もはや蕎麦好きの間で知らぬ者は居ない、
揺るぎなき人気有名店となった「菊谷」。
この巣鴨の店の前に、石神井公園で小さな店を開店した当初を思うと
つい最近のようでもあり、遠い昔のようでもあり。
自分が蕎麦玉手箱を開けてしまった彩ばあさんになった気すらする。
すでにして老舗のような、小慣れた風情。
とげぬき地蔵通りにあるだけに、
ここにも可愛らしいお地蔵様がいます〜
「唎き蕎麦」♡
もちろんそれがお目当てですよー!
しかしここはお蕎麦だけでなく
つまみの類も何もかも美味しいので本当に悩ましい。
(下から二番目おもしろすぎるんですけど〜 (≧∇≦))
フラッと立ち寄って好きな肴と蕎麦で一杯・・・
がだーい好きな私。
ここのおつまみは、魅力的すぎる!!
「蕎麦前」好きの気持ちをガッチリ鷲掴みにするメニュー揃い。
あれも、これも、これも食べたい!!
(私は大して飲めないのに食の好みが呑兵衛と言われます( ̄▽ ̄) )
しかしですよ、敢えてこの店では、
予約のみのコースをお勧めしたい。
蕎麦の前にぴったりな美味しいものだけが選び抜かれたメニュー構成。
なんたってお得感がすごいんです!
コースは予約のみなので
メニュー本でも記載は小さめ。
本日はこの3300円のコースを選択しました。
どうしても「お蕎麦がメイン」の私なので、
一番小さいコースにしておいて後ほどお蕎麦だけ増量計画 〜〜♡
コースは最後に「唎き蕎麦(小盛り2種)」がつくのだが
それをあとで「唎き蕎麦(普通盛り3種)」に
変更してもらおうという魂胆でありまっす( •̀ .̫ •́ )✧
お蕎麦についての説明はこちら。
すごいでしょう〜 (≧∇≦)♡♡♡
とは言えここに来ると毎回嬉しすぎて
あんまり頭に入ってこないんですけど
とにかく「今日ある全部のお蕎麦を食べる!」
と心は固まっております (≧∇≦)
そしてここは天ぷらも名物。
お蕎麦屋さんでありながら
揚げたてを一品ずつ運んできてくれるんです。
(私の中では「松翁」スタイル!)
盛り合わせのバリエーションすごいですよねー!?
その他、私のように蕎麦に異様にがっついていない、
上品な呑兵衛の皆様(笑)のために
お酒と酒肴、ちょこっとお蕎麦のお得なコースもあります。
こちらは予約なしで頼めるので気楽ですね!
本日は私はノンアルですが、
さっすがいいの置いてます。
これおいしいですよね〜
この小さめ低めのグラスもすっごくいい。
さすがお酒周りのセンス抜群。
そして忘れちゃいけねえ、
これが「菊谷」の名セレクション!!
コースのスタートはこちらから。
「酒肴盛り合わせ」
「鯖の燻製」
「糠漬け」
「チーズのかえし漬け」
全部美味しそうなのですが
私の目は一点に吸い寄せられています。
「菊谷」の「鯖の燻製」は、麻薬!!!
本日コースの前に、
「このコースの中に鯖の燻製、入っていますか〜?」
ってしっかり確認した私( ̄▽ ̄)。
入っていなければ別に頼もうと思っていたんですが
入っててよかったー♡
もうもうもう、何度食べても身が捩れるほどおいしい。
食べるのがもったいなくて食べたくないのにどんどん減ってしまう。
皮パリで脂がのってて燻製の香りが犯罪すぎる!!
この一切れでどれだけでもお酒が飲めそうな気がしてくる。
ああこれ毎日食べたい・・・
「糠漬け」も普通ではない美味しさ。
糠の香りと味わいが香ばしさを感じるほどの素晴らしさで
(クルミか?ってくらいの不思議な香ばしさ)
しかも塩辛くない。最高!
「チーズのかえし漬け」も、
これに似たメニューは他の蕎麦屋でも見かけるが
「菊谷」のは図抜けて美味しい。
こっくりとした甘みと、コーヒーですか?ってくらいの香ばしさ。
どうやったらこんな美味しさになるの!?
俯瞰するとこの三点盛り、
「鯖の燻製」「糠漬け」「糠漬け」。
すべて「素晴らしく香ばしい」んです。
「香ばしい」というのが味の中で一番好きな要素である私には
ストライクすぎる酒肴三点盛り!!
ハァハァ・・・
最初の三点盛りだけで熱く語り過ぎて
最後までもつか自分が心配・・・
以降、省エネを意識して続けます!(無理だな)
「会津の馬のたたき」
これがまたただただニクイ、絶品のおいしさ。
私にとっては少し甘い味付けなのだが
ニンニクがっつりで赤身の柔らかい肉と
大変マッチしている。
こういう強烈に美味しいものをちょこっと挟んでくる
センス素晴らしすぎる!!
「香味野菜」
お口直しの香味野菜です、と運ばれてきたこちら。
大根、山椒、しそ、きゅうりの漬物かな?
サッパリしてユニークでこれまたとてもいい。
そして名物の天ぷらは
一つ一つ揚げたてをテーブルまで運んできてくれます。
海老、新潟のまいたけ、紅玉(自家製ドライりんご)、
茨城の紅はるかなど!
薄衣でやさしい食感だが、
脂感はしっかりある天ぷら。
海老のプリップリ加減、紅はるかのホクホクの美味しさがすごい〜
特筆すべきは天つゆで、
昆布の旨みがしっかり効いた出汁加減がすごい。
この辺りで、〆のお蕎麦の量をどうするか、
訊きにきてくれます♡
そんなの無限に食べたいくらいなのですが
天ぷらもたくさん食べたことだし一応どういう量なのか尋ねると、
コースについてくる「唎き蕎麦」というのは
小盛りのお蕎麦二種食べ比べで、55gを2枚、110gくらいだそうです。
それを、一種にでも!
小盛りではない普通の二種にでも!三種にでも!
追加料金で変更できるわけです♡
参考までに、
並盛り一枚 120g。
唎き蕎麦二種 160g
唎き蕎麦三種 240g
だそうです。
ハイ、もーっちろん私は、
唎き蕎麦三種で、お願いいたしまーす (≧∇≦)!!
お蕎麦の前に、
大切な大切なこの方がやってまいりました・・・♡
「蕎麦掻き」
ウワー
これはヤバイです!!
見ただけでもうわかります!!
これは絶対美味しい!!!
はああーーー・・・
最っっ高ーーのかぐわしさ!!
フレッシュな青さ、軽やかな香ばしさ、
極上のお米のようなふくよかさ。
さすがは常陸秋そば!!と叫びたくなるような
ニクイほどバランスの良いかぐわしさだ。
口に含むと感激はさらに爆発。
すんばらしいモチふわエアリー!!
粗挽きのザラ粒感もありつつ、ふんわりもっちり。
最高の香りに包まれながらその食感に酔い、
内側からあふれるこれまたふくよか、まろやかな味わいに酔い・・・
常陸秋そばという蕎麦の素晴らしさを
最高の形で凝縮したような塊。
茨城・桜川の常陸秋そば。
おいしすぎますーー!
唎き蕎麦 一枚目
「長崎・五島の在来種、つなぎ8%、2年熟成」
大好きな五島の蕎麦だけに期待高まる中、
お・・・? これは不思議な香り。
いわゆるたくましいかぐわしさから力強さを取り除いたような?
まるい香ばしさと甘さだけが残ったような?
あまり経験のないめずらしい香りを穏やかにまとっている。
食感がちょっとやわらかすぎて、力がない感じなのだが
これは茹で過ぎとかではなく、
おそらく熟成によるものかと思う。
「菊谷」には店主によるお宝ワインのような
「熟成蕎麦」コレクションがたくさんあるのだ。
唎き蕎麦 二枚目
「茨城・桜川 常陸秋そば、二八」
うっひょーーーーーー!!
これはすごい!!
なんっっですかこのすんばらしい香りは!!
フレッシュで軽やかで、
香ばしさもまろやかさもある、最高の香り。
うん、まさにこれは先程の「蕎麦掻き」と
同じ蕎麦粉ということが伝わってくる。
(同じ蕎麦粉でもそばがきとお蕎麦で全く違う印象になることもある)
食感がまた素晴らしい。
二八ならではの、最高、絶妙、余裕のコシ。
味わいは濃厚ではなく割とすっきりなのだが
その質が素晴らしい。とにかく美しい、澄んだ蕎麦の味わい。
参った!!
唎き蕎麦 三枚目
「新潟・三島、信濃一号、九一」
うわあ・・・
これも美味しそう〜
楽しみすぎるーーーー!!
箸先で寄せた香りの香ばしさにまず感激。
深い香ばしさの上に信濃一号らしい野生の香りを軽やかにまとっていて
信濃一号として最高の香りが引き出されている!!
食感はズシっとしっかりめだが硬さは全くなく、程よいコシ。
そこからあふれる旨みが濃い!!素晴らしい!!
あああああ もうもうもう、おいしすぎます〜〜
そしてトドメがこの蕎麦湯。
選りすぐりの最高の蕎麦粉たちが混沌と閉じ込められた、
思いっきり濃度の高い液体。
それが「菊谷」の蕎麦湯でございます!
もうお金払わないと申し訳ないくらい美味し過ぎます!!
いっやーーー
唎き蕎麦 三枚目
「新潟・三島、信濃一号、九一」
うわあ・・・
これも美味しそう〜
楽しみすぎるーーーー!!
箸先で寄せた香りの香ばしさにまず感激。
深い香ばしさの上に信濃一号らしい野生の香りを軽やかにまとっていて
信濃一号として最高の香りが引き出されている!!
食感はズシっとしっかりめだが硬さは全くなく、程よいコシ。
そこからあふれる旨みが濃い!!素晴らしい!!
あああああ もうもうもう、おいしすぎます〜〜
そしてトドメがこの蕎麦湯。
選りすぐりの最高の蕎麦粉たちが混沌と閉じ込められた、
思いっきり濃度の高い液体。
それが「菊谷」の蕎麦湯でございます!
もうお金払わないと申し訳ないくらい美味し過ぎます!!
いっやーーー