本日は大好きだった人の思い出話を・・・
松本の五兵衛さん!!
昼のみ営業+大人気店ゆえ
なかなかハードルが高いお店ではありましたが
昔から大好きで何度も行った思い出の超名店。
ついに引退ということで惜しまれつつも閉店され、
大好きだった人の写真を切なく眺める私でございます・・・
こちらはつい昨年2021年5月、
「五兵衛」を目指して上高地のテントを朝出発し、
ギリギリ入れた時の写真です。

店主の体調不良や、コロナということもあり
昔あった「粗挽き生粉打ち蕎麦」や
「五兵衛」の名を冠したぶっかけ蕎麦などはなくなって
メニューはぐっと絞られていました。



クラシック交響曲の流れる店内は
男性のお一人様客が多く、ごく静かな雰囲気。
店の奥さんとスタッフの女性が実に細々とよく働いているのが
目に清々しい。

空いている席もありますがこれは空いているのではなく
12:20にしてもう売り切れ仕舞いとなったからです!( °o°)
「粗挽き生粉打ち蕎麦」がなくなってしまったのは悲しいけれど、
愛しい愛しい五兵衛の「せいろ」を食べられて
嬉しかったーーーーー!!
「せいろ」


っはーーーーー!!
すっっばらしい香りであります!!
たくましさ、香ばしさ、なまなましさ、野生味も全部ある。
これぞ蕎麦という穀物の尊さ!!と叫びたくなるような
土着的な香りだ。
口に含むとかなりみずみずしくちゅるちゅる。
そして香りも濃いが味も濃い〜
ぐわあっっと広がる滋味深さ、香ばしさがたまらん!!

今日はかなり太さにばらつきがあり、
極細からゴンぶとくんまで混在していたが
常々「喉越しってなに?」とか言ってる
かなりおかしな蕎麦好きの私には
それがかえって得した気分 (≧∇≦)
極細のちゅるり感もゴンぶとのもぐもぐ感も
両方楽しめました〜
大好きだったお蕎麦屋さんが閉店してしまう寂しさは
もう何度も何度も経験しているが
私にとってそれは失恋と同じ。
片想いってわかっていたけど・・・
今でも大好きです。
五兵衛さん。

(5月なのに寒い寒い雨の日でした)
