいしい!!


「桜えびの変わり蕎麦」のお蕎麦は
「せいろそば」とは蕎麦汁も変えてあります。

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見るからに薄い色で、白だしっぽい美味しい汁。
ただこれにつけちゃうとせっかくの桜海老の香りが全然しません・・・
というわけで、私は「いつものスタイル」で
お蕎麦だけでムハムハ幸せにいただきました!
(良い子はまねをしてはいけません(笑))


「せいろそば」
「桜えびの変わり蕎麦」
共にとてもおいしかったですが、冒頭で私が
「点数をつけるなら1億点、全人類に勧めたい絶品お蕎麦!」
とわざわざ叫んだお蕎麦はその二つではないのです。


私も、この後にこんなすごい出会いがあるとは
わかっていませんでした・・・


衝撃の出会いは、こちら!!


「蕎麦湯留め蕎麦」

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一瞬、何がやってきたのかわかりませんよね?
要は、蕎麦湯に浮かんだ釜揚げ蕎麦を
泡立てた卵の汁で食べるものなのですが・・・

これが、宇宙をブチ抜くほどの美味しさなのです!!

お蕎麦は、この「蕎麦湯留め蕎麦」用に、
切れないように打たれたものだそうで、
お蕎麦そのものの香りや味は意外にもほとんど感じられませんでした。

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ところが、この魔法の汁と合わせるととんでもないことに・・・

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泡立てた卵と蕎麦汁を合わせたものなのだそうだが、
女将によるとこの質感、この味にするまでには改良に改良を重ね、
かなり時間がかかった企業秘密、秘話があるらしい。
しかし私にとってはもはや神がかっていると言っていい美味しさで
作り方なんて全然知りたくないほど全面降伏!!(神様は遠くから拝むもの!)
なんじゃこの美味しさはぁあああー!!

泡の質感、濃厚な卵のうまみ、汁との相性、
全てがベスト!未来永劫にベスト!
どんな三つ星フレンチだろうが中華だろうがこれには及ばない!
地球で一番美味しいものに思える!
全人類に勧めたい!!
・・・というようなことを興奮のあまり店内でずーっと口走っていたら
近くのテーブルの心優しい女性二人のお客さんがくすくす笑って
「次回はそれ・・・食べます・・・」
と言ってくださいました ( ̄▽ ̄)。 ご迷惑おかけしました (^^;) 。


他にも気になるメニューはまだまだいっぱいあるし
ここは本当に面白いお店!!
もちろん料理する人の腕がいいのだろうが
女将のセンスとやる気によるところも大きい。
女将はこれだけの世界を完成させながら
もっともっと素晴らしいものを作りたいやる気に満ちていて
私如きにも何か改善するべき点はないかと訊いてくるのだから凄い。
私はとにかく「蕎麦湯留め蕎麦」に身も心も強奪された直後だったので
そんなそんな、神様に物申すことはなにもございません!!
という気分だったが、よく考えてみたら、
この宇宙をぶち抜くほどの美味しさは
メニュー名を聞いた時には全く想像できなかったことを思い出した。
「蕎麦湯留め蕎麦」って、ちょっと難しくてイメージしづらいですよね〜?
ここから、まさかあんなものすごい世界が広がるとは!!

もう聞いただけで心ときめくような素晴らしいメニュー名が、
この蕎麦にはふさわしいと思いました!! (≧∇≦)



松山は、美しい場所、
おいしいものでいっぱいの素晴らしい街♡

今回は愛するまゆきちのおかげで
ほんとーーーうに楽しい、最高の旅でした。



まゆきち ありがとーーーー!!♡


















posted by aya at 20:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | 四国の蕎麦>愛媛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
高遠様
先日は、ご来店いただきありがとうございました。
そば屋二葉で蕎麦打ちしている田中と申します。
ブログ拝見させていただきました。
本当に励みになります。
ありがとうございます。
これからも妥協せず蕎麦と向き合っていきたいと思います。
Posted by 田中秀典 at 2022年06月02日 12:01
コメントをいただきありがとうございます。勝手に好き放題を書いてしまい、その上こんなお言葉いただき恐縮しております。でもあの最高に美味しくて楽しかった時間を文字に残せて、蕎麦打ちをしている方にも読んでいただけてとても嬉しいです!また伺える日を楽しみにしております (≧∇≦)!

Posted by aya at 2022年06月03日 12:26
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