2015年10月05日
神奈川・下飯田「坊ノ上 なむいち」
こんなにも不便な場所にある超大人気店!
どの駅からも遠いのどかな住宅街。
付近には畑もひろがり
空が広い〜
最寄り駅は強いて言えば横浜市営地下鉄「下飯田」駅。
もしくは小田急線「湘南台」駅。
しかし歩くとかーなーり大変な事になる。
(一度真夏に迷子になってに倒れそうになりました(^^;;))
お客さんのほとんどは車での来店につき駐車場はバッチリ完備。
「ただいまお召し上がりいただけます」の看板が
日頃の人気ぶり、行列ぶりをうかがわせる。
外で待つ人のためだろう、玄関前には看板いろいろ。
店に入ると、いかにも近所の奥さん達と言った感じの女性スタッフ達が
ハキハキと迎えてくれる。
贅沢な山小屋のような気持ちのよい店内。
今日は空いてそうな時間を狙って来たのだが、
ほんとに空いててラッキー!
蕎麦屋においてそのメニューがどんな構成なのか把握するのは早いはずの私だが
ここはちょっとユニークである。
まずこちらは普通にわかりやすいですね。
「もりそば」のお代わり、「もりそば替え」は
産地の違うお蕎麦を出してくれるというのが嬉しい〜♪
ん?これはどうなってるのかな?
要はお蕎麦を頼む時、プラス216円で
「さけのせごはん 一口天ぷら付き」
とかがつけられちゃうんです!
お蕎麦の価格設定はかなり高めだが
それ以外のオプションで賑やかに楽しませてくれるのが人気の秘密かもしれない。
レジ前には見本もあり、これが大変わかりやすい。
楽しい誘惑!
「本日のおつまみ 216円」って、嬉しすぎませんか〜?
というわけで
「本日のおつまみ」
家庭的でおいしいおつまみ。
なんてしあわせな216円♪
「単品天ぷら」
天ぷらもバリッバリでおいしい〜
そしていよいよお蕎麦。
「当店のそばは産地より直接仕入れています」
「北海道、岩手、新潟、長野、福井のそばを仕入れております」
「平日40〜50食、土日祝60〜70食のため、なくなり次第閉店とさせていただきます」
あ〜うれしいなあ、今日は久々に来られてよかったなあ〜
本日は長野と、今シーズン初めて仕入れたという茨城の蕎麦。
一枚目「もりそば(十割)」(長野 小諸)
さわやかに漂う野生の香り。
青い強い野生の香りだが香り方がやさしいので全体の印象はすっきりさわやか。
何よりこの食感には参る。
端正な細切りながらふんわりふっくら、どこまでもやさしく
しかし凛としたものも感じさせるコシ。
十割蕎麦として完璧すぎるこの食感!
味わいはすっきりと美しく澄んだ印象で、
はあああ〜〜〜〜・・・なんでしょうこの美味しさは・・
今までもいつも美味しかったけれど感激としては今日が一番美味しい!!
二枚目「もりそば(十割)」(茨城・常陸秋そば)
二枚目は茨城の常陸秋そば。
どんなかなあ、ワクワク〜♪
お・・・?
箸先で漂う香りは不思議と先ほどの長野に似ている。
やや強い野生を感じつつもさわやかな香り。
しかし口に含んでみると味わいはこちらの方が濃厚で、
舌の上に広がるしっかりとした旨みがたまらない。
食感がまた素晴らしく、先ほどの長野より少しコシ強め。
素朴となめらかさを併せ持った肌を噛み締めると
しっかりにゅっとしたつながりが感じられ、
あああ〜〜〜素晴らしいぃいぃ〜〜〜〜〜
さっきの食感が完璧と思ったけれど
こちらを食べるとこちらも完璧!と思ってしまうくらい素晴らしいぃいぃ〜〜〜
香りも味わいもあまり常陸秋そばらしくはないのだが、
はじめから最後まで私を盲目夢中にさせる魅力に満ちている。
ここではいつも「もりそば」2枚に夢中で頼めないのだが
蕎麦が蕎麦湯とともに丼に盛られた「湯だめそば」っていうのが
本当はすごーーーく食べたいんですよね・・・
次回、次回、と思いつつ頼めていない憧れの君・・♡
甘いものが好きな方には本日のデザート」というのもある。
今日は「水ようかん」と「豆乳ゼリー」、どちらも自家製。
それもなんと108円で、
最後まで安くて楽しいオプションで楽しませてくれるところがさすがである。
しかし私にとってはこの店の最大の魅力はやっぱりそのお蕎麦。
そしてここで過ごせる時間のゆったり感は誰にとっても魅力だろう。
木造りの空間、どっしりとしたテーブル。
まわりには何も無いけれど本当の田舎ではないこの場所で
素敵な田舎に行ったような気持ちになれるというのは
素晴らしいリフレッシュになる。
土日は混むので、平日開店一番か遅めの時間を狙って是非どうぞ♪
私より先に「湯だめそば」食べてどうだったか教えてくださ〜い(^o^)
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