2021年06月02日
松代そば善屋「無塩 十割そば」
乾麺の十割蕎麦の中でも大変美味しい新潟のお蕎麦を
最近見つけたのでご紹介しまーす!
手打ち蕎麦を偏愛するあまり蕎麦原理主義とまで呼ばれた私にとって、
乾麺のお蕎麦は手打ち蕎麦とは別の世界のもの。
手打ち蕎麦なら十割でも二八でも、はたまた九一、外一でも
お店によって様々な魅力のお蕎麦がありますが
乾麺界においてはその特徴がかなりわかりやすくなっております。
乾麺蕎麦界では、
小麦粉が多ければ多いほど食感が良くなり、
乾麺独特の香りが強くなり、
たいてい食塩入りなので蕎麦も蕎麦湯も塩味になりがちで、
値段は安くなる。
乾麺蕎麦の十割だと、
渋く香ばしい「十割乾麺らしいかぐわしさ」になり、
食塩が入っていない物が多いので蕎麦湯も美味しいが
蕎麦の食感がどうしても粉っぽくなりがちでコシに欠け、
値段は高くなる。
お蕎麦の美味しさの最大の魅力は香りだと思っている私としては、
乾麺蕎麦はやはり十割がありがたい。
しかし十割の乾麺蕎麦はどうしても質感が悪くなりがち。
(手打ちだと素晴らしい香りの二八蕎麦はいくらでもあるし
質感抜群の十割にもたくさん出会えるのですが!)
しかし今回なかなかの名作を発見 !(≧∇≦)
松代そば善屋「無塩 十割そば」。
香りは、いわゆる乾麺の十割の渋く香ばしい香りを
上品にした感じ。箸先からフワーッと香ります♡
気になる質感はみっちり密で、繊細な平打ちなので
十割乾麺にありがちな粉っぽさが気にならない。
小麦粉多めの乾麺蕎麦のような弾むコシはないけれど
噛み締めて感じる素朴な食感がかえって美味しく感じるほど。
おおーーーっ これちょっとすごいんじゃない!?
以前、当ブログの「勝手に乾麺蕎麦ランキング!」
において1位に選んだ「滝沢十割」よりも
美味しいお蕎麦見つけちゃったかも!
と感激しました。
欠点と致しましては、蕎麦湯が無塩なのは大変嬉しいのですが
蕎麦湯にすごく旨みがあるタイプではないです。
(これは手打ちでも言えますが、蕎麦がものすごく美味しくても
蕎麦湯に味があまり出ないお蕎麦ってあるんです)。
またこれは私が勝手に残念に思っていることで
十割乾麺の宿命なので仕方がないのですが
「少ないです」。
は?とお思いかもしれませんが、同じ100gの乾麺蕎麦を茹でても
小麦粉含有量が多いものは250gにもなり
十割、たとえばこの「松代そば善屋」の十割そばだと
150gにしかなりません。
私は家ではいつも小さめのお皿に持っていますが
「え?これだけ?」と思うくらい少ないです。
200gでも余裕でいけそう(笑)。
あとこれも十割乾麺の特徴となりますが
私の経験では
「小麦粉が多いものは書いてある時間より短め、
十割だと長めに茹でる」
方が美味しく食べられることが多いです。
こちらは5分半〜6分半と書いてありましたが
7分半でちょうどでした。
購入は、私は最初はインターネットで買いましたが、
(やや割高ですがいろんなサイトで購入できるようです)
その後はメーカーに問い合わせて「京王ストア」系のスーパーで
売っていると聞き、吉祥寺に出かけた時に
「キッチンコート吉祥寺店」で大量買いしました♡
次回は最近のもう一つのお気に入り、
「十割じゃない美味しい乾麺蕎麦」
をご紹介しますのでお楽しみに〜☆
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