2015年12月09日

品川「あきた美彩館・秋田県仙北市 そばタベクラーベの会」


今年も行ってまいりました!
品川「あきた美彩館」における
「そばの郷・秋田県仙北市 そばタベクラーベの会」♡


思えば2年前の3月、仙北市で行われた
「第一回・そばタベクラーベの会」にお招きいただき生まれたこのご縁。
その時の私がどれだけ嬉しく楽しかったか、
仙北のお蕎麦の稀有な個性とおいしさにどれほど感激したかは
コチラに書いてございます♡↓↓(銀世界の秋田!!)
http://ayakotakato.seesaa.net/article/353029658.html


その素晴らしい体験が東京にいながらできてしまうと言う夢のような会が
一年に一度開かれています。
なんたって蕎麦粉だけじゃなくその職人さんごと、腕前ごと、
もっと言えば方言ごとあったかさごと仙北が東京に来てくれちゃうんですよ!?
どんだけ素敵なんじゃい!!キャ〜〜〜!!


というわけでものすごーーーーく楽しみにやってきた「あきた美彩館」。
品川駅からすぐ、駅前のウィングの裏にあります。

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会場に入るともうこんな素敵なセットが。

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マズイ・・・これはマズイですよ・・・
おつまみが異様に美味しそうな上に大好きな「秀よし」がある。
おまけに向かい合わせの同席の方々は皆様初対面。
舌から入った5mlのお酒で5秒後に酔っぱらい15分後には冷めるという
常人には理解不能な単位で生息するコトリ星人の私は
ひとりだけ宇宙人声になって浮かないよう、全力で気を付けなくちゃ・・


会が始まり、まずは仙北市からやってきたお蕎麦屋さん達のご挨拶。

「手打ちそば 野の花庵」さん
「手打そば すが家」さん
「手打そば さくらぎ」さん

私がだぁ〜〜〜〜い好きな、仙北の各名店の店主が東京に、品川にいる!!
冷静に考えると相当おかしかったと思うのですが
この時の私はただのジャニーズファン状態。
もうもうもう、仙北のお蕎麦屋さん達のお顔を見てるだけで、
仙北のあったかい言葉で仙北のお蕎麦の話を聞いているだけで
どうにもこうにもニヤニヤニヤニヤ笑いが止まらず
満面の笑みで写真撮ったりウンウン頷いたり・・・
かなり痛い人だったかも(* ̄∇ ̄*)

我慢できず撮っちゃった写真も載せてしまいますが愛に免じてお許しを・・・

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(左が「野の花庵」さん、右が「すが家さん」。
 この時「さくらぎ」さんは厨房釜前で大活躍中でした♪)

うははははは・・・
いま写真見てもやっぱりうれしくてどうしても顔が笑っちゃう私は
真性・仙北のお蕎麦屋さん症候群かも?(≧∇≦)♡




「本日の蕎麦前」
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西明寺栗の渋皮煮
仙北のゼンマイの煮付け
ばっちゃんのがっこ
合鴨のロース
地物野菜のディップ
仙北の干し柿
仙北の銀杏
大根ビール漬け


どれも見るからに美味しそうだが本当に本当に美味しい。
素材が素晴らしい上にそれを生かしたやさしい味付けがまた素晴らしい。
そしてこの美味しい蕎麦前に「秀よし」が合いすぎて美味しすぎて大変に困る!

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第一回そばタベクラーベの会の時も出てきた「秀よし 本醸造 生貯蔵酒」。
「秀よし」の社長がこの会のためにセレクトしたということだが、
入り口まる〜くまろやかで、その後濃厚にふくらむのにすっと澄んで切れるという
私の個人的好みの理想形!!
どうしよう私、ブレーキブレーキ!(* ̄∇ ̄*)

色鮮やかな蕎麦前の左下の隅にある、変わった形をした赤いものは何ですか?
と訊いてみると
「チョロ・・です」

???
語尾が良く聞こえず何度も聞き直してしまったのだが
最終的にはお向かいに座っていらした仙北出身の若い女性(ありえないほどの美肌!おそるべし秋田!!)
が教えて下さり「ちょろぎ」であることが判明した。

へ?ちょろぎ?

可愛い名前〜!しゃくしゃくして美味しい〜!
と喜んでいたら帰りに「あきた美彩館」の物産コーナーで発見。

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秋田では正月料理としても食べられているらしい。
名前も見た目も可愛いな〜〜

この後は私が大好きな方言の話で盛り上がりまして

ねねね(寝なければいけない)
さねね (しなければいけない)
とねね (さみしい。なんと徒然と書く!文学的!?)

などなどどれも素敵すぎて
せっかく「秀よし」セーブしたのも意味ないほど大喜びしてしまいました。


案内の用紙にあった通り本日のお蕎麦は3種類。

「高嶺ルビー」ヒマラヤから来た赤い宝石
「階上早生」粘りが強く、豊かな風味
「常陸秋そば」そば独特の香り、優れた風味、甘み

もちろんすべて仙北市産の蕎麦粉だ。 


1枚目「高嶺ルビー」
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蕎麦の花が白でなく「赤」という大変珍しい品種である「高嶺ルビー」。
その花の美しさから観賞用に用いられることが多く
栽培量に対しての収穫量が少ない(他品種の半分位!?)ために非常に高価であることから
あまりお目にかかれない希少な蕎麦だ。
不思議なのはどこでも
「高嶺ルビーが赤いのは花だけで蕎麦切りにしたら赤くはありません」
と聞くのだが私の目にはどうしても蕎麦切りも赤く見えるんですよね〜(≧∇≦)

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ざっくりした粗い肌と直線的なライン。
口に含むとちょっと手作りこんにゃく的な「つるっとしたざらつき」があり
はらはらふるふるとした食感がユニーク。
ふっくらと甘い、蕎麦と小麦の入り交じった濃厚な香り。
旨みも甘みもじわわわわーと深く濃厚でおいしい〜
仙北での「第一回」、東京での「第2回」で食べたときは爆発的に個性的な味わいだった
「高嶺ルビー」だが今回は比較的素直な豊かな味わいでした。



二枚目「階上早生」
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「高嶺ルビー」のあとだとぐっと色が落ち着いて見えます。
グレーっぽいけど少し緑がかっているのが嬉しいなあ〜

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ふーーーーっと漂うかぐわしさ。
フレッシュとか爽やかとかいうより、静謐なストイックな石のようなイメージの蕎麦の香り。
プラス小麦の甘く豊かな香り。
ねっちりと密な質感だが細打ちの平打ちのため繊細な印象で
味も香りもとても濃厚!



三枚目「常陸秋そば」
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お蕎麦屋さんも順番というのは真剣に考えていると思うので
最後のお蕎麦というのはどうしても期待高まるもの。
そして
あーん もう3枚目、さいごだー・・
と悲しくてたまらない私(;_;)

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わあ〜〜
これはとても爽やかなかぐわしさ!
それに加えて野生も、ふっくらした豊かさも感じる素晴らしい香りだ。
これもはらはらふるふる軽い食感で、
甘味は少なく滋味深い味わいと香りが濃厚で美味しい〜〜〜!


「本日の蕎麦湯は、3つのソバが合わさった、ここでしか、味わえないものです!」
と「野の花庵」さんが説明してくれた通り、
蕎麦湯が独特の味わい深さで美味しかった〜〜

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蕎麦汁はかなり甘めなのだが
鰹の風味があとからしみじみとやってきてチョコレートのようなまろやかさがある汁。
(蕎麦汁にチョコレートという形容は乱暴?に聞こえるかもしれないが
 私は時々出会う印象なので実は結構いろいろな店で書いているかも)



大好きな仙北にまみれてしあわせいいっぱい。
また秋田に行きたいよーーうう!!心のなかで叫びながら
楽しい物産コーナーをうろうろ何周もしてしまいました。

で、こんなの発見→購入!

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いぶりがっこ大好物なんですが「いぶりがッキー」って(* ̄∇ ̄*)

今度の蕎麦会に持っていこう〜っと♪



posted by aya at 13:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東北の蕎麦>秋田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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