2016年04月10日

長野・白馬村「蕎麦酒房 膳」


山間の村の夜は真っ暗。

その暗闇の向こうに楽しげな灯りが輝いている。

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白馬産十割手打ち蕎麦の店「蕎麦酒房 膳」。

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夜は予約なしでは入れないことも多い白馬村の大人気店は
今夜も平日なのに満員御礼。
お座敷もカウンターも大賑わいで楽しい雰囲気だなあ〜

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特に近年豪州からのお客さんが激増している白馬村だけに
外国人のグループが何組もお座敷で足を伸ばしてくつろいでいるのが印象的だ。
もし私が外国人で山の麓のこんな店で賑やかな夜を過ごしたら
さぞ楽しい思い出になるだろう。


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料理メニューもこんなにたくさんあって宴会でも家族連れでもなんでもこい。
人気なのも頷ける。

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テーブル席はグループのお客さんで埋め尽くされていたが
カウンターでは常連らしい1人客が3人、じっとこの夜を楽しんでいた。
いろんな層に愛されている店なんだなあ。



アルコールは
「大信州」「佐久の花」「信濃鶴」「夜明け前」「白馬錦」などの長野の日本酒をはじめ
ビール、カクテル、ワイン、焼酎などが揃っている。

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白馬産十割蕎麦をうたう「膳」だけに
なんといってもお蕎麦が楽しみ!
安曇野産二八もあるのでもちろん両方いきますよー♡

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ところが・・・

十割はお昼だけなんだってー!ガーーーーン!!! (TOT) (TOT) (TOT)
超ショックだけど安曇野産二八をたのしく頂きましょう〜


おっあれは?

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「プレミアム信州牛のたたき」
いいですね〜
お魚好きが祟ってアニサキスアレルギーを発症して以来
お肉に反応するようになった自分が我ながら新鮮(^^)
ヨシ、あれで十割失恋の傷を癒しましょう♪



「きのこおろし」
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長野に来たらまずこれでしょう!
ここのはまたやたらめったら美味しい。
塩漬けしてあるのでお醤油要らず。
乗鞍でいつも自分で採ったきのこを食べさせてくれた亡き人を思いながら、
懐かしくしみじみと味わう。



「豆乳豆腐」
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「豆乳につけた冷たいお豆腐をゆず醤油とゆず胡椒で」
とメニューに書いてある通り、柚子の風味が華やか。
お豆腐は何も付けないで食べたい私としては
ゆず風味は別添えにしてもらえば良かったな〜なんて小さく後悔してしまったが
心眼で柚子胡椒を取り除き見つめた豆腐は
ざっくり濃厚、素朴な味わいと質感で美味しかった(^o^)♪




「信州サーモン」
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海魚全面禁止令が出ている私ですが信州サーモンは川魚さんなので嬉しい限り。
味わいが濃く甘みがあって美味しい。
実はこれ、本当は「信州サーモンとまぐろの刺身」というメニューだったのを
お願いして信州サーモンのみにしてもらったのでした。
アレルギーとは無縁だった自分ですがなってみて初めてお店の方の大変さがわかりました。
こうして対応してもらう度に申し訳ないやらありがたいやら、本当に感謝です。



「プレミアム信州牛のたたき」
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見るからに美味しそうないいお肉♡
そしてこちらもゆず胡椒+ちょっと甘さを加えた味がついております。
とってもおいしいお肉だけに私は塩かお醤油で食べたかったけど
それは私の偏ったワガママでして・・どこに行ってもそうなんです〜(* ̄∇ ̄*)



「もりそば」
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やわらかそうに波打つ、やさしい印象の細切り平打ち蕎麦。
甘く濃厚な二八らしい香りがムワァ〜とただよい、
口に含むと繊細だがふっくらとしたコシがある。
食べるほどに二八の個性が深まってくるだけに
これは十割も食べたかったなあ〜!
今度は是非お昼に来なくちゃ。
しかも十食限定らしいので早めに来なくちゃ。



私がいる間にも何組のお客さんが来ては断られ、
電話もガンガンかかってきては断られ、
その度にお店の人はとっても申し訳なさそう。
大人気なのも大変だ。


各国混合の店内の賑わいは冷めることなく
白馬村の夜が更けていく。

外の暗闇と残雪を思うとこの賑わいがますます楽しく思える。


賑わいを聞きながら、

濃厚な蕎麦湯を飲みながら、

天井を見上げている旅人の私。


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posted by aya at 11:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越の蕎麦>長野 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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