2018年01月17日
千葉・浜金谷「SANGA Soba&Coffee STAND」
その時私はなんの蕎麦的企みも欲望もなく
至極穏やかな気持ちでJR内房線「浜金谷」の駅前を歩いていた。
正面の可愛らしい建物が浜金谷駅。
ん??
なんか左の角に見えますよ!?
左下のスケボー?の裏に書かれた「SOB」。
SOBとくれば次はAに決まっているではないか!!
見捨てならない!!
青くたなびく「そば」の幟。
お主・・・矢張り・・・
でも「そば」ったって色々ありますしねえ〜
とりあえず近づいて見ましょう。
なんだかオシャレな雰囲気です。
これで手打ち蕎麦だったらすごいけど、うれしいけど・・・・
うわ
ててててて
手打ち蕎麦だぁ〜〜〜〜〜〜!!!
しかもお蕎麦は1日限定10食とある。
付近にライバルは見当たらないとは言えのんびりはしていられない。
黒板に描かれた可愛らしいイラストをちゃんと眺めたい気持ちはありつつ
もう私の半身は無意識に店の中に入っていた。
お昼何を食べたか、今どれくらいお腹が空いているかなんて全く関係ありません(≧∇≦)
「すみません〜お蕎麦まだありますか〜」
きゃーやったぁー あるって!!
店内の雰囲気にまたのけぞる。
ブロック塀やスチールの家具をうまく使ったリラックス系オシャレな店内。
そこにあろうことか金髪美女とラテン系美女がくつろぎ
北欧訛りの英語とドイツ語訛りの英語が絶え間なく響くインターナショナルな午後。
恐るべし房総の港町「浜金谷」・・・
参りました・・・(* ̄∇ ̄*)
窓際のテーブルにつきメニューを決めに行く。
お会計は先払いになっているらしい。
メニューもすこぶる楽しい。
もりそばメニューは上段左上。
下段の楽しい天ぷらメニューは温蕎麦メニューらしい。
「紅生姜天」「げそ天」「あじ天」「コロッケ」「ちくわ天」
私は「春菊天」がいいな!
丼ものもがっつり揃って、男性にも嬉しいお店ですね〜
「かじめ」があるのは千葉ならでは。
お酒やビール、それに合う
「カリーヴルスト&ポメス」
「ネギチャーシュー」
などの一品料理があるのも見逃せない。
カフェだけに
「クラシックプリン」「NYチーズケーキ」
「レモンハニージンジャーティー」「クリームソーダ」「コーヒーフロート」
「青森リンゴジュース」「ハニーミルク(ジュース)」「マロンミルク(ジュース)」
などドリンク、デザート類も揃っている。
今月のスペシャル「ホットアップルサイダー」って面白そう(≧∇≦)
いろいろ申し上げましたが
畢竟私が身を委ねる方はどうしてもどうしても、このお方なのでございます。
はあー つい15分前までは今日あなたにお会いできるとは思っていませんでした。
愛しき眺め。
「もりそば(並)」
窓際の午後の日差しに気持ちよさそうにひろがる蕎麦。
その1本1本の伸びやかな輪郭線と陰影に、しばし心を奪われる。
たぐりあげ、香りを寄せて目を見張る。
あらーっ 予想以上に良い香りでございます!!
間違いなく北海道な、シャープな野生の香り。
十割かな?と思わせるほどまっすぐに蕎麦の香りが鼻腔に飛び込んでくるが
噛み締めて歯に感じる強靭なコシは二八らしい。
しかしいかにも二八な粉の甘さは感じず、
ストイックな蕎麦の香りや密な質感は十割と言われても信じたくなるほど。
噛むほどにあふれる、すっきりとしかし滋味深い味わいも素晴らしい。
うわぁ 美味しい〜〜〜 おいしいです〜〜〜
あっという間に一枚、例によって汁なしで一気に食べてしまった。
あーん もっと長く一緒に居たいのに
どうして私とお蕎麦との逢瀬はこんなに短いのでしょう(T_T)
ちなみに「天ざる」はこんな感じ。
「えび」「きす(?)」「まいたけ」「レンコン」
「かぼちゃ」「ヤングコーン」「オクラ(?)」
などなど、これで1300円は超お得(≧∇≦)
蕎麦湯はなんとバンダナを首に巻いた
小洒落たコーヒーサーバーさんがやってきてくれた。
例によって蕎麦汁は蕎麦湯の時に初めて出会った。
田舎らしくのんびりがつんと甘めの汁だ。
去年の8月にオープンしたばかりという
「SANGA Soba&Coffee STAND」。
こんないいお店が駅前にある浜金谷の人たちは幸せだなあ〜
浦賀水道より南下すると黒潮の影響で東京より暖かいし冬場自転車乗るのにうってつけの場所
蕎麦前しちゃったらフェリーで帰っちゃおう〜
こういう場所のお蕎麦屋さんって、粗挽きだの手碾きだの、生粉打ちだのっていうキーワードとは関係無い楽しさがありますよねっ!(^O^)