2017年04月20日

茨城・境町「蕎楽」


日本一の蕎麦浮気者でありたいと思っている私は
方々のお店で恋に落ちてはレンズ越しに愛の言葉をつぶやき
恍惚耽溺泥酔の危険な日々を送っている。

しかし私がこのお店をどれだけ好きかと言ったら・・・
筆舌に尽くし難いとはこのことだろう。

とにかくここの店主はまったくもってフツウの人ではないので
そのお蕎麦の美味しさは宇宙一級のとんでもないことになってしまっている。
でありながら店の雰囲気は泣けるほどほのぼのとしているのだから
私は行くたびにその魅力にあらためて驚かされヘナヘナのメロメロ、
もういったいこの愛をどうしてよいやら・・・

ここの店主がどんなにフツウでないかはこちらを参照いただくとしまして
http://ayakotakato.seesaa.net/article/179722349.html

春風に乗ってやってまいりました、
大好きな大好きな「蕎楽」!!

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春風に乗ってと簡単そうに書きましたが
私の家からこの店までの道のりはかなりすごいことになっている。
何せ最寄駅がないと言ってもいいくらいの場所にある「蕎楽」ですから
決して便利なところとは言えません。
しかしそんなことはどうでもいいと断言できるほど
すんんばらしい世界がこの扉の中にはあるのですよ〜〜〜


まず入り口に入ると「本日のおすすめ」の看板。
「ゆり根のかき揚げ天もりそば」美味しそう〜〜♡
ん?その隣の72万円って??

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なんと入り口で石臼の販売が行われております(* ̄∇ ̄*)
「蕎楽」はお蕎麦屋さんだけでなく「石臼研究所」として
石臼の製作でも全国に知られた存在なのだ。
http://www.kyouraku.jp/ishiusu/index.html
石臼研究所の奥にお蕎麦屋さんがあるみたいで面白い〜


広々とほのぼのと、居心地がいい店内。

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今日は楽しいでこぼこ三人組でやってきましたので
珍しくお座敷にしてみました♡

「季節のおすすめ」メニュー
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うーん入り口でも見た
「ゆり根のかき揚げ天もりそば」
に惹かれる〜(って毎回惹かれてるんですが)
でも天もりそばにすると天ぷらとお蕎麦がいっぺんにきてしまい
心が千々に乱れてしまうのでやっぱり単品で「ゆり根のかき揚げ」にしよう。


だってねだってね、
私は「蕎楽」のお蕎麦が本当に本当に大好きなんです。
ああああ メニュー見てるだけで涙出そう・・

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初めての方はパッと見てもなかなか把握しづらいかもわかりませんが
素晴らしいお蕎麦が3種類もあります♡
「彩美そば(九割)」
「全粒そば(九割)」
「十割そば」

もちろん今日も全種類いきます!!

その前に・・・♡

「ゆり根の天ぷら」
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気がつけば来るたびにオーダーしているこちら。
「蕎楽」の天ぷらはハリンハリンでかる〜い!
うーん、これはお蕎麦と一緒に食べたらさぞ美味しいだろうなと思わせる
まさに「天もり」向けの天ぷら。



「鴨のロース焼き」
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脂も上品でしっとりとやさしい鴨肉。
意外とこれはここで頼むの初めてかも♡


「舞茸天ぷら」
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舞茸の天ぷら大好物につきこちらも必ず頼んでしまうメニュー。
これもかる〜く衣が飛び散るようにハリンハリンのパリッパリ!
しかも時間が経ってもずーっとパリパリのまま質感が変わらないのがスゴイ。



「そばがき」
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湯気の向こうに、もったりまるく柔和な表樹。


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湯気にのって静かに漂う、王道の誠実な蕎麦の香り。
ふっくらもちぽてっとした舌触り、重くも軽くもない中庸の食感で
ほんわかと穀物の旨みが広がる。
見た目の通りのやさしいそばがきだなあ〜〜



そして・・・・ついに!


「彩美そば(九割)」
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うわああ なんという美しき緑、美しき肌。
あなたに、会いたかった・・・・



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静かで力強い穀物の香り。
香りの濃さとしては思ったよりは濃厚ではないのだが
なまなましさも感じるほどのたくましさなのでかえってすっきりとしたたくましさでいい。
ところが口に含んでびっくり。
ぶわっーーーっとあふれ出すように味が濃い!!
穀物の旨みというものがジワジワと目に見えるように舌全体に押し込まれてくる。
おーもーしーろーいー!!
食感がまた素晴らしい。
ざらざらとした粗挽きの肌は密度が薄いような独特の軽さがあり
噛みしめるとハッとするほど素晴らしい「やわらかなコシ」がある。
「コシってこういうものでした!」と思い出させてくれるような王道の最高のコシ。
いっや〜〜  なんでしょう、この全体の強烈な魅力!

もう〜ほんとに「蕎楽」はすごい、すばらしい、だいすき・・



「全粒そば(九割)」
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こちらは殻をむいた蕎麦の実全てを石臼で挽いた蕎麦。
ぐっと黒く太いが、よくある挽きぐるみの蕎麦とは一線を画す雰囲気が漂っている。
だってこんなに太くたくましいのになんだか軽やかそうな・・・


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箸先から香りを寄せて目がかっぴらく。
ダシ!?塩分??とすら思える超濃厚なかぐわしさ!!
ナンデスカこの香りは!?!?
もう〜〜香りだけで「蕎楽」のフツウじゃない素晴らしさが嬉しくて
笑い出したくなるほど。
食感は見た目から感じた通り独特の軽さがあり、
かなりの太打ちだがむっちむっちというにはやさしい、
むっちんむっちんぽわんぽわんと軽く弾むようなコシ。
しかもこれだけ軽い食感だと全体に薄いイメージになりそうなのに
香りと味は超濃厚という驚きのバランス。
こんなお蕎麦食べたことない!
店主によると今日のお蕎麦は3種類とも常陸秋蕎麦だが
このお蕎麦だけちょっと違う畑の蕎麦らしい。



「十割そば」
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うわあ・・・・
これは大変なことになっております
なんという肌!!なんという輪郭線、表情!!
これはもう絶対にとんでもなく美味しい。
どうしよう。

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あああああ

ああああああああ

そのルーブル美術館展示級の美しさもさることながら

なんという、なんという、素晴らしいかぐわしさ!!
天国のように美しいフレッシュな青緑の香りに一発目から脳が侵される。
これ以上はない、これ以上はない、と
食べる前から首をブンブン振って念仏のように唱えてしまったが
この蕎麦の有り余る魅力が私の全身を駆け巡って
座ったままぴょんぴょん飛び跳ねそうなくらい挙動不審が止まらない。
(まだ食べてません)
香りだけで一人の人間をこんなにおかしくする、その破壊的なかぐわしさに身を委ねたまま
口に含んでさらにシビれる。
極細切りの極粗挽き。しっとりみずみずしく柔らかい、のびるようなコシ。
(十割でこの質感ってありえない!!)
それらすべてが宇宙最高の香りの中にあり
私は完全に恍惚宇宙から帰ってこられなくなった。
この蕎麦の香りと粒子たちが私の全身を星のように駆け巡り
もうなにがなんだかわかりません
多分美味しいって30回以上言っちゃった

ちきゅうのみなさんさようなら

おおおおーーーーん・・・・・





これだけ私を無意味な液体のようにしてしまった「十割そば」であるが
実は食べたのは三分の一枚である(3人で分けたので)。
たった三分の一枚で一人の人間をここまで破壊できるパワーもすごいが
私たちとしてはもうちょっと食べたい思いもあり
これに目をつけました!


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私は天ぷらが乗った冷やしぶっかけが大好物!
しかも「蕎楽」の天ぷらはサックサクで本当にお蕎麦に合うので
これは食べたいですよね〜〜〜

下にあるようにお蕎麦を「彩美」「全粒」「十割」を選べるのだが
これも迷った。
「彩美」の強烈な味わいと粗挽き感で食べるのもいいし
「全粒」のあのものすごい香りとむっちんむっちんの食感と絡めて食べたい気もするし
「十割」・・ああ私をあそこまで破壊した「十割」・・・
ええ〜〜そんな贅沢しちゃうんですか〜〜・
あんな宇宙最高峰のお蕎麦をぶっかけで食べちゃうなんて勿体無い気もするが・・


えい!
今日は楽しいでこぼこ三人組で笑いっぱなしの楽しい日だから
行ってしまえ〜〜

「桜ちらしそば(十割)」
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すごい!!
たっぷりの海老で美しい「十割そば」が見えない。
この、肌が見えないもどかしさと美味しそうさ・・
またまた食べる前からたまらない〜〜


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これまたとんでもなくおいしいーーーー!!!
桜海老の香りが超軽やかにふわあーーーー。
食感も超軽やかにサックサク。
それがしっとりとした粗挽きの十割そばと絡んだら
美味しくないわけがありません。
お腹は結構いっぱいだったのに三人揃っておいしいおいしい言いまくりながら
瞬く間に奪い合うように完食してしまいました(≧∇≦)



全身全霊を捧げ愛に生きた時間の余韻を、蕎麦湯で溶かす。

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この時初めて蕎麦汁を味わったが
「蕎楽」の汁は鰹がしっかりと効きつつ
どこか枯れた小慣れた印象にまとまっていて大変に美味しい。



デザートは
「そばアイスクリーム」
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あまりにも美味しいものの連続、感激の連続で書くのが最後になったが
ここはお店の方々の人柄も、その美味しさに負けないくらい素晴らしい。
私はこの店に来るたびにその全てに骨抜きになってしまい
この愛をどうしていいかわからなくてただただ遠吠えするしかない蕎麦犬である。

こんなにも、こんなにも素晴らしき名店が、
茨城県境町というのどかなところでこんなにのどかにほのぼのと営業していることが
私には奇跡のようにすら思える。


美味しいお蕎麦を食べたい方!
ぜひぜひ、一度「蕎楽」さんに行ってみてくださ〜〜い

恍惚宇宙のブラックホールに落ちないように、ご注意(≧∇≦)/



(帰りにこんな素敵なところに連れて行ってもらいました♡)
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2011年1月の「蕎楽」






posted by aya at 07:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関東の蕎麦>茨城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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