2021年08月04日

群馬・倉賀野「純手打ちそば 梅田屋」


梅田屋さんなんて店名から
古風で可愛らしい小さなお店かとやってきたら
どどーーんと立派なお店!

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「手打ち」だけでは言い足らず「純手打ち」と名乗っちゃうあたりに
自信と誇りが感じられます〜 (≧∇≦)

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店内は広々、郊外のお店らしいゆったりスペースだが
「おひとり様」用らしいカウンターコーナーが
ズラーッとあるのが目立っている。
ランチ時めちゃ混むお店なのかも!


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さて本日は私、かなりドキドキというか、ばふばふというか、
まあとにかく膨らむ思いを押さえつけてここにやってきたのであります。

何でかってまたいつもの如くなんでありますが
このお店には3種類もお蕎麦があるため
そのうちどれかが売り切れていないか、全種類食べられるかという
欲望と愛と不安の大海原なのであります!

一応当日電話で問い合わせもしたのだが
「その時間になってみないとわからない」
という至極真っ当なお返事をいただきまして (^^;)
とにかく突っ込んで参りました。


テーブルについてすぐだとかっこわるいので(笑)
ほどよく経ってから
「あのう〜今日もう売り切れちゃっているお蕎麦あるでしょうか〜」
と尋ねると
「ちょっとお待ちください、確認してきます」
とのこと。
ひゃ〜!!ますますドキドキするんですけどーー!!


私が何にドキドキしているかをご覧に入れますとですね。。

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この右ですよ、右ページ!
要は下段の「もり(二八)」のほかに
「十割」と「田舎」があるわけです。
「特別な蕎麦」っていうタイトルがまたシビれます〜 (≧∇≦)


厨房から戻ってきた店員さん、
「まだ全部大丈夫です!」
とのことで、やったああああああ(T_T)♡!!


ちなみにこちらのお蕎麦は
全て常陸秋そばなんです♡

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せっかくだから一品料理も頼みたいですよねー

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というわけで、まずは

「なめこおろし」
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これ、普通の小鉢に見えるかもしれませんが
小ぶりの丼くらいあるサイズなんです!

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こんなにたっぷりいいんですか〜ってくらい
美味しいなめこおろしをたっっぷり食べてしあわせ♡
(きのこだいすき)


「まいたけ天」
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見かけたら頼まずにはいられない大好物。
ここのはとにかく爆量!!
揚げ方はバリバリッと庶民的な感じで
ちょっと脂っこさがあるぶん食べ応えがあります。



「山うどの天ぷら」
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メニューにはなかったが
遠くの方にあった張り紙を目敏く見つけてオーダー。
(目が悪いのにお蕎麦屋さんに関してはやたらによく見える)

鮮烈な香りに目が醒めるー!!
揚げ方もこちらはパリッとして軽やかさもあって美味しい。
この繊細な先っぽも美味しいけど
太い茎の部分の香りが素晴らしすぎます〜!
お店の人の話によると
店で使う山菜は自分たちで妙高に取りに行っていたが
今年は長野から送られてきた山菜とのこと。
ちなみに訪問は6月だったのだが
まだこんなに香り高い山ウドが食べられることに
びっくりしました〜


「もつ煮」

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ふっふっふ、こちらも目にしたら頼まずにはいられない大好物。
なんたって「煮肉愛好会会長(自称)」なもので!
焼いたお肉より煮たお肉が断然好きなんですよね〜
ここのもつ煮は味濃いめ、でも甘さは強すぎず
煮汁濃厚でおいしい!



いよいよ、時は満ち。

愛しい方々にお会いできる時間となったようです。

まずは、この方!


「もり(二八)」
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こちら、メニュー本の「特別な蕎麦」からは外れておりましたので
期待値としては一番低かったお蕎麦。
このお店のスタンダード蕎麦ということで
セット物にも全部このお蕎麦がついてくるはずなんですが
それにしては、なんだかものすごーく素晴らしそうなのですが!?


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箸先から香りを寄せて目が丸くなる。
えっ・・・?
そして食べた瞬間、叫んでしまいました。
「えーーっ!これでいいんじゃない!?」 (≧∇≦)

なんという素晴らしい香り!
石のようなイメージの、ストイックでシャープな野生のかぐわしさ。
噛み締めるとしっかりとした強靭なコシがすごい。
そこから溢れ出す味わいも濃厚で、
おいっしい〜〜
もうとにかく王道の美味しさ!!

こんなお蕎麦がこんなに量たっぷりで693円!!
これから出てくる「十割そば」は1,155円、
「田舎そば」は957円なので「もり(二八)」の値段はかなり安め。
その二八がこれだけおいしいって・・・
これからどうなっちゃうんですか!? (≧∇≦)♡


「十割そば」

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「特別な蕎麦」は区別をつけて
木のせいろでなく笊でやってくるらしい。
二八とは微妙に違う肌。
輪郭線はこちらの方が優しげに見える。

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香りは二八よりさらにストイック!
二八のようなシャープな野生はなく、
幅太く香ばしいイメージのかぐわしさ。
食感はなんと二八よりこちらのほうがやさしくてさらにいい感じ。
味わいはこちらも濃く、
さすがは常陸秋蕎麦という感じの王道の美味しさ!
いや〜〜これも素晴らしい〜・・・
さすがに十割の方が美味しいと思いましたが
お値段考えたら全然僅差!
あの「もり(二八)」はやっぱり凄すぎるので
迷うところですね〜っ



「田舎そば」

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わー!!
期待を超えた粗挽きっぷりと色の濃さ!
平打ちの肌に無数に浮かんだホシがすごい。


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ぎゃーーーー!!!

なんという、なんという、かぐわしさ!!

ゾクゾクするほど素晴らしい、田舎そばらしい最高の香り。
ガツンとたくましい大地の香りと、ナッツのような香ばしさ。
熟成のような香ばしさだが、むわーとした重苦しさはなく
どこまでもフレッシュなのがたまらない。
そして食べると滋味深さが広がって、あまーい!
心地よいジャリ感もあって、これは、最高の田舎そば!!


ちなみにお蕎麦が3種類とも全部美味しすぎて
蕎麦汁には一度もつけずに終わってしまいましたが (^^;)
もちろん蕎麦汁は、蕎麦湯の大切なお供としていただきましたよー♡
甘めだけど、全体はこっくりとまとまっていて
天ぷらによく合いそうな汁。



ハアハア・・・
めくるめく絶品常陸秋三兄弟に魅了翻弄されて
もうなんというか、骨抜きのくにゃくにゃ・・・

とにかく今日は全種類食べられて本当によかったーー!

次回来る時はどのお蕎麦にしようかな?なんて
普通の女子っぽいことを言ってみたくなりますが
次もまた「3種類全部食べられるか」という愛と欲望の大海原で
めちゃめちゃドキドキしながら来るんだな〜きっと! (≧∇≦)






posted by aya at 17:44 | Comment(0) | 関東の蕎麦>群馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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