2015年12月17日

京都・祇園「蕎麦流々 千角」


去年の秋、母と二人で「京都の雑貨屋さんめぐり」なんてカワイイことをしている最中
前を通ってしまったのがこの店。

あっこんなところに手打ち蕎麦屋さんがある!
ん〜〜〜〜どんなお店なのかな〜〜???

と後ろ髪どころか首が180度回転しそうになりながら通り過ぎたので
あれから気になり続けて1年。
ついに今回やってきました〜

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外観からは中の様子は伺えないが、なんてったってここは祇園。
一日限定二組のコースもあるし、格の高いお店なのかな・・・
とちょっとドキドキしつつお店の前のメニューを見ると、
おや・・?

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なんか普通〜に親しみやすそうじゃないですか〜(^o^)


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あのかき揚げおいしそー!

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「手打ち蕎麦・地酒」
あらっ なんだか俄然楽しくなってきちゃった!


店に入ると「いらっしゃいませーーー!!」
奥さんらしい人のよく通る高い声。
そして店内は近所の人や観光客で賑やかにワイワイわさわさ満員御礼!
店舗自体はモノトーンで落ち着いた感じなのだが人気余って庶民的と言ってもいい賑やかな雰囲気。
店の前に來るまで高級店かと構えてきた私は拍子抜けしてしまった。


こんな張り紙も発見。

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南富良野ですか〜♪
その手前にはなにやら美味しそうな地酒がいっぱい。



満員なので入れないのかと思ったら奥にどうぞ〜と案内してもらえた。
すると奥にはいきなり雰囲気がガラッと違う静かな個室風のお部屋が。
(+上杉謙信似の製粉機が)

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わー!
朝からガンガン歩きまわって疲れてるのでこの静かな空間はうれしい〜
これはラッキー(≧∇≦)



メニューに書いてあるお蕎麦は
「せいろ」と、その他いろいろ楽しそうな種物がいっぱい。
しかしこの時、神が私に何かをささやいたのか私は店員さんに
「あのーお蕎麦は、お蕎麦としては一種類なんですよね?」
と確認したのだ。すると
「+200円で新蕎麦十割がありまーす!」
というではありませんかーっ
訊いてヨカッタ〜〜〜(* ̄∇ ̄*)
メニューにある「せいろ」は二八らしい。

じゃあ「二八」と「十割」で、と思ったが・・・

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ん〜〜
外の看板でも惹かれたけど桜海老のかき揚げいいなあー
いっちゃうか!

「お待たせいたしました。 限定鴨せいろ」
っていうのも表現がうまいというか気になるというか要は食べたい。

どうせお蕎麦はお蕎麦だけで食べちゃうににしても
それらはおつまみな感じで、食べたいものをいっちゃいましょー!(^o^)


というわけで
「桜海老のかきあげ天せいろ 小鉢つき」
の小鉢さんが最初にやってきました。


「自家製蕎麦胡麻豆腐」
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これ、ミニチュアみたいに小さくて可愛かった〜〜〜
(箸袋の幅と比べるとお分かりいただけるかと(^^))
ねっとり濃い感じでなく質感も味もさっぱり系の蕎麦胡麻豆腐。



「そば屋の自家製豆腐、うに添え」
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ちょっとーー 反則反則〜〜
こんなのオイシイに決まってるじゃないですかズルイ!
お豆腐にはなんにも乗ってないのが理想だけどウニさんならもっちろん許します。
むしろいつでもウェルカム!!(≧∇≦)
パフェのような足つきのガラスの器にお豆腐、塩ウニ、しそ、葱・・・
私の好きなものしか乗ってない(≧∇≦)
カフェに行ってパフェじゃなくてこれだったら毎回食べたい〜〜!



「桜海老のかき揚げ」
IMG_3186 - バージョン 2.jpg


このビジュアルには弱い。
この手のかき揚げを見るとどうしても利休庵タワーを思い出さずにはいられないが
実に楽しい、嬉しい!
パリッパリッの食感と桜海老の豊かな香り。
かき揚げって汁につけてお蕎麦と一緒に食べると
悶絶級に美味しいのはわかっているのだが
どうしてもお塩だけで食べちゃうんですよね〜




「新蕎麦十割」
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新蕎麦十割はお塩でもどうぞ〜と塩が添えられてきた。

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色とりどりのホシを浮かべ、ピカッと輝く粗挽き肌。
この蕎麦は食感、質感が独特で
これだけの粗挽き、これだけざらざらの素朴肌ながら驚くほど繊細、端正な舌触りなのだ。
いわゆるコシとか弾力と言ったものはあまりないのだが
あらびきのやさしいポコポコしたフシの感じ、
はらはらとやさしい舌触りが非常〜に魅力的。
香りも味わいもごく淡いのだが
その食感を追いかけて夢中になってしまう魅力がある。




「鴨せいろ(二八)」
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二八は十割よりさらに香りも味も淡く澄んだ感じ。
こちらはしっかりとした食感、よく考えると固めなのだが
それを感じさせない繊細さ端正さでこれは種物にとてもよさそう。
こんなに端正な印象ながら挽き方で大小がつけてあるのか
独特の節感やざらつきを感じるのが楽しい。



「鴨せいろ」の鴨汁。
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ガッツリ、油もしっかりめ、ボリューミーな汁。
鴨肉が柔らかく、しかもムッチリしておいしい。




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ここは終始静かだったが
メインの客席は相変わらず大盛況らしくどんどん注文が入って
お店の女性の甲斐甲斐しい高い声が絶え間なく聞こえてくる。
BGMはジャズピアノ。



さあー午後も行きたいところがいっぱい!


これ↓も楽しそうで食べている間じゅうついチラチラきになっちゃったけど
それは今度夜来たときに〜♪


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posted by aya at 07:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
京都の美味しい御蕎麦屋さんシリーズですね!先日、かみさんと以前紹介された「蕎麦ろうじな」で御蕎麦等をぬる燗でいただきました。また是非伺いたいお店です。
Posted by Tanaka Susumu at 2015年12月23日 19:48
Tanaka Susumuさま
わ〜ろうじな行かれたのですね!ご夫婦でなんていいですね〜ろうじなでぬる燗!魅惑の響きです〜♪
Posted by aya at 2016年01月12日 13:01
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