2015年12月12日

京都・嵐山「嵐山よしむら」


近年観光客の急増が日本中で話題の京都。
清水(きよみず)さんなんて行った日にはそれこそお山全体が渋谷駅前くらい人・人・人の大混雑で
30cm前に迫った人の背中を見に行ったのだかなんだかわからなくなるほどだ。

ここ嵐山も名勝地だけにやはり大変な混雑なのだが、
「嵐山よしむら」はなんと言っても午前中10:30からの開店だ。
10:30からお蕎麦食べる人も少ないだろうから
まあ開店時間に行っておけば大丈夫でしょう!

・・と思ったのは全然甘かったようで・・・
あの〜〜・・・あの人の多さは一体ナンデスカ?

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(真ん中の二階建ての建物が「嵐山よしむら」)

鴨川沿いの、私の記憶では静かなあの通りになんであんなに人がいるのでしょう??
何かイベントとか?結婚式とか?事件とか?


近づいてみると

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別になんということもなくなくただただ観光客で溢れているだけであった!


それにしても「嵐山よしむら」、まだ開店前だというのに
なんでこんなに人だかりが・・?
これじゃあまるで名所旧跡か何かみたいではないですか〜

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入ってみてびっくり。
えええええ〜〜〜10:30の開店前から行列???うそでしょ?


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ちなみに左奥は「嵐山よしむら」経営の「豆腐料理松が枝」となっていて
そこにも行列ができている。


「嵐山よしむら」の入り口は手前のこちら。

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私が知っている「嵐山よしむら」はもっとゆったり静かなお蕎麦屋さんであったのだが・・・
まるで別の場所のように思えるほど雰囲気まで違う気がする。


人気の秘密はやはりこの店のロケーション!
嵐山の絶景を眺めながら美味しいお蕎麦を食べられるのはやはりたまらない魅力だ。

2階のカウンターが特等席となっているのだが・・・

さあ皆さんいいですか?
一緒に驚いてくださいね〜この絶景に!


じゃ〜〜〜〜ん

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わーーーー!!



ぜっ

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けい

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だぁーーーーー!!

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やはり何度来てもここの眺めは圧倒的に凄い。
こんなところで美味しい手打ち蕎麦って・・・極楽浄土??(≧∇≦)


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メニューは清水さんや五条にある「よしむら」の他の店舗とだいたい、だいたい似た感じ。

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「そばがき」
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たいへん たいへん 
あらかじめ醤油タレみたいなのに浸かっちゃっています。
そのままで食べたい私としてはなかなか衝撃・・・(>_<)

しかし自然の光の中、一筋の湯気を立ち上らせるその姿は
神々しさすら感じる美しさだ。

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草のようなさわやかな香りがふわーっ
ふんだんに空気を含みもっちりふんわり、ややざらつきのある食感。
ああ〜〜おいしいなあ〜〜
と一生懸命タレのついていないところをまずは食べて
あとから甘辛醤油タレ?の付いた部分をいただきました(^^)



「季節の天ぷら盛り合わせ」
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これだけの絶景だけに仕方ないのかもしれないが
お蕎麦が一枚1080円という観光地価格の「嵐山よしむら」。
でもこの「季節の天ぷら盛り合わせ 1240円」はそれに比べてかーなーりお得!

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臭みもなく脂のりまくりの大きな大きな穴子。
海老も甘くていい海老で、かぼちゃ、銀杏、まいたけなど秋の野菜が美味しい、嬉しい。
バリッバリッの衣がボリュームありすぎな感じもしたが
朝から嵐山歩きまわってお腹すいていたのでバリバリいきました!



「石臼挽き十割そば」
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嵐山の光の中に投げ出された、蕎麦という美しい穀物。

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おおお〜
これはまさしく先程の「そばがき」と同じ、さわやかな草のような香り。
しかしそれがすぐに消えて、ちょっと変ったまろやかさのある
穀物のふっくらした香りと淡い味わいに変化していった。
見た目はややざらついていそうな素朴な感じだが
舌触りはなめらかで輪郭線はっきり、でも硬さはなく柔らかなコシがある。
全体におとなしく淡く上品な印象の十割蕎麦。
本日は北海道の蕎麦だそう。


メニューからは全く読み取れないのだが「嵐山よしむら」には二八のお蕎麦もあるらしい。
五条の「蕎麦の実よしむら」には二八も田舎もあるのであってもまあ不思議ではないのだが
ここのメニューはどうみても
「石臼挽き十割そば」1080円
「追加蕎麦(そば粉100%の手打ちです)」760円しかない。
なのでわたしもてっきりここは十割だけに絞っているのだと思っていただけに
左隣のセット物?を頼んだお客さんに「二八のお蕎麦です〜」と運ばれてきた時は
思わず耳も目も左にずい〜んと吸い寄せられてしまった。


というわけで、

「二八蕎麦」
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あれ?
見た目は「石臼挽き十割そば」にそっくり。
見分けがつかないほどだがこちらのほうがやや赤みがあって
しっとりずっしりしてるかな?

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見た目は似ていてもこちらには草っぽい香りがなく
水のような香りが静かにただよっている。
こちらのほうがさらにつるつる、輪郭はっきり、ややかため。
噛みしめると香ばしさと甘さが生まれそれが濃厚になっていくのが嬉しい。
意外や意外、十割よりこちらのほうが好きかも?


ちなみに人気の「鴨汁そば」はこんな感じ。
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鴨肉がやわらかな弾力があって味わいも濃くてとても美味しい。
少し甘めの出汁もとても美味しい。
汁は冷たいお蕎麦のつけ汁では横に広がる強い甘みを感じたが
温そばだと甘さはほんのりとして出汁の良さが際立っている。




この窓辺に居ると
蕎麦湯の湯気を見ているだけで時が経ってしまいそうになる。


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時々店内を見回すと一瞬空くこともあるにはあるのだが
またすぐにいっぱいになる嵐山の大人気店。

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ウェブサイトを見たら蕎麦職人さんの多さにビックリしました( °o°)
http://www.arashiyama-yoshimura.com/soba/sobanomi/kodawari.html





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posted by aya at 23:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西の蕎麦>京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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